浜中町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月4日
霧多布保育所の湯沸山への高台移転について
2019年12月4日、浜中町議会の一般質問で、加藤弘二議員が「霧多布保育所の湯沸山への高台移転について」質問し、保育所長 梅村純也、防災対策室長 石塚豊、町長 松本博、企画財政課長 金澤剛が答弁しました。
- 質問者
- 加藤弘二 議員
- 答弁者
- 保育所長 梅村純也、防災対策室長 石塚豊、町長 松本博、企画財政課長 金澤剛
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 加藤弘二
通告にしたがいまして、3項目について質問したいと思います。まず第1点は、霧多布保育所の湯沸山への高台移転についてであります。霧多布保育所の子供たちを湯沸山の高台に移転させることが、急務になっていると考えます。大地震に続く津波の襲来となったときに、パニックとなり、1人で歩けない乳幼児の避難は困難なものになると思います。山の上の保育園では、地震津波発生では、建物そのものが即、避難所となり安全が確保されると思うからであります。それで、1点目の質問は、現在の建物の状況についてお聞きします。建設されたのは何年で、現在何年経過しているかという事と、耐用年数は何年かについて報告願いたいと思います。
答弁 保育所長 梅村純也(保育所長は2021年3月まで)
1番目の御質問にお答えいたします。まず、築年数ですが、現施設は昭和51年3月竣工、同年4月1日より事業を開始しておりまして、築後42年9カ月経過しております。耐用年数につきましては、概ねという表現になるのですが、50年とされております。鉄筋コンクリート造りですので。以上でございます。
質問 5番 加藤弘二
耐用年数50年で、現在は42年9カ月ということです。それで、現在の建物の状況です。まだ耐用年数きちっと残っているのですけれども、建物がもう40年以上経っているのですよね。傷んでいるところとか、そういう部分についてどのように感じておられますか。
答弁 保育所長 梅村純也(保育所長は2021年3月まで)
建物の状況でございますが、平成26年10月に実施した耐震診断では基準をクリアしておりまして、耐用年数につきましても、先ほど言った50年からしますと7年ほど残っております。しかし、建築後42年9カ月の建物でありますで、ドアと窓の建てつけの不良、床の一部が落ちている、窓枠の錆び、排水管の詰まりなどの不具合が時々発生しております。その都度修繕で対応しております。お預かりしているお子さんたちの安全を脅かすことがないように、早目の修繕を実施しております。以上でございます。
質問 5番 加藤弘二
私自身も、この質問をする前に、建物の状況はどうなのかということで保育所を訪問し、所長に一回り案内していただきました。見たところ、外壁がレンガ造りでがっちりしたものになっていますが、揺れの影響でがっちりしているところが揺れて、厚いガラスが隅の方からひびが入っている、そういう状況が各所に見られました。何回かの地震によるもので、横揺れや縦揺れの影響で歪められたガラスにひびが入ったものだと思います。その他の所では十分使えるものだと思いましたが、ただ、職員室が玄関から入ってすぐそばにあるのですが、保育所本部の事務所がずっと奥にありまして、あまり立派な建物には見えないので、私は本部ですからきちっと仕事ができるような広さであればいいかなと思いました。そういうことで、まだまだ使える状況なのですが、私の質問は、建物は良いとしても、津波に対応するときに、子供たちを安全な場所に避難させることができるかどうかの方が、新しい保育所を山の上に建てる事の方がより大切なものと考えて、山の上に建てることはできないかということの質問です。現在の状況の中で、津波発生時の高台への避難はどのようになされていますか。最近の避難の例を挙げながら、状況の説明をお願いします。
答弁 保育所長 梅村純也(保育所長は2021年3月まで)
津波発生時の避難状況についてでございますが、参考としまして、先月11月19日に行いました本年度第2回目となります霧多布保育所津波避難訓練の件についてお話しさせていただきます。これは、9時30分に地震が発生、9時33分大津波警報が発令され、9時35分に避難を開始する想定の訓練でした。避難に要した時間は、上皇寺境内までが8分間、避難階段最上部段までが12分間、ゆうゆまでが18分間となりました。これは、津波浸水区域外であります上皇寺境内まで地震発生から13分間要したこととなります。この内容ですが、0歳児4人おります。1歳児が7人おりまして、合わせて11人なのですが、こちらの避難に要した時間です。保育所から上皇寺境内まで、お散歩カートというものにお子さんを乗せ、保育士が押して移動しました。上皇寺の階段の下まできたら、そこから保育士がおんぶまたはだっこで移動するという方法をとりました。これ以外の2歳児から5歳児までの自分で歩ける子供たちは、保育士が手をつないで誘導するため、若干早く全体的に2分ぐらい早くゆうゆの方に到達することができました。なお、本年3月までお昼寝は、子供たちはパジャマで行っておりましたが、この4月から去年のブラックアウトを受けまして、一刻も早い避難をするために、普段着のままお昼寝をするという方法をとっております。以上でございます。
質問 5番 加藤弘二
保育所の職員で対応しているという今の報告だったのかなと思いますけれども、こういう津波などの緊急事態の時に、役場職員が支援にやって来ることは実際にあるのかないのか、もしあるとすれば、何人ほど援助に来てもらえるかですね。本庁の方から支援はどのくらいあるかということを聞かせてもらいたいです。
答弁 防災対策室長 石塚豊(防災対策室長は2023年9月まで)
お答えいたします。保育所の津波避難の支援につきましては、現在、地震津波災害時の職員非常配備に基づきまして、本庁舎勤務などの職員のうちから避難支援班6名が津波警報以上が発表された場合、保育所に駆けつけて園児等の避難の手助けを行うという形になってございます。以上です。
質問 5番 加藤弘二
今のような状況で庁舎がここにあり、保育所がそこにあるという状況で支援はこうですよという話がありましたが、再来年になりますと、庁舎はもう高台移転しています。そうした場合に、高台移転しているところから現在の保育所への支援は考えているのか、その辺のところはいかがですか。
答弁 防災対策室長 石塚豊(防災対策室長は2023年9月まで)
お答えいたします。まず、新庁舎に移転いたしますと、現在の庁舎では保育所までの距離が約200メートル程度のものが、今度は新しい避難道あるいは避難階段を使っても、今の200メートルから500メートルぐらいに距離が長くなってしまう形になります。また一方で、避難場所であります新庁舎までの距離、これまではゆうゆに避難するということで保育所から900メートルありますが、500メートル程度になるということで、そちらの方は短くなります。それで、津波警報以上が発令発表された場合、いち早く保育所園児を避難させることは何より重要であると考えますので、新庁舎から職員を動員して、新しい避難道路を駆け上がる手助けをしていきたいと考えてございます。その場合、やはり想定される津波の到達の時間がございますし、当然、職員の安全も大事でありますので、津波に巻き込まれない形を前提として避難の手助けを行っていくと考えてございます。先ほど、保育所長の方から5分で保育所を出る、3分間後に警報が出て、2分後には保育所を出るということであります。職員も、5分以内には本庁舎から駆けつける形になりますので、恐らく坂道のどこかで合流する形になると思いますので、そこでもう全力を挙げて避難をさせると考えてございます。以上です。
質問 5番 加藤弘二
庁舎が高台に移った場合、児童は保育所から上に向かって、支援する職員は、庁舎から下に迎えに来ると。この道路が出来ていないとなかなかわからない。上から下りてくるのと、下から上っていく人だけではなく、車も行くというようなことで、出来た後に改めてこの部分を考えていただかないと、なかなかうまくいかないなと思います。それから、保育所に限らず先ほど話に出た水門や陸閘の開け閉めの担当者が下って行く時、下って行く車と登って行く車が交差する、その辺のところがスムーズに仕事ができる方向で進めていくというのは、防災担当の方で庁舎ができた後の大事な課題ではないのかなと思います。先ほど来、津波に対して避難するということでいろいろ議論が交わされたところでございますけれども、庁舎の移転は着々と進んでいて、次の課題は、子供の命を救う事。今後のまちづくりを考えていく場合、乳幼児を含む保育園児の命を守るために、霧多布保育所移転ということがとても大事なことだと思うのですが、保育所の移転について町はどのように現在考えておられますか。
答弁 保育所長 梅村純也(保育所長は2021年3月まで)
お答えいたします。町の意見といいますか、まず、通告書の中に保護者の意見という欄がありますので、そちらのほうを先に説明させていただきます。保護者の意見でございますが、平成30年11月に霧多布保育所のあり方に関するアンケートというものを実施しております。こちらは霧多布保育所通所区域すべての世帯、1,037世帯に配布しまして267部を回収しました。回収率は25.7%となっております。そのうち、小学校就学前の子供のいる世帯からの回答は44部、配布数67世帯でしたので、この部分につきましての回収率は65.7%となっております。その内容でございます。高台移転に関する設問への回答としましては、現在地が望ましいとするものが5件で1.9%、避難しやすい場所、高台の近くが望ましいとする回答が55件で20.6%、高台移転を望ましいとする回答が123件46%、町に一任するという答えが60件ございまして22.5%、その他1件0.4%、無回答が23件で8.6%です。この集計結果からしますと、高台移転を望む声というのが半数近くを占めたということになっております。保護者の意見としては、このように押さえております。以上でございます。
質問 5番 加藤弘二
申し訳ありません。質問の仕方が悪いっていう声もありますね。順番を間違えました。大事なことを聞くのを忘れてしまいました。父母や地域の住民はどういう考えかということで、既にもう調査されております。多くの方々が高台へ移転をしてほしいという、そういう声でした。私が直接、是非高台移転をしてほしいと言われたのは、浜中市街にある建設会社に勤めている人の子どもが保育所に通っているが、現場が遠いので地震が起きたらどうしようもないのだという声がありました。それで、何とか霧多布に住んでいるが、よそで働いていても安心できるよう、高台移転をお願いしたい。というのが私に対する町民の意見でした。果たしてどうなのかなということで、父母の保護者の皆さんはどうなのですか、あるいは住民はどうなのですかと聞いたところ、圧倒的に高台への移転を希望すると声が多かったということを今聞きました。そうであれば、私はそういうアンケートなどにも応える意味から、この高台移転について具体化しなければならないのではないかと、町の幹部の皆さんは考えてもらえたのかなと思いますが、現在のところどのようにお考えでしょうか。
答弁 町長 松本博(町長は2023年9月まで)
お答えします。今のアンケートを含めて、やっぱり子供の命を守るということになってくると、今の意向を含めるとすれば、高台に持っていくというのが筋だと思っています。そういう意味で建てる場所も想定と言ったらおかしいかもしれませんが、今空いているところも含めるとすれば、そういう考えでいます。いろいろありますけれども、考えているところであります。高台に移転しての建築です。以上です。
質問 5番 加藤弘二
庁舎建設で大変お金のかかっているときに、今、町長自身が高台移転を考えるとお答えをいただきまして、私はほっとしているところです。しかし、お金がどのぐらいかかるのかという事は、今答えを求めているわけではありません。けれども、国の方から緊急防災減災事業債という有利なお金があって庁舎も建つ訳ですが、今後保育所を建設するという時に、緊防債はまだ生きているのかどうなのかということの見通しをお願いしたいと思います。
答弁 企画財政課長 金澤剛(企画財政課長は2021年3月まで)
ただ今の御質問にお答え申し上げます。緊防債の関係ですけれども、一応、時限立法で来年度いっぱいとなっております。ただ、昨今の災害の状況を見ますと、少なくとも来年度で打ち切りということはないのではないかなと事務方では想定しています。これ本町ばかりではなくて、道の担当者、事務方、起債の担当者も恐らく打ち切りという事はないという想定はしているようでございます。ただ、それに向けて実際に国に要請するのは再来年度からとなりますので、再来年度の国の予算が出される前に、地方から緊防債の延長の要望、3年前にも同じ活動しているところでございますけれども、そういった活動がされるのではないかと想定しているところでございます。以上です。