羽幌町議会 平成29年第8回定例会 2017年12月14日
羽幌町最大の懸案の一つである医療体制の充実について
2017年12月14日、羽幌町議会の一般質問で、寺沢孝毅議員が「羽幌町最大の懸案の一つである医療体制の充実について」質問し、町長 駒井久晃、健康支援課長 更科滋子が答弁しました。
- 質問者
- 寺沢孝毅 議員
- 答弁者
- 町長 駒井久晃、健康支援課長 更科滋子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 10番 寺沢孝毅
羽幌町民が良質かつ適切な医療を受けるためにを質問いたします。羽幌町最大の懸案の一つである医療体制の充実については、道立羽幌病院と離島地域は道立診療所に依存するところが大きい現状です。全国的な医師偏在等の中、北海道が問題解決に尽力されていることを踏まえても、我が町と北海道の連携が重要不可欠であることは言うまでもありません。町長就任以来これまで3年にわたり、議会が町長に対し道へともに要請活動することを働きかけてきましたが、実現に至らず、明年1月にようやく最初の要請活動となる見通しです。町民の不安が大きく、最も関心の高い医療問題に対する町長の政治姿勢に疑問を抱く議員は、私だけではないと思います。町民の健康を守るために良質かつ適切な医療を確保するため、町、議会、町民が一体となった取り組みが重要であると考えます。また、道立天売診療所は、常勤医師と常勤事務が不在で、医療機関として極めて厳しい状況下にあります。常勤医師を迎える取り組みが早急に必要であります。以上の点を踏まえ、次の質問をします。1、現状の医療体制についてどのように評価するのか。2、当町の医療問題について町長の政治姿勢を問いたい。3、離島医師の負担軽減及び離島住民が良質、適切な医療を受けるため、道と連携して遠隔医療を離島医療機関に導入してはどうか。以上です。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
寺沢議員のご質問にお答えいたします。1点目の現状の医療体制についての評価でありますが、当町の医療が道立羽幌病院、天売、焼尻診療所の診療体制に大きく影響を受ける状況にあることは言うまでもなく、羽幌病院の医師は減少し、診療所の医師が不在となる期間があるなどを経て現在に至っております。このことから北海道との連携が必要不可欠であるという認識は議員と同じであり、機会あるごとに関係部局へ伺い、お願いと協議をしております。道立羽幌病院については、圏域のセンター病院としての機能維持を要請しながらも、身近でかかりやすい病院として診療体制を確保していただくことが重要であると考えております。専門医の確保が難しく、総合診療医による診療体制となっておりますが、出張医により整形外科、眼科などの診療も確保されております。天売診療所については、常勤の医師及び事務職員が不在のため、派遣医師による診療が行われている状況にありますが、派遣回数も少しずつふやしていただき、診療のない期間をできる限り少なくなるよう努力していただいております。後任の医師確保についても不在となることが決まりましたときから早急な対応をしていただいておりますし、お願いもしているところであります。焼尻診療所の医師については、着任してから3年が過ぎ、島での生活にもなれてきているように見受けられ、安定的な診療を提供していただいていると感じております。町としましても、医師の負担が過重にならないよう長く勤務していただける環境づくりに配慮してまいりたいと考えております。常勤医師の確保、特に専門医の確保が大変難しい中、町民が望む医療の全てに対応できていないことは強く感じておりますが、出張医師による対応でありましても現状の診療科目を維持していくことが重要であると考えており、今後も継続して診療体制を確保していけるよう努力してまいります。2点目の医療問題への政治姿勢についてでありますが、高齢化が進む当町の住民にとって医療体制の充実が重要であることは十分認識しており、1点目のご質問でもお答えしましたが、医療体制を確保していくためには北海道との連携が重要であると考えております。このため地域の医療に関してどのように進めていくことがよいかを考え、関係する部局の方々と話す機会を持ち、直接お願いと協議をしてきたところであります。また、留萌中部3町村が連携し、道への要請と意見交換を実施することとなり、苫前町及び初山別村の町村長と一緒に訪問する機会もあり、必要に応じて両町村との情報交換なども行っております。道立羽幌病院が通院しやすい病院であることも大切であり、受診者の利便性を図るため、交通環境整備に関する協議や休止病棟の活用、さらには介護との連携について話し合いを行うなど結論を見出せない課題も多くありますが、一つ一つ真摯に取り組んでいるところであります。これらを経まして、来年1月には議会とともに道の関係部局を表敬訪問することとしております。医療に寄せる期待が大きいことは理解しておりますので、町民の不安を少しでも解消できるよう今後も必要な協議を続けてまいります。3点目の離島医療機関への遠隔医療の導入についてでありますが、離島医師の負担軽減及び島民の良質かつ適切な医療を確保するため、遠隔医療の導入についてはいろいろな可能性を含めて検討し、相談しております。離島の診療所は、医師が不在の期間もあるとの想定から、医療連携だけでなく在宅患者の遠隔支援、さらには市街地区も含めた介護との連携などを視野に入れ、道立羽幌病院のネットワークの状況を確認するなど情報収集に努めているところであり、今後も道と連携しつつ、町としてできることを検討してまいります。現時点において具体的な内容や方向性など示す状況にありませんが、地域の今後を考えますと情報通信技術を活用した体制整備は必要になってくるものと考えておりますので、効果的な方法を模索し、関係機関との協議を続けてまいります。以上、寺沢議員への答弁とさせていただきます。
質問 10番 寺沢孝毅
まず、現状の医療体制への評価について伺いたいと思うのですけれども、この質問に対して町長の答弁は、どちらかというと医療体制の現状というようなことで述べられているのではないかなというふうに思います。その現状に対する評価という点で伺いたいというのが私の意図するところなのですけれども、1点目の回答の一番最後のほう、出張医による対応でありましても現状の診療科目を維持していくことが重要と考えておりますという答弁がございます。これをちょっと読ませていただいたときに感じたのは、現状の出張医による診療科たくさんありますけれども、これを維持すればいいという、そういうお考えなのか。いわゆる現状を容認し、その現状を維持していくということに主眼を置いていきますよという、そういうように町長ご自身が思われているのかどうか、まず確認したいというふうに思います。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
私は、現状については、今寺沢議員がおっしゃったとおりでありまして、奥先生が行かれるときにちょうどそういう道立病院の講演会等もありまして、現段階での医療について、専門診療医でしたか、そういう体制がこれからは望ましいというようなお話も伺いましたし、国の制度は医師が不足する状況になっておる関係上、大変専門医を常駐していただく、そういうことは無理であるというふうに感じております。
質問 10番 寺沢孝毅
私は、まさかそういう答弁が今町長から来るとは想定をしておりませんでした。現状は、出張医による例えば整形外科ですとか、あるいは眼科、あるいは産婦人科、さまざま週に1回、2回とか設けられておりますが、少なくとも整形外科医を常駐させてほしい、それから羽幌で分娩ができるように産婦人科の医師も時間がかかったとしても願わくば常勤医にしてほしいとか、そういった要望をずっと続けてきております。町長が今ここでもうそういう専門医の確保は難しいので、現状を維持することを容認するということを答弁されるということは、物すごく消極的な、医療の後退につながる重大な発言だと私は思いますけれども、本当にそういうことでよろしいのですか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
今おっしゃられた専門医のそういう先生方が現実的に道内あるいは全国で不足していると。都市部においてもそういう状況があるということがわかった以上、それ以上私には道に対して言うべき手づるといいますか、方法といいますか、言葉が見つからないのが現状で、現在の医師を確保していただくことは大変重要なことだと考えております。
質問 10番 寺沢孝毅
町長、それは違うのではないでしょうか。現実的に医師不足が進んでいて、都市部にしかも偏在しているという状況はあるにせよ、これから地方枠のお医者さん方が輩出されるということもある中で、一人でも二人でも我が町に常勤してもらえるような医師を確保するために最大限の努力をするというのが町長の立場ではないですか。違いますか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
最大限の努力をするというのは町長の立場だと私も思います。
質問 10番 寺沢孝毅
町長の答弁では、そういった常勤医の確保を諦めるという、そういう宣言でした、先ほどの答弁は。もう一度その辺町長のきちっとしたお立場を示してください。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
先ほどの答弁の繰り返しになる部分もありますが、私としては現状の医師を確保していただいているということは大変重要なことだと考えておりますし、専門医が必要でないというふうには思っておりませんが、そのことは大変難しい問題であるというふうに認識していることは間違いございません。
質問 10番 寺沢孝毅
町長の答弁は、最後に現状は難しいから理解をしてほしいという、そういう答弁のつくりになっているのです。それは、裏を返すと難しいので、できないので、できないことをわかってくれということを私たちに、あるいは町民に向けて発言をしているように私は聞こえますけれども、それではまずいのではないですか。逆ではないでしょうか。現実は難しいのだけれども、最大限の努力をして、例えば医師確保なり進めていくので、どうか皆さん応援してくださいと、そういう答弁になるべきではないかと私は思いますけれども、その辺いかがですか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
私の立場としては、町長として今おる中で、現状の道立病院の医師の数が大変北海道の苦慮の中、確保していただいているというふうに思っておりますので、今後ともその数を、現体制を確保していただくということが私の町長としての最大限の任務であるというふうに考えておりますので、寺沢議員がおっしゃることとは相入れないかもしれませんが、ご理解をいただきたいと思います。
質問 10番 寺沢孝毅
話題を変えたいと思いますけれども、町長先ほど総合診療医のことだと思うのですけれども、ちょっと違う言葉で言われていましたけれども、多分総合診療医のことを言いたかったのだと思います。今年からそういう体制が始まって、経過しているのですけれども、これについてしっかりと医療機関として機能しているのか。住民にとってどういうふうに医療サービスが提供されているのか、その辺の評価を伺いたいというふうに思います。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
医師の評価ということでございますが、私は医者ではございませんので、十分やっていただいているというふうに感じております。
質問 10番 寺沢孝毅
医者ではないので、十分やっていただいていると思いますという意味がちょっとわからないのですけれども、もうちょっとわかりやすく説明していただけますか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
もうちょっとわかりやすくと言われても、それ以上の言葉は見つかりませんので、お許しいただきたいと思います。
質問 10番 寺沢孝毅
道立羽幌病院の診療体制が変わってから羽幌町の住民、あるいは近隣の住民の方々がそこを利用することによって、本当に適切ないい医療サービスが、医療が受けられているのかどうかということは、やはり町民の皆さんの声から吸い上げて、そして道と連携をとりながら、今後どうあるべきなのか、何が地域住民にとって一番いい方法なのかということを協議し、改善していくという必要があるのではないかなと私は思います。それで、そういった総合診療医についてどんなふうに評価されているのですかという質問になったわけなのですけれども、もう一度聞きますけれども、どのようにお考えでしょうか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
答弁としては同じでございます。
質問 10番 寺沢孝毅
残念ながら議論にはならないので、困りました。全く答弁をいただけないということです。では、今は道立羽幌病院についての評価をお聞きしたわけですけれども、離島の診療所、常勤医師が天売島では不在ということで、大変大きな問題、そして地域の方々は不安を抱いているわけですけれども、これについて毎回毎回こういったことが起きるたびに医師確保については道、もちろん羽幌町も時間を費やし、そして労力をかけ、そのたび住民の人たちも長い間物すごく極度な不安に襲われているというのが現実です。これについて町長はどのようにお考えなのか。これからも延々とこういうことが続いていくと思うのです、このままであれば。それについて何かお考えがありますか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
医師不在についてこれからも延々と続いていくというふうなご質問かと思いますが、その部分については離島でございますから、大変交通の便も悪いわけで、船でなければだめですし、しけると船も行きませんので、そういう部分については地域的環境からやむを得ない部分かなというふうに思います。
質問 10番 寺沢孝毅
町長、それは離島に住んでいる人たちに対して非常に傷つける、あるいはちょっと暴言に近いような言葉だと思うのですけれども、離島は医師が確保できなくてもやむを得ないから我慢しろという、そういう意味ですか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
私は、そういうふうには申し上げたつもりはございませんで、言葉が足りなかったと思いますが、おわびを申し上げます。ただ、道立診療所でございますし、北海道に担っていただいている診療所でございますから、私が羽幌町長としてお願いはできても命令することはできませんので、島民の皆様にも足りない部分はおわびを申し上げるしかないというのが現状であろうというふうに考えております。
質問 10番 寺沢孝毅
私の2番目に質問をした羽幌町長の医療問題に対する政治姿勢ということに非常に大きくかかわる発言が繰り返されております、今まで。この医療問題について町長は残念ながら非常に消極的であると。しかも、これ以上の医師確保、特に離島における医師確保については断念をして、現状の厳しい状況を受け入れるのだという、そういう政治姿勢です。それをうなずけるのは、これまで当羽幌町議会が町長が当選して、平成27年の5月に本当に町民にとって最も大事である医療問題について、ともに道に要請してもらえないだろうかというお話をしに町長室に伺っております。それ以来合計少なくとも公式な記録が残っているだけでも6回にわたって町長にお願いをしています。しかも、町長が札幌に出張するそういうタイミングに合わせてでも何とか日程調整してもらえないかという申し入れをしています。それがいまだかつて一度も実現されていない。町長の答弁の中で、道との連携というのは最重要だということが2度も繰り返し述べられているのです、今回。私は、この答弁の真意を逆に疑いたいです。なぜ一度もこれまで日程調整ができなかったのですか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
日程調整できなかったのは、公務多忙のためでございます。
質問 10番 寺沢孝毅
今までも町長はいろんな形で理由を言われているのです。当然忙しいから行けないというような、そういう言い方もされていますし、熱意は感じているが、要望に沿えないとか、さまざまな理由を言われています。ただ、忙しいというのは理由にならないと思います。忙しいはとにかく理由にはならない。現実に町長は札幌に出張何度も行かれるでしょう。それに我々が合わせますよというお話もずっとし続けているわけですから、町長はこの医療問題について議会の力は必要ないと、単独で十分意思疎通が図れるのだと、自分の考えている医療問題について実現できるのだと、そういうことなのでしょうか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
別にそういう発言は一度もしておりませんし、先ほどの島の医師確保につきましても早い段階で次のお医者さんを探していますからというふうに言われておりまして、そのことは担当課長ともよく話をして、道の許しを得た時点で公表しているというようなことで、大変寺沢議員の理解を得られるような答弁にはなっていなかったかもしれませんけれども、決して島民の生活、医療をないがしろにするだとか、あるいは議会との連携も必要ないというふうに思っているわけではございません。
質問 10番 寺沢孝毅
これまで町長に一緒に道のほうに要請に行っていただきたいという中で2度緊急事態がありました。天売島の医師不在という問題が起きたとき、起きた時点です。今回当然そういう事態の一つです。1回目は、平成28年11月30日に町長室で一緒に道のほうに要請行っていただきたいということでお願いに伺いました。やはり忙しいので、行けないという、そういうお話で断られたと。仕方ないので、議会だけで道のほうに行って、離島の医師確保を含めてお願いをしてきたということがあります。それから、今年の9月15日、これも町長室に行きまして町長にお願いをしました。同じお願いをしました。そのときも天売島の医師が不在になって、何とか要請一緒に行ってもらえないかということです。そのときには新聞記者も入って、新聞記事になっています。島民は困っている。何とかしなければならないと思っている。道に強く要請するしかない。町長がお話しした言葉としてコメントも載っています。これ以降も全然道にお互いに要望に行く機会がないわけです。これは一体どういうことですか。この前に町長は天売島にも足を運んで、町政懇談会の中で医者がいない不安な住民の声というのをたくさん聞いてきているのではないですか。私は、すぐにでも議会の要請に応えて、道にともに要望に出向くというのが町長の立場ではないかと思うのですけれども、なぜそれができなかったのでしょうか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
それは、先ほど来申し上げましているとおり多忙でありまして、私もまだ1期目でございますので、いろいろと帰ってくると書類がたまっている、出張に行って帰ってくると書類がたまっている、いろいろ懸案事項は新しく出たりというようなことで、大変ふなれというか、そういうことでございましたので、本当に申しわけなく思っております。
質問 10番 寺沢孝毅
今のような行けない理由として同じことを2度目なのです、これ。2年ほど前の記録にも同じ理由として書かれておりました。全く理由にならないです。駒井町長、それを理由に、いいですか、地域住民の方が本当に不安な悲鳴を上げて、それを聞いて、それに応えられないのであれば、資格がないのではないですか、あなた。私は、そこまで言うつもりはなかったのですけれども、余りにも町長の答弁が住民の感情を無視しています。だから、あえて本当にそういうことでは町長が務まらないと私は思いますけれども、いかがですか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
寺沢議員の考えがそういうことであれば仕方ないというふうに判断するしかないです、私は。
質問 10番 寺沢孝毅
医療問題だけではなくて、町民の皆さんの切実な声というのはやはりしっかりと受けとめて、それに私たち議員もそうですけれども、応えていかなければならないというのがここにいる我々の責務だと思いますので、ぜひそういう意識を持って職務に当たっていただきたいなと私は思います。遠隔医療について伺います。先般の新聞報道、ちょうど私がこの一般質問の通告をした後に報道がされておりました。奥尻の病院が道の制度を使って、250万の補助を受け遠隔医療を進めていくという、そういう内容であります。私もこの制度を活用して、離島の医師のいわゆる負担軽減、それから住民の方々が良質でしっかりした医療を受けられるようにするためにも非常に有効であるというふうに考えて、離島の常勤医確保と同時に道に対して今年の9月7日付で要望書という形で知事宛てに文書を発送しております。それに対して町と協議をいろいろ進めていきますよというような回答を道から受けているわけですけれども、恐らく町長というよりは担当課長が道の担当職員とその辺いろいろとお話をされてきたのかなというふうに思っております。この制度は、道のほうで延々と続くようなものではなくて、一年一年必要に応じて延長されて、言ってみるといつまで続くかちょっとわからないというところあります。ただ、道議会のやりとりを見ていますと、来年度については間違いなく道のほうはこうした事業に対して同じ補助を継続する意思を持っているということが確認できるわけですけれども、この制度を活用しながら離島の医療機関、私は道立羽幌病院にも同じような仕組みが導入されて、札幌や旭川の大都市圏の病院を指導機関のようなスタイルでやることが医師の負担軽減、そして医師確保にも大きく寄与するのではないかなというふうに、そう思っているわけですけれども、担当課長、これまでの話の経緯を伺いたいのですけれども、どの辺まで話は進んでいるでしょうか。
答弁 健康支援課長 更科滋子(健康支援課長は2018年3月まで)
ただいまの質問にお答えをいたします。遠隔医療につきましては、具体的にこの事業に関してということについては今年度9月、10月ぐらいから道のほうからお話をしております。ただ、この補助事業の以前にも1年か2年ぐらい前のときに道立羽幌病院の利活用という問題について、そこと離島をつなぐということで一時IP電話の活用というところも視野に入れられないだろうかというような検討をした経緯もございます。ただ、そのことについては、IPをそのまま活用するということにはなかなか至らないという役場内のいろんな検討の中で話をしている経過がございます。今回のこの補助事業を使ってということにつきましては、こういう事業が今年度あると。それと、モデル事業、モデルというか、の形で今年度1カ所やるところがあるという情報はいただいておりました。そのときに道の担当の方から補助の内容ですとか、それから次年度以降の見通しですとかということについては情報収集をしております。それに伴いまして、医療連携だけではなくて、町長の答弁にも答えさせていただいておりますように、この事業を見たときに対象として市町村というところは確かに入っているのですけれども、奥尻町と違いましてうちは町の病院を抱えているわけではないので、まず医療機関の体制というのが一番大事かなというふうにも思っているので、道との連携というところでは道立羽幌病院、それから診療所との体制がどういうふうになっているのかということも踏まえて、道立羽幌病院のほうにネットワークの体制ですとか現状どういう形になっているのかというところを情報収集しております。先生方との話し合い、それから道立羽幌病院がネットワークを結んでおります旭川医科大学の先生のほうのお話も伺っております。それとともに在宅支援と、それから介護連携というところも視野に入れて、町でできることは何かということも含めて考えておりますので、道立羽幌病院が実施しております町内の事業所との医療連携という形もどういう形でやっているのかの情報収集をしております。経過としては以上です。
質問 10番 寺沢孝毅
私もこの遠隔医療については、9月には要望書として出していますけれども、それ以前にも議会で道のほうに要望に行ったときにも、口頭ですけれども、ほかの方からもカルテの共有なんかも含めたそういうネットワークの構築、お話が出て、時間が2年、3年と経過しているわけです。その中で道のほうも道立羽幌病院、離島の診療所、これは道立の病院であるということを重々承知の上で、羽幌町とも道の制度を使ったそういうネットワーク構築、遠隔医療の構築ということを相談したいというふうに言われていますので、私はぜひさらに具体的に話をもうちょっと煮詰めていってはどうかなというふうに思っています。今の状態では恐らく来年度に予算をどうのこうのという、そういうところまではちょっと難しいのかなとは思うのですけれども、ぜひともこれは本気で進めていっていただきたい事業の一つだと私は思いますので、そこら辺再度質問します。あと、それで私は結構です。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
そうしたら、IPのほうの補足をさせていただきます。当時地域医療の竹澤参事が4階の活用の件で熱心に来られまして、高速バスの停留所だとか、そういった話から当町もIP電話が両島についています、天売も焼尻もついていますというお話をしたときに、今寺沢議員がおっしゃったネットワークでできないかという話をいただいて、早速調べていただいたのですけれども、IP自体がもう古くて容量的に間に合わないと。道立羽幌病院のシステムとは合わないので、そういうことで断念した経緯がございます。おっしゃるとおり、可能であればうちのほうも予算つけて進むことであれば北海道とも相談しながら進めたいと思っておりますので、この後また今の質問で課長に答弁していただきますので。
答弁 健康支援課長 更科滋子(健康支援課長は2018年3月まで)
私が最後でいいのかどうかちょっとわからないのですけれども、最後に町長の答弁の中でも答えていますように、今後の地域ということを考えたときに、これだけ情報通信というものが発達している中でそれを利用しない手はないなというふうには十分思っております。それと、地続きではないという状況を考えますと、離島との一番身近なものとしてはこの通信を活用していくということでは、文字だけではなく画像もというところも含めて今後考えていかなければ、本当におっしゃるように真剣に考えていかなければいけないところだというふうには認識をしております。道のほうとも今後もう少し密に連絡をしながら話を詰めていって、町長からも可能なことをできるだけ考えなさいということの指示は受けておりますので、今後考えていきたいというふうに思っております。