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浜中町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月6日

新川地区河川におけるしゅんせつ工事の見通しについて

2023年9月6日、浜中町議会の一般質問で、谷村敦議員が「新川地区河川におけるしゅんせつ工事の見通しについて」質問し、水産課長 細越圭一が答弁しました。

質問者
谷村敦 議員
答弁者
水産課長 細越圭一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 谷村敦

通告に沿って質問させていただきます。大きくは、新川地区河川におけるしゅんせつ工事の見通しについてでございます。浜中町にとって最も大切な基幹産業の一つでもある昆布漁の漁期も半ばを過ぎました。さお前昆布をはじめ、成昆布漁も、序盤は波、天候ともに恵まれ、順調な操業が続きました。8月に入りますと一転、天候不順並びに波浪による沖止めが続いております。昆布漁とは、自然を相手にする性質上、天候や安全面において、そのどちらもクリアをし、初めて操業にこぎつける、厳しく定められた操業時間の中、一刻も早く漁船を陸につけ、少しでも早く、天日の下、干場に昆布を並べて乾燥させたい、このような作業の流れから分かるように、まさにスピード勝負であると言えるものであります。しかしながら、新川地区における河川ですが、長年をかけて浅くなってしまった、水底に繁茂する水草等によって船底に接触し、著しく航行に支障を来しています。場所で言いますと、新川水門から新川橋周辺にかけてなのですけれども、特に干潮時の前後に至っては、漁船に昆布等の収穫物を多く積載し、河川を航行しようとした場合、一旦船から降りて、川底に立って、周辺の漁民の力も借りながら船を押して川を通過しなければならないといった現実の中、操業に従事していらっしゃいます。新川地区で河川を利用していらっしゃる漁師のこの厳しい状況についてですが、まず、町は、この新川河川の状況を把握しておりましたでしょうか、お尋ねいたします。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

ご質問にお答えいたします。新川の状況につきましては、今年の4月10日に、新川自治会長から、新川水門の上限のしゅんせつと護岸の補修についてご要望がありましたので、護岸の調査を4月18日に実施し、吸い出しが起きている場所8か所を確認いたしました。また、水深を7月4日に新川橋より上流について干潮時に測定し、平均水深が1メートルでありました。議員がおっしゃいました新川水門と橋の間の水深については調査しておりませんので、現状については把握しておりません。

質問 8番 谷村敦

詳しくは把握していなかったとのことですけれども、地域住民に至っては、漁期前には水面に降りて水草を刈るといった苦労と危険な作業を干潮時において漁民の皆様で朝早くからやっているわけなのですけれども、こういった航行もままならないような状況が続いていた状況で、漁民のからも、水草の件に関わって、航行が不十分ということに関し、まちに対して、苦情なり何なり、改善の声は上がっていなかったのか、お尋ねいたします。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

ご質問にお答えいたします。水草の関係につきましては、直接、漁業者の方からは苦情等は町には入っておりません。ただ、毎年、新川水門の外側、波除堤のところのしゅんせつは行っておりますので、そのときに利用組合の代表の方とお話ししている中でも、まずは先に入り口のほうを優先してやっていただきたいというお話を聞いています。一部町民の方からは中盤のほうもしゅんせつしてほしいという要望がありましたけれども、その方には利用組合の方とお話をしてからもう一度お願いしますと伝えております。

質問 8番 谷村敦

地域住民の方からも、水門の外側といいますか、海側といいますか、そちらのほうのしゅんせつはよくやっていただいて助かるとのことですけれども、川をシークエンスで利用する漁民にいたしましては、水門の外側まで順調に来られても、水門をくぐって中のほうでストップしてしまうのでは元も子もない、通して使いやすくしてほしいと、そういう観点から、予算もかかるでしょうけれども、水門の内側のほうの水深確保についてもう少し町で考えてくれないかという声が大きいのも実際です。代表者を交えてお話はしていらっしゃるのでしょうけれども、代表者以外から、実はこういうところもこうなのだ、あるいは、そこまで大がかりな工事ができないとしても、ここだけはこうしてほしいのだといった細かな話もたくさん聞くのですよね。そういった中でよく出てくる話として、しゅんせつ工事を行おうとしましたら、水門より内側なので、当然、しゅんせつ船は入れません。それで陸のほうからショベル等のようなもので掘削、しゅんせつするといった作業になるかと思われます。そうして川を端から端まできれいにしゅんせつ工事しようと思いましたら、どうしても護岸の矢板にショベルなり何なりが接触し、そこがまたもろくなり、現状ですらもろい状態と聞きました。そうした接触して破損するリスク等を考えますと、業者なんかもなかなか首を縦に振りにくいというようなことがあるのだとお聞きしました。作業をするに当たってどれくらい耐久力が必要であって、今の状況であればもたないものなのか、どういうふうに町は認識しておるのか、お尋ねいたします。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

ご質問にお答えいたします。耐久力のお話になりますけれども、この工事は平成元年に実施しております。これが議員のおっしゃる沢辺造船の近くの矢板を打った工事になります。また、鋼矢板の耐用年数になりますが、30年ということになっております。普通の河川の矢板を使っており、あそこは海とつながっておりまして、満ち引きによって海水が入ると、こちらについては条件が厳しく、普通のところよりも腐食が激しいということです。先ほどもお話ししましたが、鋼矢板が腐食しているということで、重機が上がったときに触れ、工事業者のリスクとなっているということで聞いております。ただ、きちんと現場を確認していることではありません。議員から今回こういうご質問がありましたので、現地に業者にも立ち会っていただいて、ここをやった場合にはどうだなど、うちの建設課とも相談したのですけれども、重機を横にして掘るのか、縦にして掘るのかなど、いろいろなことがあると伺っておりますので、今後検討させていただきたいと思います。

質問 8番 谷村敦

前向きなご検討をありがとうございます。漁民からの切実な声を聞くところによりますと、水草が濃く繁茂している河川中央部分だけのしゅんせつでもしてほしいという声も非常に多いのです。船を係留してあって、その横を別の船が航行したい、しかし、船が1台通るにもままならないような状態の場合が干潮前後には見受けられるといったことですが、それを少しでも打開するだけでも地域住民の河川の利用のしやすさはかなり改善されるのではないかと思います。今回の箇所は、水門から新川橋までの間にかかわらず、それよりもう少し上流のほうの矢板の耐久力に関してもいろいろと問題があるとも聞いておりますし、そちらの工事が必要なのも現実問題認識しております。そして、その矢板の隙間から護岸の土砂が川に流入し、護岸に穴が開いてしまって、その土砂が川に入って川が浅くなり、護岸は掘れて危ない状態、地域住民ならずとも、子どもたちにも危険が及んでいます。それに関しては、今年、砂利や土のうなんかで一旦埋めて、補修してくださったのは私も確認にまいりました。これからもそういったことをただ繰り返していくのか、それとも、抜本的に見直し、護岸をもう一度丈夫にしてしゅんせつなり何なりに手をつけるのかです。予算が厳しいのは分かっておりますけれども、いかんせん、川を利用する浜中町きっての基幹産業の現状がこれでございます。今期、来期の操業に向けてといったものではなくて、事業継承といった観点からも、どれだけ町が町民目線に視線を落としてくれているのか、サポートしてくれる意思は今後ともあるのか、決して小さくはない新川地区住民の切実な声と願いであることを私は認識しております。こういった地域住民の思いが強くある中、いま一度、どういったお気持ちで改善策を考えていらっしゃるのか、お尋ねいたします。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

ご質問にお答えいたします。今、議員がおっしゃるのは、護岸の整備ということだと思います。まず初めに、護岸の整備が行われた事業年度と金額を先にお話しさせていただきます。こちらは、先ほども言いましたが、平成元年度に1957万円、平成5年度に8240万円、平成9年度に9679万9500円、事業費1億9876万9500円となっております。当時の金額のものを現在行うとなると3倍ぐらいかかるのではないかと思っております。また、改修につきましては、船を係留するために矢板交換等、多額の事業費がかかると思っております。現在調べた中では14隻の方がその中を利用されているとのことです。護岸整備には、漁業整備等、当時は整備されておりませんでしたが、平成9年度以降につきましては、霧多布港、また、各漁協が整備されており、整備するということ、または、その工事金額によって他の漁港、港湾を使用できないか、ダブルの点で検討していかなければいけないなと思っております。

質問 8番 谷村敦

予算の観点からも問題が山積なのは十分に把握しております。しかし、まさにさっき言ったように、昆布漁に関してもスピード勝負であり、船の航行に支障が出ているといったことは放っておけない状況だと思います。先ほど前向きなお答えをいただきましたけれども、これからも地域住民の声に耳を貸していただければと思います。大がかりな工事ではなく、中央部分をスムーズに航行できるだけでもいいのです。大がかりな工事に着手するに当たっての予算組みばかりにとらわれ、結局、できないという方向に進むのではなく、住民の方によりますと中央部分だけでも取りあえず通れるようにしてほしいということなのです。そういった工事や護岸を少しでも傷めない工法など、そういう協議や模索はできるのではないかと思います。そういった観点から、未来の浜中町に向けて、細かな点にも力を貸していただければと思います。これは事業継承にもなりますから、こういった点でもしっかりとお支えいただきたいと思います。地域住民の声をたくさん聞いてきましたが、そういった皆さんの声を代弁させていただき、質問を終わりたいと思います。

出典:浜中町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月6日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる