羽幌町議会 令和2年第11回定例会 2020年12月10日
焼尻めん羊牧場について
2020年12月10日、羽幌町議会の一般質問で、逢坂照雄議員が「焼尻めん羊牧場について」質問し、町長 駒井久晃、農林水産課長 伊藤雅紀が答弁しました。
- 質問者
- 逢坂照雄 議員
- 答弁者
- 町長 駒井久晃、農林水産課長 伊藤雅紀
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 8番 逢坂照雄
それでは、私から焼尻めん羊牧場について一般質問をさせていただきます。焼尻めん羊牧場は、昭和37年に羽幌町が漁家振興策の一環として導入し、昭和43年から道立畜産試験場の指導の下、本格的なサフォーク種の生産を始めて以来焼尻観光の目玉として、さらには地域の畜産振興として運営されてきました。しかし、近年では綿羊を目当てに来る観光客は少なく、昭和48年頃の離島ブーム時と比較すると年々減少の一途をたどっており、観光産業としてのブランド力がなくなりつつあり、観光客もめん羊まつりのときだけ来るという現状であります。このような状況の中で、今後も観光面から運営していくことは必要と考えますが、同じサフォーク種の綿羊は道内各地においても飼育、生産、販売が拡大されており、今では珍しいものではなくなってきております。さらには長年にわたる羊の死体処理問題や実頭数の大幅な乖離問題が起きたことは、離島における生き物を飼育する難しさも改めて痛感させられたと同時に今後の運営に大きな不安を露呈しました。さらに、この問題に対してはめん羊牧場を運営している町にも管理監督責任が問われるものと考えます。羽幌町営焼尻めん羊牧場の設置及び管理に関する条例では、優良な羊の繁殖及び生産羊等を育成し、地域の畜産振興に寄与するために牧場を設置するとありますが、今現在その設置趣旨に沿って運営されているのか疑問であります。こうした中で、新型コロナウイルス感染症など突発的な事象により今後焼尻めん羊の価値が薄れ、需要が減少していくことも心配されることから、この機会を転機にして飼養増等を目指すだけではなく、めん羊牧場と他の様々な観光資源との抱き合わせも考えながら新しい魅力づくりを目指す必要性も重要であると思うことから、以下質問いたします。1点目、平成26年に露見した死亡綿羊の不適切な処理問題や今年の3月11日に報告があった318頭の頭数乖離問題について責任の所在と、そのことに誰も責任を取らないのか。さらに、この問題について町民に対してどのように説明し、理解を得たのか。2点目、牧場の運営は今後も直営でいくのか、または再度指定管理者を募集する考えはないか。また、これまで町民への還元が全くないと思うが、その現状をどう改善するのか。さらに、ふるさと納税返礼品として活用されているが、焼尻めん羊のブランド力を生かすのであればPRや返礼期間などを再度工夫する必要があると思うが、どうか。3点目、めん羊牧場全体の管理運営、人員体制など今後さらなる強化を必要とすることは何か。また、牧場に関して広く町民から意見を聴取し、その結果も踏まえて閉鎖や規模の縮小、さらには花畑などの別な観光資源を併設整備する考えはないか。以上。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
逢坂議員のご質問にお答えいたします。1点目の問題に対する責任の所在と町民への説明等についてでありますが、焼尻めん羊牧場におけるへい死の処理及び飼養頭数が乖離していたことについては、実頭数の乖離を確認した後、本年3月及び8月の総務産業常任委員会や9月定例会における一般質問においてご説明申し上げ、さらには8月の臨時会で監査委員からも報告が行われたところであります。飼養頭数が乖離した要因といたしましては、へい死の処理が直営で行っていた時点から問題があり、指定管理が行われた時点においても適切な指導管理が行われず、また確認行為の形骸化もあり、過去からの積み重ねにより実頭数との乖離が生じたと整理しているところであり、このことから責任の所在に関しましては町にあることはもちろんのこと指定管理期間にも関わることであるため、当時の指定管理者にもあったものと考えております。また、誰も責任を取らないのかとのことでありますが、本件についてはさきにご説明申し上げたとおり当初の直営時点からの長年の問題であり、どの時点に何頭のへい死処理を適切に行っていなかったのか、また実際に何頭が乖離していたのかということが確認できない中にあって、さらには飼養頭数の乖離については本来いるはずの羊を損失したということではないことから、誰かが責任を取るということではなく、これまで適正に管理できていなかったことへの反省に立ち、今後同様の事案が発生しないよう適切に管理していくことが重要であると考えております。また、町民への説明と理解についてでありますが、8月の総務産業常任委員会でもご説明申し上げておりますが、実頭数の乖離を確認後、総務産業常任委員会や予算特別委員会、さらには9月定例会における一般質問でもご説明させていただき、併せて新聞報道もなされております。このことにより町民皆様にご理解をいただきたく、今後においても議会及び監査委員への報告を適正に行いつつ、信頼の回復に努めてまいりたいと考えております。2点目の今後の運営形態、町民還元の改善、ふるさと納税の工夫についてでありますが、初めに今後の運営形態については、平成30年9月、11月及び昨年7月の総務産業常任委員会においてご説明申し上げておりますが、その当時の大きな理由として指定管理者ではなかなか進まなかった飼養頭数の増頭や町民還元、さらにふるさと納税返礼品への活用増につきましてもできるだけ進めるとした町の方針に対し、当時の指定管理者からは対応するのは難しいとの協議があったため、直営で運営するとしたところであり、飼養頭数の乖離があった関係から、増頭についての再考は必要であるものの、現時点において再度の指定管理は考えておりません。次に、これまで町民への還元が全くないとのことでありますが、販売した羊肉のうち町の事業で使用した部分を除いた町内における割合は、指定管理最終年の平成30年度36%、直営に戻りました令和元年度38%、令和2年度55%であり、また市街地区の飲食店に卸されている羊肉のうちおおむね半分が町民の方で消費されている現状にありますことから、総体的な生産数の少なさや販売店向けの卸価格においての課題はあるものの、少なからず町民への還元はなされているものと認識しております。公共牧場として運営する以上収支のバランスも重要になってくるものでありますが、今後においても少しでも多く町民に還元できるようさらに検討してまいりたいと考えております。また、ブランド力を生かすためのふるさと納税の工夫についてでありますが、ふるさと納税における焼尻めん羊肉の活用といたしましては、おおむね7月から11月頃までの取扱いとし、1か月当たりの件数を30件から50件程度に調整した中で運用しております。過去5年の実績では、平成28年度及び29年度は100件と抑えておりましたが、平成30年度162件、令和元年度117件、令和2年度183件となっており、焼尻めん羊のブランド力としては現在においても一定程度は維持されているものと考えております。今後もブランド力が維持され、効果的な取扱いとなるべく返礼品全体としてPR方法も含め検討を進めてまいりたいと考えております。3点目の運営等で強化を必要とすること、町民からの意見聴取を踏まえた方向性の検討などについてでありますが、初めに今後強化を必要とすることとして、まず現在の頭数を維持しつつ、8月の総務産業常任委員会でお示しいたしました目標飼養頭数に向けて進めてまいりたいと考えております。そのためには最低3人の飼育員が必要であり、この人員の維持、確保を最優先に考え、その他については今後の運営の方向性により検討してまいりたいと考えております。また、町民からの意見聴取を踏まえた方向性の検討についてでありますが、町民からの意見聴取については今後予定する次期総合振興計画策定に向けたアンケートのご意見や議会で行われたアンケート結果を参考にさせていただき、また個別のアンケートの必要性の有無も含めた中で方向性を検討してまいりたいと考えております。さらには、牧場に花畑などの観光資源を併設する考えはないかとのことでありますが、広大な敷地を使用しての花畑の併設ということで他自治体にある観光牧場をイメージされているかは分かりませんが、現状の焼尻めん羊牧場は本町の観光振興及び離島振興に果たしている役割が大きく、観光資源として活用している事実はあるものの、あくまで畜産振興に寄与することを目的とした牧場であります。また、焼尻島では自然林と野鳥、野草の宝庫として観光振興を図っておりますが、市街地区にバラ園がある中にあって広大な花畑を併設することの効果には少なからず疑問が生じるものでありますことから、現状において併設する考えはありません。以上、逢坂議員への答弁とさせていただきます。
再質問 8番 逢坂照雄
それでは、答弁書に基づいて再質問をさせていただきます。まず、1点目の質問について町長に伺います。これまで町民に対して明確に説明や理解を求めたり、あるいはおわびは一切されてこなかったと私は認識していますが、町長の認識を伺います。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
先ほどの答弁の中で申し上げましたとおり、私のほうとしましてはそういう考えでおりますので、ご理解いただきたいと思います。
再質問 8番 逢坂照雄
私の質問していることは町民に対して一切おわびとか、例えば何かを使って説明したり理解を求めたことはなかったですねと、議会とかにはありますけれども、そういうことはなかったですかと聞いているのですから、町民に対してはどうだったのかと私は聞いているわけですので、それに対してお答え願います。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
ですから、私は議会を通してそういう形でご答弁を申し上げましたという答弁にさせていただいたわけでございます。
再質問 8番 逢坂照雄
それは納得できるような答弁ではないのですが、そこをついてもどうしようもならないので、次に進みます。責任の所在、それから責任問題について、残念ながら前向きな答弁ではないと私は感じております。町長の答弁は、過去から積み重ねたことで、議会、委員会、さらには一般質問でも説明している。今になって町民にも、この答弁書を見ると理解していただきたいとか、また新聞にも掲載された。では、どれだけ町民が新聞を見て、あるいは議会の何かを見て理解されたのか、私は大変疑問に思っております。この2つの問題の答弁は、遠い昔から起きた事案であるような言い方をしています。これは、私は責任回避をする答弁であるのでないかというふうに感じております。これで町民は、この2つの問題について納得していると思っているのかどうか町長の見解を伺います。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
私は、そういうふうに思っております。
再質問 8番 逢坂照雄
それでは、納得していると町民が思っている具体的な自分自身の指針みたいな、はかりみたいなものはありますか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
答弁の中で申し上げましたとおり、委員会等で何遍も報告を申し上げまして、議会からの質問等も受け付けておりますので、そういった形で理解は得られたものと考えております。
再質問 8番 逢坂照雄
私は、町民はこの2つの大きな問題はまだ納得してはいないというふうには思います。そこで、責任の所在については町と指定管理者にあると答弁書で認めていますよね。それに間違いないか確認します、まず。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
答弁書の中でそういうふうに申し上げていると思います。
再質問 8番 逢坂照雄
本来いるはずの羊を損失していないから、責任は誰も取らないというふうに答弁書は述べています。本来いるはずの損失とはどういう意味ですか。私ちょっと理解できないのですけれども。当然羽幌町は、指定管理者の管理監督、指導含めて毎年牧場の管理状態を検査する義務があるわけです。それを怠っていたから、今回このようなことが起きたのではないですか。それであれば当然町なり町長なりの責任は私は重たいと思うのです。検査するべきことをしていないわけですから、毎年。指定管理に任せて10年間も、仮にです、頭数乖離も含めてへい死も含めて平成20年ですから。そういうきちっとした管理、指導、検査、調査、これを全てやってこなかったということではないですか。だからこういう事態が発生したのではないですか。違いますか。
答弁 農林水産課長 伊藤雅紀(農林水産課長は2024年3月まで)
今の逢坂議員の質問にご答弁させていただきます。今指定管理の間でそういう部分というところでご発言もありましたが、これまでの常任委員会等でも申し上げていますとおり、指定管理期間のみにこういう形で頭数の乖離があったということでは整理はしておりませんし、監査委員の報告からもその旨報告されているかと思います。牧場開設当初からそういう形で死亡に関しての報告が適切になされていなかったというところで、その部分につきましても常任委員会のほうでご説明申し上げておりますが、適切に毎年か2年置きとか、そういう部分でもこれまで実頭数の把握を行ってきているのであればどこかの時点で頭数の乖離といった部分は早めに確認できたかとは思うのですが、これまで一度もやっていなかったという事実がありますので、そこについてはもちろん町としては反省すべきところでありますが、どの時点でどの程度乖離していたかとか、どの時点でどの程度の羊の死亡をきちんと報告されていなかったというところが今となってはそこの部分については確認ができませんので、責任はもちろん町にもありますし、当時指定管理期間に係る部分は指定管理者にもありますが、その特定がなかなか難しいところでは責任を取るというところではなくて、これから適切に管理をして議会や監査委員のほうにも適切に報告した中できちんと運営していくことが必要であるというふうに考えているというところであります。
再質問 8番 逢坂照雄
その答弁は、私は大変間違っているのではないかと。確かにいろんな委員会、随時監査も含めて一般質問等、これに対してはやられています。ただ、結論から言うと、へい死の数も含め、さらに318頭の頭数乖離、その根拠とも言える関係文書、当然文書とか書類も全くない。長年にわたって現地調査もされていなかったということを考えると、管理自体やってこなかった。これは大きな町の責任、これはトップである町長の責任でないかなと私は思うのです。反省をするのではなくて事実起きたことに対して責任をきちっと取るのが行政の私は役割だと思うのですが、その辺は行政として責任はない、反省はしますと答弁書に書いています。それで、これから気をつけていきます。だけれども、何の責任も取らないで、しないで、それが行政の執行のやり方なのでしょうか。私も行政にいたけれども、そういうのは必ず誰かが責任を取るか何らかの形で示す。これがやっぱり町民に対する、例えばですよ、信頼を得る、理解を得る、それにつながると思うのです。ですから、反省に立ってこれから気をつけていきますといったって、また後で言いますけれども、それは今回の問題に当てはまらないのではないかと思うのですが、どうですか、もう一度。町長にお聞きします。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
最初の答弁書で申し上げたとおり、私はそういうふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
再質問 8番 逢坂照雄
この責任については、もう過ぎているから、先ほどから答弁書に書いているとおりだということの答弁しか返ってこないので、非常に本当に残念です。町のトップである町長がこういう不明な問題、あるいは今後こういう問題も起き得るかもしれないのです。そのときに書類もない、残っているものもない、だから誰も責任を取らないのだよということには僕はならないと思うのです。だから、その辺もよくぜひ考えていただきたいと思います。それで、羊、これは町の財産かどうか確認します。
答弁 農林水産課長 伊藤雅紀(農林水産課長は2024年3月まで)
お答えいたします。町の財産という部分ではもちろん羊という部分については、物品的な扱いにはなりますが、町の財産ということになります。
再質問 8番 逢坂照雄
今町の財産になるという答弁でしたので、これは私が調べた範囲ですが、実は羊の販売についていろいろなところで調査をしました。今の現在の販売価格でいうと、おおむね平均すると雄、雌2歳というのは一番高く売れる時期、雄で16万円、これは平均です、雌で約13万円。単純に積算したら、雄で318頭今回乖離したというふうに算定したときに6,096万円、雌でいうと4,953万円。仮に雄、雌半分ずつとしても2歳で売ったときには5,524万5,000円の損失になるのです。これは莫大な損失になる計算になりませんか。それでも先ほど損失には当たらないとかというようなことを答弁書で書いています。損失に当たらないから、責任を取らないのだと。これは損失になりませんか、トータルすると。なるか、ならないか。
答弁 農林水産課長 伊藤雅紀(農林水産課長は2024年3月まで)
お答えいたします。約320頭の乖離が町の損失になるかどうかといった部分のご質問かと思いますが、320頭の部分が何らかの形でいなくなったとか、どこかに消えてしまったとか、そういうことであればもちろんそういう部分では損失になるかと思いますが、これまで何度も説明しておりますが、あくまでも適切に死亡した頭数を町のほうに報告されていなかったということで、町としては書類上的な部分として実際にいる羊よりも多く整理していたと、そして議会とか監査のほうに報告していたということでありますので、そういう意味では損失には間違いなくならないというふうには考えております。
再質問 8番 逢坂照雄
さっきから聞いていると、言っている意味が分からない。町も責任がある、指定管理者も責任があると答弁書にも書いています。要は財産が損失したから、町の責任があると感じているわけでしょう、思っているわけでしょう、事実。これは大変な財産の僕は損失だと思います。さらに、死亡羊の例えば不適切な処理は平成26年の堆肥火災がなければ全く分からなかったことではないですか。それから、頭数乖離も指定管理の中でずっと行われていれば、例えばです、318頭、この頭数乖離も全く分からなくて継続されていたのではないですかと私は思うのです。町の考えとしてはどうですか。そういうふうに思いませんか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
逢坂議員のご質問の中には説明が不足だったのか、勘違いといいますか、度々委員会等でも申し上げましたとおり、指定管理業者から受けたときに320頭近くの羊がいきなりいたものがいなくなったということではなくて、ここに書いてありますへい死ということで、年がいった綿羊を牧場で飼っていたらそこで死んだので、そこに埋めてやったと。本来であるとへい獣処理といって第2高台ですか、そこに処理場があるので、搬出してそこに埋めてやるという手法取っていかなければならないものがそういった手続をしておらなくて、町営のときから、そして指定管理のときにもそういう処理がされていなくてということを委員会でも申し上げたと思うのですけれども、それがこの書類に書いてあります年数にほぼ正確に分かったのは約320頭という数字で出てきて、ここに書いてあるように委員会等でご報告を申し上げたということで、過去からそういった死亡した羊の処理についてきちんと把握していなかったという数字でございますので、ご理解をいただきたいと思います。
再質問 8番 逢坂照雄
ですから、把握をしていなかったことが、やっぱりそれは町の怠慢というか、責任ではないですかと僕は再三言っているのです。確認できていれば、毎年です、何も問題なんか起きるわけがないでしょう。何ぼ死んで、幾ら生まれて、売って、販売して。そうすると、こんな乖離も出ないし、へい死問題だって出てこなかったのです。要するにこの2件の問題については町自体がきちっと管理、監督、指導なりされてこなかったからということが結論が出ているのではないですか。それでもまだ違うというのですか、分からないとか。随時監査でも分からないような、形骸化だとかという言葉を使っていますけれども、事実は事実としてへい死もしているし、たまたま火災のときに分かった。今回直営に移ってたまたま頭数の、500頭いる、600頭いるものがたったの180頭しかいないというのも分かったわけでしょう。それはあくまでも町のものなのでしょう。町のものがいなくなっているのに分からないとか、形骸化が生んだ事案だとか。僕はそこを言っているわけでなくて要はそういうことが行政として、これはあり得ないことではないですか。財産がなくなったり、いなくなったりしているわけですから。そこをきちっと精査して、これはずっと前から起きたことだとかというけれども、いつ起きたかそれも分からないわけでしょう。それであれば当然町として責任を取って、誰かが責任を取って、こうこうこういうことであった。だけれども、不明であったと。だから、町民の皆さん大変申し訳なかったとA4の紙1枚で例えばおわびを出して、自ら町長その責任を取って、例えば減給なりするなり自分なりに課すのが普通ではないですか。町長、どうですか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
また繰り返しになりますが、最初の答弁の中で申し上げているとおり、委員会等でもご説明申し上げているとおり、それからその中でもおわびを申し上げておりますし、あとはどういうふうなことをせいというのか。私のほうとしてはそういうことでご理解をいただいているものと思っておりましたので。
再質問 8番 逢坂照雄
理解をしていただいたと思っていましたと、それで事が済むのであればこんな楽なことはないと私は思います。それではないと思います。形としてきちっと、こういうことがあって、こういうことがあってと。町民は、知る権利はあると思うのです、税金を使っているわけですから。道からの補助もあると思うのですけれども。最低限知る権利、牧場内で何が起きたかとか。今回の2つの問題にだって、どうなっているのだという方もたくさんいるのです。それがずっときて何もしないで町の責任もない、ただ責任所在は指定管理者にもありますよと言っておきながら全く責任も取らない。責任は委員会とかでいろいろと述べていますよと、それでおわびもしていますよと町長は言いますけれども、私はそこは納得いかないのだ。そこはきちっとそれだけ思っているのであれば何らかの形で、自分自身で、そういうものに対して処分を課すなり何らかの形で町民に公にしてきちっと謝るとか、そういうことをするべきだと思うのです。再三何回も聞いて申し訳ないのですけれども。それはぜひそういうふうに考えていただきたいということと、これは1問目の最後になりますが、誤りや過失が起きたときは、これは昔からのことわざで責任を取ることに遅い早いはないのです、実を言うと。私はそういうふうに思っているのです。ですから、ぜひ考えていただきたい。1点目の最後ですが、これは多くの町民と言うと言葉が大げさになりますが、今回のうちの議会アンケートの中で何件かは町や町長は責任をなぜ取らないのかとか、取るべきだとかということがアンケートの中に記述されています。そこで聞くのですけれども、私はこの問題について町長としてきちっとけじめをつける意味で、最も町長の大事なところはそこだと思うのです、町のトップというのは。誰も責任が取れなかったら自分が取るのだという、そういう気概を持って町民に示すことが町長である姿だと私は思うのです。これは何を言ってもその責任は取らないのかなと思うのですけれども、そういう姿を見てやっぱり羽幌町長、うちの町長はすばらしいよというふうに私はなると思うのです。だけれども、こういう問題をあやふやにして、何回も委員会では、いろんなところで説明しているからいいや、責任も取らないからいい。そうやってやってしまうと、町長として町民から見ると何となく受けが悪い、責任逃れもしている、そういうふうに取られるのではないかと私は思っているのです。ですから、再三責任はどうですかということを言っているのです。あったことは事実なのです、へい死の問題も頭数乖離も。ただ、だらだら昔からあったとかいろんなことは言うけれども、あった事実に対して何らかの形で私は責任を取っていただきたい。責任をどういう形で取るか分かりませんけれども、それをお願いして、判断は町長にお任せします。何かあれば伺います。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
今の逢坂議員の発言の中に責任を取っていない、それから事実を隠している、そういうような発言があったかと思いますが、再三にわたってこの答弁書を持ち出しておりますが、委員会でも報告しておりますし、それからだらだらと過去からだという、そういう発言もございましたが、委員会等で申し上げているのは町営の時代からへい死の処理についてどういうふうにやっていたのか、もう探しようのない条件できていたという中で、頭数が減っている分指定管理のものに責任を負わせるということは、実数が把握できない上にそういうことになると、指定管理者にも責任はあるといえどもどういった頭数になるか、そういうことも見当がつかないというようなことも現実には隠さないで委員会の中で報告を申し上げておりますし、その中でも町としてのおわびを申し上げているというふうに私は認識しておりますので、ご理解をいただければと思います。以上で終わらせていただきます。
再質問 8番 逢坂照雄
僕今町長に言ったことで隠しているという言葉は言いましたか。隠し続けているとか、そういう言葉は僕は証言していないと思うのですけれども、どうですか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
議員から今隠しているという発言はしていないのではないかということでございましたので、内部で確認しましたところ、そういう発言ではなかったということでございますので、おわびを申し上げて訂正をさせていただきます。
再質問 8番 逢坂照雄
それでは、2点目に移りたいと思います。2点目では、答弁書の中では指定管理者について、町の描いていることができなかった、あるいはいろんなことを考えたら今後も直営でいくというふうな答弁でございます。そうすると、10年間の指定管理、これはやらなければよかったのか、あるいは町としてプラスには全くならなかったのかどうなのか、その部分の検証というのはされたのかどうか伺います。
答弁 農林水産課長 伊藤雅紀(農林水産課長は2024年3月まで)
お答えいたします。まず、指定管理を行ったことに関しての検証ということでございましたが、特段指定管理10年間ですか、やった結果といった部分を検証という形はしておりませんが、直営に戻すに当たってはこれまでの約10年の部分を踏まえた上で最終的に、答弁で申し上げていますとおり、町の方針というところを協議した中で指定管理者ができなかったということでありますので、そういう形になっているというところであります。
再質問 8番 逢坂照雄
要は指定管理をやったことは町にはプラスにならなかったというふうな解釈でよろしいですか。
答弁 農林水産課長 伊藤雅紀(農林水産課長は2024年3月まで)
すみません。プラスになったかどうかといった部分が答弁が漏れておりました。プラスになったかどうかといった部分は、それぞれ指定管理においてブランド力を向上していただいたりとか、もちろんプラスになっている部分もありますし、最終的に町の方針として増頭がなかなか進まなかったとか、町民還元がなかなかされていなかったというようなところに関しては町の方針とは合っていなかったというところでありますので、一概に指定管理が間違っていたかとかといった部分については、そうとは考えてはおりません。
再質問 8番 逢坂照雄
指定管理制度については今後は考えていないという答弁ですが、これからもずっとそういう考えでいくということでいいですか、確認の意味で。
答弁 農林水産課長 伊藤雅紀(農林水産課長は2024年3月まで)
現時点においては直営に戻った当時の方針というか、そのときの考え方に基づいて今動いておりますので、現時点においてはもちろん指定管理は考えておりませんが、この先指定管理を行わないのかといった部分につきましては、これからの運営方針を踏まえた上でそこも含めて多分考えていくことになるのではないかなとは思っております。
再質問 8番 逢坂照雄
ぜひいろいろと考えていただきたいと思います。そこで、めん羊牧場の運営に関してですけれども、予算関係なのですが、運営するということになると当然お金もかかるわけでございますが、直近の3年間の予算額を調べたのですが、総額でいうと9,665万4,000円、これが3年間の計上予算です。これは中に道の補助もあるかと思いますが、年々相当負担になってきているのではないかと私は感じているのです。このことについて町はどのように認識しているのか。さらに、3年間で9,600、約3,000万ちょっとずつかけていて、その経済効果とか成果はどういうふうな部分で現れているのか、目に見えて現れているのか、その辺をお聞きします。
答弁 農林水産課長 伊藤雅紀(農林水産課長は2024年3月まで)
お答えいたします。3年間の費用が9,600万ということで、自分の今手元に3年分の積み重ねている部分がありませんので、そこの部分についてはあれなのですけれども、先般8月の常任委員会でも申し上げていますが、大体人件費を除いて単年度当たり1,600万くらいというところで、収入につきましてはふるさと納税を含めて約600万くらいありますというような説明をたしかさせていただいたかと思っております。そうなりますと、単純に収支でいきますと1,000万くらいのマイナスにはなっているというところではありますが、その部分を経済効果として目に見える形でどの程度あるのかといったところのご質問があったかと思いますが、はっきりとした数字として申し上げることはできませんが、めん羊まつりですとか様々な部分での町に対する振興具合というのはもちろんあるとは思っております。ただ、そこを具体的に示す部分が当課としても持ち合わせておりませんので、そのときの常任委員会の中でもその後の一般質問でもご答弁たしか申し上げていたかと思いますが、離島振興ですとか観光振興に果たす役割ですとか経済効果を検証をできるだけしつつ、方向性は考えていきたいというようなたしかご説明を申し上げて、今もそのとおり思っているところであります。
再質問 8番 逢坂照雄
次に、聞いている時間がないので、町民への還元なのですが、収支のバランスも考えて必要だとやっています。羽幌町のお店に卸して通常販売していますよと。僕が聞いたのは、例えば士別の綿羊は市民に割安で年1回販売している。また、池田町の十勝ワイン、猿払村のホタテ、厚岸町のカキ、滝川市のタマネギなどは、挙げれば全道で切りがありませんが、本当に全道各地で地元産の食材を通年あるいは年1回の町民への無料配布だとか還元、安く売るとか、そういうことをされているのです。羽幌町は綿羊についてそういう何かを取り組むというか、そういうようなものは考えていないのか伺います。
答弁 農林水産課長 伊藤雅紀(農林水産課長は2024年3月まで)
お答えいたします。町民還元というところで今逢坂議員のほうから他市町村の部分で無料配布ですとか、そういった部分を行っていると。本町につきましては、答弁でも申し上げていますが、基本的には町内飲食店向けの部分について半額で提供させていただいて、その部分で町民の約半分くらいの方が食されているというところも一つあります。あとは販売店向けの部分としては価格的な部分で、士別さんとの部分で若干割引といった部分ができていない部分がありますので、そこについては今後検討していかなければならないのかなとは思います。ただ一方で、たくさんの方からもご指摘のある収支のバランスといったところも、公共的な事業としてやっている以上はそこの部分も考えていかなければならないというところも事実でありますので、なかなか満足のいく町民還元ができるかどうかといった部分は難しいところもありますけれども、できるだけ直営に戻した趣旨にもありますとおり、町民の方に少しでも還元できるような部分というところは今後も継続して考えていきたいというふうには考えております。
再質問 8番 逢坂照雄
ぜひ町民のために焼尻めん羊が気軽に食べれるような、年に1回でもいいですから、計画を立てて実施してください。次に、3点目に移ります。町の目標とか指針とかというのは前々から委員会とかでいろんな部分で町長の執行方針、行政報告等で今後の見通し、計画が毎年示されておりますが、ただほとんど目標に達しなかった。それはなぜかというと、へい死問題もあって、あるいは頭数乖離もあった。私は、全て計画倒れ、頓挫したと思いますが、町長はそう思いませんか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
私は、そういうふうには思っておりません。
再質問 8番 逢坂照雄
思っていないと言われると、私はそういうふうに計画倒れは全ていろんな問題が起きてうまくいかなかったのかなと、販売も含めてです。指定管理もやめた、直営になった。これからはよくなるのかなと期待はしているのですけれども、その辺の計画倒れについて再度、私はしたのではないかと思うのですが、町長はそういうような認識はないのですか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
計画倒れとおっしゃったのね。また間違ったら失礼になるから、確認させてもらいましたけれども。委員会でも申し上げましたとおり、羊舎、羊の小屋、それと牧草を入れる小屋、牧草を入れるほうにつきまして道の補助をもらっておりまして、委員会でも申し上げたのですけれども、それがまだまだ耐用年数といいますか、使わなければならないという時間があります。そして、先ほど課長からも出たかと思いますけれども、一番最初に、もう随分昔の話をしてまた笑われるかもしれませんが、離島振興ということで漁民のための羊を飼ったらということでずっときていたわけです。それで、その中で歴史が変わって利益は出ないものの、先ほど出ました士別の綿羊も羽幌からいいなということで行ったというような経緯もあります。それから、滝川か新得がやめたときには羽幌に任せるからと、要するに島はスクレイピーが出ていないから、種羊として頼むというようなことでも現在もきているわけで、そういった様々な部分も勘案しながらやっていかなければならない羊牧場というふうに考えております。それから、議員からも観光面で花と一緒に頭数を減らしてというようなご意見もいただいておりますが、そういった部分も焼尻島から天売の見えるめん羊牧場の景色も大変人気もあるというようなことから、一概に収支だけでいくとやめてしまえよと言われても、はい、そうですねと言わざるを得ないようなところもありますが、離島振興といった様々の先ほど申しましたそういったことを抱えている牧場であるということもご理解をいただいた上、今後ともご指導をいただいてご理解をいただければと思っております。
再質問 8番 逢坂照雄
もう時間も、私気にするほうなので、最後に近くなったのですが、8月18日に私は焼尻に実は行って牧場を見てきました。久しぶりというわけではないですけれども、僕は2年間島にいたので、勝手知ったるところなのですが、現実今年行って見てきたのですけれども、先ほど来から言う観光資源、離島振興の役割が大きいと再三言っています。でも、現実町のほうで、町長も見てきたのかどうかは分かりませんが、今年見に行ったときには案内の看板もないし、見る場所もない。僕は勝手知ったる場所ですから、見れますけれども、一般の観光客なんて一人もいなかったし、見るといったときに見るところは堆肥場の堆肥が山積みになって綿羊なんて全く見えなかったと。僕は見るところを知っていますから、あれですけれども。そんな現状で、ましてやコロナ禍、大変難しい世の中にこれからなっていきます。当然酪農学園からの応援も来年も下手すると難しいと思います。そういう現状を捉えて、花畑牧場、今町長さんが言われたので、言うのですけれども、それはやらないということで併設する考えはないと。私は非常に残念です。ほかの地区も結構花畑を併設してやっているところはたくさんあります。羽幌、焼尻だけがするのではなくて、いろんなところのあれはあるので、そういうところをぜひ参考にして、そういうところの視察をするということも、僕は見ていますけれども、士別でも滝川でも。それから、茶路というところがあって、そこもやっているのです。ですから、そういうところもきちっと視察して、ただ単に綿羊だけで焼尻を生かすのではなくて、そういうこともこれから考える必要が僕はあると思います。それから、確かに焼尻は知ってのとおりオンコ林もすばらしいし、羊の肉も食べられる。日本海の夕日もきれい。いろんなことでPRはできる。そして、夏季限定の高速船3割引きもやられているわけです。だから、観光面においてもいろんな意味で有効活用、牧場も含めて花畑も併設することによって有効活用できるのではないかと私は思っています。将来に向けてそういうことも考える必要が僕はあると思うのです。ぜひそのことについて再度ご検討願えるかどうか伺って終わりたいと思います。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
腰が重いというとまた叱られますが、今後焼尻のめん羊牧場の発展を考えて花畑を併設するような、そういった考えはないかというご指摘を改めていただいたので、改めて同じ答弁で申し訳ございませんが、ここで申し上げているとおり、現在3名体制で大変いっぱいいっぱいのところをやっていると思います。私も今年はめん羊まつりが中止になって行けないかなと思ったら駐在所の開所式がございまして、案内いただきましたので、行ってきました、焼尻は。支所長は、町長、診療所も見ていないでしょうと。今年は来ていないから、めん羊牧場も連れていってやるからと。それで、見せてもらってきました。場長にも会ってきました。今年は放牧の回数が多いのか、私が今までに見た綿羊では一番きれいな綿羊でありましたので、ご報告いたしたいと思います。そんなところで人数としてはいっぱいいっぱいの体制でやっておりますので、それ以上余裕といいますか、そういうものができるようになりましたらまた議員のお言葉も思い出しながらさらに体制を取りたいと思いますが、現状では非常に難しいので、やるということを確言といいますか、肯定できるようなお返事は難しいので、ご理解いただきたいと思います。
再質問 8番 逢坂照雄
そういうことで花畑はこれから先どうなるか分かりませんが、ぜひやっていくような方向で考えていただきたいと。最後に、もう1点だけ。へい死問題、それから頭数の乖離問題、不透明なところ、責任問題も先ほど来聞いても全く回答は私は納得していません。それから、アンケート調査のところでも、議会のです、アンケートを取った結果、その中でも先人の苦労というか、焼尻めん羊を58年間やっていて、本当に苦労してやられてこれだけのものにしたというのは大変私は感謝もしていますし、ご苦労さまを申し上げたい。ただ、いろんな意見を総合すると、財政面、これからの面を考えたら花畑をやって現状維持程度で、頭数を減らさない程度、増頭しないで、3名体制なら3名体制、2名体制なら2名体制でできるような綿羊の牧場にしてやっていけばいいのではないかという意見もあります。最後に、いずれはいろんな状況によっては牧場の閉鎖なり縮小なりを考える時期が私は来るのではないかと思うのですけれども、今現在のところ町長の考えとして、将来のことを聞いてもあれですけれども、牧場の閉鎖なり縮小なりをしながら例えば花畑をやるとか、そういう考えはないですか。最後にお聞きします。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
最後のご質問ということで、再度またこれからの継続ということで、規模を縮小して花畑など観光客に喜ばれる施設にしたらどうかということでございますが、私も任期はあと2年と。3期目はどうなるかまだ分かりませんので、この任期中は先ほど申し上げました牧草の倉庫、そういったものの続けなければならないという道とのそういった約束もありますので、当面は3名体制で羊の飼育ということに尽きるのかなというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。