みんなの議会

浜中町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日

エゾシカ管理計画はということで

2022年3月10日、浜中町議会の一般質問で、田甫哲朗議員が「エゾシカ管理計画はということで」について質問し、農林課長 久野義仁が答弁しました。

質問者
田甫哲朗 議員
答弁者
農林課長 久野義仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 田甫哲朗

通告に従いまして2点について質問させていただきます。まず、エゾシカ管理計画はということで伺いたいと思います。北海道は昨年11月、環境審議会自然環境部会からの第6期北海道エゾシカ管理計画の素案に対する答申をもらい、それに従って本年令和4年2月に成案を作成し、3月に公表する運びであるという報道がございました。今現在、新聞報道でも見ておりませんけれども、今現在把握しているこの第6期北海道エゾシカ管理計画の情報をわかる範囲で結構ですのでその計画についての内容と、それに付随する浜中町のエゾシカ管理計画有害駆除対策について伺っていきたいと思います。1点目は現状を把握したいということで、町では毎年約1000万円の予算を投じてエゾシカ2000頭を目標に有害駆除を猟友会に委託している状況であります。それで本年はまだ終わっていませんけれども、本年も含めまして現在までを含めて過去5年間ぐらいの毎年の駆除頭数、それと有害駆除とは別に一般狩猟もございます。これについてはなかなか頭数の把握は難しいのかなと思いますけれども、概算でも結構ですので、これによってどれくらいの頭数が減っているのか、あるいは罠というものもございますけれども、それについても過去5年間ぐらいの統計がわかるのであれば、示していただきたいと思います。

答弁 農林課長 久野義仁(農林課長は2022年3月まで)

それではエゾシカ管理計画に基づいて町で行っているエゾシカの有害駆除委託事業の過去5年間の実績に基づいてご報告申し上げます。まず有害駆除からですが、平成28年度から令和2年度までの5カ年の実績が出ておりますので、まず各年ごとに数字をご紹介申し上げます。まず平成28年度が2589頭、平成29年度が3026頭、平成30年度が2606頭、令和元年度が1946頭、最後に令和2年度が2148頭で5年間の合計で1万2315頭でございます。次に一般狩猟ですが、こちらにつきましては町で一般狩猟の実績値は把握しておりません。この一般狩猟の一般的に公表されている数字は北海道が委託してこの数字をまとめて道に報告するという事業を行っておりまして、信憑性の高さはわからないですけれども、報道発表している数字を申し上げたいと思います。まず、平成28年度が462頭、平成29年度が539頭、平成30年度が392頭、令和元年度が397頭、最後に令和2年度が360頭の5年間の合計で2150頭が5年間の一般狩猟における実績値となります。最後に罠の捕獲になります。罠の捕獲については過去5年間のうち、平成28年度のみ捕獲実績がないため、平成29年度からの4年間の数字をご報告申し上げます。平成29年度が8頭、平成30年度が27頭、令和元年度が38頭、最後に令和2年度が77頭の5年間の合計で150頭となっております。以上です。

質問 2番 田甫哲朗

一般狩猟については、この程度なのかなというのが、多分これ以上は伸びてこないのかなという気もしております。やはりこの効果的なのが有害駆除になるのかなと思います。今の本町の捕獲頭数を見ますとほぼと言いますか予定以上に達成されていると。昨日の補正でもありました2000頭を超えた場合には猟友会のボランティア的なとこもあって、できるだけこの補正で後押ししていきたいというはそれらも含めまして、現状の計画はほぼ達成されていると思います。ただ、この2000頭というものの基準が、多分今期6期を道で作る前の前期の計画の中である程度の頭数管理と言いますか、適正管理の中で出てきた数字なのかなと思っております。それを達成しているにもかかわらず、私、今朝もMGロードで道路の真ん中でかわいいシカと顔を合わせてきました。目と目が合って顔を見てお尻を見ている分にはかわいいものです。ただ、駆除対策をしているにも関わらず減っているという実感がないどころか、むしろ増えているのではないかという気がするのです。それで、そこら辺の数字的なものが北海道でどの程度押さえているのかわかりませんけれども、担当課の感じ方では減っていると思いますか。増えていると思いますか。それによって取組み方も変わってくると思うので、道の見解等ももし出ているのであれば、思いでも感じ方でも構いませんので、減っているのか増えているのかお答えいただきたいと思います。

答弁 農林課長 久野義仁(農林課長は2022年3月まで)

まず本町のエゾシカの有害駆除対策、これまで議員からあったとおり約2000頭前後、毎年猟友会の本当に熱心な協力のもと、達成はある程度しているという自負はあります。ただ、やはり議員初め多くの町民の方から、交通事故が減らないとか、庭に10頭、20頭の集団が毎日来て何も減っていないじゃないかという声も、さまざま厳しい声は私のところには届いております。何とか全てエゾシカを駆除できれば、当然、解決策として一番早いですけれども、やはり近年エゾシカの個体数が増えるスピードが調査の中で大分わかってきておりまして、生態的な話を申し上げますと、エゾシカは9月から10月に発情期を迎えます。この間にほとんどのエゾシカが妊娠をして翌年の6月から7月に一斉に出産します。その受胎率も非常に高いと。それと1頭だけではなく双子の受胎も非常に高いということで、やはり種を守っていく本能が高いということもわかっておりまして、私たちが想像するよりはるかなスピードで増えていることもわかっております。北海道が平成23年度にこのエゾシカの急速な増加に伴って、緊急対策を講じてから約10年経ちました。その当時北海道全体で推定生息数が77万頭、北海道東部地域でも39万頭生息しているという報道もあります。この10年間さまざまな対策を講じてくる中で、その全道の生息頭数は生息数を把握する制度が上がったこともあるのですが、約67万頭の削減となっております。また、東部地域においては31万頭ということで8万頭がこの10年間で減ったという値もあります。ただ、今、議員おっしゃるとおり本当に減ったのかどうかという実態は、本町だけで申し上げますと、私も走っている限り、毎日毎日見る風景はそんなに変わらないのではないのかなと。その一方で猟友会の方からお話を聞くと、今まで草地で捕獲できたのが全く今は草地で捕獲できません。というのは、エゾシカがやはりそこで捕獲されるということを学習して、それが結果として草地には出てこない。じゃあどこいるかいというと、今度は道有林や国有林に逃げ込むと。はたまた国林道、道有林は造林事業とかを活発にやっていますので、なかなかそこで捕獲ができないということで個体数が増え続けるという非常に悪循環な状況になっているということで、なかなか解決策がない状況の中で、何とかこの有害駆除でぎりぎりの線で押さえているというのが実態でありますが、今後、対策はやはり今までの対策では減らすことができないということでありますので、なお一層の対策を講ずるべきだという思いは原課として考えているところです。

質問 2番 田甫哲朗

全くそのとおりでありまして、本当に身の危険を感じると、当然、安全なところに逃げていくと。ここでは撃たれないし安全だというところを本能的に押さえているんだろうと思います。知恵比べではありませんけれども、要は道としても、そういう状況を鑑みて多分、今期のこの6期の改正にあたって、より踏み込んだ実効性のある計画にするというようであります。通告してありましたように何点か特徴的な計画も出されております。それで、前段申したように現在で成案ができているのかどうかも含めまして、この道の今回作っている第6期エゾシカ管理計画の主な特徴的な改正点も含めまして現在押さえている内容を説明いただければと思います。

答弁 農林課長 久野義仁(農林課長は2022年3月まで)

お答えいたします。まずこの第6期北海道エゾシカ管理計画につきましては現在の素案がまとまっておりまして、3月下旬あたりには正式に公表だという運びだと伺っております。それでこの第6期管理計画ですが、1期を5年間とする計画でありまして、前回の第5期北海道エゾシカ管理計画はさらに前の第4期管理計画に引き続き、資源管理の考え方を取り入れながら最大限の捕獲数の確保に努め、平成24年度以降減少傾向にあった捕獲数を年間12万8000頭まで回復させるなど、捕獲対策の推進が着実に図られてきたところであります。しかし、平成30年11月に発生しました狩猟者の誤射による北海道森林管理局職員の死亡事故により、国有林、道有林の入林規制が厳しくとられ、大幅な捕獲数の減少となったところであります。さらに、エゾシカによる農業被害額も北海道全体で約40億2000万円、東部地区においても約24億8000万円と年々高い水準で推移しているところであります。これらを踏まえ第6期管理計画案では、道内の地域区分をこれまでの3地域から4地域に変更し、きめ細やかな対策を講ずるよう措置したところであります。さらに、これまで振興局単位で定めておりました捕獲推進プランを市町村単位で定める市町村捕獲プラン目標数に変更し、市町村で定める鳥獣被害防止計画とも整合性を図ることとしております。以上です。

質問 2番 田甫哲朗

もう1点、報道では先ほど東部地区で39万頭が生息していた2011年を新たに基準年と定めてこの5年間で極力生息数をピーク時から最大約半分くらいにしたいという報道もございました。推進するに当たって今おっしゃられたこれまで振興局単位であったこの捕獲プランを市町村単位に落とし込んで市町村が定める被害対策を十分加味しながら実効性のあるものにしていくということでありました。現在、町で年間2000頭という枠を設けて、駆除委託をしているこの2000頭という数字がどうなのかなと、この目標を達成する上で2000頭を達成できるのかなという思いもあるのです。それについて、猟友会の方たちの負担が大きくなるということもあります。あるいは、猟友会の高齢化もあります。それらも含めまして浜中町では今後どれくらいの頭数を対策として、有害駆除として目指していきたいのかということも聞いておきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

答弁 農林課長 久野義仁(農林課長は2022年3月まで)

お答えいたします。現在、浜中町で定める浜中町鳥獣被害防止計画、こちらのエゾシカの有害駆除計画目標数は3000頭として5年間定めております。この3000頭の中には、町の有害委託駆除の他、先ほど実績値を申し上げましたが、一般狩猟それから罠猟、あと学術研究などでも個人で捕獲しているエゾシカもおります。そういったもの含めて、概ね3000頭の計画頭数が適正ではないかということで5年間実施してまいりました。一般狩猟も有害駆除も全て合計すると約5年間でこの3000頭近くほぼ達成はしている状況であります。ただ、この3000頭、今後の町の被害防止計画上3000頭のままでいいのかとなると、先ほど来議員からあったとおり、全く減っていないのではないかといった町民の意見も踏まえると、やはりこの数字はある程度引き上げた中で対策をしていかないと年々同じ数だけ獲れて同じ数が生息する状況は変わらないと思いますので、次期鳥獣被害防止計画はこの第6期北海道ヒグマ管理計画と連動していますので、令和4年4月1日から新たな計画目標として定める数字はこれより上げる予定でいます。当然、上げるには、その被害防止計画上、上げる根拠も示さなければなりませんので、新たな対策も含めながらこの目標計画数の引き上げ、それから対策をしてまいりたいと考えております。

質問 2番 田甫哲朗

頭数を増やすといった場合には当然猟友会にお願いするという部分もありますし、あるいは罠というものもございます。いずれにしましても、頭数を3000頭から仮に1000頭増やして4000頭を目標にしたいということになったとしても、これに要する経費、財源、現在、町で定めている2000頭の目標に対して、北海道からの補助はわずか1割かその程度であります。こういう財源への対策もこの町村でやってくださいよというからには、そこもやはり手当てしていただかないと例えば罠を仕掛けるにしても経費がかかるわけですよね。1週間くらいの前の新聞では釧路湿原でかなり大がかりな囲い罠を設置しているという中で釧路湿原の中での生息数は、ほぼ倍になっているというデータも示されておりました。例えば、1頭1頭を捕獲するのではなく、罠によって一気に10頭、20頭ぐらいの単位で捕獲できるような囲い罠の設置を1カ所やるにあたって、およそどれくらいの金額が掛かるのかがわかれば教えてください。

答弁 農林課長 久野義仁(農林課長は2022年3月まで)

お答えいたします。囲い罠に関するご質問だと思いますが、本町でも過去2回ほど平成27年度と平成29年度この2年間、霧多布湿原やその周辺で発砲ができないような規制の厳しい場所で何とか囲い罠による捕獲ができないかということで北海道に要望いたしまして、平成27年度と29年度の2カ年で65頭を捕獲しております。議員おっしゃいましたとおり、多頭数を一気に捕獲できるというメリットもありますが、非常に経費がかかるということで大体1基設置するのに300万円から400万円くらいの設置費がかかりますので、なかなか町村単位でやるのが厳しいような事業であります。そういった中で、今後、新たに北海道で継続してこの事業をやるということでありますので、令和4年度に既に要望は上げております。是非、国定公園化にもなりましたので、猟銃による発砲が危険な場所はなるべくそういった囲い罠で効率よく捕獲したいということの要望も北海道に現在上げております。内容的には北海道として、是非、浜中町でという思いが結構強いらしいので、しっかりその事業の確保できるように今後も働きかけていきたいですし、できれば町内1カ所だけではなくて2カ所3カ所、何とかできるように、そういったことも要望してまいりたいと考えております。

質問 2番 田甫哲朗

ぜひ、北海道としてそういう方向で進んでいただきたいと思います。それで、この囲い罠に関して、株式会社天鹿というエゾシカの有効活用を目指す事業者が町内に来るということで昨年、契約をされております。それで天鹿は狩猟もあるのかどうかわかりませんけれども、基本的には多分、こういう罠での捕獲を考えているのかなと思うのですけれども、天鹿という事業者が例えば、どこどこに罠を設置したいという申請が来た場合に町としてそれに対して許可を出す上で、何か規則的なものが必要になってくるのかどうか、まずそこら辺を伺いたいと思います。

答弁 農林課長 久野義仁(農林課長は2022年3月まで)

まず鳥獣の捕獲に関しましては、鳥獣の狩猟並びに捕獲に関する法律がございまして、その中で捕獲許可しているところであります。現在の浜中町は北海道から権限移譲を受けておりまして、エゾシカの捕獲のみ市町村長の許可によるものとして許可を出しているという流れになっておりますが、罠猟に関しましては北海道に許可を求めなければなりません。ただ、現在、くくり罠と個別の箱罠の設置もしております。そういった意味では囲い罠の捕獲に関しましてはそれほど許可のハードルは高いものではないと思います。ただ、やはり設置箇所が大規模になりますので、その設置箇所につきましては慎重に、町有地であれば一番いいのですけども、一般の民有地であればさまざまな規制がありますので、そういった適正な箇所をこちらで選定した中で設置したいと思っております。天鹿の事業といたしましても、町内やはり数カ所でこの囲い罠を設置したいという要望もありまして、天鹿自身が完全に養鹿事業、要するに生きたまま捕獲したいという思いがありますので、なるべく生体にダメージを与えないような捕獲、さらには効率よく多頭数を捕獲できることを目的としていますので、やはり候補地の選定はしっかり協議した上で決めていきたいと思っております。

質問 2番 田甫哲朗

町内におけるエゾシカを目に見える形まではいけるかどうか、少なくとも実感として少し減ったなという方向に行ければなと思います。その上でやはり有効な手段である囲い罠を手掛ける。株式会社ですから、財政的な支援は当然できませんけれども、設置に当たって極力バックアップをしていただいて、より有効性のあるものにしていただきたいと。それで通告しておりました今回の北海道の新年度予算の中で市町村によるエゾシカ捕獲が困難な地域で、道による捕獲を強化する予算として10億8000万円が計上されました。この内容はということで通告しておりました。ところが、4、5日前の新聞でしたか、先ほど、課長おっしゃったとおり発砲が禁止されている道有林あるいは国有林の中での捕獲を道が強化していくという、それに対する予算かなと思っております。まずそれの説明と国有林、道有林、本町にもございますので1億円という金額で果たして全道どれくらいの事業展開になるのか想像がつきませんけれども、是非、これについては浜中町の現状を知っていただいて浜中町でも実施してもらえるよう、働きかけをしていただきたいなと思うのですけれども、最初に言った1億円が今言った内容でいいのかどうかも含めまして答弁いただきたいと思います。

答弁 農林課長 久野義仁(農林課長は2022年3月まで)

お答えいたします。北海道新聞の3月2日に北海道がシカの捕獲に対して罠猟を導入いたしますよということで報道されたのは記憶に新しいところだと思います。まず、この事業の内容につきまして簡単にご説明申し上げます。北海道は、全道的なエゾシカの増加傾向を受け令和4年度予算にエゾシカ指定管理鳥獣捕獲事業として11億812万2000円を新たに予算計上したところでございます。背景といたしましては、全道の国有林、道有林における猟銃の狩猟禁止区域は3月1日時点で130万haと全体の36%を占めております。その中には複数市町村をまたいでいる区域も点在しております。北海道では禁止区域内でのエゾシカが近年増加傾向にあることから、安全性を考慮し猟銃によらない罠猟に着目し、罠を仕掛ける区域や時期、くくり罠や箱罠など捕獲手法を検討した上で、北海道認定鳥獣捕獲等事業者へ委託し、広域的な取組みとして実施することとしております。こういった内容でございますが、全道的な予算として1億800万円なので、浜中でどのぐらいやってもらえるのかはこれから予算の配分等決まると思いますが、実はこの報道があってから私も道庁の担当者に直接電話をしてその内容の確認と、それから今後、北海道として特に生息数の多い東部地域においてどのぐらいの事業ができるのかを問い合わせしました。ただ、予算の配分についてはまだ決定しないということなのですが、電話もいただいたのもありますが、しっかりこの東部地域における国有林、道有林の罠猟は本腰入れてやりたいという力強いお答えも道の担当者からいただきましたので、しっかり熱意を切らすことなくこちらも働きかけていきたいと思いますが、先ほど申し上げました北海道認定鳥獣事業者さんが実は本町に1名いらっしゃるのですよ。釧路管内は3事業所しかない中の1事業者が浜中ということで、この会社は大変優位性があると思っていますので、是非この事業者が浜中町の国有林、道有林で従事できるような体制を北海道にしっかりバックアップしていただいて、町としても安全に猟をしていただくということでは、浜中町も無視できることではないのでしっかり北海道と手を合わせながら、この事業者さんに協力してまいりたいと思っております。

質問 2番 田甫哲朗

銃による捕獲というのが現状は多分ピークではないのかな。猟友会に資格を取ってもらうような補助を創設して取組んでおりますけれども、最大限頑張っても、これが1年間の現状であろうと、その意味でやはり有効性の高い罠、これを今後どうやって駆使して適正管理に努めていくかが、北海道としても多分同じような思いであると思いますので、是非本町で実施できるように働きかけていただきたいと思います。それで、道の今回の6期の計画の中には同時に今後5年間のヒグマ管理計画もあるようでございます。これについては幸いにも昨年、本町での家畜等への被害はございませんでしたけれども、近隣の町では大きな被害もあって、厚岸町では今年町営牧場の周りに防護柵を設置する予算も町でつけているようでございます。被害はないに越したことはありませんけれども、うちの場合は、当然そういう状況にあれば農協が多分直ちに動くことになるかと思うのですけれども、ヒグマの管理もいつの数字か、東部の雌クマが1650頭というのが近年示されて上限捕獲数を275頭程度と北海道では押さえているようでありますけれども、クマですのでこれはハンターも大変危険が生じる狩猟でありますけれども、浜中町としてこの鳥獣被害防止計画の中でヒグマに対する対策計画の内容を概要で構いませんので説明いただければと思います。

答弁 農林課長 久野義仁(農林課長は2022年3月まで)

お答えいたします。この度、第2期北海道ヒグマ管理計画が発表されまして、こちらにつきましても先ほど申し上げました北海道エゾシカ管理計画と同時期であります令和4年4月1日から5年間の計画としてスタートいたします。本町含む、東部地域における雌クマの捕獲上限数は第2期管理計画で先ほど議員からありましたとおり275頭とされたところであります。この捕獲上限数の設定につきましては、雌クマの捕獲が個体群の動向に顕著な影響を与えるということで、さまざまな雌クマの捕獲数ごとに予測を行った結果、現時点から10年後の令和12年度時点におけるヒグマの絶滅確率を5%以内に抑えるという理由から捕獲上限数を定めたものであります。本町の鳥獣被害防止計画におけるヒグマ対策は、この地域個体群の存続の観点から基本的には個体数の検証を目的としておりません。あくまで人命、さらには農業被害などを未然に防止することを目的として実施してまいりました。これまで市街地の周辺やそれから家畜、農畜産物の被害防止のため、箱罠など、捕獲を行って対策してきたところであります。この町の鳥獣被害防止計画におけるヒグマ対策は引き続き、やはりまずは人命を守る、そして、産業者を守るということを念頭に、決していたずらに個体数を減らすということは本町としては考えておりません。あくまで被害防止、未然に防ぐという水際対策として行っておりますので、ただ、近年やはり浜中町の捕獲数は管内でも非常に高いということは、やはり浜中町における生息数がそれだけ増えてきているということも言えます。ある研究機関の話ですと、やはり数百頭単位のクマが本町に生息しているのではないかという予測もありますので、しっかり人とクマの軋轢をなくすことがまず大前提であります。そこはやはり鳥獣保護という観点もありますので、なるべく市街地周辺に出てこないような対策も当然必要になっておりますので、引き続き鳥獣被害防止計画ではその辺を念頭に置いて猟友会と協力しながら対策してまいりたいと感じております。以上です。

出典:浜中町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる