浜中町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月4日
海岸線に居住する住民の合併浄化槽の普及状況について
2019年12月4日、浜中町議会の一般質問で、加藤弘二議員が「海岸線に居住する住民の合併浄化槽の普及状況について」質問し、町民課長 佐々木武志、町長 松本博が答弁しました。
- 質問者
- 加藤弘二 議員
- 答弁者
- 町民課長 佐々木武志、町長 松本博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 加藤弘二
それでは、3点目に移ります。
質問 5番 加藤弘二
3項目について質問したいと思います。海岸線に居住する住民の合併浄化槽の普及状況について、全町的に下水道施設が敷設されて20年近くなります。下水道が敷設されない地域は、合併浄化槽の設置で海への汚染水の流出を防ぐ方法で進められてきました。その後の合併浄化槽の進捗状況はどうなっているか。集落、地域ごとに合併浄化槽の設置戸数と未設置戸数を表にして示してくださいということでお願いしたところ、資料が出されてきました。この当時の下水道管を通すというあの議論は、特に私は海岸線で見たのですけれども、海に汚染水を流さないということで集落ごとに、暮帰別は暮帰別、新川は新川で何回か集まりをもって、当時の建設課長が中心になって私のところの暮帰別にも説明に来まして、その説明の中で、クリーンセンターから流れる水はコップで飲んでもきれいな水だというところまで課長は説明しまして、本当に飲めるのかなと、私は本気になったほど、本当に真剣に海をきれいにするということで、スムーズに下水道につながる水洗トイレの工事も期日までにやって、私の家なんか一軒家ですから、家のために道道123号線に管を通してやってくれるほどのやり方だったと思います。それで、下水道管が通らない地域では合併浄化槽でやるのだということで、そういう勢いで進めてきたのですが、今日配られた資料を見て驚きました。確かに湯沸、渡散布、ここは下水道管が通っていなくて、皆さん合併浄化槽で汚染水を処理するということでした。たくさんあるのですけれども、火散布や藻散布や榊町は、ちょっと離れたところに下水道管の通っていないところ、橋の向こう側に何件かあるとか、そういうところなのですが、奔幌戸、貰人などは海岸線で昆布漁場を目の前にしているところなのです。それで、海岸線のところで湯沸、渡散布、奔幌戸、貰人、恵茶人、この辺のところの設置率が大変少ないので、上のほうの湯沸や渡散布で設置未実施の原因がどんなところにあるかということを説明していただきたいと思います。
答弁 町民課長 佐々木武志(町民課長は2021年3月まで)
御質問にお答えいたします。海岸地区、未実施の理由ということかと存じますけれども、実は町といたしましては、平成23年5月に下水道未整備区域の計235世帯を対象としまして、23年度以後の設置意向を把握すべく、合併処理浄化槽設置アンケートを実施しました。回答率につきましては、約半数の49%でございましたけれども、設問の中で、今後合併処理浄化槽の設置を考えているかという問いに対して、考えていないと答えた世帯が58%を占めております。その考えていないと回答した58%の世帯のうち、設置費用が高いということを理由に掲げられている方が48%でございました。その他の理由といたしましては、自身が高齢であること。それから、後継者がいないこと、単純に単身世帯であること。そういったことも、ほかに理由として挙げられていたところでございます。合併処理浄化槽の整備費用は5人槽で約180万円、7人槽で200万円ということで、設置後も浄化槽法で義務づけられている法定点検等の費用などもかかってまいります。このことから、やはり未実施の理由といたしましては設置費用、それから設置後の維持管理費用の負担の大きさというものが大きな理由になっているのではないかと考えております。以上です。
質問 5番 加藤弘二
このような数で、そしてまた理由は、今、様々述べられておりますが、高齢であったり、あるいは後継者がいないとか、そういうことを理由に挙げていますけれども、当初、下水道を通すということでの意気込みからすれば、皆で協力し合ってやらなければならないというようなことだったと思うのですが、あれからもう20年も経って、今のような理由が述べられて、浜中町が計画した汚染水が流れない前浜をきれいな海にしていくという初期の目的が果たされていない状況です。やはり初心に戻って何とかこれを浜中町の力で、できないと言ったらそれまでかもしれませんけれども、こういうことを貫徹するということが私たちの町にとっては本当に大切なことではないかと思うのです。最近の新聞などを見ても、2090年には昆布は4分の1にまで減るだとか、あるいは地球温暖化でどうのこうのとか、あるいは福島県の放射能の汚染水を少しずつ希釈して海に流すとか、そういうことが勝手に言われている中で、我々は漁業を、1次産業を主としている町なので、まず我々の区域で守るべき責任は果たしていこうということが、他の地方で色々なもの流すのはやめてくれと胸を張って言えるのも、そういう浜中町の取り組みがあってこそ、我々がそういう汚染水を流しては困ると、断固やめてくれということにもつながると思います。私は、まず汚染水処理のことについて先ほど言いましたけれども、しっかりやるという方向でこの問題を考え直すことはできないものかということで、私が質問して以来、町はどういう立場に立ったかをお聞かせ願います。
答弁 町民課長 佐々木武志(町民課長は2021年3月まで)
御質問にお答えいたします。下水道が整備されましてから、未整備地域につきましては合併浄化槽の設置ということで進めてきました。平成12年度から16年度にかけましては、農村地域で集中的に中山間事業等を整備されたという経緯がございます。また、例えば散布地区におきましては、下水道を整備する際、未整備区域につきましては、そういうふうになりますよと、個人設置型いわゆる浄化槽になりますよということも住民説明会で納得いただいているということで、実は平成21年度から浜中町合併浄化槽の設置整備事業補助金というものを出しております。平成30年度までに計43件、この補助金を活用されております。ただ、海岸地区におきまして整備が進んでいないという現状がございますけれども、現在のところはあくまで合併浄化槽の設置につきましては、まずは個人の意向・意思というものを尊重するということがベースとなっております。しかしながら、やはり浜中町の豊かな自然、それから先ほど議員申されましたとおり、第1次産業との共生を図るという観点からも公衆衛生の向上と、快適な住環境の構築というものは引き続き取り組んでいかなければならないと考えておりますけれども、まずは現存の町の補助金制度を活用していただくべく周知の徹底、それから普及啓発、これをさらに進めていきたいというふうに考えております。以上です。
質問 5番 加藤弘二
私は、これから考えるという時期はもう過ぎているのではないかと思います。ただ、過去のことで、設置した人と設置しない人、結果として設置しない人が得をしたような不公平感が出るのは良くないと思うのです。何らかの形で合併浄化槽を設置して、しかも自分の懐から出る費用が半額になる。しかし、合併浄化槽のつくり方、機能の果たせるような合併浄化槽をつくって、そして、しかも半額でやるなどそういう視点を考えて、半額でできるように考えたと。これで何とか100%できないのかというようなことで、やはり町の真剣さというものを町民に示すことが大事ではないのかと私は思うのです。実際のところ、こういう地域でもちゃんと合併浄化槽をつくった家もあるわけですし、しかも、家族が多くなったので新しく建てるというところが率先して合併浄化槽に替えているというところもあるのですが、新しい家を建てるのを待つということではなく、やはりこちらから今言ったような方法で機能は十分果たせる、しかし、個人で出すお金は半額になると。20年前に皆で約束したことだから、何とか個人の努力で初期の目的を果たそうとした、そこに戻って協力してもらいたいというような案を立てるなどということも私は考えましたが、今までの継続ではなく、新たな考えで進めるというお話はいかがでしょうか。
答弁 町民課長 佐々木武志(町民課長は2021年3月まで)
御質問にお答えいたします。先ほど町の補助制度のお話をさせていただきましたけれども、こちらの制度、例えば5人槽におきましては先ほど経費的に180万円かかるということなのですけれども、町の補助金につきましては約2分の1の90万円、7人槽以上につきましては95万円補助されるという仕組みになっております。先ほど周知の徹底、それから普及啓発というお話をさせていただきましたけれども、やはり今一度この補助制度の内容等につきまして、町広報、ホームページはもちろんですけれども、例えば該当地域である町内会・自治会と情報交換、連携を図らせていただきながら、さらに周知して、合併浄化槽、補助制度をPRしていきたいということが現時点での考えでございます。以上です。
質問 5番 加藤弘二
今のようなことで、私は何とかすべての人に周知していただいて、それが実現するようにやっていただきたいと思います。それで、私、今日このように質問に立ったのは、やはり集落に住んでいても川が流れているわけですよ、海に向かって。それで設置率が21%とか、それから湯沸では6.8%、みんな川が流れているのですよ。そういう中でどこの地域においても漁民が一番集まる地域がそういうところなのです。そういうところの人が、自分はやっているのだけれどほかの人がやらないというのはどうなのですか、あまり集落のことは言いたくないけど。と言いながら訴えてくるのです。やった人がやってない人を集落の中で、あんた何やっているのさというふうには言えない感じもあるので、だから私にそういう文句をぶつけてきて、今日のような質問になったわけなので、どうかこれは合併浄化槽をきちんとつけた人の意見からの質問となっているのと、それから、やむにやまれず今日まで来てしまった人もいると思うのです。そういう方々がどういう形なら協力できるのかというところまで詰めて、そして担当課としては大変だと思うけれども、私は100%に向けて、それを堅持して進めていただきたいと思いますが、町長はいかがでしょうか。
答弁 町長 松本博(町長は2023年9月まで)
私もそのように思っております。そのようにこれからも地域、そしてまた未設置のところについてはお話をしていきたいというふうに思っています。ただ、どうしてもできないというところも結果的に出てくるかもわかりません。出てくるかもわかりませんけれども、担当としてはそのようなことで運動を進めていきたいというふうに思っています。以上です。