みんなの議会

羽幌町議会 平成24年第6回定例会 2012年12月13日

雇用の創出及び産業の振興について

2012年12月13日、羽幌町議会の一般質問で、寺沢孝毅議員が「雇用の創出及び産業の振興について」質問し、町長 舟橋泰博、産業課長 江良貢、総務課長 井上顕が答弁しました。

質問者
寺沢孝毅 議員
答弁者
町長 舟橋泰博、産業課長 江良貢、総務課長 井上顕

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 4番 寺沢孝毅

それでは、一般質問いたします。雇用の創出及び産業の振興について質問いたします。平成24年度から10年間の羽幌町総合振興計画ほっとプランでは、雇用の創出、産業の振興を医療体制の充実とともにまちづくりの重点課題として掲げています。私自身も当町の大きな課題は、冷え切った地域経済を立て直すことであり、つまり安定した雇用の場が確保され、安心して若者が子育てできる環境にすることであると考えます。このことが地域を支える若者の定住にも結びつくからです。そのような観点から、平成23年6月議会で町内事業者や産業団体などが当町の産業活性化のため、新しいアイデアの事業化を企画し、そこに新しい雇用が生まれる場合、事業費と新規雇用に対して一定割合を補助する制度をつくってはどうかと提起しました。あれから1年半が経過したことから、次の質問をいたします。まず、1つ目、雇用と産業活性化について検討の経過と次年度の具体的事業があれば示していただきたいと思います。2点目、昭和60年制定の羽幌町企業振興促進条例により、本町に事業場を新設または増設する企業は固定資産税の課税免除、補助金の交付、新規雇用に対する人件費の助成などが受けられます。しかし、製造業と規定され、投資額が1,000万以上、または投資額500万を超えて新規常時雇用が2人以上である場合に限ってであり、利用は限られた業態というのが現状であります。対象業種を情報通信業やサービス業などへ拡大し、新しいアイデアの事業化等の条件を加えたり、投資額の条件を緩和することなどで雇用の拡大や産業活性化へ結びつくと考えます。このような観点で羽幌町企業振興促進条例の見直しを行ってはいかがでしょうか。3点目、総務省の地域おこし協力隊制度の活用や専門家との協力関係を結ぶなどして外からの目線によるアイデアを取り入れることで、新産業創出など地域活性化へ結びつけてはいかがでしょうか。4点目、天売、焼尻の離島地域では経済活動が縮小しており、人口減少と高齢化が極端に進んでいます。離島地域における雇用の確保と若者の定住対策は緊急課題であります。その解決策として、漁業と連動した地場産業の創出、観光関連産業の創出が考えられ、Iターン、Uターン者を呼び込むための施策も必要となります。現在策定中の離島振興計画に次年度から具体策を盛り込むべきではないでしょうか。以上、質問をいたします。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

寺沢議員のご質問にお答えをいたします。1点目の雇用と産業活性化に係る検討経過と次年度の具体的事業について及び2点目の羽幌町企業振興促進条例の見直しについては、内容が関連いたしますので、あわせて答弁をいたします。ハローワーク留萌管内での新規求人に係る24年10月最新データは、建設業で若干の伸びはあるものの、食料品製造業や卸売業、小売業で落ち込みが大きく、雇用情勢は依然として厳しいものとなっております。本町においても主要産業であった製材業や木材加工業の倒産、廃業など、あるいは商業店舗の廃業による空き店舗化など、経済基盤が弱体化してきております。そのような情勢の中、羽幌町総合振興計画ほっとプランにおいて雇用の創出を重点課題とし、雇用の拡大や地場産業の振興はもとより、新規開業や新規事業化、あるいは起業に伴う費用補助などを含め、商工業活性化へ向けた検討を重ねてまいりました。ここで、具体的な支援策3点と次年度に向け検討する事項などについてご説明申し上げます。まず、支援策の1点目ですが、町内企業または事業者が行います従業員の新規雇用に対し、人件費を支援するものであります。これまでは、製造業者が500万円を超える投資を行うときに合わせ、常時雇用者を2人以上増加した場合に雇用者1人につき10万円の助成を行ってまいりましたが、企業振興や定住促進に資するため、業種の枠を拡大し、正規雇用者には3年間、常時非正規雇用者には1年間の助成を行うものであります。具体的な助成額については、管内、道内の情勢を見て判断したいと考えておりますが、事業拡大のための雇用増をちゅうちょしていた企業において、この制度をきっかけに積極的な雇用が図られることを期待するものであります。次に、支援策の2点目は、羽幌町中小企業特別融資制度資金に係る融資枠の拡大であります。現状の融資限度額は、運転資金が1,000万円、設備資金が1,500万円でありますが、商工業者等からの融資枠拡大について要請もあることから、融資機関と協議を進め、限度額を倍増し、運転資金2,000万円、設備資金3,000万円としたいと考えております。これにより資金が円滑に回転するとともに、ひいては借り入れ資金の一元化など町内経済の発展に寄与するものと考えております。支援策の3点目は、町内製造業者の活発な生産活動を支援するとともに、企業誘致等の促進による工業振興を図るため、水道料金の一部を補助するものであります。内容といたしましては、年間水道使用量が1,000立方メートルを超えた場合の超過分に対して補助金を交付するものであります。予算の制約はありますが、1立方メートルの超過料300円に対し、2割相当の60円を想定しております。次に、次年度へ向け検討する事項などについてでありますが、喫緊の課題として冒頭申し上げました新規開業や新規事業化、起業に伴う諸経費や事業に要する経費に補助するとともに、将来課題として企業誘致における優遇措置の拡大について抜本的に見直し、他市町村と比較してもインパクトのあるものにしたいと考えており、いま少し検討の時間をいただきたいと思います。なお、これまで申し述べました3点の具体的な支援策については、詳細を詰めた上、明年度からの施行を予定しており、羽幌町における企業振興と雇用の拡大に結びつけたいと考えております。次に、3点目の外からの目線を取り入れた地域活性化についてお答えをいたします。町外からの活力注入については、自分たちでは気づかないところへの意見及びアイデアなどの提案など非常に貴重なことと受けとめており、これらを地域活性化へ結びつけていくことはより高い事業効果を生むものと理解をしております。現在本町では、さまざまな地域間交流事業が展開されておりますが、これによって地元商店の購買力向上が図られていると同時に、町民の皆さんがいろいろな方との触れ合いを通じ、まちづくりには欠かせないすばらしい人材となり、これらが地域活性化に結びついているものと思います。また、新商品の開発に取り組まれている企業もありますが、その過程においても専門的なアドバイスをいただいており、町としてもこのような取り組みに対し、関係機関と連携しながら支援しているところであります。このため、町外からの意見等については今後も必要がある場合には積極的に求めていき、有効と思われるものについては町内関係者の皆さんのご意見を聞きながら、共通認識のもと事業に取り入れていきたいと考えております。さらに、地域活性化に向け活用可能な制度についても費用対効果等を鑑みながら利用してまいりたいと考えております。特に地域おこし協力隊については、制度の活用に向け既に検討を進めておりますので、都市住民の受け入れ態勢や地域協力活動の内容など事業の概要については地域の皆さんのご協力を得ながら、煮詰めていきたいと考えております。次に、4点目の離島振興計画へ具体策を盛り込むことについてお答えをいたします。策定中の離島振興計画は、総合振興計画の離島版として天売、焼尻に特化するものとして、現在その内容を協議しております。内容については、将来目標を定め、そこに向かっての重点的な取り組み内容と方向性などをまとめるものとしておりますが、計画設定期間としている今後10年間について移り変わりの激しい現代社会を考えますと、島の状況や生活スタイルがさま変わりしていくことも想定され、その状況に敏感に適応していく必要があります。このため、具体策については目標達成のために必要な事業ということで、そのさまざまな背景に応じ柔軟な発想で取り組んでいく必要があることから、町政懇談会や産業別懇談会、さらに場合によっては個別説明会などを開催するなど島民の皆さんからご意見を聞きながら、より効果の高い事業内容にしてまいりたいと考えております。具体策につきましては、本計画の趣旨と目標達成のため、さきに申し上げた取り組み内容と方向性などにとどめさせていただきたいと思います。以上、寺沢議員への答弁とさせていただきます。

質問 4番 寺沢孝毅

ただいま答弁いただきましたが、1年半前に大体同じような中身で質問をいたしておりまして、今回1年半経過したとはいえ、具体的な3点の回答が出てきたこと、それから次年度へ向けた内容についても触れられたということは非常に私自身歓迎したいと思いますし、この内容については理解をしたいなというふうに思っております。そこで、若干確認をさせていただきたいことがあるのですが、具体的な支援策3点は来年度からもうすぐ実施をするというような中身でございました。一方で、次年度に向けて検討する事項、これは次年度へ向けて検討する事項ということは次年度、平成25年度からこの支援策を実施しようとして、今後さらに残された1月、2月、3月で検討しようとするものなのか、それとも次年度も引き続き検討していこうという内容なのか、その辺ちょっと不明確なものですから、まずその点を質問したいと思います。

答弁 産業課長 江良貢(産業課長は2014年9月まで)

次年度へ向けての検討ということにつきましては、当面3月の議会までに詳細にわたって、例えば起業家支援ですとか、あるいは新規開業等と、そういうような部分の詳細について検討する時間がちょっと足りないということで、25年度1年間かけて検討を加えていきたいというふうに考えております。来年度から施行する予定と申し上げました3点につきましては、今後議会の皆さんと相談をし、3月の議会で条例化をし、4月から施行していきたいというふうに考えております。以上です。

質問 4番 寺沢孝毅

それではまず、答弁の内容に基づいて質問していきたいのですけれども、支援策の1点目として、人件費の助成というのが出てまいりました。これについてなのですが、私はこの人件費の助成について新しいアイデアの事業化に伴う雇用に対して助成をしたらどうかという提案をしてまいりました。ところが、今回は新しいアイデアの事業化という項目はないわけですよね。いわゆる新規雇用に対する人件費の助成という形で出てまいりました。となりますと、新規雇用する場合というのはその企業、いわゆる事業者の営業が好調で、そして仕事の中身が増大していくので、雇用するという、そういう必然の流れみたいな新規雇用がまずあると思います。もう一つは、いわゆるリスクを負いながらも挑戦していく。打って出ていくと。新しい、要するに事業化に対して新規雇用が生まれると、2通りあると思うのですけれども、どちらの新規雇用に対しても支援をするという、そういう意味合いの今回のお話なのか、その点はいかがなのでしょうか。

答弁 産業課長 江良貢(産業課長は2014年9月まで)

新規雇用につきましては、従前の事業主の方々が新規に雇用をふやしていく部分については対応していきたい。特に正社員だけでなく、常設で非正規の雇用についても対応していきたいというふうに考えております。

質問 4番 寺沢孝毅

もう一度確認しますが、どんな場合であれ、新規雇用に対しては平等に支援をするということでよろしいですか。

答弁 産業課長 江良貢(産業課長は2014年9月まで)

済みません。そのとおりでございます。

質問 4番 寺沢孝毅

例えば当然予算を組みますね、年度当初に。これは、ある程度予算を組んだ枠内での支援を想定するのか、それともその年によっては雇用がたくさん生まれる場合があります。そのニーズに応えるべく、補正を組んでもずっと支援をするのか、それはどちらなのでしょうか。

答弁 産業課長 江良貢(産業課長は2014年9月まで)

基本的に新規雇用者が生まれて1年間継続して雇用が続いた場合について、翌年度に支援金として支出するというような想定ですので、補助額につきまして、支援額につきましては前年度の実績を見て翌年度の予算を計上し、対応していくというような流れになろうかと思います。

質問 4番 寺沢孝毅

これも経過を見ないとわからない部分ありますけれども、できるのであれば工夫をし、そして何か新しいものをこの町に生み出そうとか、新しい商品を開発して売り出そうとか、そういったやっぱり創意工夫のもとで生まれる雇用に優先して補助がされるべきであろうと私は考えます。満遍なく新規雇用に補助されるということは当然活性化にはつながると思いますけれども、限られた予算の中でという意味合いではそうではないかというふうに考えますので、よく精査されて、今後来年度に向けて新しい条例をつくるという、そういう説明だったかと思うのですけれども、ご検討いただきたいと思います。もう一つは、問題としてこれは通年雇用ということが大前提になっているわけですが、例えば離島地区の場合、新しい雇用を生もう、あるいは新しい新規参入の会社があったとした場合、どうしても繁忙期というのが観光に依存している期間に限られるという側面があろうかと思います。ですから、離島地域にはなかなか恩恵受けづらい条例なのかなという感じがするのですけれども、何かその辺で離島地区の特性なんかも加味しながら、特別な場合とか、あるいは町長が必要と認めた場合とか、これは何でも必要と認めるわけには当然いきませんけれども、その辺よく意味を捉えていただきたいのですけれども、そういった形もやはりちょっと考えていただきたいなというふうに思うのですが、その辺のお考えはどうなのでしょうか。

答弁 産業課長 江良貢(産業課長は2014年9月まで)

現在のところ通年雇用を対象としておりまして、例えば離島地区で短期間の雇用に関しての支援というのは今のところは検討しておりません。ただ、それ以外のところで、例えば起業家支援ですとか、新規開業の支援ですとか、そういうもので対応できていけるのではないかなというふうには考えております。以上です。

質問 4番 寺沢孝毅

ほかの部分でそれを考えるというのであれば、できるのであればやはり新年度に間に合うものは間に合わせるような検討をしていただきたいと思うのです。これ後で質問しようと思ったのですが、雇用とか産業の振興、促進というのは、これは全部関連していますから、年度違いでぱらぱら、ぱらぱらということになると全体の整合性とかという面でもやはり問題が生じる場合があるので、その辺をよく見てきちっとやらなければいけませんよね。ですから、間に合うものについてはやっぱり一緒にスタートさせるということが必要ではないかと思うのですけれども、その検討していただけませんか。

答弁 産業課長 江良貢(産業課長は2014年9月まで)

喫緊のそういう事業について、町が必要と認めた場合につきましては現在の産業振興奨励事業補助条例というものがありますので、そういう中でその他産業振興奨励上必要だと思われる事業についての補助をするという項目もありますから、その辺も含めまして検討していきたいというふうに考えております。

質問 4番 寺沢孝毅

支援策2点目の融資枠の拡大については理解をいたしました。3点目なのですが、製造業における水道料金の補助であります。超過分のうち2割の助成ということですが、これは羽幌町企業振興促進条例を改正するという、そういうことでの扱いということでしょうか。

答弁 産業課長 江良貢(産業課長は2014年9月まで)

現在の振興促進条例の中にそれを加えますとちょっといびつな形になりますので、改めて水道部分に関して条例立てをして進めていきたいというふうに考えております。

質問 4番 寺沢孝毅

わかりました。その部分についてですけれども、今どれぐらいの該当する企業があるのかということと、それから最も水道を使っている企業でどれぐらいの恩恵を受けられるのか、この2点についてちょっと具体的にお願いします。

答弁 産業課長 江良貢(産業課長は2014年9月まで)

昨年1年間で1,000トンを超えている事業所というのが乳製品製造業が1社、水産加工業で5社、あと発泡スチロールの製造業で1社のトータル7社になります。超過料の2割、60円ということで算定をいたしますと、乳製品の製造業でおおむね220万程度、その他のところは水産加工業5社合わせて大体35万ぐらい、発泡スチロール業のところで15万程度と。おおむね大体270万程度の支援になろうかというふうに考えております。これも生産に伴ってかなり水道料というのがふえてきますし、今後の水道料の改定だとかの見込みもありますので、あくまでも条例上は予算の限度内、範囲内というような形で制限をある程度加えたいというふうに考えております。

質問 4番 寺沢孝毅

それでは、話題を外からの目線を取り入れると、そういうところへちょっと移したいと思います。これまでも必要に応じていろんな外からの意見、アドバイスを取り入れてきたというのが答弁の内容なのですが、私地域おこし協力隊という制度に注目しております。何度か担当である企画のほうにもお話をしてきた経緯がございますが、今回具体的にもう既に検討を始めているという答弁をいただきました。もうちょっと詳しく、どのようなことにこの地域おこし協力隊を活用しようとしているのか、ご説明をいただきたいと思います。

答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)

お答えいたします。地域おこし協力隊、ご存じのとおり全国でも導入例がどんどんふえてきておりまして、本町におきましては具体的なことはまだ詳細決定しておりませんけれども、町内と離島地区、天売、焼尻1名ずつ、3名程度を導入しまして、例えば離島でしたら観光の面、あるいは福祉の面等さまざまなことが考えられますので、そのようなことを中心に取り組み内容を入れまして、地域おこし協力隊の制度を導入したいと今考えております。

質問 4番 寺沢孝毅

これは、北海道でも例えばこの近辺であれば留萌とか天塩、それから利尻町とか導入事例があるというふうに一応データを集めたわけなのですけれども、北海道全体で74人の方が平成24年7月1日現在この制度で、いわゆる都市から来ているという格好であります。これは、言ってみれば1年から3年まで都市から地方にそれぞれいろんなテーマを持って地域に対して協力をするというIターンの制度でして、しかも総務省から1人当たり350万の財政支援、これ最大限ですけれども、受けられるという中身になっているものですから、どんどん、どんどん活用してもいいのではないのかなと。3人と言わず、それぞれの地域に1名ずつであればやはりせっかく来られた方、孤独感を味わったりとか、相談相手の問題とかで、もうちょっと人数をふやしてもいいのではなかろうかというふうに私は思います。それだけそれぞれの地域にいろんなやらなければならない課題というのはたくさんありますから、何をしてもらうかという心配はないのではないと私は思うのですけれども、3名というの何か根拠ございますか。

答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)

お答えいたします。特に人数制限等はこの制度ではございません。ただ、今議員さん言われたとおり近隣の町村でも2名から3名程度という1町村の導入例が多いと聞いております。そうした中でこうした取り組みは本町におきましても初めての取り組みということで、離島を抱えるという特殊事情もございますが、初年度ということもありまして、初めから例えば複数名の問題につきましては難しい面もあるかなということで、私さっきそういうようなお答えをさせてもらいましたが、ただこれもまだ現時点での考え方であり、これは最終決定ではございません。今言ったご意見も拝聴しながら、また検討していきたいと考えております。

質問 4番 寺沢孝毅

例えば上士幌町では、平成24年度7月1日現在です。これも8名の地域おこし協力隊員を受け入れているのです。そして、何をしているかというと、活動内容は楽しい図書館、頼りになる図書館づくりを目指した活動とか、観光PRなど都市との交流、農林、商工の連携とか、イベント活動の強化とか、とにかく多岐にわたる活動をお手伝いいただいていると。都市地域から男性5名、女性3名という、そんな内訳になっているのです。ですから、本当に今課長の答弁にもあったように、今後検討されて、必要あらばどんどん活用して、そしてこの地域に最低1年間住んでいただいて、そして外の目線でこの地域に必要な産業とか福祉とか、さまざまなアイデアを出していただくようなことを私は期待したいなというふうに思います。このスケジュールなのですが、これからでも来年度、この地域おこし協力隊の活用というのは間に合うわけですね。

答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)

お答えいたします。この制度、ご存じのとおり総務省の特別交付税措置の財源補填がございます。あくまでも実施主体は市町村でございますので、やる時期に関してはその市町村の考え方といって、基本的には年度が通例かと思われますが、先ほど私言いましたとおり検討している最中なものですから、4月に間に合わないかもしれません。それで、とりあえず形として住宅の問題等もございますので、さまざまな条件の部分をクリアしながら、早い時期に取り組みたいなと今考えております。

質問 4番 寺沢孝毅

大いに私は期待をして、具体的になるのを数カ月間待ちたいと思います。離島振興計画に絡む最後の私の質問の部分なのですが、来年度離島の雇用と産業振興のために具体的な事業を離島振興計画に盛り込むべきではないかと。経過として持っていただきたいという趣旨の質問でありました。ところが、ちょっと趣旨がうまく伝わらなかったせいもあって、離島振興計画の盛り込む中身についての概要の答弁があったわけですが、具体的な事業として今考えられている部分を聞きたいのです。もう一度この部分について答弁をお願いをしたいと思います。

答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)

お答えいたします。離島振興計画につきましては、現在策定住民委員会を組織いたしまして、この計画を策定中でございます。それで、前回総務産業常任委員会のほうでもご説明させていただきましたとおり、これまで2回ほど開いております。その後焼尻で開催予定でございましたが、天候等によりまして中止となっております。それで、今のところ離島振興計画の基本構想、この一番柱となる部分を審議いただいております。これが決まりましたら、この後の基本計画、これは具体的に重点的な取り組みあるいは方向性を定めていくものでありまして、この部分まだ現在策定中でございますので、詳しい内容はこれからのこととなろうかと思いますが、ただ、今寺沢議員がご質問の具体的な取り組み内容ということでございましたので、何点か私のほうからお話をしたいと思います。まず、1つ目につきましては、再生可能なエネルギーということで、エコアイランドの取り組み、これをぜひ取り組みたいなというふうに考えております。これにつきましては、先ほど町長のほうからの行政報告にもございましたとおり、今年度と来年度2カ年かけまして実証実験ということで取り組んでおります。これが単なる実証実験に終わることなく、天売島あるいは焼尻島へ拡大しました取り組みへの波及効果も含めまして、将来の島のための部分のものというふうに考えております。それと、人づくり、定住、移住に関しましては、体験移住等の取り組みも考えております。これにつきましては、近年これも先ほどと同じく体験移住、都会からの移住を求めてさまざまな取り組みしておりますので、こういうこともできないかなということで今模索もしております。それと、今先ほどもご質問にございました地域おこし協力隊制度、これについても導入もしたいということで、当然ながらこの計画の中に盛り込んでいきたいというふうに考えております。そのほか特産品やお土産品の開発、あるいは研究の支援ということで、この辺についても方向性として定めていきたいというふうに考えております。

質問 4番 寺沢孝毅

具体的に今何点か挙がったわけですが、結果として若者が定住できる、それから少なくても現状維持の若者の現役世代の数、できればIターン、Uターンの方が来ていただいて、そしてそこで新しい地域の仕事が生まれるとか、そういう形にしたいわけです。そのために何をすればいいかという、いわゆるアイデアがそこになければいけないのです。その具体的なアイデアがないかというところなのです。これは、私は何度も申し上げていますけれども、やはり島の一番の基幹産業である漁業を活用するのが最も近道であり、そしてわかりやすいと思う。水産加工とか、いわゆる付加価値をつけて島の外に向けて販売をしていく、そういう戦略というのはもうこれは真っ先に考えられますよね。でも、今まではそれを考えてきただけで具体的に一歩も動き出せなかった。次に、では動くためにはどうしたらいいのかということです。これは、やっぱりお金の問題です。財源の問題だと思うのです。いかに工夫してそこに財源を持ってきて、そしてそれに従事する人を確保するかというところです。これをやはりやらなければ形は見えてこないと思うのです。ぜひともお金のことを先に考えるとそういうことも言えなくなりますから、やるためにはどうしたらいいかという視点を持って島の離島の振興計画を中身のあるものにしていっていただきたいなというふうに思います。そのためには、住民の方との話し合いももちろんこれは大事ですが、行政側からもこういうことがあるのではないか、こういう制度があるけれども、利用してはどうかとか、そういうやっぱりリーダーシップ、働きかけが必要だと思うのですけれども、その点十分していただきたいのですが、いかがでしょうか。

答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)

今議員さんのご指摘のとおり、我々職員も制度等研究しながら、十分にその部分を対応していきたいと考えております。

質問 4番 寺沢孝毅

そのために、私1つ提案があるのです。やはり現場の問題点とか、それからアイデアを頭の中に描くためには現場にいるというのが最も大事なことだと思うのです。現場というのは、やはり離島のことを考えるのであればその離島で考える、島で考えるということです。天売支所、焼尻支所をもうちょっと人員を充実させて、総合支所のような役割を持たせていただきたい。この島の住民の生活のさまざまな問題、産業上のさまざまな問題、こういったものを本当の身近な問題として、そこに住んでいる職員も一緒に考え、そして企画立案し、予算に関しては、それはこちらの本庁にこういうことをやるべきだと思うのだけれども、どうだろうかと。それはこちらのほうで考えてもいいと思うのですけれども、少なくても現場で考えるということが必要だと思います。その点町長、私大変難しい話ししていると思うのですが、でも本当に必要だと思うから、こういう話をさせていただいております。いかがですか。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

今の寺沢議員のお話でありますけれども、やはりある意味でこの総合振興計画、離島の振興計画を立てるという時点からさまざまな島のあり方というか、島のこれからの取り組みを進めていく中でということで、そういう論議も、お話もありました。余り好ましくない言い方なのかもしれませんけれども、全道の離島振興協議会だとか、全国の離島振興協議会だとか、顔を合わせていろんな離島に住む方々とお話をしますけれども、やはり環境的に一部離島と全離島ということでは意見が違うというか、取り組みの難しさというものがいろいろと提起されるところです。そんな中ではありましたけれども、やはり今回の離島の振興計画を羽幌町に2つある小さな島を特化して、島のあり方、島の将来の姿を描いていこうということで今回のこの動きになっております。図らずも改正離島振興法が新年度から新しく動きが出てくるということもございまして、そんなところを利用しながら、それと一緒になって離島の振興、そして将来に向けた島づくりということに取り組んでいくことができないだろうかということでありました。今のところそれに向かって職員一丸となって島民の方々と進んでいるというふうに解釈しております。そういったところでもう一つ踏み込んだ形の中で、いわゆる島の方々がみずから島にいて、島を知って、企画立案、そういう組織として総合支所的なものが必要なのでないかというような議員のお話かというふうに思います。非常に組織のあり方というか、取り組み方の抜本的にもう大きく変わるお話であります。非常に右左今決めると、お話しするということは難しいことなのかもしれませんけれども、基本的には島の方々、その島の現状、そして島をよく知って、そしてそれについてやはり島の将来に向かって取り組む、いわゆる企画の立案もということが島の将来を考える上では基本的なことだというふうに思います。総合支所という、そういう今議員が描く姿がいいのかどうなのかということも我々これから論議もしなければならないでしょうし、即座に右左決めれるようなものではないというふうに思います。ただ、基本的には島をよく知る方々の、そして島をよく理解、そして島に思いを持つ、そして島の将来を本当に考えていける、そんな方々の意見をまとめるという基本的な考え方でこの振興計画ともども島のこれから、島づくりに取り組んでいきたいというふうに思います。

質問 4番 寺沢孝毅

ごく最近ですが、12月の4日から4日間フェリーが欠航いたしました。皆さんフェリーの運航にどれぐらいふだん関心を持たれているかどうかわかりませんが、私は3日の日に魚が揚がったことを知っておりました。つまり4日間天売島の漁協に魚がとめられました。ずっと心配でした。5日目にやはり運ばれたときには、かなりの鮮度落ちということで値段が落ちて、売りさばくのにも大変苦労したというような実態でございます。これは、天売島に住んでいたら、船の欠航している時点でそういうことが頭に描かれて、そして大変なことだ、困ったことだと。島の経済に直結する話ですから、そうなるわけなのです。そこで、アイデアとして、では島の交通をどうしていくのが一番いいのか、一方で大型のエビかご船が欠航しているときでも走っているわけです。あれは、客船だからやはり安全面で運航できないということもあるのです。

質問 4番 寺沢孝毅

だから、そういう思いの中で島の施策というのは考えていかなければ、常に検討だけで有効打が打てないまま流れていくのだろうと思います。たくさんお話ししたいことありますけれども、総合支所の話も含めて、なるべく思いを同じにしていただいて、ご検討いただきたいというふうに思います。では、答弁は要りません。

出典:羽幌町議会 平成24年第6回定例会 2012年12月13日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる