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浜中町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月5日

農業委員会からの建議書について

2018年12月5日、浜中町議会の一般質問で、鈴木誠議員が「農業委員会からの建議書について」質問し、農林課長 久野義仁、企画財政課長 金澤剛、町長 松本博、農業委員会事務局長 中田昌浩が答弁しました。

質問者
鈴木誠 議員
答弁者
農林課長 久野義仁、企画財政課長 金澤剛、町長 松本博、農業委員会事務局長 中田昌浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 鈴木誠

4項目に亘る通告をしておりますので、時間の配分が難しいと思いますので、出来るだけ簡潔な御答弁を最初に求めて質問に入りたいと思います。まず1点目の農業委員会からの建議書について、本町の酪農業は、生産者の地道な努力は基より行政と農協そしてその他関係機関との連携した様々な振興策が実を結び、加えてここ数年の生乳や肉価格の高値安定により、今日では安定した経営環境にあると私なりに理解をしております。平成29年度の決算資料における農業収入総額は、160億円に迫る金額となっており順調に発展している表れだと思います。しかしながら酪農業をめぐる情勢は、TPPやEPAといった自由貿易の振興や様々な規制緩和により、農業分野は、競争原理の導入が加速するなど農業を取り巻く環境は、刻々と変化しており常に先を見据えた対策が求められると思います。その中で平成28年3月に農業委員会から町に対して4項目に亘る建議書が出されました。一つ目の担い手育成確保と新規就農者、既存農家後継者への支援についてでは、新規就農者への支援の継続と既存農家の新たな支援策と結婚対策などであります。二つ目の地域振興策の強化についてでは、酪農ヘルパーへの支援策や雇用者の住環境対策であります。三つ目の町行政に対する要望意見等についてでは、町の活性化策や保健、福祉、教育、生活環境、再生可能エネルギーの普及等など多岐に亘っております。四つ目の農業委員の任命についてでは、女性農業委員の複数名の登用の実現についてであります。以上の4項目についてでありますが、委員会では、特別委員会を設置して農業関係団体の様々な階層の方から意見を聴取した内容も含めてまとめ上げたものと聞いております。農業者の総意とも言うべき、極めて重たい内容だと私なりに受けとめております。建議書が提出されてから2年半余りが経過したところでありますが、その具現化について伺います。町行政側として現時点でどの程度の対応が出来ているとお考えでしょうか。内容が多岐に亘っておりますし、私も内容を精査してある程度の理解は持っておるつもりでございますので総括的にお答えをいただければ幸いと思います。よろしくお願いします。

答弁 農林課長 久野義仁(農林課長は2022年3月まで)

それでは質問にお答えさせていただきます。まず平成28年3月4日浜中町農業委員会より浜中町農業農村活性化に関する建議書として、浜中町長に対して建議書が提出されたところでございます。建議書の内容につきましては、ただ今、鈴木議員からあったとおり農業生産にとどまらず観光や教育、福祉、住民生活に至るまで多岐に亘る事から農林課を窓口として関係各課と協議の内容について協議し、同年11月28日に浜中町農業委員会へ建議書の回答をしたところでございます。御質問のありました町行政側の対応状況としましては、時間の都合上、農林課の方で窓口として取りまとめした都合もありますので、私の方から全体のこの報告をさせていただきたいと思います。まず、この建議書の回答後に継続または現在検討中の事案は除きまして、新たに進捗、進展のあったものを各項目ごとに御説明申し上げます。建議書1点目の担い手の育成確保と新規就農者、既存農家後継者への支援についてでは、既存農家後継者の新たな支援策として新規卒業者及びUターン者を対象とした農業後継者就業交付金の制度化を図り平成29年4月より運用を開始しております。また産業後継者の婚活支援対策では、今年度商工会が主体となった首都圏情勢と町内の産業団体青年部などとの婚活イベントも新たに開催され、浜中町農業後継者対策協議会としても参加をしているところでございます。2点目の地域振興策の強化についてでは、農業従事の住環境整備こちらは本年度をモデル地区といたしまして西円朱別地区において旧西円朱別小学校跡地を利用した住宅整備も現在建設中でございます。3点目の町行政に対する要望意見についてでは、浜中町全体の活性化に関する事項として町内各産業団体青年部主催によるサマーフェスタ夏祭り盆踊り大会や秋のど真ん中祭りこちらを開催しております。次に保健福祉に関する事項では、平成30年度より高齢者配食サービスを5月から開始しており高齢者世帯を対象にお弁当の配達の際、安否の確認などを行い地域での見守り体制の整備を現在図っているところでございます。次に有害鳥獣対策に関する事項では、本年度より中山間地域所得控除支援事業としてエゾシカ進入防止電気柵の設置事業も計画的に実施しているところでございます。最後に4点目の農業委員の任命についてでは、平成27年9月に改正されました農業委員会等に関する法律により農業委員会委員の選出方法が従来の選挙専任性から町長の任命制度に変わりました。平成29年7月の任期満了に伴い、新たな任命制度により農業委員会委員13名中、女性農業委員3名の登用を図りながら現在、活動を展開しているところでございます。以上です。

質問 3番 鈴木誠

今、農林課長から答弁があった件については結構進まれているなというふうに私なりに評価をさせていただいておりますけれども、永年かかって実現したものもありますから、そういった思いでは、なかなか要望等が実現するまで難しい道のりがあるなというふうに思います。出来ればもう少しスピーディーな形で結論を出すべきではないのかなっていう感想を持っております。具体的に3点程この機会に伺っておきたいと思います。具体的な質問を通告しておりませんので、現段階で考えていらっしゃる内容で結構ですからお答えをいただきたいと思います。1点目、町行政に対する要望意見の中、道の駅構構想について道の駅が出来るという様な前提の中で、この道の駅の開設に向けて、この様な事を実現してほしいという様な内容があろうかと思いますけれども、これは町長の新たな選挙公約として掲げられてこれまで3年あまりが経過しております。これまでの答弁では、いろいろ産業団体等の意見交換の中でトーンダウンした様な形がありますけれども、町長の任期を1年きった中で、この道の駅構想について今後の取り組み方の姿勢について今現在でお考えになっている事についてお尋ねをしておきたいと思います。次に地域循環型再生可能エネルギーの普及促進についてでありますけれども、バイオマス資源活用についての考え方これは、農林課長がドイツの先進地を視察して色々な報告も議会で受けておりますけれども、こういった自然エネルギー豊富な本町でこの様な資源を活用しない手はないのかなと思いますし、これまでの協議の中でどの程度進んでいるのか、かなり厳しいという問題もあると聞いておりますけれども、この辺の考え方について、この機会に伺っておきたいと思います。それからもう1点、地域振興策の強化策にあります雇用者向け住宅についてですが、先程農林課長から答弁もあった様に私の地元、旧西円朱別小学校グラウンド跡地を利用して現在、集合住宅を建設中であります。これは行政が地元の要望に応えて民間活力を利用した住宅建設を実現した画期的な政策だと受け止めており、私なりにも評価をしているとこでございます。できれば今後もこの様な取り組みを積極的に進めていくべきではないのかなというふうに思っております。これにつきましては、行政が出動して働きかけて実現した案件であって、特に財源は、あまり必要としない取り組みなんです。是非、この様な仲介役、そういった状況を見据えながら取り組む事も行政として大事な事かなと思いますので、重ねて今後の取り組み方についてお尋ねをしておきたいと思います。

答弁 農林課長 久野義仁(農林課長は2022年3月まで)

それでは3点目の雇用者住宅に関する御質問にお答えさせていただきます。今、議員から御紹介あったとおり西円朱別地区で現在、雇用者住宅8戸1棟建ての建設をして、幸いにも全て申し込みがあったという事で大変好評を得ております。今後、更なる西円朱別地区における労働者の増加という事が十分見込まれるのであろうかという様に考えております。それで今後の事でございますが、もう1件、実は各他の地区からも西円の取り組みが非常に画期的だという事で大変評価をいただいて、私たちの地区にも将来学校跡地に建てば、我々も同じ様な活用が出来るので今後、自治会なり振興会なりで働きかけもしていきたいので、ぜひ農林課の方もそれに協力していただければという事でお話を受けております。農林課としては、他の地区でも調査しながら同様の事業の展開をしていければと考えておりますので御理解いただきたいと思います。

答弁 企画財政課長 金澤剛(企画財政課長は2021年3月まで)

私の方から2点目のバイオマスの考え方という事で答弁申し上げたいと思います。議員おっしゃるとおり、ある資源を活用しない手はないという事でございますけれども、そのとおりだと思っております。家畜ふん尿を利用したバイオマスだけに留まらず生ごみですとか水産系のものという事で下水道の汚泥の関係等という事で多岐に亘るものかというふうに思っております。建議書への回答の中でも町として議論が必要であるという事でお答えしているところでございますけれども、現在は残念ながらその評価等に至っていないという状況でございます。ただ当然再生可能エネルギーというのは、国でも推進しているところでありますので、これは本町の大きな課題として捉えるべきでものでありますし、遅れてはおりますけれども今後に向かって議論していかなければいけない大きな課題だというふうに捉えております。その他にも大型事業を控えておりますので、なかなか一朝一夕で実現はかなり苦しい部分もありますけれども、先進地の視察等も若干の事はしておりますし、近隣町村の事例を参考にしながら協議に向けて各課連携して議論できる様に進めていきたいなというふうに思っているところでございます。

答弁 町長 松本博(町長は2023年9月まで)

一番最初に道の駅の関係の事についてお話ししたいと思います。この構想につきましては、町長選挙の時の公約で言っておりましたし結果的に会議を何回か重ねてきました。その中で各団体の代表の方を中心に集まってもらいお話をさせてもらいましたけれども時期早々という事も強く言われた経緯もあります。それともう一つは今行われている釧路・根室間の高速道路の関係がありまして、そのコースも含めて大きく影響を受けるのではという事もありまして進んでいない状況であります。任期もあと1年しかありませんけれども、しっかり繋がる様な事も含めて進めていきたいと思っています。浜中町では、風力、太陽光を含めて多くの事業をやっております。多分、最後になってくるとバイオマスの関係がくるのかなと思っておりますけれども、これにつきましても、その時点で出てきてもすぐ消えてしまっているという状態で、うまくいってないのも事実であります。今、自然エネルギーで言いますと今回の9月6日のブラックアウトを含めて電気の関係で大きく影響がでております。その中で今回、特にでてきたのは、電気ではなくて水だという話も先ほどの回答でもありましたけれども、そういう状況でありました。先日、農協の参事の方と話したのは、水の関係でありました。特に災害が起きた時に1番大変なのは、水だろうという事でした。地震があったら水道管が壊れれば水道の施設も壊れるという事の不安があります。農家の皆さんとしては、井戸を掘り始めた人それから今ある川を水源にするという事も含めて、今、農協の理事会等でもお話がされていると言う話を聞いております。そこの部分では、参事さんとは、一致しましたけれども、今後そのエネルギー含めて結果的に井戸水から電気でモーターを動かして水を汲み上げてくる訳ですから、やっぱり電気が必要なんです。逆に今、これから相談してみようと思っていますけれども小さい風車も含めて夜も関係なく電気をおこしますので、その様な事もやってみたいと思っています。バイオマスについてもしっかりやっていかなければならないと思っています。それから、地域振興策もこの西円のモデル的にやった事業であります。建設業者から言われたのは、役場は何もやっていないという事を言われましたが土地は貸しております。各地区のグラウンドという事で考えておりますし、順番はどの様に変わるか分かりませんけれども、やれるのではないかと思っておりますので、この関係を進めていきたいと思います。ただ今回の建議書の関係で本当に幅広く教育から福祉、農業も含めてやられておりますので、ぜひこの事を常に忘れずに仕事を各課にやってもらおうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 3番 鈴木誠

答弁によりますとバイオマス、道の駅についても、なかなか進んでいないという状況だというふうな理解をしております。今後について進めていきたいという事ですから、それに御期待を申し上げたいと思いますけれども、道の駅については、高速道路が完成するのを待っていたのでは多分やれないと思っております。次に農業委員会側として建議書のこれまでの対応について、どの様に受け止めていますか。現段階において委員会として継承されておるのであれば、その内容について簡潔に答弁願います。

答弁 農業委員会事務局長 中田昌浩(農業委員会事務局長は2021年3月まで)

ただ今、町部局から既に実施されている事業や制度化されている事業について回答されました。1点目の担い手育成確保と新規就農者既存農家後継者への支援についてでは、既存農家後継者へのサポートとして農業後継者就業交付金が制度化され、平成29年度3名、平成30年度3名、延べ6名の農業後継者への支援が行われており、農業委員会としましても、後継者へのスムーズな経営継承が成されるよう期待をしております。また婚活支援対策では、農業後継者対策協議会が主催する婚活パーティーはじめ新たなイベントへの参加により成果がでる事を期待しているところであります。この問題につきましては、農業委員会としても行政、関係機関と連携して取り組んで参りたいと考えております。2点目の地域振興策の強化についてでは、酪農ヘルパーの人材確保が難しい状況でありますが引き続き農業人フェアなどで人材確保に向けた支援策を望みます。また農業雇用者住宅に対する整備では、現在、西円地区に新たに建設中でありますが、先ほど農林課長の方からもありました他の地区からも要望が挙がって進めるとの事ですので今後、更なる整備により、農業労働者の住環境が改善されるものと期待しているところであります。3点目の町行政に対する要望、意見等についてでは、幅広い要望内容になっておりますが、その中でも先ほど農林課長が答弁された現在取り組んでいるイベントが継続され地場産品のPRなど浜中町全体の活性化が図られるよう取り組んでいただきたいと考えております。また計画的に進められているエゾシカ侵入防止対策では、本町の農業被害の減少に期待すると共に引き続き事業の継続を望むところであります。その他の要望内容につきましては、農業委員会としても今後検証してまいります。4点目の農業委員の任命についてでは、現在、各地区からの推薦により9人浜中町農業協同組合からの推薦2人、農協女性部推薦1人、一般公募1人の計13人が任命され、うち女性3人となっており管内的に見ても本町が1番多い状況であります。農業委員への女性登用につきましては、男女共同参画基本計画において女性の占める割合が少なくとも30%程度になるようにとされており、女性ならではの感性と視点を生かした活動を期待すると共に今後も積極的に任命していただきたいと考えております。それと最後に先ほど道の駅、それからバイオマスの関係もございましたので、それにつきましては、今後進めていっていただきたいと考えております。以上です。

質問 3番 鈴木誠

委員会側としては今、評価する事での御答弁があったかなと思います。出来るだけ簡潔にお願いします。

出典:浜中町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月5日 議事録 PDF(49ページ) 間違いを知らせる