みんなの議会

浜中町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月13日

特別養護老人ホームにおける介護福祉士の定着化支援策は

2020年3月13日、浜中町議会の一般質問で、秋森新二議員が「特別養護老人ホームにおける介護福祉士の定着化支援策は」について質問し、福祉保健課長 渡部直人、水産課長 細越圭一が答弁しました。

質問者
秋森新二 議員
答弁者
福祉保健課長 渡部直人、水産課長 細越圭一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 秋森新二

特別養護老人ホームにおける介護福祉士の定着化支援策はということで質問をさせていただきます。その前に新型コロナウィルスが世界的流行となってしまいました。一般町民も不安と緊張の日々の中にあると思っております。それ以上に、介護現場は大変厳しい環境にあると推察しております。そういう中で昨日2番議員から質問がありましたが、対策については、インフルエンザ施設内感染予防対策マニュアルに基づいて対応しているということで、安心をしているところでありますが、不足しているマスク、消毒液、その辺は大丈夫なのかちょっと伺っておきたいと思います。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

はい。新型コロナウィルスの関係ですけれども、特養の部分ですが、昨日の予算審議中でもお話しさせていただきましたけれども、感染症予防対策に努めているということで、備蓄用マスクについては、今のところ間に合っているということですけれども、かなり供給が滞っていてなかなか新しいマスクが入って来ないという状況だけは確認しています。それと消毒の関係ですけれども、インフルエンザ対策と同じでこまめに入り口、ドア等含めて消毒作業をやっていると聞いております。それとデイサービスについては分散で受け入れという形で週に1回の利用という形で利用制限しながら、集団感染がもし発生したら困りますので、接触という可能性もありますので、その辺で対策をしていると聞いております。以上です。

質問 3番 秋森新二

はい。ありがとうございます。それでは質問に入らせていただきます。終の棲家かとも言われている特別養護老人ホームは全国的に、介護職員不足で定員を満たしておりません。道の2018年度の推計によると、道内の介護職員9万9315人のうち、1年間で1万5150人が離職している状態にあります。その半数の7258人が介護福祉士とされております。道内では2025年度には11万7000人の介護人材が必要となると言われております。厚生労働省は団塊の世代全員が75歳以上となる2025年には、約34万人の介護職が不足すると見込んでおります。浜中町でも介護職員の不足が続いておりますが、介護職員の定着化を図るため、より一層の処遇改善を考えるべきではないかと思っております。それに則りまして御質問をさせていただきます。まず最初に、特別養護老人ホーム「野いちご」の入所者数と介護度の状況、それから希望待機者数、介護福祉士の人数と資格保有状況を教えていただきたいと思います。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

特別養護老人ホームハイツ野いちごの入所状況ですけれども、令和元年12月末現在で定員50人に対し47人の入所となっております。介護度別の入所状況は介護度5が24人、介護度4が15人、要介護度3が7人、その他1人となっております。入所待機者数は令和元年12月末現在37人で、そのうち浜中町の方が34人となっております。職員の状況ですが、令和2年2月現在では介護福祉士22名、ヘルパー2名、その他有資格者の職員は、介護支援専門員2名、看護師3名、准看護師1名、それとデイサービスと兼務となっている栄養士が1名、有資格者職員は31名となっております。以上です。

質問 3番 秋森新二

入所者数は3名の不足ということで、介護職員が22名でありました。その中で資格保有者の人数をもう一度お願いします。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

介護福祉士さんにつきましては国家資格の有資格ということで22名です。ヘルパーさんが講習とかを受けて昔のヘルパー2級とか、今の初任者研修とかという資格なのですけれども、介護に基づく基礎的な知識を持って介護現場で働いてもらっている方も資格者です。その方が2名いますので24名で野いちごの入所者の対応をしています。以上です。

質問 3番 秋森新二

続きまして、パートの方で22名はみんな資格があるということでありますので、後はパートの方でデイサービスに関わって働いている方でも、働きながら資格を取りたいという方がいれば教えていただきたいと思いますが、併せて現在行っている処遇改善の内容も教えていただきたいと思います。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

現在、野いちごに勤務されているヘルパー資格を持っている職員2名ですが、この方々は介護福祉士の国家取得を希望しております。施設長から聞いていますけれども、このうち1名の方が介護職員でスキルアップするために、令和元年度に介護士の国家資格を受験しております。残りの1名の方も来年度受験予定だということで聞いております。あと3点目になると思うのですけれども、現在行っている処遇改善の内容ですけれども、直接町の方で支援している内容は、昨日予算措置の方で若干お話をさせていただきましたが、町として支援している部分と野いちごさん独自でやっている部分のお話させていただきたいと思います。平成30年度から介護士の確保に対する支援として、介護福祉士修学資金貸付事業と介護士志願者支援金事業の2事業を実施しております。一つ目の介護福祉士修学資金貸付事業は、専門学校等への授業料等の納入経費に充てていただき、介護福祉士を目指す人1人120万円を限度として貸し付けしています。学校卒業し介護職員として野いちごに3年間勤務すれば、就学資金の返済が免除されます。二つ目の介護職志願者支援金支給事業は、介護職として勤務すると6カ月後に20万円。1年後に20万円、2年後に20万円の合計60万円が支給されるので、3年以上勤務いただくと返還が不要となります。二つの制度とも3年間介護職として勤務いただくことを前提として、介護職の定着を図ることを目的としております。町は平成30年度から、介護職確保の2事業に支援を行っております。令和元年度では介護福祉士修学資金貸付事業分として240万円。介護職志望者支援金事業分として260万円。合計で500万円を浜中町福祉会補助として支援しております。また、野いちごでは介護職については、介護保険の給付に加算される処遇改善加算金の財源を、昇給や特別勤務手当の割り増しなどに活用しております。平成30年度分で1312万4000円を介護職の処遇改善に充てていると聞いております。ちなみに26歳介護職の年額でいうと7万5000円を支給していると聞いております。また、非介護職ですけれども看護師、ケアマネ、管理栄養士等に介護職員処遇改善加算一時金事業として、本年度14人に対し総額67万7000円を支給しています。この財源については町の方から補助しております。以上です。

質問 3番 秋森新二

それなりに処遇改善なされているようでありますが、これらの改善の中で定着率が上がった。また、職員のモチベーションが上がったという流れにはありますか。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

事業の効果ですけれども、特に志願者支援事業分については、定着化が3年間で、やはり介護職は早期の離職が多い職場です。町外から来ていただいて3年間しっかり働いて、さらに人材として地元に根づいていただいて、さらに、今問題となっているのは人数が揃わないことで、50床が満床になかなかならないという状況がありますけれども、そういった部分では、野いちごの施設長からは本人方のモチベーションにも繋がりますし、野いちごとしても人員の入れ替わりが大分抑えられたかなというお話を聞いております。以上です。

質問 3番 秋森新二

満床にするには介護職員の資格所有者が25人いればそれは可能と思って聞いておりますが、働きながらの介護福祉受験をされる方が今1名いるということでありますが、それに対しての受験料とか、研修を義務づけされているようでありますが、それに対する費用、通信教育も受験の資格を得ることができるような話も聞いておりますが。定数25名であれば、今現在22名ですから25名であれば、まず50名の満床にできるのかということも伺っておきたいと思います。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

50床を満床にできるまで介護福祉士、現場の職員何名ぐらいかというお話ですけれども、野いちごの施設長とお話した中では、やはり夜勤に回ってくれる職員はある程度経験を積んで入所者の方の状況も把握しなければならないので、採用になってやはり半年ぐらいは状況を見ないと夜勤を1人で対応するのはなかなか難しい状況だというお話を聞いています。人数的なことを言うと、夜勤の方があと2人となりますので、単純に言うと介護職員が2名増やせれば対応できるかなと話していたのですけれども、実は3月末にも現場で2人くらい辞めるというお話聞きました。それで、その対応もしなければならないということで47名までいったのですけれども、なかなか増やせるような状況になっていないという現場の悩みも今回聞いています。あとの資格に関する費用の助成は、一般的に介護福祉の国家試験の受験料としては1万5300円ぐらいかかりますけれども、野いちごのヘルパーさんが介護福祉士の国家試験を取得するには実務経験を野いちごで3年以上積んでいただいて、そのあとに実務者研修をすることが資格の要件なります。実務者研修と別に受講が必要になります。これらの通信とか、あと通学とかで取得する形になりますけれども、今年度、実務研修を受講した野いちごのヘルパーさんは、実務者研修受講料として約12万円の費用がかかったと聞いております。それと浜中福祉会独自で、在職する職員が短期の資格取得に要する費用に対して職員資格取得助成制度があります。これは資格取得に要した費用の2分の1以内で3万円を限度に助成されることになっております。今年度、介護福祉士の国家資格を取得した方に3万円の資格取得の助成がされております。町としての制度についてありませんけれども、野いちごさんの方で独自の財源を使って助成しているということでお話聞いております。以上です。

質問 3番 秋森新二

この働きながら資格を取るというのも大変時間的にも厳しい中で、通信教育などもやってとっているようでありますが通信教育は、高くつくようでありまして、今の受験料も1万5300円。値上がりになったそうで本当は1万650円だったのが1万5300円に上がって、研修等も8万円くらいかかるということで負担も多く、大変厳しい中で資格を取っているようであります。できることであれば、この辺の3万円助成があるということですが、もう少しその辺手厚い対応があってもいいのかなと思っておりますが、その辺確認をしておきます。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

実は私も今回の野いちごさん独自の助成制度が3万円限度ですけれども、この制度があったというのは実は初耳で、野いちご独自でやっていたということで初めて聞きました。町としての支援方策として今まで独自財源でやっていたということですので、この分の対象者がいたら、あわせて町としてこの部分に、人材確保、それとあと定着化という意味では支援が必要かなとは思いますので、野いちごさんの今の制度設計の中で、例えばこの金額を具体的に3万円がもう少し上げるとかというお話は実際しておりませんので、そういうお話があれば令和2年度から財政支援という形での、新たな支援、形は変えてやってはおりますけれども、そういった部分等も併せて制度の内容、定着化、あと介護人材の確保の部分では、今ある制度の見直しも含めて、野いちごさんの中でまず整理していただいた上で、町としての支援策を検討していかなければならないと考えております。以上です。

質問 3番 秋森新二

はい。ありがとうございます。よろしくお願いします。今、夜勤ができる方が22名ということでありますが、私の聞いている限りでは3名が辞めるという話を聞いております。ですから、今、47名ですのでその3名を補充するのに大変難しい今の現実ですから、また大変な介護状況になろうかなと思っておりますが、たまたま資格取得した方なのですが、男性なのですけれども苫小牧に事情があって行くようであります。その人の方の話でありますが、勤務して6年目でやっと介護資格の取得を取ったようであります。奥さんと子供2人、子供はまだ小学校2年生くらいだと思いますがいます。奥さんはここで働く職場がないということで厚岸に行ってパートで働いて厚岸から男性の方が野いちごに通って働いておりました。この方、通信教育で資格を取った方でありまして、教材費は、やはり12、13万円かかったそうです。それは野いちごの方から出していただいて、それをやっと払い終わって今、苫小牧の方に行くということであります。だから、この平成30年から始まった各事業の制度でありますが、その恩恵にあずかっていないのですよね。この方は。いろんな手当があって、それなりのある程度恵まれたようなところもあって、基本給は17万円位だそうです。その手当等がついて、例えば資格を取っていますからそれが6000円位ですね。資格手当6000円だとか、夜勤もやっていますから夜勤で8000円位はついて1カ月大体25万円位だそうです。年収は400万円位と言っていました。苫小牧の方に行っても資格を持っていますから特養で働くそうです。そこは、浜中より20万円位多い420万円位の話をしています。この人の話ですと、もう少しやはり、最初2号俸から始まって3000円つくのだそうです。それが途中から1号俸になりその間1500円位しか上がらなくなるそうです。それは共通して10年位資格があっても主任などが副主任だとか係長というそういう役が就く人は給料が上がっていくかもしれませんが、それ以外の人は大体10年ぐらいで止まるような話です。それだけは共通しているようであります。介護職は嫌だということではないのです。それに対しては問題ないのですけれども、もう少し給与の面で改善して貰えるといいのにねという話はしておりました。次に入ります。先ほど、処遇改善の内容で介護福祉士奨学事業、これも平成30年の4月から始まった貸付制度でありますが、120万円なのですよね。これは3年以上働くと免除になる大変いい制度だなと思っておりますが、釧路の専門学校であれば大体2年制ですけれども、1年でやはり96万円くらいの授業料から何からということになっています。大体その釧路から上の方の専門学校であっても大体100万円くらいが1年時でかかるようであります。ですから200万円近いものは、やはり専門学校に入ってもかかるようになっています。そういう中で、この制度を作っておりますから、できることであれば2年分の授業料も含めて1年に100万円、2年で200万円くらいのものは貸付として出してもいいような気はします。しかし介護はやはり大変だというイメージがありますから、霧高の高校生も今日聞いたら、結構専門学校に入っているそうですね。その介護の学校に入ったかというのはどうなのか分かりませんけれども、この制度がまだ使われてないという事であれば抵抗があると。仕事の面でね。そういうものもあって、それからこの制度がやはり中途半端なような気がします。その辺がもう少し改善できるものであれば改善してもらえないかと思いますが、考え方を聞かせください。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

介護福祉士修学資金貸付事業の120万円の方の話だと思うのですけれども、実は野いちごさんでは霧多布高校と厚岸の翔洋高校さんの方に行って、将来、介護職を目指して学校に行かれる方で、野いちごのこういう制度があるので、将来野いちごに来ていただいく人材を確保しながら、そうすると結果免除なりますよというPR等もしているという話を聞いていますけれども、実はどちらも利用実績が今のところありません。それで先ほど秋森議員もおっしゃられましたけれども、なかなか介護職、そしておまけに学校に行ってから、それでもやはり勤務地ですね。それぞれどこに行くか就職先も含めてですけれども、やはり地元に戻ってきていただければ介護人材を確保できて、長く定住していただいて特養を満床にできると。そこで介護をできる人を介護者を多く診られればいいなと思っていたのですけれども、なかなかこの事業が金額の問題ではなくて、そちらのほうの影響で利用がないという状況になっております。金額の部分については野いちごさんとも話しておりませんけれども、利用の実態があれば、そこがネックだとすれば金額を改善するなど考えられるのかなと思いますけれども、現状とすれば、利用実態としては該当者がいないのは、違う要因だとは野いちごさんから聞いておりますので、もちろんその辺の制度のあり方ですね、制度を精査させていただいて、実は今年度の予算中では野いちごさんの部分では、令和2年度は希望者がいないので予算要求はしませんということで、逆に向こうの方から削ってきました。制度が悪いのかという話ではなくて、なかなかPRしてもいないので、逆に違う策を考えなければならないのではないかなと施設長との話ではされていますけれども、まず介護福祉士就学資金については、現状のあのままの制度で残して中身の運用については今後、野いちごさんとも協議検討させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 3番 秋森新二

できれば、霧高から出る女子高校生でも、地元にできるだけ残るような制度ですから、ぜひともその辺、PRの仕方も新聞のチラシ、それからホームページ等も利用してやっているようでありますが、利用してもらえていないというような現実ですから、その辺は改善するものは改善しながら、できるだけ浜中町で働いてもらえるような制度にしてもらいたいなと思っております。それから働いてもらえない現在の状況の中で、シングルマザーの方は1番の雇用の中で働いてもらえる確率が高いのかなと思って、今回、調査していただいておりますが、2016年度の厚生労働省の発表では、全国にひとり親世帯の調査がありまして、約142万人のうち父子世帯は約18万7000世帯、母子世帯は約123万2000世帯あると言われております。野いちごで働いている今の介護士の方々でも半分くらいは野いちごで子供を育て終わったという、そういうような話もされています。こういう恵まれた今の条件、制度のない中でこれまで頑張ってきたのだなと思っています。それだけ子育てをしなければならない、そういう環境で必死になって働いてきているのがこの介護の職だと思っていますが、できることであれば、もし来てもらえるものであれば、浜中町の子育て環境が大変充実していますから、給与の面と住宅環境が揃えばホームページでも募集をすると、もしかしたら来る確率もあると思っていますのでその辺はどうでしょうか。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

シングルマザーの雇用の関係だと思いますけれども、シングルマザーの雇用については、浜中福祉会といたしましては、介護職員の不足の状況にあることから、介護福祉士等の資格持っている方を含めて介護に興味ある方は積極的に採用していきたいということであります。職員の募集方法としては、町内新聞チラシ配布、ホームページによる募集等行っております。ただ、今議員のおっしゃりますとおり他町村では町外から来る方に対して支援金とか、例えば1年間は手当をつけるとか、あとシングルマザーに限ったことではないのですけれども、町外から来てくれる方に対しての赴任旅費的に引っ越し代という形のものを出しているところもあります。現在そのような赴任旅費的なものは野いちごではないと聞いておりますので、それも一つの財政的な支援という意味では、一つの方法でもありますし、そういうところの検討もあるのではないかなという話はさせてもらっていますけれども、基本的には、やはり介護人材がなかなか地方に向かないというところが1番の問題かなと思っています。やはり、先ほどお話ありましたけれども、他の所に行った方も家庭の事情等あったと思いますけれども、収入面とか家庭環境とかいろいろな部分で、子育て支援も浜中町は充実していますけれども、違う側面で外に出ていったりとか、また逆になかなかこちらの方に来られない。釧路市内にしても、介護士の不足は深刻な状況でありますので、なかなか地方には向かないような状況ですので、支援策は、このシングルマザーに限ったことではないのですけれども、先ほど申しましたが、いろいろな政策、他の町村で効果が上がっているようなものを野いちごさんでこれはいけるかなという制度中で、先ほどの2事業は出てきたと思いますので、そういった部分を町としても研究しながら、対応をさせてもらいたいなと思っております。以上です。

質問 3番 秋森新二

給与の面とか、いろいろなことに関しては、老健あたりは、肉体的にも扱う介護度が違いますから、結構それなりの人気なのだと思います。募集を見ますと給与で27万円から30万円くらいですから老健と特養との違いははっきりあるのだと思いますけれども、それだけに大都会でも特養が満床にならないというのはそういう所だと。それが地方になればなるほどある程度の処遇改善をしていけるような体制をとらないと介護者の方もやはり負担がかかるし、それから満床にならないから経営の方も大変になってくるという悪循環がずっと今繰り返されてきています。平成30年は40人ということになっていますから、是非ともその辺は、改善をして、処遇改善等も含めながら、できるだけ介護士さんが25名体制ぐらいで、あとはパートさんも入れながらそういう体制を作っていただきたいなと思っております。それから、この件に関しましては通告していないのですが、厚生労働省が今年4月から75歳以上を対象にフレイル検診を義務化するとされておりますが、フレイルとは衰弱・虚弱という意味なのですが、その義務化が75歳からということですが、この話は聞いておりましたか。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

フレイル検診の中身については承知していませんでした。特養さんでやるということではないですよね。フレイル健診については、介護要望とか、そういう話だと思いますけれども、具体的な、どういう形でやるかという部分を実は内部では話ができていなかったので中身の方を検討させていただきたいと思っています。そういうことでよろしくお願いします。

質問 3番 秋森新二

すみません。通告も無しなのでわかります。これが直接、介護の方にということではないのですけれども、これを見ますと、4月1日からの義務化ということになっていますが、要介護の方が増えていくということなのですよ。ですから関わってくることなのですけれども、医者が問診票見ながら相対で判断して、それで介護度を決めていくというものなので、これが実施されると75歳以上の約350万人が対象になるとも言われているのですよ。ですから、対岸の火事ではなく浜中町でも要介護の人が増える可能性もあるという現実がありますから、是非ともその辺デイサービスも関わってくることですから、その辺も留めておいてその対応に当たっていただかなければならないと思っておりますので、このこともお願いして、この件は終わります。ありがとうございました。次の質問に移ります。2040年までにナガコンブ消失の報道がありました。このことに対しまして御質問したいと思っております。地球温暖化は海洋資源の分布変化をもたらし、現在、日本で漁獲されているコンブが数十年後には激減するとの予測を北大の研究グループが発表しました。ナガコンブは、実際2040年までにマコンブ、ミツイシコンブは2090年までに日本近海から消失するとの内容であります。これは昨年の11月に道新厚岸支局の村岡さんの報道でありますが本当に驚きました。初めて北緯40度以北の低水温域に生息するコンブ目の分布将来予測が行われたことになります。この北緯40度は岩手県の久慈から南の方に20キロくらい下がったところで、それから秋田県の男鹿半島が北緯40度になっています。浜中が43度です。この数字は北緯の数字が高くなるほど温暖化の影響が大きいと言われているのですよ。その地域に浜中町が入っています。予測の中で研究グループの中岡教授はコンブの個体差を考慮していないことから、高い水温に強い個体が子孫を残し、予測ほど減らない可能性を指摘しているが、一方、海水温の上昇でウニの食害も指摘されています。東北大学院の東教授はこの問題に触れ2040年までにあと20年しかない。天然コンブの生産をどのように維持していくべきか具体的な対策を考えるべきだと問題を提起しております。地球温暖化の現在のスピードからこのままいきますと、この報道は現実のものになると私も思っております。そうなると漁業の衰退、強いては、地域の崩壊に繋がる内容であります。浜中町はこの報道をどのように受け止めているのか、まずその点伺っておきたいと思います。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

御質問にお答えいたします。2040年までにナガコンブ消失の報道につきましては、昨年12月に北海道大学北方生物圏フィールド科学センター中岡教授研究グループが地球温暖化により、「北日本のコンブが著しく減少する可能性を予測」と題しまして研究成果が発表されました。この研究は、北日本の昆布類の分布域が今後、地球温暖化の進行によって大きく減少すること。また分布が限られている複数の種が日本海域から消失する可能性が高いことを明らかにされました。その中で浜中町の大宗漁業でありますナガコンブが2040年までに消失すること。また、マコンブ、ミツイシコンブについても2090年までに消失することの報道につきまして、町としては大変驚いているところであります。以上です。

質問 3番 秋森新二

それは漁業者が一番驚いているところなのですよ。政治に携わるこの立場で基幹産業ですから、浜中町の二大産業の一つですから、これが20年と言ったら目の前ですから、そういう差し迫ったような報道がされているのですよ。それで、はっきりいって驚いてばかりいられないのですけれども。わかりました。はい。そうですね、対策ということにもなりませんけれども、今やなければならないことかなと思って今回提案をしておりますが、平成26年に水産指導所の方が、初めての遊走子の数の調査をしてくれました。それが火散布前浜で32万2051個、藻散布の前浜で8万1213個、厚岸もやっていまして床丹前で3345個、それからもう 1 カ所の床丹前で42万3453個、それから今このナガコンブが無くなりますよと言ったこの実験場前でありますが、オニコンブが252個となっておりますがこの調査をして、できれば継続してほしいという要請を水試にしたのですよ。20万円くらいですけど、やっぱり高いというのですよ。だから、やれないと言って断られたのですよ。こういう問題も発生しましたから両漁協と浜中町と三者で出し合って、これからモニタリングをやっていくことが必要だと思ってお願いの提案をしました。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

御質問にお答えいたします。遊走子のことだと思うのですけれども、私どもの資料では27年と押さえておりまして、藻散布と火散布の遊走子を計っているということで聞いております。今後の遊走子の計り方に関しまして、今回、御質問があったことを受け、釧路水産試験場、そして厚岸にあります指導所の方に確認しております。その中で今回この報道が、先ほど私も驚いていると言ってしまいましたが、きちんと確認はしておりまして、水試の方もそのところに昆布が本当に無くなるのですかと各関係機関の方から問い合わせが非常に多くて、この対応も考えていきたいと言っておりました。そこで遊走子を継続的に計るのですかというお願いをしたところ、指導所の方からやっていただけるというお話もいただいております。まず、研究ニーズに上げて、それが水試の方で、今後道東の昆布が無くなることは大変なことだと思いますので、水試の方も重く捉えておりまして、そのことは検討していきたいと聞いておりますので、まだ、先にそっちの方のお願いをしてからで、できないという場合には三者でと考えております。

質問 3番 秋森新二

遊走子は昆布の胞子のことなのですが、今現在は本当にあるのですよ。ですから我々もちょっと安心しています。さっき言ったように、温暖化に耐えられる昆布も残るのではないかという話もされていますから、さほど、今のところは浜の人たちも特別、騒ぎになっているようではありませんが、現実にやはり今の流れからすると、この流れが来るのだと。消失するようなことまでいかなくても、来るのだと思います。道南がいい例だと思っています。道南のマコンブがここ3年くらいで激減しています。これは10年、20年からなのデータですけれども、21年は養殖と天然と6298トンですが、その中で、この時代はまだ天然が2003トンあるのですよ。これが、28年になると4016トンが673トンまで落ちます。そして、平成30年4398トンが427トンまで落ちます。そして去年、4000トンの中で天然が300トンと激減しています。そして本当のシロクチコンブとかクロクチコンブとかは平成30年は3トンだとか0トンだとか、5トンだとかそんなクラスまで落ちています。マコンブがそういう流れに函館ではあります。ですから函館は海水温が高いと思っていますから、遊走子は海水温を23度になれば死ぬという検査結果も出ていますから、本当は道南から日高にかけて、先に我々のナガコンブよりも本当は耐えるのが普通だと思うのですが、それが北緯43度のほうが先に消失するということですから、それだけ温暖化の影響が寒い冷水帯に出ているのだと思います。そういうデータだったのだと思います。

質問 3番 秋森新二

最後の質問になるかと思いますが、遊走子の検査はやってもらえる。北海道がやりますと言ったらやってもらえる。北海道がだめだと言ったら地元で、浜中町と両漁協でやるということでよろしいのですね。それから、もう一つは、通告していませんが検討してほしいなと思うのですけれども、ナガコンブ自体はこの釧路市からですから、東部、そして釧路町の昆布森、厚岸、浜中、散布の5単協入っていますから、この1市3町で耐性ナガコンブの試験研究をやって、余市にある道総研に要請すればお金はかかりますが、長い年月かかるかもしれませんが1市3町で、できればやってもらいたいなと思うのですよ。そういう耐性コンブ、温暖化に強いようなコンブの試験研究を作ってもらいたいなと思っています。それができたからといって、広い範囲に岩盤に吹きつけるということはできませんが、狭い範囲で岩盤にセルロースを使って吹き付ける技術はもうできていますから、できれば、それを検討してほしいなと思っていますがどうでしょうか。

答弁 水産課長 細越圭一(水産課長は2024年3月まで)

遊走子の関係について、私も聞いていることをちょっとお話しさせていただきたいのですが、遊走子がたくさんあると思いますが、そこでやはり指導所の方が言われるには、着底して、そして光合成がおきて発芽しなければならないと。遊走子がいっぱいあったからといって、そのために私たちが水産多面的事業を使いまして、雑草駆除をしてそこに着底して光が入るようにしてコンブが伸びていると考えておりますので、遊走子の捉え方としては、量はきちんと把握していると思いますが、そちらの方も必要だと思っておりますのでよろしくお願いいたします。耐性コンブということだと思うのですけれども、その件につきましても、毎年、議員御存じだと思いますが、釧路地区水産試験場の指導所の普及地域活動計画要望ということで、各市町村と漁協の要望のとりまとめを年1回行われております。その中でまずお願いさせていただいて、そこから水試に上がっていくこととなっておりますので、この耐性コンブ、やっぱり水温の高いところで育つコンブは必要だと思っておりますので、その辺についても働きかけていきたいと思います。以上です。

出典:浜中町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月13日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる