みんなの議会

広尾町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月7日

(1)臨時職員の正職員化と賃金引き上げ等の待遇改善について/(2)「広尾町総合戦略」「広尾町人口ビジョン」の現状と今後の見通しについて

2017年12月7日、広尾町議会の一般質問で、前崎茂議員が「臨時職員の正職員化と賃金引き上げ等の待遇改善について」「「広尾町総合戦略」「広尾町人口ビジョン」の現状と今後の見通しについて」について質問し、町長 村瀨が答弁しました。

質問者
前崎茂 議員
答弁者
町長 村瀨

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 4番 前崎茂

それでは、町長に2点にわたって質問をいたします。まず、1点目でありますけれども、臨時職員の正職員化と賃金引き上げ等の待遇改善について質問いたします。総務省労働力調査によると、正規雇用と非正規雇用労働者の推移は、平成21年度の非正規労働者は1,727万人で、全労働者に占める割合は33.7%であったものが、以降、毎年増加して、平成28年度には2,000万人を超え2,023万人、37.5%に達しております。一方、正規労働者は、平成21年度3,395万人であったものが毎年減少し、平成26年度には3,288万人になり107万人減少したものの、平成27、28年度でようやく増加に転じたところであります。とりわけ、平成元年度の非正規労働者817万人に比べて約2.5倍に増加し、社会問題となっているところであります。さて、広尾町の平成29年3月末の職員数は202人に対し、臨時職員数は204人と正職員数を超え、加えて年々増加傾向にあります。平成14年度の正職員数は248人に対し、臨時職員は160人で、割合は39.2%であったものが、昨年度は50%までに増加しております。年次的に長期雇用の臨時職員、とりわけ特別養護老人ホームや養護老人ホームなど高齢者福祉施設の臨時職員の正職員化は喫緊の課題であります。労働環境が厳しいもと、低賃金のため、離職者が多く、施設運営にも支障を来すことになります。計画的、年次的に正職員化を図るべきと思いますが、町長の見解を求めます。また、低賃金によるワーキングプアが社会問題化している今日、全国の労働組合では最低賃金を時給1,000円に、さらに1,500円を目指す運動が展開されております。本町の臨時職員の時給単価は平成16年度に800円に引き上げられて以来、11年ぶりに平成27年度に820円に20円引き上げられておりますが、本年度は引き上げをされずに来ました。今年10月からの北海道の最低賃金は前年の786円から3%余り引き上げられ、810円となり、その差わずか10円になったところであります。来年の道内最低賃金は835円程度に引き上げられるものと思われます。本町の時間当たりの単価を引き上げなければ、新年度において最低賃金法の法律に触れることとなります。新年度予算編成に際し、引き上げ額についてお答えを願います。また、臨時職員は労働基準法に基づく休暇等のほか、期末手当40日分が支給され、通勤手当も平成21年度から支給されるようになりました。しかし、扶養手当等家族手当や住居手当は支給されていないのが実態であります。臨時職員で小中学生や高校に通学されている方もいると思いますが、扶養手当についても職員に準じて支給すべきではないかと思慮いたしますが、支給該当者数と所要額を示していただきたいと思います。以前の臨時職員は、親元から通勤する単身者が主でありましたが、現在は社会変化等の多様性等、借家からの通勤者も少なからずいると推察されます。住居手当も正規職員に準じて支給すべきでないかと思います。支給該当者と所要額は幾らになるのか、あわせて町長の見解を求めます。次、2点目であります。「広尾町総合戦略」「広尾町人口ビジョン」の現状と今後の見通しについて質問いたします。平成27年度に策定された広尾町総合戦略並びに人口ビジョンは、国が定めたまち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、地方版総合戦略として平成27年度から31年度までの5か年間の基本的な計画を策定したものであります。特に、人口減少という現実に即し、地域の活力を創生していくための目標を示すものであります。とりわけ本町は、平成27年の国勢調査で、過去5年間で10.8%、約1割を超える人口減少があり、さまざまな課題の解決に向け、取り組むことが肝要であります。広尾町総合戦略第3章の施策の目標と重点プロジェクトのうち、政策分野1では、町に自分が働きたいと思える仕事があることが、この町に住み続けることの基本になると規定しております。具体的な目標数値としては、新たな就業者数を5年間で100人増やすと規定しておりますが、3年目になる今年度の新規就業者数は何人か、また平成31年度末の見通しを示していただきたいと思います。政策分野2では、交流体験をきっかけに、広尾ファンを全国につくり、将来の移住・定住につなげるとし、移住・定住者を5年間で80人増やすと規定しています。今年度までの移住・定住者数は何人になっているのか、また、平成31年度までの見通しは何人を見込んでいるのか、お答えをいただきたいと思います。政策分野3では、子どもを安心して産み育てるための環境の充実と健やかな成長を支援する体制を整備促進するとし、5年後の平成31年度に合計特殊出生率を1.67にするとしております。これは、2040年に出生率が人口置換水準の2.07人に段階的に回復させるための経過措置として規定されております。本町の1998年、平成10年から2002年、平成14年までの5か年間の合計特殊出生率が1.67人となっており、目標値と同じでありますが、平成20年度から5年間の合計特殊出生率1.44から見ると大きな目標数値であります。現在まで3年間の出生数の数値と見通しはどのようにされているのか、お答えをいただきたいと思います。政策分野4では、本町の人口動態の社会増減を平成31年度までに現在の平均マイナス77人をマイナス35人にするとしていますが、その見通しを示していただきたいと思います。広尾町総合戦略5年計画の3年目に当たり、しっかりと評価、分析した上で、残り2年間の展望を示さなければならないと考えます。これらの数値目標をもとに、具体的な検証はどのように考えておられるのか、お答えいただきたいと思います。この総合戦略の策定に当たっては、プラン・ドゥー・チェック・アクション、いわゆるPDCAサイクルを導入して、その進捗状況による数値目標をKPIの達成度により検証し、改善、見直しをするとありますけれども、総合戦略策定推進委員会での検証内容等についてもあわせてお答えをお願いいたします。以上、答弁よろしくお願いいたします。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

前崎議員の質問にお答えをいたします。臨時職員の正職員化と賃金引き上げ等の待遇改善についてであります。まず、臨時職員の正職員化についてであります。本町における正職員数につきましては、厳しい財政状況から、第3次、第4次の行政改革及び自主・自立推進プランを基本に、退職に伴う補充を最小必要限に抑制してまいりました。また、今回の第5次行政改革大綱においても、社会経済情勢の変化に対応した簡素で効率的な組織機構を基本としております。そういった背景の中、臨時職員数、とりわけ常勤的臨時職員数については、29年3月末現在で116名であり、近年ほぼ同じような状況となっております。特に、現業部門におきましては、高い比率で臨時職員の方々に担っていただいている現状にあります。正職員化の関係につきましては、これまでの議論の中で答弁させていただいたとおりでありまして、基本的には今後における職員の退職状況や全体の職員数を考慮した中で、また施設等におきましては、将来的な管理運営方法について調査研究を進めていく中で、検討してまいりたいと考えているところであります。2点目の臨時職員の賃金引き上げについてであります。これまでも景気動向や管内情勢等を勘案しながら、処遇改善を図ってまいりました。平成27年度においては、約2%の賃金引き上げ、平成28年度は介護福祉士の資格を有する臨時職員に対して、日額600円の引き上げを行っております。休暇や手当についても有給休暇、忌引休暇の取得、また、期末手当、通勤手当相当額の支給も行ってきております。また、その他の手当につきましては、法律の改正状況や管内情勢等の情報収集に努め、今後におきましても諸情勢を勘案しながら、臨時職員の待遇改善について検討してまいりたいと思っております。ご質問にありました扶養手当、住宅手当を支給した場合の数字であります。扶養手当につきましては、該当者21人、支給額については月額29万4,500円となる見込みであります。住居手当につきましては31人、月額57万3,000円となる見込みでございます。次に、2点目の「広尾町総合戦略」「広尾町人口ビジョン」の現状と今後の見通しについてであります。初めに、雇用対策の分野についてであります。本町の就業者数は、国勢調査による15歳以上の就業者数が平成22年は4,042人、平成27年では3,564人となっています。雇用創出につながる取り組み支援では、起業家等支援補助金の交付によりまして、平成27年度は仕出し及び弁当の販売、木製品の加工・製作・販売などの起業が3件ありました。28年度は飲食店、コインランドリー、鹿肉加工など、5件の新たな起業があったところであります。今後も雇用創出につながる施策を展開し、新規就業者を増やしていきたいと思っております。次に、移住・定住の分野についてであります。移住体験住宅の利用者数及び滞在日数は、27年度が9人、127日、28年は21人、273日と増加をしておりますが、移住体験住宅の利用者が本町に移住した実績はまだないところであります。なお、交流人口につきましては、農山漁村ホームステイの実施によりまして、27年度は小学生が42人、高校生が51人、計93人であります。27年度は小学生が74人、高校生152人、計235人と増加をしているところであります。今後も交流人口を増やす取り組みを進めながら、移住・定住につながることを目指していきたいと思っております。次に、少子化対策の分野についてであります。子ども・子育て支援事業として妊婦健診等の助成、それから妊産婦通院費助成による妊産婦の支援、ひろお保育園及び子育て支援センター機能の充実、乳幼児及び児童医療費の助成、ひとり親家庭等の医療費の助成などを、今、実施しているところであります。また、広尾高校の存続活動として、遠距離通学費の補助、給食の提供、模擬試験試験料の補助、資格検定料補助、大手予備校講習費の補助など、広尾高校の魅力を高める取り組みを行っているところであります。出生率の関係でありますが、15歳から49歳までの女性1人が生涯に出産する子どもの数を示す合計特殊出生率は、平成10年から14年までが1.67、15年から19年までが1.50、20年から24年までが1.44で、減少傾向になっているところでありますが、これまで行っている子ども・子育て支援事業を一層充実させ、出生率の上昇を目指していきたいと考えております。人口減少対策につきましては、総合戦略におきまして、いわゆる社会減を31年度までにマイナス35人にすることを目標としておりまして、27年度は社会減がマイナス35人と目標に達しましたけれども、28年度はマイナス117人と転出が転入を大きく上回ったところであります。また、自然減につきましても、27年度がマイナス67人、28年度がマイナス54人と出生よりも死亡のほうが多い状況になったところであります。このように厳しい状況ではありますけれども、総合戦略に盛り込んだ各種施策を積極的に推進し、人口減少に歯どめをかけ、持続可能な地域社会の実現に向けて取り組んでまいります。今後の展望と具体的な検証についてでありますけれども、本年9月、第6回広尾町まち・ひと・しごと創生総合戦略策定推進委員会が開催をされ、広尾町総合戦略において、KPI、いわゆる数値目標を設定した事業で、28年度中に実施した事業の効果の検証が行われました。総合戦略では「雇用対策」「移住・定住」「少子化対策」「ひとづくりと地域連携」の大きく4つの政策分野で構成されておりまして、これに沿って検証作業が行われました。なお、総合戦略で策定した数値目標は31年度終了時の実績を目標値としているために、28年度終了時の実績が数値目標の達成に有効であったか否かという視点で検証が行われました。検証結果につきましては、地方創生に向けて取り組んだ各種施策の28年度終了時の実績値が総合戦略の数値目標の達成におおむね有効であったという評価となり、総合戦略を見直すことなく、登載した事業を引き続き実施していくことになったところであります。以上、2点について答弁とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

質問 4番 前崎茂

まず、1点目の臨時職員の正職員化と賃金引き上げ等の待遇改善でありますけれども、まず、正職員数の推移でありますけれども、先ほど平成14年度の正職員数が248名というお話をしましたけれども、実は平成元年度当時、職員数は270人を超える正職員数がおられました。それが年次的にだんだんと減少してきて、当時は部制もありましたけれども、その部制も廃止をして、今日200人程度の正職員になっているわけでありますけれども、正職員の減少以上に臨時職員数の増加が多いということで、先ほども平成14年では160人の臨時職員、それが29年3月末、28年度末には200人を初めて超えて、正職員数を上回ったということでありまして、この間のその推移を見ると、臨時職員数の増加というのは毎年増えてきているのですね。例えば中間でいけば、平成24年度正職員数207人が25年度197人、10名ほど正職員が減りました。あわせて臨時職員も193名から182名ということで、10名ちょっと減っているのですけれども、その後、職員数は203人、202人ということで若干増えていますけれども、臨時職員の増加数というのは大幅に増えていると。先ほど冒頭に国が示した非正規と正規職員の比率を言いましたけれども、これとて約4割弱、37.5%ということですから、広尾の臨時職員数の割合が非常に高いということは言わざるを得ません。そういった意味では、いわゆる年次的に、特にとりわけ長期の臨時職員については、正職員に段階的にしていくということがこれからの課題だと思うのですけれども、先ほどの答弁で、施設の運営等については将来的な管理運営方法等について調査、検討を進めていきたいということなのですけれども、以前もこの部分は何回か質問しておりますけれども、例えば特別養護老人ホーム、養護老人ホームにしても、いわゆる民間営を検討しているということで、5年ほど前から検討しているということなのですけれども、そこも含めて今後の正職員化についての内容についてお答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

特に現業部門におきましての正職員化につきましては、前崎議員から都度質問を受けているところでありまして、もう議員の思いというのは十分に私どものほうに伝わっているところであります。しかしながら、答弁も都度質問を受けていながら、繰り返しの答弁になって大変恐縮ではあります。特に、この職員の関係につきましては、特に第3次行革と第4次の行革にまたがるのですが、そのときに財政状況が厳しい折に自主・自立推進プラン、これを立てて乗り切ろうということになりました。そのときに、やっぱり職員数の見直しも図ったところであります。人口減少が進む中で、やっぱり効率的な行政もしなければならないというところで、職員数についてもその時代時代に合わせた職員数にしなければならないということで取り組んだところであります。その結果、やはり補充については最低限、最小限度に抑えようということで、取り組みも進めてまいりました。現場で大変、臨時職員と正職員同じ仕事をしながらという、そんな現場の声も聞こえてくるわけでありますけれども、やっぱり行政改革の中で全ての方々を年次的、計画的といえども、最終的には職員にするということは、大変な財政の見通しが立たない、そんな状況にあるわけでありまして、ぜひご理解をいただければというふうに思っております。ただ、働く意欲が湧かなければ働いていただけませんので、そういった意味では手当の部分については今までも改善をさせていただきましたし、それから労働条件についても改善をさせていただいたところであります。もう一つは、資格を取って、そういう意欲がある人方についても、それぞれの待遇改善も行ってきたところでもあります。正職員化については、前段申し上げましたことをぜひご理解いただければというふうに思っているところであります。また、いろんな施設の運営方法等について、これまでも答弁しているわけでありますけれども、その辺についても今それぞれ受けてくれるところと折衝もしながら、情報提供もしながらやっている途中でありますので、よろしくお願いを申し上げます。

質問 4番 前崎茂

いろんな分野で臨時職員の正職員化については取り上げてきましたし、多分、平成22、23年のころは保育士の正職員化ということで、同じ労働をしていて正規、非正規の差があるということで、これについては平成24年度からだと思うのですけれども、16年ぶりに保育士の正職員化をされて、その以降、毎年1名か2名、退職補充も含めて正職員化という形でされておりますので、その点については敬意を表したいと思うのですけれども、やっぱり高齢者福祉施設等含めて今後そういった検討も引き続きしていかなければならないというふうに思っております。それで、財政状況が非常に厳しいということの中で、なかなか一挙にはできないということなのですけれども、例えばその正職員化に至るまでの間、いわゆる待遇改善ということなのですけれども、とりわけ、既に予算編成、総務課のほうで締め切ったと思うのですけれども、臨時職員の時給単価、今820円なのですけれども、1次質問でも言いましたけれども、北海道の最低賃金が810円ですから、来年の10月には多分、予測ですけれども、835円程度に上がりますので、これはこの新年度において必ず時給単価を上げなければ法に抵触するということになると思うのですけれども、既に予算編成を終えていると思いますので、この部分について先ほど答弁なかったのですけれども、時給を幾らに引き上げるのか、お答えいただきたいと思います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

今、予算編成最中でありまして、締め切りをしているところでありますけれども、現状の数字で予算を置いております。ただ、今、議員おっしゃったように、諸情勢を勘案しなければならないというふうに思っておりますので、予算編成時にはしかるべき検討を加えていきたいというふうに思っております。

質問 4番 前崎茂

まだ確定していないということでありますけれども、ただ、各課においては、それぞれ臨時職員の賃金単価を含めて予算要望しておりますので、これは速やかに決定しなければならないというふうに思いますけれども、私が今言ったように今後の道内の最低賃金を十分に加味しながら、万全な引き上げを行わなければならないというふうに思っております。あと、先ほどの臨時職員に対する手当の関係ですけれども、これも昨年もちょっと取り上げさせていただきましたけれども、従前は期末勤勉手当、これは20日、年2回、期末手当を出しておりますけれども、当時の目安といいますか、要するに、正規職員が期末勤勉手当4か月分であると。その2分の1に相当する、要するに40日分を支給しようということで今日まで来ているわけでありますけれども、今年の8月の人勧では地方公務員の期末勤勉手当は年4.4か月分に、0.1か月分上がる勧告が出ていますけれども、臨時職員については40日に据え置きということでありますけれども、例えば先ほど扶養手当あるいは住居手当にしても、それぞれ扶養手当が21人、住居手当が31人おるということでございますけれども、これは所要金額については現に正職員に支給している金額で試算されたと思うのですけれども、例えば期末手当のそういった正職員の2分の1相当、そういった部分であっても、この手当の創設を今後やっぱり具体的に検討していかなければ、冒頭申しましたけれども、年収が300万円に満たないという、そういう形の中で厳しい労働をされているということがございますので、その辺も含めてお答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

今、国のほうでは、地方公務員法並びに地方自治法の改正に取り組んでいるところでありまして、その中で臨時職員等の新たな制度等の指針も総務省から出されるという情報もありますので、種々その中で判断をしながら進めていきたいというふうに思っております。

質問 4番 前崎茂

私どももいろんな、町の正職員、臨時職員を含めて日常業務に当たっているのを見ておりますけれども、とりわけ老人福祉施設等においては、その仕事内容といいますか、正職員と同じような仕事をされておりますし、意欲を持って取り組んでおられるということを考えますと、同じ仕事をしていながら、そういった賃金あるいは手当等に格差があるということについては、本当に忍びがたいというふうに思っておりますので、国の方針が後日出ると聞いておりますけれども、本町においてできる範囲で独自のそういった手当等について、やはり早急に検討をすべきだというふうに思っておりますので、今後の予算編成時に当たって十分検討を加えていただきたいと思います。次の「広尾町総合戦略」「広尾町人口ビジョン」について再質問いたします。この総合戦略、人口ビジョンについては、先ほど大まかな部分で政策分野1から4までピックアップして質問したところであります。その中で、政策分野1の雇用創出に係る取り組みについて先ほどご答弁ありましたけれども、この中では、平成27、28年度で8件の新たな起業があったと答弁がございましたけれども、この基本目標では5年間で新規就業者数100人を増やすという目標を掲げております。これに対する答弁がなかったのですけれども、要するに先ほどの、8件の新たな起業があったということでありますけれども、この企業形態からして、実際の就業者数といいますか、これ10人程度ではないかと思われるのですね。したがって、27、28、29、29年はまだ見込みですけれども、この3年間での就業者数の実態とそれと平成31年度までの見込み数、これをもし把握していればお答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

今、8件の起業があったというところで答弁をさせていただきましたけれども、具体的にそれに伴って就業者数が何人かというのは、今ちょっと数字を押さえておりません。ただ、目標で今おっしゃったとおり、5年間で100人増やすというプロジェクトの目標であります。8件の起業でその5年後に目標達成するのかと言われれば、非常に厳しい内容だというのは我々も自覚をしているところであります。地域創生のプロジェクトを立ち上げるときに、やはり数字で目標を置きながら、それから人口ビジョンもあるわけでありますから、そのビジョンとあわせて、では政策で何を打って、そこのビジョンに近づけるのかというところの計画を立てたときに、やはりこういった数字を立てて、それに向かってやるというところでございまして、数字的にこのスピードなら到底5年後100人におぼつかないのではないかと言われれば、そのとおりでありまして、しかしながら、それに向けて、27年、28年ももう既に起業されている方もいるわけでありますから、そういった効果もぜひ広めながらしっかりとした雇用対策を進めていきたいなというふうに思っております。ご指摘のとおり、目標にはまだまだ遠い数字ではありますけれども、頑張って雇用対策に取り組んでまいりたいと思います。

質問 4番 前崎茂

まちづくり推進総合計画でも、いろんな各種計画の策定に当たっては、過去、そして現時点の状況を踏まえて見通しを立てるということでありますので、これは極めて現実的な数値で計画目標というのは設定しなければならないというふうに思っております。そういった意味では、先ほどの8件の起業の職業、飲食店、コインランドリー、鹿肉加工等々出ましたけれども、ほかも含めて、多分1人ないしは2人程度の就業者数だというふうに思っておりますので、そういった意味では、この5年間で100人増やすという目標というのは非常に厳しいというふうに思われます。そういった意味では、後ほどまた触れますけれども、やっぱり現時点の数値に基づいて見直しをするということも必要ではないかというふうに思っております。次の政策分野2の「移住・定住」の関係ですけれども、この3年間で移住した方はゼロということで答弁ございました。実は、この移住・定住については、今までも定例会、決算委員会等において毎回お尋ねしておりますけれども、この8年間で実際、移住・定住はゼロなのですよね。残された2年間で、この基本目標は平成31年度までに80人の移住・定住者を増やすというふうに記載をしておりますけれども、あと残り2年で到底ハードルの高い難しい数値だと思うのです。例えば、こういった部分については、やっぱり先ほど私言いましたけれども、プラン・ドゥー・チェック、その上でアクション、見直しをする、あるいは改善をするという、そういったPDCAサイクルの部分がありますよね。そういった意味では、先ほども言われましたけれども、広尾町のまち・ひと・しごと総合戦略策定推進委員会も9月に開催しているということでございますから、やっぱりそういった機会、具体的に現状の数値と照らし合わせて、平成31年度までの目標値をどうするかということを検証、議論していかなければならないと思うのです。その点についてもう一度お答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

先ほども答弁したのですけれども、31年目標でありまして、それぞれ年度別の到達目標はなかったわけでありますけれども、議員おっしゃったとおり、2年経過してこの到達点でありますから、やはり何といっても、プラン・ドゥー・Cという循環型のサイクルを目指しているわけでありますから、しっかり振り返って検証して、この計画が正しいかどうかというところをやはり半分過ぎて3年目には、議員おっしゃったとおり振り返ってもう一度見直す必要があるのではないかというふうに思っております。特に、数値目標を立てて取り組むわけでありますから、なかなか厳しいところは、やはり現実に合わせた、到達できる、みんなが頑張れる数字のところに計画を、3年目の来年の検証のときに見直しを図っていきたいというふうに思っております。

質問 4番 前崎茂

次の政策分野3の中でも触れておりますけれども、合計特殊出生率、5年後に、平成31年度に1.67にするというような計画を打ち立てております。従前、先ほどの答弁にもありましたけれども、1.67、1.50と来て、直近では1.44と、この出生率が減少傾向にあるわけであります。今、この目標年次、平成31年度に向けて、例えば平成25年度からの出生数なのですけれども、平成25年が42人、平成26年度が46人、平成27年度が28人、28年度が50人という出生数がございます。平均すると、この4年間平均で約41名なのです。例えば1.44のときの5年間の平均の出生者数というのは約49人、49.5人なのです。50人近い数字なのです。それから見ると、今の4年間の部分では41.5人程度ですかね。そういった意味では、この総合戦略の実績値から見れば、さらに低下をしていると。そうなると、この平成31年度までに1.67に合計特殊出生率を増やしますと言っていますけれども、多分、分母の部分が小さくなっていますので一概に言えませんけれども、やっぱり70人以上の出生数がなければ1.67の出生率というのは、かなり厳しいのかなと思うのです。現実的に見ても、これもまた、現時点の数値を押さえながら、目標年度の数値というのをやっぱり見直しをしていかなければならないと思うのですけれども、その点についてはどのように考えておられるか、お答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

出生率のお話がございました。何といっても子どもを産み育てていかなければ町が立ち行かないわけでありますけれども、5年後、1.67という目標であります。議員おっしゃったとおり、そのとおりの数字であります。ただ、27年が28人という極めて少ない子どもの数であります。28年度を見れば50人という数字でありまして、ここだけを捉えて特殊出生率をやれば1.83なのですね。平均すると議員おっしゃったように、1.35ぐらいですか。大きく下回っているのですが、本当にやはり50人以上産んでいただけると目標数値をはるかに、去年1.83ですから大きく上回っているのですが、そういったことも、何をやれば、広尾町だけで何かをやれば生まれてくるのかというところ、なかなか難しいのですけれども、やっぱり総合的な施策として、第3子無料とか第2子を半額とか、保育料の延長だとか、そういったところ、医療費の年齢の拡大だとか、そういった総合的なことを対策をしながら、ぜひ出生率を上げる方策を今後も対策を講じながら、目標の数字に近づけるような、そんな施策の展開をしていきたいというふうに思っております。

質問 4番 前崎茂

最初から数字の話ばかりして大変恐縮ではありますけれども、最後に政策分野4について出生・死亡による自然減、これも毎年度50から60人程度ありますけれども、一方でいわゆる社会減ですね、これらについてもやっぱり人口減少の要因となっていますけれども、この政策分野4では多分、前5年間の社会減の平均が77人、これを平成31年度までに人口の社会減をマイナス35人にするという基本目標を打ち立てております。ただ、これも年変動ありますので一概に言えませんけれども、例えば総合戦略を打ち立てた2014年度以降、平成25年度ですけれども、平成25年度の社会減、これが127人、それから平成26年度が119人、平成27年度は減りまして、35人ですね。平成28年度が117人ということで、4年間で約400人、398人減っているのです。ですから、1年当たり100人近い社会減が出ているわけでありますけれども、この目標数値の35人というのは非常にハードルが高い目標数値だなと言わざるを得ません。そういった意味で、例えば平成27年度35人の社会減ですから、この程度におさまれば基本目標値に合致するわけでありますけれども、前後を見ても比較すると、年100人近く減少しているという、そのことが前の国勢調査でも実態としてあらわれているのですけれども、これらもやっぱり現実との数値を捉えて見直しをする必要もあるかと思うのですけれども、それについてもお答えいただきたいと思います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

先ほども答弁させていただきましたけれども、やっぱり3年を迎えたときにいろいろな計画の見直し、数字の目標値の見直しをしていきたいというふうに思っているところであります。今、具体的にお示しをいただきました社会増減の話で、数字は前崎議員おっしゃったとおりであります。ただ、社会増減というのは、やはり広尾町の経済状況によって大きく変わるのでありますけれども、第1次産業、それから商工振興、それから特に本町においては港湾振興というそういう基盤があるわけでありまして、29年度、これも途中で何とも言えないのですけれども、プラス35人なのです。ここもどうして、今この4月から11月まで転入が転出より多いのですね、35人も。振り返ってみれば、やはり港の活性化等も中にはあるのかなというふうに思っていまして、水産会社が新たな工場をつくったとか、いろんな形があって、そういった経済状況の背景があるものですから、しっかりとそういったところでも転入よりも転出をしないように、やっぱりそういった対策も経済対策、関係機関と連携しながらやっていきたいなというふうに思っているところでありまして、数値目標については3年を経過した時点で見直しをさせていただきます。

質問 4番 前崎茂

時間が押していますのでまとめたいと思いますけれども、先ほど平成29年度4月から11月、35人増えていますと。大変喜ばしい数字であると思います。ただ、4月から11月までですから、例えば今年の29年3月、転入者51人、転出者169人なのですね。マイナス118人なのです。4月に転入者が74人、転出が25人、プラス49人なのです。ですから、この社会減というのは、4月から3月の12か月のサイクルでカウントしていかなければならないと思うのですね。4月に増えてからずっと余り減っていませんから、だから増加したふうになっていますけれども、3月に大体転出しますので、そこのマイナスを加えると、私かなり厳しい数字になると思いますし、そこの現実を直視しながら、やはりこの総合戦略、人口ビジョンを策定したときの、実際ここで議会でも説明ありましたけれども、客観的な効果の検証の実施ということで、例えば地方版の総合戦略においてもPDCAサイクルを導入してその進捗状況を、基本目標ですね、これをKPIの達成度により検証して見直し、改善をする仕組みを構築することは必要であるというふうに言っております。そういった意味では、この29年度末、あと4か月で、この事業の3年目を終えますけれども、その後に、きちっと実際の数値を検証しながら、目標年度である平成31年度までにどういった数値を出すか。この計画数値というのは、いろんな政策の源となる部分でありますから、そういった意味では、その数値をきちっと押さえなければ、これからの政策についても過ちを生み出すこともあり得るかと思いますので、そこも含めてこの見直しについての考え方について再度お答えいただきたいと思います。

答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)

地方創生どうするのか、広尾町活性化どうするのかというところ、ずっと議論をいただいているところでありますけれども、この総合戦略で、これをやれば人口減少がとまるというものではございませんで、これは一つの重点的な施策として掲げているところであります。幅広い分野で着実に、今、広尾町が施策をしていることを一つ一つ着実に成果を上げること、そして職員はじめ住民の方がその実施によってそれぞれ地方を元気にさせるのだという意識を持って、そういった政策を展開することが何よりも重要だというふうに思っております。議員さんのほうから今ご指摘をいただきました数値目標の見直し、これ3年目を終えてしっかり見直しをしながら、着実なものにしていきたいなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

出典:広尾町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月7日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる