広尾町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月12日
広尾町連携型中高一貫教育の成果と課題及び今後の展望について
2017年9月12日、広尾町議会の一般質問で、浜頭勝議員が「広尾町連携型中高一貫教育の成果と課題及び今後の展望について」質問し、教育長 笹原が答弁しました。
- 質問者
- 浜頭勝 議員
- 答弁者
- 教育長 笹原
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 12番 浜頭勝
平成18年度よりスタートした中高一貫教育も、平成28年3月で10年の節目を迎えました。「広尾の子どもは広尾で育てる」を合い言葉に、地域が一体となって生徒を育てているのが中高一貫教育の魅力だと思いますが、この10年間を振り返って、その成果と課題及び今後の展望についてお聞きします。また、少子化などで減少傾向にある入学者数を増やし、安定した2間口確保は喫緊の課題と思いますが、今後の対策についてはどのように考えているのか、細かく3点ほどお聞きします。1点目は、中学から高校の6年間を通じて一貫して取り組む教育活動のメリットはどのようなものがあるか。2点目は、広尾町連携型中高一貫教育を継続するに当たっての課題や今後の展望について。3点目は、連携中学から広尾高校への入学者増及び総体的な入学者増のためには、どのような取り組みが必要か。以上、3点ほどお聞きします。
答弁 教育長 笹原(教育長は2018年9月まで)
浜頭議員の大きく3点についてのご質問にお答えをさせていただきます。初めに、1点目の中高一貫の6年間を通して取り組む教育活動のメリットについてでございます。平成18年度よりスタートをした中高一貫教育も今年で12年目を迎えております。これまで各種取り組みをさせていただいておりますが、特には各教科にわたります中高の教員相互によります乗り入れ授業や、6年間を見通した学力の推移による分析、さらには各種模擬試験や進学や就職に有利な資格検定補助などにより、進学率や就職率の向上に努めてまいりました。また、中高合同の生徒会交流や部活動交流などを通して、学校活動の活性化や清掃活動や交通安全啓発活動による社会活動にも取り組んでまいりました。この間、高校入試に合わせて一般共通問題に取り組む基礎学力テストでは、連携開始の平成18年度では全道平均を60点以上下回っておりましたが、平成25年度以降は全道平均を上回る結果となっております。次に、2点目の広尾町連携型中高一貫教育が今後も継続するための課題や今後の展望についてです。広尾町にも例外なく少子化の波が押し寄せてきております。中高一貫教育をこれからも継続するためには、生徒数の確保が必須です。子どもたちが望む進路の実現や部活動の活性化など、中高一貫教育のさらなる進化が必要です。そのためには、これまで以上に生徒一人一人が自分たちの夢の実現に少しでも近づけられる、そんなような魅力のある高校づくりが求められております。最後の3点目のご質問ですが、広尾中学校から広尾高校への総体的な進学増に向けた取り組みについてです。これからも地元の中学生の広尾高校への進学率を高めるためには、1問目の質問でもお答えをいたしましたけれども、各種資格検定や模試の試験料、大手予備校の講習費等の補助に加え、遠距離や町外からの入学者に対する通学費補助、さらには本年度より、かねてから要望のありました高校生専用の下宿が、町内民間企業のご協力により、この秋には完成する予定と伺っております。このことにより、これまで以上に町外からの広尾高校への入学希望者が増えることを期待しております。以上で答弁とさせていただきます。
質問 12番 浜頭勝
1点目のよい点としてはいろいろあるというのは、今、教育長言われたことは本当にそうだなというのは思っておりますし、進学率や就職率が100だったり、ほぼ100に近い数字を毎年出しているというのは聞いておりますし……、今、資料を探しているのでちょっと待ってください。清掃活動なんかも、町なかで中学生と高校生が一緒に袋を持ってごみ拾いをしているのを見ますし、あと広尾川の河口なんかでも一緒にやるのを見たことありますし、頑張っているなと思っていましたし、年に何回かやる吹奏楽のほうでも、これはもう小中高ですよね。さらにはジャズスクールでしたか、町内の子どもたちが一緒にやったりもしますし、余談ではありますが、毎年、文化の日前後には三条高校の吹奏楽部の方たちが参加してくれて、合同で本当にすばらしいものを見せてくれますので大変楽しみにしていますし、1点目のメリットはあると言う以外はないと思うので、もし教育長の答弁で今言われた以外に、ほかにもあるのだけれども、ちょっと答弁漏れしてしまったかなとか何かあれば、2回目お聞きします。2点目の中高一貫の今後については、やはりそのときそのときの時代に合ったものというか、教育長の答弁ですと進化ですか、それは必要だと思いますし、やはり生徒が中高一貫はよかったと思っていただけることが先輩から後輩に何かしらの形で伝わっていけば、継続は力なりと少しでもなるのかなと思っていますが、答弁でもありましたが、中高一貫を始めた動機づけには多少、少なからずともやっぱり今後の少子化なんかを見越しての生徒数の確保もあったと思いますし、要は3点目に聞いた入学者とか進学者、これを増やすにはどうするかだと思うのですが、サブタイトルをつけるとすれば「全ては入学者増のために」とでもなるのですかね、まあそんなことはどうでもいいのですが。現状としては、毎年40人いくかいかないかと、冷や冷やといいますか、とても安心できる状況にはないのですが、でも最低2間口確保は絶対条件になってきますから、それは教育関係者だけではなく、どこかでさっきも言っていましたが、高校存続対策協議会もありますし、まずは町民一丸となっての活動まで広げていかなければ、やっぱり本当今後は大変心配しているのですが。何年前かは正確には忘れたのですが、もう一昔前ぐらいになるのですかね、地元進学率8割突破、中高一貫の成果あらわれるみたいな記事が某、十勝地方に毎日来る新聞に大きく出たこともありましたが、あの当時は8割突破で70人ぐらいまでいったような気もしますが、今は多分8割でも40人台か50人までいけばもう最高といいますか、もうそのぐらいまで少子化が進んでいるので2間口確保は今の時代は本当に大変なのですが、答弁にもありましたように、そのためにいろいろやられているのですが、この努力は必ず報われるという世の中だといいのですが、今の世の中必ずしもそうではないのがつらいところで、一生懸命やっているのですよね、教育関係のいろいろな催し物などでも、教育長をはじめ職員の方々にも本当によく会いますし、みんな本当やる気はあるけれどもどうすればいいかが難しいというのですかね、何か特効薬がないわけですから、漢方薬のようにじわじわでもいいから少しずつでも効果が出てくればいいのですが。ただ、今年は、先ほどご答弁でもありましたように、遠距離から来る生徒のために下宿を建ててくださっている方もおられますし、本当にありがたいですよね。そのような方々のためにも高校存続のために頑張らないといけないわけで。長々いろいろ言いましたが、それはやっぱりこの町に高校が必要だからという、この1点に尽きるのですが、なぜこの町に高校が必要かといえば、それは先日の8月19日の第2回未来塾の講師で来た藤岡先生が講演した内容が全てだと思いますし、私がこの場でそのまま話せれば大変すばらしいのですが、もう、ちょっと忘れました。忘れても資料はいただいてあるので、ちらっと資料から引用しますと、「学校がなくなり、人口が半減した町がある」とか、「今のペースで公立高校の統廃合が進むと、もう10年後には6校から7校に1校はなくなる計算」とか、大変厳しいことがたくさん書いてありましたが、「高校を存続ではなく魅力化」なのだと、「存続だけを目指すと存続しない」とありますし、私の走り書きには「ピンチはチャンス」とか「田舎は最高の教材」とありますが、もちろんこの講演は教育長も来ていましたし、たしか最後、挨拶しておられましたので、私よりわかっていると思うのですが、先ほどいろいろ答弁いただきましたが、その答弁をいただいた以外だったり、この藤岡先生の講演を聞いた上でもいいのですが、本当できるできないはいいので、できないことでもいいのですが、入学者増のために考えていることがあれば、再度お聞きします。
答弁 教育長 笹原(教育長は2018年9月まで)
それでは、再質問にお答えをさせていただきます。1点目のほかにも教育活動のメリットがあればというご質問でございます。これまでの取り組みにより進学率や就職率の向上が図られてきておりますけれども、中高合同によります取り組みとして、先ほども少し触れました町内での清掃活動に加えまして、高校生が中学生に広尾高校の魅力を伝える語り場というようなことも行っております。こうした異年齢間の交流を通しまして、中1ギャップですとか、あるいは高1クライシスと言われるような、入学時でのそういった不安の解消、そういったこと、さらには地元への愛着心が醸成されているのではないかなというふうに思っております。あと、2点目につきましては、先ほどの浜頭議員の質問にもありましたように、広尾高校がさらに魅力ある学校へと進化することが、これはもう当然必要でございます。さらに、これもご質問にありました、過日の広尾高校の体育館にて、ひろお未来塾によります未来づくり講演会が開催をされ、当日は広尾高校の土曜授業とあわせまして、広尾高校の生徒全員がその講演会に参加もされております。また、一般公開講座ということで、一般町民の方々と議員さんにも一緒に参加をいただいたところでございます。講師の藤岡慎二氏は、知る人ぞ知る、島根県の海士町の島根県立隠岐島前高校を離島による過疎と、それとさらには少子化で統廃合寸前の状態から、高校魅力化プロジェクト、それの一員として参画をしまして、見事、過疎の町と地元の高校を復活させた、そういうみずからの事例を中心に紹介をされました。そして、現在、ひろお未来塾の2期生には、広尾高校の生徒が3名メンバーに入っております。まちづくりへの、高校生がそういう参画をしていただくということ、本当に自分たちの町と自分たちの高校の活性化に向けて、いろんなアイデアを出し合い議論をするということは大変有意義であり、すばらしいことだなというふうにも思っております。これからも、皆さんと一緒に海士町のような、そんなまちづくりと連動した広尾高校の魅力化に向けた取り組みが最重要課題だというふうに思っております。それでは、最後の3点目でございます。さらなる進学者増に向けてのご質問でございます。町としましては、今後も、先ほど出ました町長を会長として設置しております広尾高等学校存続協議会を中心に、中等教育の維持向上と教育の機会均等等の観点から、高校存続に向けた要請や、これまでのような署名活動等々、町を挙げての支援協議も今後も行ってまいりたいと思っております。また、広尾高校への、広尾町の大きな9つの支援についてのカラー刷りのチラシを、今年も南十勝を中心に襟裳地域まで新聞折り込みで周知を図ってまいりたいと思っております。加えて、過日、広尾高校では、高校生下宿の建設を踏まえ、えりも町及び様似町の各中学校へ、広尾高校の取り組みや各種支援制度についてのPRなどもさせていただいているところでございます。以上で、2次質問の答弁とさせていただきます。
質問 12番 浜頭勝
本当に今いろいろ言っていただきましたけれども、だから入ってもらえれば広尾高校のすばらしさというのはわかってもらえるのですが、その前ですよね、何とか願書を出すときに広尾高校と書いていただけるようにならないとやっぱりだめなのであれですが、やはり一遍にこれだというようなものはなかなかないので、ご答弁にもありましたように、できることを一生懸命やっていくということは大事なことだと思いますし、そのとおりだとは思っておりますし。きょう、タイムリーといいますか、これ某北海道新聞によくある記事の中で、「小規模高校の再編基準緩和」と大きな見出しで出ていましたが、いわゆる地域キャンパス校なのですが、広尾高校はここに行く前の段階で今頑張っているので、直接は関係ないのですが、でも、やはり少子化の中で今後に向けて情報収集だったり調査研究は必要と思いますし、記事にいろいろ書いてありますが、最後のほうに何とかという方がよいことを言っているので、参考程度にちょっと引用しますと、「当面は高校存続に向けた見通しが立ったとする一方で、少子化はとまらない。高校の位置づけも含め、学ぶ場所をどう確保していくかが大切。これまで以上に地域の工夫と努力が問われると指摘している」と、こう載っているのですが、本当にそうだなと思ったものですから、ちょっと参考程度に引用しましたが、やはり工夫と努力なのですかね。広尾高校も学校ですから、先生の異動は必ずあると思いますし、今年は校長先生がかわったのですかね。個人的なことを余り言ってはいけないのですが、4月23日でしたか、だから多分赴任されてすぐだと思いますが、高校からご案内ありまして公開授業に行きまして、校長先生の案内のもと教育長と一緒に授業を拝見しましたが、やっぱりやる気なんかを感じるのですよね。そうすると応援したくなりますし、逆に吹奏楽のほうでは専門的な方が釧路のほうに行かれたということで、ちょっととかなんていうことも聞いたような聞かなかったような気がしますが、なかなか全部うまくいくなんていうことはこの世の中にないのですが、やはり広尾町としてみんなで頑張るということになれば、今、管内でも少しずつ増えてきたコミュニティ・スクールというのがあるのですけれども、コミュニティ・スクールの検討なんかも必要とは思いますが、上士幌町と浦幌町が既にやっているのですが、そして中札内、足寄、士幌、芽室、本別とだんだん増えていくような感じなのですが、これなんかも少しは高校存続に向けて力にはなると思いますが、そのような考えはあるのかを聞いて、これで終わります。
答弁 教育長 笹原(教育長は2018年9月まで)
今お話しいただきましたように、本当に浜頭議員さんには、特に広尾高校のいろいろな学校活動には積極的にご参加をいただいておりますことを心よりお礼を申し上げたいと思います。そこで、ただいまご質問のありましたコミュニティ・スクールの関係でございます。このことにつきましては、これは学校運営協議会とも言われております。本年度の町の教育行政執行方針の中でも少し触れさせていただいておりますけれども、全国的にも児童生徒の減少により、学校・学級規模というのが本当に年々小さくなってきているわけでございます。しかし、反面、学校が果たす役割というのは、社会的要求あるいはそういったものが非常に逆に高まってきている状況でございます。こうしたことを踏まえまして、学校に求められていることを地域や保護者の皆さんと協力をしていただき、地域の人と目標を共有した上で、地域と一体となって子どもたちを育む、地域とともにある学校づくりを目指そうという、そういった取り組みでございます。そうしたことは、今、議員さんのお話にもありましたように、小中学校に限らず、これからのそういった高校の存続に向けましても、非常に効果のある取り組みだというふうに思ってもおります。現在、このコミュニティ・スクールの実施に向けまして、内部でいろいろ準備もさせていただいているところでございます。また、具現化したときには、ぜひご相談もさせていただきたいなというふうに思っております。今後におきましては、こうしたことに加えまして、これまでご質問にありました、中高一貫教育のさらなる充実、発展と、広尾高校の存続に向けまして、皆さんとともに取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。◎散会の宣告