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浜中町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日

水門班職員の安全確保

2021年9月8日、浜中町議会の一般質問で、田甫哲朗議員が「水門班職員の安全確保」について質問し、水産課長 細越圭一、企画財政課長 佐々木武志、防災対策室長 石塚豊が答弁しました。

質問者
田甫哲朗 議員
答弁者
水産課長 細越圭一、企画財政課長 佐々木武志、防災対策室長 石塚豊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 田甫哲朗

2点目について伺います。水門班職員の安全確保はということで質問通告させていただいております。本年4月に地域防災計画の改正版が示され、7月には新たな津波浸水想定が北海道から示されました。今後地域ごとの避難計画が策定されるものと思いますが、ここでは水門班職員の安全確保ということで伺いたいと思います。まず防災計画の本編22ページの災害対策本部の組織につきましては、本部長を町長、副本部長を副町長、教育長とするほか、6部の役割分担が定められております。その1つに防災ステーション部というものがございます。部長に水産課長、水門班班長に企画財政課長、班員として漁政係、水産振興係、港湾係のほか、別に定める職員となっております。津波警報、又は大津波警報が発令された場合速やかに水門、陸閘、樋管を閉鎖するという計画にはなってございますけれども、第2非常配備体制、第3非常配備体制時における水門班職員の具体的業務内容というものはどういうものなのでしょうか。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

質問にお答えいたします。水門班の第2・第3非常配備体制の業務内容につきましては、津波警報発令後、水門班は津波防災ステーションに集合し、災害対策本部の指示により陸閘、水門を遠隔操作により閉鎖作業を行います。樋管につきましては現地に向かい閉鎖作業を行うこととなっております。以上です。

質問 2番 田甫哲朗

津波防災ステーション管理規則第6条、施設の操作では操作を遠隔操作で行う場合は、施設を監視機器により監視しながら行うものとし、操作が安全かつ確実に行われていること確認するとあります。以前の答弁です。5年、6年くらい前の当時の企画財政課長の答弁では、霧、要は濃霧も含めますが、霧などがある場合は監視カメラでの確認ができないため、陸閘、水門にも職員を配置しているというお答えがございました。今の水産課長の答弁ですと、水門、陸閘に関しては、全てカメラ監視しながら遠隔操作で行うので職員は、配置しないという理解でよろしいでしょうか。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

御質問にお答えいたします。当時のカメラにつきましては、まだ精度が悪かったということで、平成27年に施設を更新いたしまして、当時無かった雨や霧の時に使うワイパーとかズーム機能が付いておりますので、確認できるということからそういうことになっております。以上でございます。

質問 2番 田甫哲朗

ただ、樋管ゲートについては職員が現地に走っていって閉める操作をしなければならない。繰り返しますけれども、津波警報、大津波警報が出ている中の業務ということになるわけであります。それで管理規則第7条には、操作に従事する者の安全の確保というものが定められておりまして、第1項では、気象庁の発表する津波発生予想時刻等を基に算出された退避時刻を経過する前に、操作を完了または中止し、安全な場所に退避するものと謳ってあるのですけれども、この退避時刻、要は気象庁が津波到達予想時刻を発表した後に退避時刻が算出されるのかなと文言を読むだけで受け取れます。誰が退避時刻、場所によって時間も若干違ってくるのかなと思うのですけれども、誰がどのように算出してその退避時刻を職員に伝えるのか、そういうシステムができ上がっているのかを答弁いただきたいと思います。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

御質問にお答えします。退避時間の想定に基づく指示に対する御質問になりますが、こちらについては、水産課長の私が算出して職員に命令を出すことになると思っております。そのことにつきましても、現在樋管までの時間を新庁舎になりましてシミュレーションを行っております。その中では現地に向かって閉めて完了までに約8分から9分かかるということになっておりまして、現在道が出された二十何分ということも職員がまず出る時間も含めて算出して職員に指示を出そうと防災係とも協議しております。以上です。

質問 2番 田甫哲朗

後ほど再度伺いますけれども、同じくこの第7条の第2項に前項に定めるほか、前項というのは第1項先で言ったように課長が瞬時に計算して職員に命令をする退避時刻です。これに定めるほか、職員自身の安全性が確保されないと判断する場合は、操作を完了または中断し、安全の場所に退避するものとあるのですけれども、これってかなりぼやっとしまして、僕が考えるには個人差が生じやすい。ましてや、職員という使命感から危険が自分に迫っているから止めようという判断が果たしてその職員に課していいものかということがあるのです。かなり安全上懸念がある決め方かなと思うので、それについてあくまで私の感想です。現在、防災対策室では地震に伴う津波避難対策に鋭意に取り組んでいるところでございます。揺れが収まってから5分以内に避難行動を開始するように呼びかけております。そうした中に水門班で樋管に職員が向かうということは、これはもう逆走する話になるわけで、避難行動にも影響が出るでしょうし、それで以前出たのが樋管のフラップゲート化ということであります。防潮堤が完成して盛大に完成祝いもされる中で、私から言うとフラップゲート化が終わらないうち完成にはならないのかなと思うのですけれども、国の事業ですのでここまではやらないということで、完成という運びなのかなという認識でいるのですけれども、このフラップゲート化の以前まさに水産課長の答弁では、現在、水取場の道の管轄の嵩上げもありました。それで、道が水取場防潮堤で実施する樋管のフラップゲート化の方法等を参考にして、今後残る4つの樋管ゲートについても対応していく、実施してくという答弁がございました。それで、水取場の道が実施したフラップゲートはどんな工法でどれくらいの工事費が掛かったのか把握しておりますか。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

御質問にお答えいたします。水取場のフラップゲート化につきましては、工法的にはまずスリースバルブという上のところを全部撤去して、それで排水する場所に板を付けまして、水力の圧力で閉まるという形なのです。北海道の事業費については手元資料ないのですが、前回一区のフラップゲート化した工事については資料を持っていますので、そちらについては748万円でフラップゲート化を行えています。この他に委託料が加わるという形の金額でできる予定となっております。以上です。

質問 2番 田甫哲朗

一区は町独自でやったフラップゲート化ということで、多分、去年の当初予算か何かで、その時予算質疑でも私聞いていなかったので、フラップゲート化になったっていう認識ではございませんでした。ということは残り3カ所ということですね。残る3カ所は当然実施するのだと思うのです。これが実施されることによって、職員が現場に行かなくて済むわけですから、残る3カ所の実施時期と財源等についても考えがあればお聞きしておきたいと思います。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

御質問にお答えいたします。フラップゲート化の時期につきましては、現在、開発局の方に御相談申し上げております。ただ、事業が完成したばかりで、またすぐに新たな事業を同じメニューになると開発局の方から少し待っていただけないかということを言われております。このこともありまして、早期には行いたいと思っておりますが、まずは財政と相談しながら財源の確保ができましたら早急に行いたいと考えております。ただ、議員おっしゃいますとおり、職員が現場に行って閉めることになりますので、安全ということを考えますと、まずはフラップゲートを半分ぐらいまで通常閉めておきまして、雨水とか高潮になった時に色々と調整して、そうすると第一波で津波が来た場合でも早期に行かなくてもその周辺の浸水だけで終わって、絶対引き波というのがございますので、その時に庁舎が上にありますから昼間でありましたら引き波、津波防災ステーションですと霧多布港の潮位計もございますので、そちらを見ながら大体20分から30分の開きがありますので、その時に行って閉めることも可能かということでは、防災対策室も話しております。以上です。

質問 2番 田甫哲朗

今、課長が説明されたのはフラッグゲートじゃなく、今現在の樋管の話ですよね。一区が748万円で実施されたというのは単費じゃなく、国の事業があってやったということですか。残りの3カ所も国の事業として実施したいと考えているということですね。どれくらい、1年後くらいに改めてお願いに行くのか。今現在詰めているのか、または3カ所を一遍にやってしまうのか。できれば3カ所の方がいいのですけれども、仮に2年後になったとしても3カ所一遍に同時にでき上がるような方向で、是非検討していただきたいと思いますけれども、およそどれくらいを目標にという答えがあれば答えてください。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

御質問にお答えいたします。この予算につきましては、開発局も年2、3回程度概算要求だとか予算が確定した時に、根室港湾事務所の所長が来庁していただきまして、町長等に説明をしていただいております。その時にもフラップゲート化についてはお話しておりまして、何年度と言うことは言えないのですけれども、そちらについては毎回伝えておりまして、予算化を要求していただいて開発局の予算に乗せていただけるようにお願いしているとこでございます。以上です。

質問 2番 田甫哲朗

そうなのでしょうね。そうなのでしょうけれども、期待しながらということなのですけれども、例えば町負担が1銭もないよという事業ではないと思うのですよ。それで、この事業を感覚的にもし国の事業でないとするならば、緊急防災減災事業債、いわゆる緊防債。これの対象事業として乗っかる事業なのかなと思うのですけれども、なぜそう思うかと言いますと、消防が実施する消火栓の設置事業がありますよね。あれは緊防債の対象になるのですよ。まさに防災に関することであるがゆえに緊防債の対象になるのではないのかなと思うのですけれども、例えば緊防債が使えることになったので町でなるべく早く実施したいと。ただ、残る先ほど来出ている7割緊防債で交付税算入で3割は負担ということになるので、この3割について開発局の方でどうですかとかという提案をすることで、もし実施が迅速化するのであれば、そういう方法もあるのかなと思うので、そういう素人考えが通じるかどうか。今現在どのように企画財政課長考えられますか。

答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)

御質問にお答えをいたします。今回のフラップゲートに関しまして、緊防債について事務レベルで問い合わせをさせていただきました。原状復旧と言いますかそういった形について、現段階での活用はちょっと難しいのではないかという答えを事務レベルでいただいたところなのですけれども、先ほど、国土強靱化5カ年加速化対策の中で危機緊急自然災害防止対策事業費の拡充というところで、そちらも充当率100%交付税措置率7割というところがあります。ただ、これに関してはまだ確定とはいきませんけれども、その中に港湾施設の改修だとかも入っていますので、そちらも視野に入れながら、今後の財源対策に取り組んでいきたいなと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 2番 田甫哲朗

さすがに、5年も待つという話はないと思うので、そこは是非とも理事者とも相談して迅速に対処していただきたいと思います。それで、最初に申したように警報発令時には速やかに、水門、陸閘、樋管を閉鎖するという表現ございます。速やかにという表現は警報発令後直ちにという意味で理解してよろしいのでしょうか。何でこういうこと聞くかというと平時、岸壁で作業している方だっておられるでしょうし、ましてや漁期になれば船で漁に出ているということになります。発令後直ちにということになれば、どういう対応がこういう場合にとれるのかなということが、懸念されますので、今現在、考えておられる対策といいますか、ものがあれば示していただきたいと思います。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

御質問にお答えいたします。速やかという表現になると思いますけれども、こちらにつきましては発令された後職員が津波防災ステーションに到着し、町長の指示により閉鎖命令が出たらすぐ閉めると。それが速やかと思っております。ただ議員御指摘のとおり、水門と陸閘についてはカメラを見ながら監視しながら閉めるということになっています。また新たに今回の陸閘の設備によって、人が挟まれたのを感知すると陸閘が止まる仕組みにもなっております。そういうことも含めて、あとは漁業とか出た場合については組合で監視して止めながら、ただ発令になったときには速やかに全部閉めるということで防災対策室ともその辺については協議済みでございます。以上です。

質問 2番 田甫哲朗

うちの場合、津波というものからどうしても避けて通れない環境である以上、やはり今から漁協なり漁業者等々に普段から協議をして水門、陸閘を閉めるに当たってのルール作り、要するに警報発令後、ボタンを押してから陸閘なり水門が閉まるまでの時間というのは調整できるのかどうか分からないけれども、例えば、閉まりきるまで5分掛かりますよという時間は当然決まっていると思うのです。今言われているように、気象庁から発表があって、第1波到達時刻等も示されるわけです。あるいは漁場にいる場合、果たして水門を潜って帰って来られる時間があるのかないのか。ないとすれば先ほど1番議員言ったように島に逃げるとか、そういう対策というものをしっかりルール化しておく必要があるのかなと思うのですよ。漁協任せという考えじゃなく、しっかり漁協とそういうとこは詰めておく必要があるのではないのかなと、それを基に訓練等に関して活かしていく。基本的なルール作りが必要じゃないのかなと思うのですけれども、考えについて御答弁いただけたらと思います。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

御質問にお答えいたします。議員おっしゃいますことについては、水産課としても危惧しているところでございます。その中で、浜中漁協、散布漁協の両漁協に津波時の避難の考え方について、お答えを聞いているところでございます。まず浜中漁協につきましては、津波避難計画を作成しないということで、これは東日本大震災後の理事会で決定済みとなっております。こちらの内容については、先日専務の方にも確認したところ、津波の形状また高さ、何処で発生したか等によって色んなことが想定されるので、マニュアルを1つでは作れないということで、計画を作成しないということになっております。散布漁協におきましても、こちらについては作成できないと。そして、基本的には操業現場とか色々なところがありますので、自己の判断で沖出しや寄港等を行っていきたいと聞いております。また、各漁協にお伝えしているのは、津波警報、注意報が発令された場合には即座に陸閘、水門は閉めるということはお伝えしております。閉められた後については、皆さんで防潮堤を超えていいただくようにお願いしている状況でございます。以上です。

質問 2番 田甫哲朗

両漁協とそういう協議がされて、漁民の皆さんも承知していると理解したいと思います。最後になりますけれども、この地域防災計画、分厚い冊子がございます。出来たのが今年3月でしたか、その後災害対策基本法が改正になりました。避難に対する部分で、避難勧告が避難指示に一本化されますよという分かりにくい曖昧な位置付だったので、より緊急度がある避難指示に一本化されますよと決まっております。当然、計画の見直しが、避難勧告というワードがある部分はすべて見直しが必要になってくるのだろうと思うのですけれども、多分そうなると思います。それで、今回、例えば改正がなされた場合、その部分のみをいわゆる差し替えができるような作りになっているなと思うので、今までみたいに1冊丸ごと作り変えるのではなく、その部分のみを改正し持っている方々に差し替えてもらうという手法でこういう形になったのかと理解しているのですけれども、今言っている避難指示に一本化する作業を含め、方法等も答弁いただき終わりたいと思います。

答弁 防災対策室長 石塚豊(防災対策室長は2023年9月まで)

お答えいたします。浜中町地域防災計画の関係でございます。避難の関係でございますけれども、今までは避難勧告と避難指示ということで、同じく避難を呼びかけるという部分で2種類あったものが、全て避難指示に一本化するということでございます。それで今回の地域防災計画の勧告指示の部分が、相当数載ってございます。数えていませんけれども、恐らく枚数にして100ページとかにはなると思います。その部分については、次期の計画の改正に併せて直していく形になりますけれども、この冊子をどういう形で直していくか、冊子の紙のベースの部分をどのように直していくかは今後検討していきたいと思います。以上。

出典:浜中町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる