みんなの議会

羽幌町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月10日

天売島、焼尻島に係る離島振興策について

2020年3月10日、羽幌町議会の一般質問で、磯野直議員が「天売島、焼尻島に係る離島振興策について」質問し、町長 駒井久晃が答弁しました。

質問者
磯野直 議員
答弁者
町長 駒井久晃

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 磯野直

私からは、天売島、焼尻島に係る離島振興策について質問をいたします。天売島、焼尻島については、昭和30年に天売村が、昭和34年に焼尻村が羽幌町と合併しました。この2つの島の生活環境や産業基盤の整備については、昭和28年制定の離島振興法に基づく様々な施策によって島民の生活に必要なインフラの整備や漁業等の産業振興等が図られ、現在に至っているものと理解をしています。しかし、近年の離島を取り巻く現状は、外国漁船による違法操業や無人島への不法上陸、外国資本による土地買収などが大きな問題とされ、国は現行の離島振興法では対策が不十分として、平成28年4月に有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別措置法を成立させ公布をしました。この法律は、有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別の措置を講じることをもって、我が国の領海、排他的経済水域等の保全等に寄与することを目的とし、平成29年4月から10年間の時限立法となっております。この中で、国は有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持のため必要な施策を策定、実施する責務を有するとしており、主な施策として、旅客定期航路、定期航空運送等各事業に係る運賃等の低廉化のほか、生活または事業活動に必要な物資費用負担の軽減措置、雇用機会の拡充等の推進、安定的な漁業経営に必要な財政支援に努めることを掲げています。この特定有人国境離島地域には、全国の国境に接する有人離島148島のうち71島が指定されたと思われますが、北海道は、利尻島、礼文島、奥尻島の3島のみで、天売島、焼尻島はこの指定から外れました。地理的に他国との国境に隣接していると思われますが、なぜその指定から外れたのかその経緯もよく分からず、納得もできません。また、この法に基づき北海道では平成29年度から令和3年度の5年間を計画期間とする特定有人国境離島地域の地域社会の維持に関する北海道計画を策定しています。この計画においても離島交通の現況として、生活維持路線である本土とのフェリー航路の利用客数は減少傾向であるとされ、これに伴い旅客運賃及び物資輸送費が上昇し、島民生活の大きな負担となっていることから、これらの費用の低廉化が問題であるとしています。特に生活物資等は輸送コストが割高なため価格差が生じており、生活面での格差是正策としてガソリンや家庭用プロパンガス価格の低廉化のため、北海道、経済産業省、国土交通省などそれぞれが対策を講じているものの、今後は他の生活物資の価格是正が課題であるとしています。以上のことを踏まえ、質問をいたします。1点目、羽幌町が特定有人国境離島地域に指定されなかったことについて、北海道の他の有人離島と同様の問題を抱えているにもかかわらず、なぜこの指定地域から除外されたのか、国に対し十分な説明を求めているのか、また羽幌町としてこの結果をどう理解しているのか、町長の答弁を求めます。2点目、特定有人国境離島地域の地域社会の維持に関する北海道計画の策定に当たり広く道民の意見を募集しているようだが、町はどのような意見があったか把握しているのか、町長の答弁を求めます。3点目、羽幌町も他の離島と同じ問題を抱える町として天売島、焼尻島の現状も踏まえ、北海道等に対し離島の現状や今後の振興策等について意見を述べたものと思っているがどうか。また、それに対してどのような回答があったのか、町長の答弁を求めます。4点目、天売島、焼尻島においても特定有人国境離島地域と同様の振興施策等の実施が必要であり、国や道に対して支援を要望すべきと考えるがどうか。また、今後この法律改正時に当たっては、国に対し天売島、焼尻島についても特定有人国境離島地域に指定するよう、同様の条件下にある離島町村とも連携して強く要請するべきと考えるが、町長の見解を伺います。以上です。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

磯野議員のご質問にお答えいたします。1点目の特定有人国境離島地域からの除外についてでありますが、平成29年4月に施行されました有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別措置法、いわゆる有人国境離島法は平成28年3月18日、議員提案により国会へ提出されたものでありますが、その時点で利尻島、礼文島及び奥尻島が特定有人国境離島地域の表に記載されていたものの、天売島及び焼尻島は含まれておりませんでした。特定有人国境離島地域の具体的な基準は法令等で規定されておりませんが、国に対して、理由について説明を求めましたところ、本土からの航路距離がおおむね50キロメートル以上離れていることを基準としたとの説明があったところであります。当町といたしましては、天売島及び焼尻島も道内の他の有人離島と同様の問題を抱えておりますことから、特定有人国境離島地域とされなかったことは残念に思っておりますが、法案を議員が提案するに当たり事前の情報提供等もなく、当初から指定を受けることは難しいものであったと理解しているところであります。2点目の北海道計画の策定に係る意見についてでありますが、北海道のホームページで現在も公表され、閲覧できる状態となっており、どのような意見があったかは把握しております。3点目の北海道に対する意見についてでありますが、天売島及び焼尻島は有人国境離島法において特定有人国境離島地域になっていないため、北海道が策定する計画の対象にもなっておらず、意見を述べる機会はありませんでした。4点目の国や道に対する要望についてでありますが、本土からの距離が近くても陸路での移動ができないことに変わりはないため、北海道を通じ国に対し特定有人国境離島の地域社会の維持に係る交付金に準じた財政措置を講じられるよう要望してきたところであります。法改正の際においては、天売島及び焼尻島も特定有人国境離島地域に位置づけされるよう、同様の条件下にある離島町村とともに連携し、要請していけるよう調整してまいりたいと考えております。以上、磯野議員への答弁とさせていただきます。

再質問 2番 磯野直

それでは、再質問させていただきます。まず、この有人国境離島ですけれども、そもそも国内の有人離島というのは416島あるのですけれども、その中でこの有人国境という定義に当てはまる離島が148島あります。そのうちの継続的な住居が可能となる環境整備を図ることが地域社会を維持する上で特に必要と認められる離島を特定有人国境離島として71島指定したわけなのですけれども、そもそもその国境離島という定義については法律上領海基線を有するものということで法的な定義があるのですけれども、答弁の中で町長おっしゃったように特定有人国境離島の定義って法的にはないことはもう御存じのとおりです。その中で、答弁の中で、町長の答弁で、この法律が提案されるに当たり事前の情報等提供もなく、当初から指定を受けることが難しかったと理解しているとあるのですけれども、ちょっと確認したいのですけれども、これ28年4月に成立させて、29年の4月に施行ということなのですけれども、この施行まで全くその情報とかが入ってこなかったということなのでしょうか。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

おっしゃるとおりでございます

再質問 2番 磯野直

あと、この時点で、入ってきた時点で疑問が湧いたと思うのです。なぜその天売、焼尻だけが外れたかという。先ほど答弁にもありましたけれども、おおむね50キロということでかなり私はこの法律も随分大ざっぱなと思うのです。法律で指定するに、法律の中には載っていないですけれども、多分運用の中でなのです、これ。おおむねなんていう文言が出てくるのかなという、ちょっと考えています。だから、ぜひその時点で疑問というのが浮かんだと思うのですけれども、この50キロということを考えて、答弁の中でフェリーという、フェリー航路ってあるのです。町長、そのときに多分僕も疑問に思ったのです。疑問に思わなかったのかと思うのですけれども、本来国境といったときにやっぱり最短距離を国境というのではないかと。フェリーでぐるっと回ったところを国境とは言わないのではないかと思うのです。もし最短距離で見るならば、利尻、礼文も天売、焼尻も奥尻もおおよそ30キロなのです。ただし、フェリーは利尻、礼文は稚内から出るので、大体50キロを超す。それから、奥尻の場合江差から出るので、やっぱり50キロです。この辺を町長がなぜフェリーだったのかという疑問を持ったと思うのですけれども、その辺の部分に対しては国等に対して何らかの説明は求めたのですか。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

私も思ったところでございますけれども、当町は目の前にあって近いということかなというのと、聞いても議員立法で決まったことだということでございまして、そういうくくりだという説明でございましたので、それ以上話としては前へ進むものがなかったということでございます。

再質問 2番 磯野直

その辺はここで論議したところで、もう法律というか、その運用の中でどっかで線を引きましたと言われたらそれっきりの話なのです。その特定から外れた部分ということで、要するに148島のうち77島が外れたわけなのですけれども、これ普通に考えると半分以上外れたので、その中に入ってしまったのかなというふうにちょっと僕も最初思ったのですけれども、ところがこれよくよく調べると、例えば148島のうちこれ日本海側に54島あるのです。利尻、礼文から九州の五島列島まで合わせて54島あるのですけれども、外れたの僅か4島なのです。天売、焼尻と山形県の飛島と新潟の粟島だけなのです。残り太平洋側なのですけれども、太平洋側で94島が太平洋側にあるのですけれども、太平洋側でかなり外れたかなと思うのです。太平洋側で何島が特定に含まれたかというと21島なのです。では、残りはというと、よくよくこれ見ると沖縄県、それから奄美群島、それから小笠原諸島、これらはそもそも既存の特別振興法があるのです。だから、もともとあるので、この特定国境有人離島には含まれなかったということなのです。それを除くと、太平洋は僅か10島なのです、この特定から外れたのは。しかも、よく見ると例えば北海道の厚岸小島も外れているのですけれども、厚岸小島ってそもそも7月から9月の間漁師が20人ぐらい行って、当然フェリーも、定期航路も走っていないと。それから、仙台沖の金華山、これは神社があるだけで、そこの神官が神社を守るために5人だけ住んでいて、渡し船で渡るだけで、当然定期航路もないと。それから、九州の大島、築島なのですけれども、この大島というのは2015年に80過ぎの人が1人住んでいたと記録があるだけなのです。当然フェリーもない。それから、築島についても陸から僅か200メーターのところにあるので、渡し船があるだけで定期航路もないと。それらを外すと、残るのは伊豆諸島の北部の5島と四国、高知の沖の島が同じような、やっぱり20キロ、30キロぐらいのところに6島あるのです。伊豆、北部地域が5島、沖の島1島と。これ日本海と合わせると僅か10島が外れたのです。本当に指定から外れたのです。これいずれ法の改正とかってあるということも僕申し上げたのですけれども、これを例えば法律改正しなくて運用で決めるのであれば、例えば20キロというふうにすれば、この10島全部含まれるのです。そうすると、同じような問題を抱えているその10島がかなり助かるという部分があるのです。ですから、ぜひこれについては、町長、今の私の言ったこともご理解いただいたのであれば、今後いろんな会議だとか、特に地元選出の国会議員とかと会う機会があったら、何とか20キロに運用を変えてもらいたいと。そうすれば全部救われるということをぜひ強く申入れしてほしいと思うのですが、いかがですか。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

数については存じ上げませんでしたので、参考にさせていただきたいと思いますし、おっしゃっていることはそのとおりで、私も疑問に思って聞いてみたり、また全国離島振興協議会等に出たときにも聞いてみたりしてみましたが、やはり議員立法ということでできてしまった以上、もう駒井君、10年は無理だぞという代議士のベテランの先生もおっしゃっていまして、またご指摘の中の離島の村長さんも一緒に頑張ろうということで動いたこともありましたが、残念ながらやはり議員立法でできたものはすぐは動かないということで諦めてはみましたけれども、ほかのことで何とか続けられるものはないか、そういったもので努力しようということでやってきておるところでございます。また、医療については再三皆さんからもご指摘いただいているとおり、北海道のほうで道立診療所ということで担っていただいておりますし、北海道ほど、日本海側のほかの3島、4町はそれぞれ診療所等を持って自前でやっているというようなことで、小さいがゆえにどうでもいいというのではなくて、小さいがゆえに北海道で見てもらって、そういう部分も多々あるのかなというのはこの5年間の実績ではないですけれども、私の勉強してきたところでございますので、また至らない、足りないところがあればご指摘いただければ、それについてはまた何か努力する道、方向性がないか考えてみたいと思いますので、特定がついていないということを分かってから何もしていなかったということではないので、申し上げるような特定な成果はございませんが、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 2番 磯野直

その辺のところは理解を、お互いに同じ理解だと思うので、ぜひ強く今後とも会議とかで言っていただきたいのですけれども、答弁の中で特定有人国境離島の地域社会の維持に関する北海道計画というのを私述べたのですけれども、その中での質問をしたのですけれども、それについて答弁の中で計画を策定する対象になっていないため、意見を述べる機会がなかったということで答弁をされているのですけれども、これについては平成24年に設置された北海道離島振興対策会議というのがありまして、それにその上で、その中で、この北海道計画に沿って利尻島、礼文島、それから奥尻島の地域指定ごとの計画の進捗状況や課題を把握し、今後必要な対策の検討、実施に努め、計画全体の推進管理を図ることとあるのです。この北海道離島振興対策会議の中のメンバーには当然羽幌町長も入っているということは見ているのですけれども、入っているはずなのですけれども、こういう会議で町長は述べる機会はなかったと言うのですけれども、直近では2月27日に札幌で北海道離島振興協議会の総会等も開催されたのですけれども、こういう場で本当にその意見を述べる機会が全くなかったのか、またその中ではどのような議論をされたのかお聞かせ願います。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

全道離島の会議の中では、議論する場というのはございませんでした。ただ、私が個人的に聞いたり、それから道の担当者にお願いしたりしたことはございましたが、ありませんでした。それから、先ほど言った平成24年でしたら私就任前でございますので、当時の担当者からそういう会議があった旨の説明等もなかったことから知らなかったというのが本当のところでございます。

再質問 2番 磯野直

確かに24年時点ではそうでしたけれども、24年に設置されて、それ以降ずっと継続されているので、そのメンバーには今の町長、駒井町長も入っているのだと思うので、その辺は確認していただきたいです。この北海道計画を見ますと、当然町長も御覧になったと思うのですけれども、利尻島、礼文島、奥尻島の現況と課題についてということで、それぞれの島でいろんな課題等を上げられているのですけれども、天売島、焼尻島ともほとんど同じ共通するような問題ばかりなわけなのです。その中で一つ、一番僕が気になったのはフェリー運賃の部分、旅客運賃の部分なのですけれども、これその北海道計画の中でJR相当額ということで29年度から実施されているわけなのですけれども、ちなみに稚内鴛泊間、現状の一般普通料金が2,500円のところ、それまでは住民割引が利いて1,520円だったのですけれども、20年4月からこの地域社会維持交付金というものを活用されて、1,130円だったのです。稚内香深間は普通運賃が2,800円で、通常の住民割引ですと1,680円のところ現状では1,340円。それから、江差奥尻間、普通運賃が2,860円のところ、住民割引が今までは1,680円があったのですけれども、現状のその地域社会維持交付金を活用することによって1,340円になっています。これ天売、焼尻の話をちょっとしますと、羽幌天売間というのは普通運賃で2,330円です。島民割引があって、天売の方々は1,600円支払っていますけれども、これもしJR運賃になるとかなり安くなるのですけれども、ざっくり30キロぐらいで、町長、どのぐらいになると思いますか。もしJR運賃並みになったとすれば、羽幌天売間は。どのぐらいというか、どのぐらいだったら島の人も喜ぶだろうなと思われますか。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

計算したことはないですけれども、交通料等で会社の経営等もございますので、何とも言いようがございません。

再質問 2番 磯野直

ほかの離島においては、この地域社会維持交付金を使ってJR並みということでやっているのです。これ30キロというと旭川深川間なのです。およそ30.2キロあるのです。それに当てはめると750円なのです。これ羽幌天売間で約30キロ。これ750円になるとすると、これは島民にとって大変ありがたい。特に今はもう船に乗る人、ほとんど通院の人が多いのです。そういう人たち必ず往復しなければならないですから、往復しても1,500円ということになると大変ありがたいと思っているのです。ぜひこれ今後離島振興対策会議等で問題を提起して、先ほど言った特定離島に指定されなくても何とかほかの道なり、そういうところの補助金を使って、例えばその運賃補助をフェリーに対してしていただけないかということをお願いしたいのですけれども、その辺のところは町長いかがですか。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

今磯野議員から出たのはJR並みにというお願いをしたほうがいいのではないかと、してほしいということだと思いますが、これにつきましては昨年内閣府のほうへ中央要望ということで特定有人国境離島の3島の4人の町長さんと誘っていただいたので、同行させていただいて、話を伺っていたところ、JRが昨年値上げを決定しまして、それに伴いましてハートランドフェリーも値上げをしたということが起こりまして、JR並みだということは値上げも同じことで当然でしょうと。それで、内閣府の担当者の話では、全国一律に特定有人国境離島ということでJR並みというお話でしたよねということで、当時そういう決まりをつくった以上、北海道だけがJRが値上げしたので、大きな値上げとなったというようなことはほかの離島からもどうやって言われるか、どういう判断が来るかちょっと難しいものはあるので、北海道だけ特別扱いという話には今の条例といいますか、法律といいますか、そういった類いの縛りからはできないということでございまして、私は逆に帰ってから落ち着いて考えますと、今おっしゃられたJR並みに扱われていると、もっと大きな値上げの対象になったのかなというような感じもしておりますし、なかなか特定有人国境離島というくくりも難しいものだなというふうに感じたところでございます。

再質問 2番 磯野直

私の質問の中の答弁の中で、町長の答弁で、北海道を通じて、国に対し特定有人国境離島の地域社会の維持に係る交付金に準じた財政措置を講じられるよう要請してきたとあるのですけれども、今フェリー運賃の話もしましたけれども、ほかにもし具体的にどのような要請をしたのか、あったら教えていただきたいのですが。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

特定有人国境離島に準じた交付金のお願いということで、離島活性化交付金でありますとか、そういった類いのものは同じようなあれでやっていただいているなというふうな感じを持っております。

再質問 2番 磯野直

その北海道計画の中でも出てくるのですけれども、私もあれを読んでいて、今の具体的な天売、焼尻の部分と利尻、礼文もそうですけれども、一つは、やっぱり一番大きいのは生活物資の輸送費がかなりウエートを占めるのだろうと思っているのです。中でも燃料輸送の問題が大きいのですけれども、現在ガソリン価格等については経済産業省が実施している離島のガソリン流通コスト対策事業というのがあるのですけれども、それで運賃が補填されています。ほとんど全額補填されて、低廉化が図られています。それから、また家庭用のプロパンガスについては、北海道が実施しているプロパンガス価格安定事業というのがあって、それもほとんど全額運賃が補填されるのです。その中で、私はほかにそういう生活物資の中で何が重要かなと考えたときに、天売、焼尻の場合、一つは灯油の問題があります。これ全くほかの何の補填にも当たらないのですけれども、これ利尻、礼文なんかと比べてもはるかに深刻であるというふうに実は考えています。北海道は、離島に限らず半年冬ですから、11月から4月までストーブをたくために灯油もかなり使うのだろうと。そのほかにお風呂だとかも全て今は灯油ボイラーですから、そういうのを使うのですけれども、ただこの北海道計画を見ると、まず奥尻については価格差がないというふうにはっきりうたっているのです。生活物資について価格差はない。利尻、礼文についても、灯油を含めた燃料輸送費の問題として取り上げたのです。特に灯油が大きな問題としては取り上げていないのです。これなぜなのかなと思って実はちょっと調べてみましたら、利尻、礼文については灯油はタンカーで運ぶのです、一遍に。ですから、利尻に寄って、利尻富士町に寄って、礼文町に寄って、また稚内とかと寄るのだろうと思うのですけれども、多分その一つ一つの町の部分でタンカーの運賃を割り返すとなかなか難しいのだろうとは思っているのです、利尻、礼文においては。ただ、天売、焼尻の場合はまともにその空のタンクローリーをフェリーに積んで、それに灯油を満タンにして島に戻って配送するということなので、灯油のタンクローリー大きさにもよるのですけれども、今焼尻にある3,000のタンクローリーで約1万ちょいかかるのです。往復で2万かかるのです。それが全てリッターに上乗せしていくものですから、大体7円前後の送料がかかる。それにプラス離島でやはりタンクローリーを持つということはそれなりに経費がかかるので、かなりの割高になるのですけれども、これは特に島の人にとってはもちろん食料品もそのとおりなのです。ただし、食料品だとかは、例えば衣食に関しては防衛手段があるのです。例えばネットで取るだとか、それから食料品に関しては何件かまとめてホクレンから取るだとか、そういう防衛手段もあります。ただし、それは島の店はどうするのだという問題はちょっとこちらへ置いておいて、そういう防衛手段があるのですけれども、灯油に関しては全くその手段がないのです。ですから、何とか今の特定の部分の法的な支援でなくても、例えばプロパンだと北海道単独でやっていますから、そういうことで灯油の支援というのは何とかできないものかというふうにずっと思っているのです。これ今後の問題としてぜひ町長にそういう会議で、離島振興協議会等の会議があったときに何らかの発言をする機会があったら、ぜひそれは灯油の部分というのは大きな声で提起していただきたいのですけれども、その辺はいかがですか。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

発言の機会があれば、申し述べたいと思っております。

再質問 2番 磯野直

ぜひ本当に灯油というのは、結構私らにしてみると、羽幌よりかなり8円から10円ぐらい高い部分ですので、かなり生活の経費として大きなウエートを占めるので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。もう一度、建築資材の部分があります。例えば自宅をリフォームしたいだとか解体をしたいと言っても、通常の価格にプラスそういった資材をまず運び込む、それから運び出すという部分が大きなネックになるのですけれども、この辺は例えば北海道でも国でもいいのですけれども、町としても何らかのそういった送料に関して補填という方法もあるのではないかと思うのですけれども、町長いかがですか。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

そこの部分につきましては、特定と有人国境離島との質問とはちょっと外れるのかなと。当町も議員のおっしゃるようなことは様々とやってきているつもりでございますし、今後また別な機会でそういった質問にも答えていきたいと思いますけれども、よろしくお願いします。

再質問 2番 磯野直

町長ちょっと外れるのではないかとおっしゃっていましたけれども、これ北海道計画の中でこの建築資材の輸送というのは北海道計画に載っていますから、やはり同じ全部の離島が抱える問題ですので、何とかほかの財政措置もあればという意味で質問をしたのです。その辺はいかがですか。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

機会があれば当然お願いなり質問なりしてみたいと思いますが。

再質問 2番 磯野直

国境ということを考えたときに、日本の場合、島国なので、じかにその国境を接して隣国と争うだとかということはほとんどしたことがないので、なかなかぴんとこない部分も私たちもあるのです。そんな深刻な経験というのは特に戦後ほとんどないというふうに感じているのです。そういう中で、特に最近日本海側ですけれども、ロシア船だとか韓国、それから北朝鮮それから中国、そういう国境を接している中で、違法操業とかが非常に多くなってきていると。今は主に大和堆で操業しているのですけれども、これほとんど報道等もあまりされないのですけれども、水産庁の資料があるのですけれども、日本海で平成30年に日本海の大和堆において水産庁が退去警告を出したのが5,315回なのです。それほど多くの船がその大和堆に入ってきているという現実があるわけなのですけれども、その大和堆の魚を取り尽くした後は、多分武蔵堆に入ってくるというふうに私は思っているのです。いや、もう既に入っているのだろうと思うのです。武蔵堆というと、もう天売の西北僅かなところですから、そこに入ってこられたら、本当にどうするのかなと思うのですけれども、現にここ何年かで焼尻島にも、あの予算書にも載っていますけれども、北朝鮮と思われる船が2隻ほど着岸して、町のほうとしてもそれを撤去する費用も予算に載せているのですけれども、今後多分その武蔵堆で漁をして例えば遭難したり、台風が来て避難するとなると、西風に乗ってきます。必ず天売、焼尻入ってくるのです、沖に。もしこういうものに例えば打ち上げられて、そこに打ち上げられて避難した人が、人が乗っていたとした場合、これはどう我々も対処していいかよく分からないです。保安庁なのか、警察なのか、町なのか。現実その場でやるの誰なのかということで、こういうものはマニュアル等もできていなければならないと思うのですけれども、町としてはマニュアル等はないのですか。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

これも特に特定と、有人国境離島とはちょっと離れるかと思いますけれども、漁業については水産庁のほうですし、ご指摘のことにつきましては海保なり警察なり、あとは防衛省なりというようなことで、そういった機会のときにはお願いに歩いたりしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 2番 磯野直

昨年ですか、一昨年ですか、松前小島でもうそこへ住んでいて、中のものをみんな持っていったというケースが実際に起きているのです。ですから、早急に町としては道なり国なりとも検討をして、やっぱり地元に住んでいる人にとっては、そこにもしも北朝鮮の人がいたら、どうしていいのか全く分からない。せめて役場のほうで誰かがやっぱり音頭を取って、マニュアルをちゃんとつくって、すぐ例えば連絡網で保安部に連絡する、警察に連絡するということが必要なのではないかと思うのですけれども、その辺ぜひマニュアル等もつくっていただきたいと思うのですけれども、いかがですか。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

そういうことにつきましても、機会を見て検討してまいりたいというふうに思っております。

再質問 2番 磯野直

いろいろと質問をしてきましたけれども、私の言いたいことは分かっていただいていると思うのです。やっぱり同じ離島ということで、同じ生活だとか、いろんな問題を抱えていますので、質問の中でも言いましたけれども、これから先10年ほど法律改正はないだろうということだったのですけれども、ぜひ同じような条件にある特に日本海にあるこの飛島、粟島というのは同じような条件ですので、できればそういう国の会議等があったときには、やっぱり同じ問題を共有して、特に粟島なんかは多分たしかフェリー、高速船が行ったりして羽幌町ともつながりがあると思っています。ですから、ぜひそういう会議に出るのは町長だけですから、あとは議長もそういう全国離島議長会とかってあるのですけれども、議会とも町も手を合わせて、こういうほかの離島と一緒に国に、1町だけで言ったってなかなか国は動かないと思うので。せめて日本海のこの4島だけは一緒になってそういう国を動かす、国会議員なんかを動かしていただきたいと思うのです。これは最後の質問なのですけれども、よろしくお願いします。

再質問 2番 磯野直

答弁お願いします。

答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)

名前が出ましたので、粟島浦村というのと飛島でございます。飛島は山形県酒田市。今議員おっしゃった粟島浦の本保町長さんから30年だったと思いますけれども、ご指摘のような事案が粟島浦でありまして、そのときに一緒にやろうと言って動いたのはあらあら一番最初の答弁に載っている部分に入っております。そのときの経過が歯が立たなかったと。簡単に言えばです。ちょっと簡単過ぎるかもしれませんけれども、そういう状況でございました。また、過去に議員からもご指摘いただきました離島の住民の急患搬送で、最終的には自衛隊だよということで自衛隊にも随分行っておりますし、自分自身ではちょっとあれですけれども、無駄遣いかなというぐらい富士山の総火、総合火力演習にも行って、昨年の陸上幕僚長に挨拶したときも、天売、焼尻羽幌町ということで名刺交換させていただきましたら、聞いていますからというふうに言っていただきました。今の北部方面総監、ちょっと名前忘れてしまって出てきませんけれども、の方は第26連隊に最初に赴任されまして、任地を去るときには天売、焼尻を旅行してから奥さんと2人で帰ったという記憶を持っております。非常に私もいい島だなというふうに思っておりますということと、今留萌の26普通科連隊の連隊長さんも、昨年訓練等でちょっと中身については分かりませんけれども、来る予定がしけと、第2中隊が渡れなくなったのですけれども、令和2年度につきましても、訓練か何か中身は分かりませんが、また調査に伺いますからというふうに言われておりますので、非力、微力でありますが、そういった系統のことに関しましても、機会があればまたお願いなり、要請なり、あるいは簡単ですが、名刺交換なりということでご理解をいただきたいと思います。

出典:羽幌町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月10日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる