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浜中町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月7日

避難施設建設のスケジュールについて

2022年9月7日、浜中町議会の一般質問で、川村義春議員が「避難施設建設のスケジュールについて」質問し、防災対策室長 石塚豊、町長 松本博が答弁しました。

質問者
川村義春 議員
答弁者
防災対策室長 石塚豊、町長 松本博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 川村義春

通告に従い一般質問を行います。質問事項は大きく3項目であります。最初の質問事項は、避難施設建設のスケジュールについてであります。千島海溝沿いを震源とする巨大地震への対応を強化する改正特別措置法が成立し、政府は特に甚大な被害が見込まれる特別強化地域を指定し、避難施設整備に対する財政支援を拡充する。市町村が整備する津波避難タワーや避難路などの国庫補助が従来の2分の1から3分の2に引き上げられるが、財源手当てと避難施設建設スケジュールなどについて伺ってまいります。1点目、町は国の同意を得て津波避難対策緊急事業計画を5カ年計画でありますが作成し、この計画により緊急事業を実施することになるが、計画作成の状況と事業内容の公表を求めたいと思います。まずこの1点目の答弁をお願いします。

答弁 防災対策室長 石塚豊(防災対策室長は2023年9月まで)

お答えいたします。津波避難対策緊急事業計画、これは改正特措法による特別強化地域に係る避難施設や避難場所、避難路などの整備計画で、市町村の推進計画に基づき、知事の意見、内閣総理大臣の同意を得て作成する計画でございます。作成の状況ですが、昨日、内閣府の日本海溝千島海溝地震、各種計画に関する市町村事前説明会が開催され、今後のスケジュールなどが示されております。その中で事業計画については、初めに計画案を作成して、関係省庁との調整を行い、調整が整い次第、内閣府への事前協議をし、事前協議修正後に正式協議するという流れで、事前協議から内閣総理大臣の同意まで概ね3カ月程度の期間を要するということでございます。このことから、令和5年度当初から事業を実施するとした場合、11月中には事前協議を開始する必要がありますので、それに向けた作業を進める必要があるというふうに考えてございます。次に事業内容でございますが、津波避難困難地域の避難対策検討会報告書の内容と地域との協議を踏まえて、町として具体的な事業計画を作成したいと考えてございます。また、総合計画の実施計画に記載された事業、今回のこの補助事業に該当すると思われる事業も可能な限り計画に盛り込みたいと考えてございます。いずれにしましても、あまり時間のない中で計画作りを進めるということになります。また、さまざまな手続も必要となりますので事業内容の公表につきましては、計画作成後になると考えてございます。以上です。

質問 1番 川村義春

ただいまの答弁でおおよそはわかりました。令和5年度から事業を進めるとすれば、11月中に計画を策定し、その後に省庁との協議があるということのようでございます。そんなことで、本当に急いでスピーディーに仕事をしなければならないということで、担当課の皆さんには大変ご苦労をかけますが、そういう方向でぜひ早急に対応していただければと思います。それで、計画についてはそれができてから公表したいということですので、その内容については、例えば避難施設の整備、避難タワーあるいは避難場所を増設するとかそういった部分が多分出てくると思います。丸山散布の部分とか。あるいは暮帰別も霧多布高校とか、体育館の部分も当然計画に入ってくるだろうと思っておりますので、緊急に進めていただきたいと思います。町長の行政報告でもありましたが、8月18日に避難困難地域避難対策検討会の報告書が出されたということで、2点目に移りますが、避難困難地域である新川西地域、仲の浜地域、琵琶瀬親睦地域の避難タワー建設に対する意見交換が行われていると思います。暮帰別地区についても、当然、避難困難地域ですからされていると思いますので、そちらの方は内々に屋上まで上がれるような改修をするだとか、体育館については内側から屋上に上がれるようにする改修がされるのだろうと思っています。その辺の内容も含めて、どういう話し合いがされたのか簡潔にお答えいただければと思います。それと、建設計画がありますけれども、この3地域については避難タワーという方向が出されておりました。それで3地域についてどこの地域を優先的に進めていくかということが、ある程度、検討会の報告書の中にあるのであれば、それもお知らせいただきたいと思っております。それと6月定例会でも質問をさせていただきましたけれども、大きな建物を建てる場合には当然ボーリング調査とかが必要になってきますよね。湿地帯に避難タワーなんかを建てる場合は特にそうですけれども、琵琶瀬地区についてはグラウンド用地なのでいいかもしれませんが、仲の浜、それから新川についてはボーリングが必要ではないかと思っています。そういったものについては一気に業者を選定して一緒にやってしまうと。そうすると、諸経費なんかも安く済むのではないか。現場管理費だとかそういったものが効率的にできるのではないか。それと、基本設計なり実施設計についても、その年度は別にしても一気に3基だったら3基の部分の基本設計、実施設計等ができればそれも効率的な費用の削減につながると思いますので、改めてその辺の考え方についてもお聞かせをいただきたいと思います。以上です。

答弁 防災対策室長 石塚豊(防災対策室長は2023年9月まで)

避難対策検討会報告書に係る意見交換、住民説明会でございますけれども、8月26日に仲の浜、29日に新川、9月5日に暮帰別、6日に琵琶瀬親睦地区で実施してございます。内容につきましては、今年7月に北海道が示しました巨大地震の被害想定と、今回の検討会の報告書の説明、意見交換でございます。議員おっしゃいますとおり、今回の報告書では新川西、仲の浜、琵琶瀬親睦につきましては、津波避難タワーの建設が提言されているところでございます。まず、避難場所等でございますけれども、新川西につきましては新川西の集落に入ってすぐの大きなカーブの周辺ということで、この場所につきましては新川西の地域と仲の浜の小川水産の加工場より東の地域を避難対象として施設を整備するということ。それと仲の浜につきましては田中鉄工さん付近ということで、こちらについては半径500m前後の区域を避難対象とすること。琵琶瀬親睦につきましては、旧琵琶瀬小学校グラウンドを場所として、琵琶瀬親睦地区と仲の浜の西側を対象とするということでございます。施設の規模でありますけれども、3地域とも基準水位が7mから8m、この基準水位というのは施設を建設する上においても基準となる高さでございますけれども、それが7mから8mということでございますので、報告書では高さ10m程度の室内避難場所を確保するとして、その室内避難場所の屋上にも避難スペースを設けることとしてございます。最大の収容人数につきましては160人程度、屋内のスペースは80㎡以上として基本的に避難施設に特化した施設ということでありますけれども、高さがございますので、この高さを生かした展望等の利用も検討すべきという報告書になってございます。また、構造につきましては鉄骨造りか鉄筋コンクリート造りとして、建設コスト、耐力性などを考慮するということ。それと概算事業費につきましては2.7億円から2.9億円という報告になってございます。建設年次でありますけれども、優先順位というお話でございましたが、この報告書につきましては特段どこの地区を優先して整備するというような報告にはなってございません。ただ、今回、津波避難対策緊急事業計画の計画期間が5年間ということでございますので、この期間での整備を目指すというふうになってございます。それと暮帰別地区でございますけれども、議員おっしゃいますとおり暮帰別地区につきましては、暮帰別東1丁目、西1丁目につきましては、霧多布高校の屋上というふうに考えてございます。ただ現状、霧多布高校の屋上には、はしごでしか上れないという状況でございますので、3階のバルコニーから屋上に避難階段を設置する、あるいは屋上も全く人の上れるような状況でありません。屋上も人が避難できる状況ではございませんので、転落防止の柵だとかを設けるということでございます。また暮帰別の東2丁目、西2丁目につきましては、浜中町総合体育館の事務室の上にある屋上も9.3mほどの高さございまして、こちらも浸水域を脱するということでありますので、こちらも整備を提言しているということで、こちらも外部からの避難、あるいは内部からの避難ができるような細工を一応提言しているというところでございます。また、今回4地区で説明会を実施しましたけれども、さまざまな意見が出されております。その中でやはり財源の問題のお話あるいはタワーの課題、救命艇の課題、利用拡大、あるいは現在、車避難を基本としている中で、徒歩に車避難と徒歩避難の対応の仕方、そこら辺の話だとか、あるいは避難場所についての寒さ対策はどうなんだということ、さまざまなご意見をいただいておりますけれども、やはり一番多かったのは一刻も早く整備をしていただきたいということでございますので、この部分については非常に重く受けとめているということでございます。また、今回の提言内容につきましては、各地域とも概ねご理解をいただいたと思ってございます。この避難施設についてのボーリング調査の関係と、基本設計、実施設計3本一緒にというお話がございましたけれども、こちらについては新川、仲の浜、琵琶瀬ともに、高さが10m、そして大きさもほぼ同じ規模ということでございますので、ほぼ同じような施設と考えていますので、この基本設計、実施設計の関係については3本一緒にということは可能でありますし、経費節減の面からも検討に入りたいと思ってございます。以上です。

質問 1番 川村義春

具体的に説明をいただきました。少し気になったのが、建設年次です。令和5年から5カ年計画でやる場合に、1基あたり2億7000万円の事業費ですから、やはり地域住民の意見も少しでも早くという声が多かったということですから、そういったことを踏まえると、やはり順位をつけるべきではないかなと思っています。3基一緒にできるのであればいいですけれども、多分、そうはならないのかなと。やはり一緒にできれば一番いいですよね。約7億円くらい一気にかかるということになるけれども、それでも庁舎の建設からみれば、まだいいのかなと思いますけれども。そんなことで、順位について避難対策検討会では報告がされていないということですけれども、現場の感覚として担当としてはどのようにその辺考えておられるのか、それと、その建てる施設ですけれども、複合的な施設というか、例えば一次産業の町ですから、その施設の中に売店を設けるとか、道の駅じゃないけれども、そういったものも設けて観光客のために売店なんかもあったほうがいいのかなということもあるし、それこそ10m以上の建物になるわけだから展望施設なんかも造ったらどうかという声が検討会の中では出てこなかったのか、その辺だけお聞かせください。

答弁 防災対策室長 石塚豊(防災対策室長は2023年9月まで)

お答えいたします。まず建設の順番でございますけれども、先ほどお話ししましたとおり検討会の報告書では順位はつけていません。3基一緒に基本設計なり実施設計なりすることになれば、設計自体は同じ時期にできると考えてございます。そのあとの関係でございますけれども、やはり問題となるのが地質の関係です。それぞれの地域の地盤の関係がどうなるかということがあるだろうと思っておりまして、例えば旧琵琶瀬小学校のグラウンドであれば、ある程度整地されている状況でございますけれども、今回の提言の中では仲の浜、新川については盛土が必要になるという状況がございますし、何より地盤に打ち込むのですが、安定地盤までどのくらいの深さがあるのかはボーリングしないとわからないということでありますので、ここら辺によっても状況は少し変わってきますので、やはりどちらかというと整備が進めやすいというか、すぐできる部分から優先になるのかなと担当としてはそういう気もしておりますけれども、いずれにしても整備に関しましては、この緊急事業計画は国の承認を得るという部分でございますので、そこら辺を含めた形で対応していきたいと考えてございます。あと、複合施設の関係で議論があったのかどうかでございますけれども、検討会の中では他県にもそういう例があるということで議論がございました。その中でやはり10mという高さの部分があって、例えばトイレを一つ用意するにしても、水道を一つ用意するにしても高いとこになるとそれだけ事業費がかかると。そしてまた使いづらい施設になるというようなご意見がございました。そういう面からやはり今回のこの分については、基本的には避難に特化するべきという意見でこの検討会の中ではまとまったということでございます。以上です。

質問 1番 川村義春

施設の整備については整備しやすいところから進めていきたいというお話がありました。建物自体についても避難に特化すると、複合的な施設を目指さないと。やはりスピード感を持って仕事をしてもらう意味では早く安全に避難できるような場所をつくることが一番かなと私も思いますので、ぜひそのように進めていただきたいと思いますが、整備しやすい地域は確かに琵琶瀬地区だと思います。旧琵琶瀬小学校も近くにあってボーリング調査なんかもしているだろうから、ただ地域的な部分からいくと琵琶瀬大橋あそこはきちんと踏掛版とかも整備されているし、琴磯橋もされている、新川橋もされているというふうには聞いています。避難困難地域で一番遠いというか、一番影響を受ける地域というのは、琵琶瀬地区は琵琶瀬橋が大丈夫であれば琵琶瀬側に避難可能、それから新川西地区については霧多布大橋、それから、もう一つ橋がありますよね。そのどちらかが大丈夫であれば避難できると。一番困るのは仲の浜地域ですよね。ですからボーリング調査なんかも、そんなに時間かけなくても出来るとすれば私は30分以内に逃げないといけないわけだから、そういった部分で一番遠いところは茶内へ逃げるということになっている仲の浜地区と新川西地区だと思っているので、できればボーリング調査をその2地区は早くやっていただけないものかなと私は個人的に思っていますが、あくまでも個人的な考えですのでその辺も含めて、進めていただければと期待をして次の質問に移らせていただきます。3点目ですが、避難施設整備に係る町負担となる3分の1の財政支援として北海道からの補助、もしくは緊急防災減災事業債、もう一つは公共事業等債という90%の対象で半分の45%交付税の対象になるというのがありますね。緊防債100%充当で75%交付税算入ということですけれども、3分の1はあくまでも町単費ということになるので、3基つくるとなればやはり結構大きな財政負担が伴うということで、四国等のほうでは全部県が残りの3分の1を持ったという経過がありますけれども、北海道は広いですから、大変かなと思いますけれども、北海道が補助を出せないとすればやはり起債に頼るしかないということなので、これらを含めて5カ年整備計画ができた段階で省庁の同意も得られた段階で、北海道それから政府の方にも要望活動をすべきでないかと思っておりますが、これについては政治的な動きがありますのでできれば町長の方からご答弁をいただきたいと思います。

答弁 防災対策室長 石塚豊(防災対策室長は2023年9月まで)

まず最初に改正特措法の補助率の関係を含めてご説明申し上げますけれども、今回補助率が3分の2になって3分の1は町費負担ということでございますので、この3分の1の残りの分については財源措置として公共事業等債、議員おっしゃいますとおりこの地方債を充てることができるということ、充当率90%で元利償還金の50%交付税バックという形でございます。これの導入によりまして、この国庫補助金等交付税措置を合わせると81.7%の財源措置ができるということでございます。ただ2割弱はまだ町の単費となってございます。それで緊急防災減災事業債は100%充当で70%交付税バックということで、非常に有利な起債であるということでありますけれども、現状は単独事業のみの適用ということでありまして、これを補助事業で活用するということになりますと、やはり国の大きな財政制度の改正という形になりますので、相当な理由付けが必要でありますし、また防災に関しては国もそうですけれども、減災目標を設定して事業を進めていくということでございますので、そういう部分ではなかなか現状今、この緊防債を補助に充てるというのは非常に難しいという認識は現在持っているということでございます。次に北海道の支援については釧路地方の総合開発促進期成会が今回の要望に関しまして、改正特措法に基づく補助制度を活用市町村に対する北海道の支援ということで、新規の要望を出してきております。北海道からは他県の先行事例もあるので、そちらも研究しながらさまざまな検討を進めていきたいという回答でございました。はっきり支援するというふうには言っておりませんけれども、今後、北海道は年内に減災の目標を出してくるということでありますので、その動向を見きわめながら要請活動を考えていきたいと考えてございます。以上です。

答弁 町長 松本博(町長は2023年9月まで)

今、室長から釧路地方の総合開発期成会で要望しているということは、改正特措法が出来てからの要望ですから、当然その中にそれは3分の2の話ですから残りの分の話で要望を7月の日程では19日から21日にかけて北海道庁、北海道開発局、さらには東京含めて要望に行っています。これは期成会として要望をしているところであります。それはあくまでも残った3分の1を町が負担するのですけれども、ぜひ応援してくれというお話であります。それと、さらに先日9月2日に小玉副知事が弟子屈町に来られまして釧路管内の首長、それから根室管内の首長、合同で意見交換会が開催されております。そこの中で意見交換と言っても要望なんです。しっかりやってもらいたいということで要望会になったと思いますけれども、私からはやはりこの部分のこと、特にこれは海岸方面の白糠、釧路町そして厚岸町、浜中町共通して要望会の中で意見を申し上げています。その中でこのことだけではなくて私の方からは赤潮対策も含めてお願いをしました。ただ、一番最初に目標としていたのは、特措法なのです。特措法が決まらなかったら何もできなかったんです。やっと今回それが決まりました。決まったということはもうゴーサインなんです。あと残るのは浜中町の負担を少しでも応援してくれないかということだと思います。それが資金対応になってくると、国にも再度お願いしにいかなければなりませんし、そういう形では北海道だって財政があって、残り全部持つという話には多分ならないと思いますけれども、その辺含めて、今、釧路管内の期成会含めてこのことについては強く北海道にも要望していくことになっているところであります。いずれにしても、何としてもやはり町民の命を守ることが最優先ですから、この特措法ができたんですから、ぜひ積極的に進めていきたいと思いますし、少しでも早く地域の声もありますけれども、地域の声も含めて、届けて整備していきたいと強く思っております。今、報道されている慰霊祭だとかありますよね。何かの災害で、決してあんなふうにはなりたくないんですよね。できる限りのことは、しっかりやっていこうという決意でいるところであります。以上です。

質問 1番 川村義春

町長から最後に決意的なものが出されました。本当に心強く思っていますので、ぜひそういう方向で早急にスピーディーに建設事業が始まることを期待しております。よろしくお願いします。

出典:浜中町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月7日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる