みんなの議会

広尾町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日

空き家対策の現状と今後について

2019年3月7日、広尾町議会の一般質問で、浜頭勝議員が「空き家対策の現状と今後について」質問し、町長 村瀨が答弁しました。

質問者
浜頭勝 議員
答弁者
町長 村瀨

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 12番 浜頭勝

私は、空き家対策の現状と今後についてをお聞きします。現在、日本全体が少子高齢化という状況の中、この国は人口減少に向かうと言われております。それは、地方においては大変なスピードで進行しつつあります。本町においての人口減少率は管内でも高い状況にあるということで、その結果として空き家も増加傾向にあると思っています。中には、空き家というより、もう廃屋に近い状況にあるものも相当数見られます。今後ますます大変な状況になると思われるこの空き家対策については喫緊の課題と思われますが、現在の状況と今後の対策についてをお聞きします。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

浜頭議員の質問にお答えをいたします。空き家対策の現状と今後についてであります。「空家等対策の推進に関する特別措置法」が平成 26 年 11 月に公布、平成 27 年5月に施行されたことに伴いまして、本町においても増加する空き家等に対応するために、平成 27 年度に「広尾町空き家等の適正管理に関する条例」を制定したところであります。そして、平成 28 年度に広尾町空家対策協議会を設置いたしまして、地域のニーズをより丁寧に酌み取ることや専門性、公平性を高めるとともに、地域を挙げて空き家等対策に取り組んでいるものであります。また、広尾町空き家情報登録制度、空き家バンクと呼ばれているものでありますが、それを創設いたしましたが、空き家等の物件の売買、賃貸借など流動化を進め、町外からの移住を促進していきたいと考えております。現在、広尾町では 146 件の空き家がございます。そのうち特に傷みが著しく地域の生活環境に影響を及ぼしていると思われる 14 件について、所有者に対しまして適正に管理を行っていただくよう口頭での通知または文書での通知をしておりますけれども、中には連絡先が不明な空き家もございまして、苦慮しているところであります。現在までに 14 件のうち3件について解体が進み、1件については長年連絡がとれなかったところ、それがとれるようになりまして、解体について協議をしているところであります。今後におきましても、人口減少、少子高齢化の影響を受け、空き家が増加していくものと思われます。広報並びにホームページなどから情報を発信し、また、丁寧な説明を通して空き家の適切な管理あるいは傷みの激しい空き家等について解体を要請していくなど、適切な管理がなされていない空き家を増加させない取り組みを推進してまいりたいと思っております。以上、答弁とさせていただきます。

質問 12番 浜頭勝

いろいろやられているということで理解はするのですが、そのスピードですよね、現在 146 件ということで……。ちょっと今、資料を探しているので申しわけございません。146 件ということでしたが、もしかしたら今こうやって議論している間にも1件、2件と増えるということかもしれませんし、人口減なんかは、ちょっと前までは毎年 100 人ずつ減少していたのが、今はもう毎年 150 人ぐらいになっていますから、この空き家対策もどんなに一生懸命やってもゼロということにはならないのですが、そのくらい大変な問題だと思いますし、昔であれば土地や家は財産であるということで、戦後の人たちはそんなに裕福ではなかった中でも、多くの方々が土地を買って家を建てて、それを財産として残していこうと頑張った時代が長くあったと思います。しかし、平成も終わろうとしている今、本町をはじめとする本当に小さな自治体では、頑張って残したものが逆に負の遺産といいますか、それが残された遺族の方々にとっては大変な重荷になるという、そういうような状況になっていると思います。使わないで年数だけ、雨風にさらされるということで空き家はだんだん廃屋状態になってくるわけで、そうすると、いろいろなところが壊れたり、そして、それが飛散したりして隣近所に迷惑をかけるということで苦情も大変あるとは思っています。基本的には個人の問題ですから、何でもかんでも強制代執行みたいなことにもならないとは思いますし、余りにもひどい状態で隣近所に迷惑をかけているようなものについては、逆に迷惑をかけられている方がいるのですけれども、迷惑をかけられているような方を守るとでもいいますか、逆に迷惑をかけられているような方への対策などありましたらお聞きします。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

空き家対策につきましては、もう本町だけではなくて全国的な問題でありまして、それがゆえに法律をつくって、そしてそれぞれの町村で条例をつくりながら、協議会をつくりながら、今、対応をているところであります。空き家の実態につきましては、町内会でお願いをして、現在 146 件の空き家、調査時点から少し経過していますから少し増えているのではないかというふうに思っております。その中にあって、これは危ないなと思うところは協議会で現地を見まして、14 件の空き家がこのまま放置すれば被害に及ぶことがあるというのが 14 件ございます。それについて担当のほうで所有者を調べて所有者と接触して、口頭で、そして文書でそれぞれの撤去についてお願いをしたところでありまして、そのうち3件が解体になったところであります。先ほども答弁いたしましたけれども、なかなか所有者を追跡するのも時間がかかっているところでありまして、今後もそういったことを粘り強くしていきたいなというふうに思っているところであります。議員おっしゃったように、危ないところは大風が吹いたりすれば飛んで危険性が増すわけでありますから、そういったこともしっかり所有者に訴えながら、理解を求めながらというところで進めていきたいというふうに思っているところであります。

質問 12番 浜頭勝

大体言われたことはわかるのですけれども、そういう苦情に対しての処理なんかはどうしているのかということを1点、もう一度お聞きします。先日、我々議員が商工会の役員の方々と懇談したのですが、そのときにもこの空き家といいますか、空き店舗ですよね。商店街は空き店舗なのですけれども、それに対しての意見をたくさんいただきまして、このまま空き店舗が増えると商店街が寂れるとか、でもこの古い空き店舗なんかは、居抜きというのですか、そのままでは使えないので、なかなか空き店舗の利活用には、やはりそのまま使うというのは大変ですというようなお話をいただきました。では、壊しますかとなると、またさらに大変なことになるというようなことをお聞きしまして、やはり皆さん、空き店舗とか空き家に対しての関心というのは本当に高いのではないかなというのを実感しました。最初のご答弁の中に空き家情報登録制度ですか、空き家バンクで空き家等の物件の売買、賃貸借などの流動化を進め、町外からの移住を促進したいと考えておりますというような答弁があったのですが、これなんかも町外からの移住だけではなく、もう町内の方たちでもよいと思いますし、まず第一に誰も住まなくなった家をそのまま空き家としておくと傷みも早いからと思って、別に本当にもうけなんか考えなく、利益を目的としないで貸したい方も結構いると思うのです。こういう方たちは家の貸し方もわかりませんし、素人ですからノウハウもないと思いますし、また一方では、1DKとか2DKで家族で住んでいる方で、安く一軒家があれば多少古くても借りたいと思うような方もいると思いますし、だから、そういう方たちの仲立ちというのですか、マッチングというのですか、などできればいいのですけれども、大変なことですからなかなか難しいとは思いますが。公営住宅なんかの必要性もわかっていますが、多分この先、何でもかんでも町で持つというのは大変な時代になってくると思いますし、先日の議員協議会で第6次のまちづくり総合推進計画ということでお話を伺ったのですが、多分この先、ないものを欲しがってねだるよりは、あるものを有効活用することが本当に必要になってくるのではないかと思っていますし、この空き家バンク、まだちょっとよくわからないし、まだちょっとといいますか、まだまだたくさんできることがあると思われますが、先ほど一度答弁いただいているのであれなのですが、この空き家バンクについてさらに言えることがあればお聞きして、私からの質問を終わります。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

先ほどの空き家からの被害の苦情処理の関係であります。苦情があったときには、それぞれの空き家の対応については、消防に連絡をして、例えばトタンが剥がれそうになったときには押さえるだとか、そういう応急処置をしているところであります。そして、わかっているところにつきましては、持ち主にすぐ連絡をしてこういう状況ですよというところは対応しているところであります。今、議員おっしゃったように、ひとり暮らしの方が亡くなれば空き家になるわけでありまして、そういったときには増える可能性があるわけでありますけれども、いろんな情報提供をする中で、一つの例でありますけれども、役場の職員もそういった空き家を探しながら買い求めているというケースもあるわけであります。これ、日にちを置くと、年数を置くと、もう使えなくなってしまいますので、議員がおっしゃったようにそんな情報提供を1か所でまとめて、居抜きとおっしゃいましたけれども、空き家があれば少しのリフォームを加えればすぐ入れるような状況になっているわけでありますから、そういったこともしながら空き家を減らしていく、そんな対策も講じていかなければならないのだというふうに思っているところであります。

出典:広尾町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる