みんなの議会

浜中町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月6日

本町の地域特性を生かした観光振興の現状と課題について

2025年3月6日、浜中町議会の一般質問で、渡邉秀治議員が「本町の地域特性を生かした観光振興の現状と課題について」質問し、商工観光課長 赤石俊行、町長 齊藤清隆が答弁しました。

質問者
渡邉秀治 議員
答弁者
商工観光課長 赤石俊行、町長 齊藤清隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 渡邉秀治

それでは、通告に従って質問いたします。質問要旨としましては本町の地域特性を生かした観光振興の現状と課題についてお伺いします。まず、1番目としまして、霧多布岬キャンプ場のバンガローや駐車場を整備する計画はどのようになっていますか。まずは、バンガローと駐車場の現状からご説明をいただき、それに対して整備はどういう感じでやっていくか、お答えください。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

お答えいたします。まず、霧多布岬キャンプ場のバンガローや駐車場整備計画はということについてです。バンガローは、昭和61年に11棟、昭和62年に7棟が建設されておりまして、現在、合計18棟で運営をしております。ただ、38年、39年が経過しており、老朽化も進んでおりますけれども、バンガロー自体は割としっかりしておりますので、その都度、小破修繕等で対応しながら維持管理をしているところです。駐車場スペースについては、4輪自動車25台分、2輪は15台程度が止められます。

質問 2番 渡邉秀治

経年劣化はしているけれども、少しずつ手直しして使われているということが分かりました。ただ、ここでは電源が取れないですよね。そして、Wi-Fi設備があるわけでもありません。この時代のキャンパーや車中泊する人、バンガローに泊まる人たちはそれらが整っていると考えている方が多いと思いますし、それらを整備していくことは利用者の利便性を考えれば必要かと思います。駐車場は、25台分、そして、バイクも止められるというお話でした。ただ、聞いたところによりますと、去年の観光シーズンに駐車場でトラブルがあったという報告をゆうゆの係の人から聞いていますし、どうしても手狭かなと思うのです。あそこの整備は考えているかどうか、お知らせください。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

お答えいたします。キャンプ場については、現在、Wi-Fiは整備されておりまして、インターネットにつながる状態になっております。次に、駐車場についてですが、夏のシーズンのお客さんがたくさん来られるときにはいっぱいになって、自分が止めていたとかなんとかという言い合いがあったと聞いております。そういったときは、我々職員も行って、交通誘導をさせていただいております。若干の手狭感はあるのですけれども、敷地を広げるとなりますと大幅な経費もかかりますので、広げるという具体的な構想自体は現時点ではまだございません。

質問 2番 渡邉秀治

今のところ、予定はないということで了解しました。この後の質問に関わってくると思いますけれども、取りあえず2番目の質問に移ります。新しい観光施設として観光案内所やグランピング施設などを整備する予定や計画はございますでしょうか。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

お答えをいたします。新しい観光施設として観光案内所やグランピング施設などを整備する予定はないかということについてです。まず、観光案内所については、場所の問題に加え、そこに常駐して毎日対応できる人がいるかという人員の問題や人件費等の問題も出てまいります。そういった様々なことがクリアできれば可能であると思っております。実は、先ほど協力隊のお話もございましたけれども、この4月から地域おこし協力隊となる方が来られ、霧多布市街の旧ビックリッキーの空き店舗を利用して協力隊の拠点、事務所として活動していくという運びになっておりまして、そういったスペースを同時にそういった場所として活用できればと考えております。新たな協力隊の皆さんのお力をお借りしながらそういった展開になればいいなと考えているところです。次に、グランピング施設の関係についてです。昨年の決算審査特別委員会でもお話をさせていただきましたけれども、人員や誰が運営するのだという問題がございます。基本的には、グランピング施設はホテルの経営と同様のものですので、行政の運営では現実的には難しいなと考えております。民設民営での参入があれば、場所の問題は別として、町としてもできることはあるのかなと思っているところですけれども、現時点では行政としての計画はありません。

質問 2番 渡邉秀治

今回、質問をつくるに当たりまして、一般質問の締切りが2月25日だったのです。その後の全員協議会で、副町長をはじめ、今回の地域おこし協力隊のことを初めて具体的に知りました。実は、26日の釧路新聞と北海道新聞にも載っていて、あっと思ったのですけれども、質問に反映されていないので、この場でそのことを交えてお話しさせてもらいたいと思います。現状は、商工観光課長が言われるとおり、まずは大枠のものができないと、この場でできるわけはないですよね。その上で、この後の質問にも関わってくるのですけれども、浜中町にやってくる観光客は、鉄路と国道、一部道道に限られています。国道やJR駅は茶内・浜中方面、一方、メインの観光地は霧多布、琵琶瀬、散布まで含め、海岸地区に集中しています。これは、浜中町の観光ルートの利便性という面では非常に難があるということです。やってきた方は、どうすればいいのだ、どう行けばいいのだとなっているのです。茶内駅に降り立ったとき、バスがあるのは分かるけれども、どちら方面に行けばいいのだ、浜に行くにはどうするのだ、バスはあるのか、レンタカーはあるのか、タクシーはあるのか、いろいろと迷っていると思うのです。そこで、それを解消するため、浜中・茶内方面に観光案内所を置くという方法があると思ったのです。これは壮大な話になりますけれども、将来的な道の駅の構想も多分あると思うのですけれども、その試金石となると思うのです。小規模な売店やトイレを備えた観光案内所を設置することがスタートになるのではないかと思いまして、今、私の考えをぶつけてみました。また、グランピング施設は、実は、昨年、私が所属しております総務経済常任委員会の道外視察として栃木県高根沢町に行ってまいりました。先ほど5番議員がおっしゃっていた霧多布ふるさと広場のような感じの池があるところの周りに移動性のタイヤのついたキャンピングカーといいますか、グランピング施設がありまして、そこに宿泊しました。ホテルに泊まれるような気軽さ、身軽さ、それでいて自然の中に包まれて、キャンプ感覚を味わえまして、これは我がまちにおいても非常に有効であるのではないかと思ったのです。それで、唐突ではあったのですけれども、グランピング施設の話を入れました。観光案内所、グランピング施設は、どちらも初期費用は割とお安く上がるかと思いますし、なおかつ、高根沢町の方にお話を聞きましたらグランピングにおける収益も結構上がっているということでした。ただグランピング施設ありき、観光案内所ありきではなく、遠い道のりですが、後々の収益や先ほど言った道の駅につながっていくのではないかという考えで僕はいます。町長、ここまでで答弁をお願いします。

答弁 町長 齊藤清隆

ご質問にお答えします。議員が言われた観光案内所、そして、グランピングについてです。先ほど担当課長から霧多布の地域おこし協力隊の拠点でという考えもあるという話でしたけれども、JRで来たお客さん、国道から来るお客さん、そして、何といっても茶内駅にはトイレも整備されておりますので、ある意味、浜中町の玄関口と言っても過言ではない場所であり、そこに観光案内所ができればという思いは我々も持っております。それで、新年度予算にも絡んできますけれども、公園の整備も含め、将来的にはそういった場所がつくれればいいなといった考えを持っております。いずれにしても、繁忙期には多くの方が農協の4.0ソフトを求めてやってまいります。そのお客さんには海岸線の景勝地にも、そして、観光地にも足を運んでもらいたいといった思いがありますので、できれば茶内に案内所があって霧多布にもあって、連携し合いながらお客さんの流れをつくりたいと考えておりますし、町内にはアウトドアの業者も数多くありますので、そういった面からも実現に向けて取り組んでまいりたいと思っております。もう一つ、グランピングについてですが、昨年、議員も視察に行かれて、とてもいいなといった印象を皆さんも持たれていると思います。私もトレーラーハウスをできれば浜中町にという思いでいろいろな事業者とも話をしたのですが、いかんせん、初期導入としてはそんなにお金がかからないのですが、その後のランニングコストが高く、維持が難しいということでした。また、先ほど担当課長からも話がありましたとおり、誰がやるのだといった問題もあります。栃木のグランピング施設も、恐らく、ホテルがあって、母体があった中でのグランピング施設だったと思いますし、栃木は首都圏からも近いものですから、日帰りで行き来できるような距離ですので、人の比が半端ではないのです。比べて、浜中町を見てみますと、繁忙期はお客さんが来ますけれども、一年を通して事業が展開されておりません。執行方針にも書きましたけれども、積極的な企業誘致に就任当初から動いていますが、様々な回答をいただいております。それらも踏まえ、そんな場面もつくりながら、できる限り浜中町にお客さんが来て滞在型の観光に結びつけられるような仕組みをつくってまいりたいと私は思っていますし、そのとおりに私も動いてまいりますので、ご理解を願いたいと思います。

質問 2番 渡邉秀治

ここまでの町長の思いは了解いたしました。今、町長が言われた誰がこれに専門でかかるか、通年の営業が難しいなど、いろいろな問題がもちろんあるのは従前から聞いております。そこで、次の質問に移ります。3番目としまして、観光協会役員から法人化を望む声があるのですが、行政としての対応はどうなっていますかという質問です。まずはお答えをいただけますか。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

観光協会の法人化についてお答えをいたします。ご存じのとおり、現在、観光協会の事務局については、私も含め、当課の職員が兼任をしております。これがもし実現できれば、観光分野の懸案を解決していく一端を担うことになると認識しております。しかしながら、一番ネックになっているのは受皿の問題です。誰に担っていただけるのかで、これまでずっと実現に至ってこなかったという現実があります。もし担い手が決まっても、それが民間参入なのか個人事業者なのかは分かりませんが、いずれにしても独自財源で自走していくのは相当難しい現実があると思っておりますし、そこに対する補助も現状よりはるかに費用がかかってくるものだと思っております。そういった現実から、本町と同じように自治体で観光協会を担っているという自治体も多いわけで、一旦、法人化しても、また町に戻ってくるところもあると聞いております。その上で担い手については慎重に考えていかなければならないなと認識しているところです。

質問 2番 渡邉秀治

おおむね予測しているお答えでありました。観光協会の法人化を望む声が出てきた背景としましては、今の観光協会の組織的な問題があると思います。役員の皆さんは、それぞれ本業は会社役員や個人事業主でして、本業の仕事を抱えながら、その合間を見て観光協会の運営に携わっているのです。そういった意味で、腰かけというわけではないですけれども、活動には重きを置けないと思います。法人化した場合、極端な話、役員にも日当ぐらいは出ますよね。それに、今、観光課長からありましたけれども、観光課の三、四名のスタッフで各種イベントへの参加、ホームページの作成、更新に当たってくれていますが、はたから見ても非常に多忙を極めています。ほかに商工観光課の業務はあるのだけれども、ちょっとしたことで札幌まで行かなければならないわけです。三、四人のスタッフから2人か3人で行くと、残ってほかのことに対応する人も恐らく少なくなっていると思います。こういったマンパワーの不足は観光協会の問題だと思います。確かに、受皿や財源問題で難しいかとは思いますけれども、スタートアップのための国や道の補助金を調べてほしいと思います。最初の財源は町単独でも、収益を上げることができれば専従のスタッフを―先ほどの観光振興分野で3名の地域おこし協力隊員が来るということでした。関わり方がどうなるかは分かりません。法人化して駄目なら駄目というわけではないですけれども、試行してみる価値はあるかと思うのです。浜中にはせっかくこれだけの売りがあるのです。駄目になった地域もあるし、もちろん収益を出している一般社団法人もありますから、いいところを見習って、ぜひ前向きに考えてほしいなと思います。もし地域おこし協力隊の方が専従のスタッフになってくれるのであれば、浜中町民目線ではない視点から、法人化もあるのだけれども、うまくやっていけるような案はありますかと聞いてはどうですか。旧ビックリッキーの1階に観光課の方も関係者の方も観光協会も集まって話がされるのでしょう。財政的に厳しいことは分かっていますけれども、収益を上げる事業としていけるような考え方をしてほしいと思います。続きまして、全体を網羅した感じになってくるのですけれども、4番目の質問に移ります。先ほどの町政執行方針の中に、観光協会との連携を密にし、観光地として多くの方に選ばれるまちを目指したプロモーションを推進する、また、霧多布湿原センター及び霧多布温泉ゆうゆについては、町民や観光客に親しまれる本町の重要な観光拠点施設であることから、指定管理者制度による運営を継続し、事業者のアイデアやノウハウを大いに生かした事業展開を図ると記述があります。これらを踏まえ、観光拠点施設と観光協会の連携などはどのようになっているのか、お伺いします。

答弁 商工観光課長 赤石俊行

お答えをいたします。霧多布湿原センターと霧多布温泉ゆうゆについては、申し上げるとおり、町民や観光客の皆さんに親しまれる本町の重要な観光拠点施設であります。それぞれ指定管理によって運営を担っていただいているところで、指定管理ならではの民間のアイデア、ノウハウをもって、行政による運営ではなし得なかったような事業を次々と展開し、運営していただいております。その上で、それぞれの施設と観光協会との連携についてですけれども、指定管理者も観光協会員ということで、ふだんからあらゆる面で連携しているところです。例えば、霧多布湿原センターでは、観光協会で所有しているeバイクの活用、レンタサイクル事業を実施していたり、きりたっぷ岬まつりなどのイベントでは、湯沸岬の灯台を活用した一般開放などを実施したり、様々な事業を観光協会と協働して展開しております。また、霧多布温泉ゆうゆについても、町内外で行われる各種イベントに観光協会と一緒に参加して、町のPRや特産品の販売など、精力的に実施していただいております。いずれの指定管理施設も常に観光協会と密に連携をしながら各事業を展開してきているところです。

質問 2番 渡邉秀治

ゆうゆと湿原センターは、指定管理者制度のよさを生かし、どちらの事業者も努力されているのは分かりますが、私から見ると、町長の標榜される観光地として多くの方に選ばれるまちを目指したプロモーションの推進をする観光協会とゆうゆ、湿原センターの連携の形が見えてこないのです。部分的には協力していますよ。ルパン三世プロジェクトなども知っています。しかし、それぞれ指定管理者の性格は違うのですけれども、全体の浜中の観光を考えますと、例えば、ゆうゆと湿原センターを車の両輪とするならば、エンジンになるのが観光協会だとしますと、うまく駆動させているような感じがしないのです。そういったことから3番目の質問に戻るのですけれども、法人化をして、もう少し観光を動かしていく観光協会を目指してほしいのです。先ほどちょっと出ました道の駅構想などを含め、町長の見解を最後にお伺いしたいと思います。

答弁 町長 齊藤清隆

ご質問にお答えします。まず、選ばれるまちを目指したプロモーションの推進とゆうゆと湿原センターは別個で考えてもらわないとおかしくなりますので、まずは選ばれるまちを目指したプロモーションを推進するというところで切ります。その後に、湿原センターとゆうゆで観光拠点として指定管理者のアイデア、ノウハウを生かした展開をしてまいるといったような構想なのです。ですから、別に考えてください。道の駅構想のこともありましたが、まず、4月から地域おこし協力隊の活動が始まりますので、新しい風を町内に起こしてもらって、どんな化学反応を起こせるかにかかってくるのかなと思っていますし、我々住んでいる者では気づかないことについて、首都圏で成功されている皆さんが何かしらのアイデアを出し、町の活性化、にぎわいを創出できるような展開に持っていっていただきたいと考えております。その後、集客がある程度見込めるとすれば、そういった構想が再燃するかもしれませんが、根室市までの高規格幹線道路の開通もあります。浜中までのルートはまだ決まっていませんので、それが決まってから道の駅構想が再燃するのではないかなと思っていますが、いかんせん、今のところ、その域には達していないといったことであります。

質問 2番 渡邉秀治

確かに、道東道の延伸は10年先や15年先の話ではないと思います。ただ、取りあえず10年ぐらいのうちに尾幌糸魚沢道路ができますよね。そうすると、厚岸のコンキリエは通過してしまうと思うのです。多分、道の駅が具体化する頃には自分たちはもう現役世代ではないでしょう。でも、せっかく協力隊の皆さんが来られるのですから、僕らの考えにないようなすばらしいことを考えてくれるかもしれません。観光振興分野に3人をせっかく雇い入れることになったわけです。一般質問では何を話してもいいというわけでもないのですけれども、一里塚的な感じの小規模なものでいいです。鶴居村のつるぼーの家みたいなものでいいので、考えていただきたいと思います。ご質問にならなくて申し訳ないですけれども、以上で終わります。

出典:浜中町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月6日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる