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古平町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月17日

町内在住の外国人と町民の交流について

2025年12月17日、古平町議会の一般質問で、真貝政昭議員が「町内在住の外国人と町民の交流について」質問し、教育長 三浦史洋、町長 成田昭彦が答弁しました。

質問者
真貝政昭 議員
答弁者
教育長 三浦史洋、町長 成田昭彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 真貝政昭

それでは、4件について質問します。まず、町内在住の外国人と町民の交流についてという件名で出しました。この件を取り上げたきっかけになったのは、今年夏に行われた参議院選挙にあたりまして、他の民族に対する差別的な言動を拡散させて有権者を扇動して大きな選挙戦のテーマになってしまったということがありまして、色々とその後、これらの拡散されたデマ等について調べている最中なのです。それはそれとして、一体、町内における外国人の実態はどうなのか。デマの主な内容は外国人が税金の面でも医療の面でもいい思いをしているということです。古平町の実態を調べましたら、全くその心配はないということが分かりました。町内在住の外国人は水産加工関係で現時点で水産加工関係が48人、漁業に携わる外国人が7名、外国語指導助手として町の一端を担っていますけれども1名いうことで、60名近い方たちが住んでいらっしゃいます。皆さん事業所で働いて、その中で税金やら医療保険料などを支払っていって何も問題がないという実態でございます。これらの外国人が古平町で働くにあたって、ある面、準公的な機関を通していらっしゃっているということです。在留期間も当初三年でしたか。今は五年になっているのですかね。こういう外国人労働者がスタートしてから、現時点で約十五年程経っています。古平でもそういう実績となっています。ベトナムの方、中国の方、インドネシアの方、国別にはっきりしているわけなのですけれども、当初は単なる人出不足の対象としての労働者という扱いでしたけれども、政府の方も道の方も考え方を進めまして、外国人労働者なくして地域の産業が成り立たないという認識に立って、家族も含めた地域との交流というものがこれから重視しなければならないという方針を立てております。北海道庁でもそういう方針の下に各自治体の様子を調べるなりして、行政の窓口やら色々な活動している実態を調べるなどして、これからの方策にあてがわれようとしています。古平町においては、私も眺めていますと、当初古平町の加工場の労働者は中国からでございました。各加工場の関係者でママさんコーラスに関わっている方が見受けられて、外国人労働者の方をママさんコーラス活動に誘って文化祭で発表するなどという動きは見かけられたのですけれども、現在は高齢化もありまして、ママさんコーラスの活動も休止して外国人労働者との文化的な交流というのは見られなくなりました。実際にそれで本当に古平町としてはいいのだろうか。各工場から流れてくる声は日本人よりも外国人労働者の方が多いだとか、外国人労働者なくして加工場の経営は成り立たないという声が聞こえています。古平町の町民として住民税を頂いているわけですから町民と同じ扱いになるわけなのですけれども、来ていらっしゃる中国人にしても、ベトナム人にしても、インドネシア人にしても、私自身言葉が分かりません。言葉を知り合うという文化的な第一歩からないということ自体が、町民と外国人との間を隔てているのではないかという気がいたします。国・道の動きに合わせて、古平町もこれから交流を活発に広げていく必要があるのではないかと思っているのですが、町長のお考えを伺います。

答弁 教育長 三浦史洋

真貝議員の一般質問にお答えをします。質問の中で文化交流を中心にということがありましたので、私の方で作成してございます。教育委員会所管の事業がございます。町内在住の外国人の方と町民の交流ということで答えていきたいと思います。まず、二十歳を祝う会がございまして、二年位前に加工場の人からお電話ありまして、働いている外国人の方を出していいのかということで、いいですよと受入れてございます。当時、令和6年二十歳を祝う会に2名参加しております。今年の1月にも2名参加しております。来年は1名参加ということで、二十歳になる部分で参加してございます。二十歳を祝う会は日本の伝統文化の一つだと思っておりますので、参加して、懇親会にも子ども方も一緒に出て過ごしてございます。それと同じく、1月に書初め大会ございます。小学生・中学生を対象にしてございますが、これも、もし可能だったら外国人の方にも事業者を通してご紹介しております。書初めなかなか楽しいと思うのです。一度もやったことない、大きな半紙に書いて持って帰るのもいいものかなとイメージしてございます。また、今ALTが英会話教室をやっております。今週金曜日で終わりなのですけれども、そういう形で出られるのも良いのかと考えてございます。より多くの外国人の方に参加できるように、事業者さんを通して声かけなどを行っていきたいと考えております。

質問 5番 真貝政昭

今答弁にあった単発的なものではなくて、これから外国から来て町内で町民として生活していく上で、もっと町内に溶け込むような触れ合いです。そういうものを広げていって、長く古平で働いていただけるような環境づくりというのが国・道の考え方なのです。かつて、ナホトカから小樽に観光船が入って、古平で一席を設けて議員や町職員、特別職などが席を設けて、ロシアの文化の歌と踊りが中心でしたけれども、そういうものを発表したりする交流の場がありました。これも単発的なことでしたけれども、そうではなくて、日常生活においてもっと外国の方たちがこの古平町で生活していく環境づくりをもっと身近なものに、町民ともっと近くで触れ合うような形の環境づくりというものが求められていくのではないかということなのです。考えてみても、我々の子どもが外国に単身で行った場合、よくホームシックになるという場合がありますよね。故安倍元総理が学生時代単身で留学してホームシックで電話をかけまくって親に呼び戻されたという話もありますけれども、若い外国の青年が異国の地に来てホームシックにならないはずがないのです。そういう面で交流をもっと広く身近なものにしていく取組が必要だということを言っているのです。

答弁 町長 成田昭彦

その間には事業主の考え方もございますし、その辺を考慮しながら進めていかなければならないのかなと思っております。先般、国際交流の会長さんとお話させていただいたのですけれども、その時に今のうちの外国人の事をちょっと話題にしたのですけれども、そうしたら国際交流をやっている趣旨とはちょっと異なるので、今の段階ではそういったことは考えていませんけれども、これからそういう付き合いがあれば、そういったことも考えていけたらいいですねというような意見もございました。その辺を見ながら、事業主とも話しながら進めてまいりたいと思います。例えば、事業主から外国人が町外へ買物に行きたいなどという時は町のマイクロバスを提供したりしておりますので、これからも事業主とも話を聞きながら進めていければいいのかなというふうに考えております。

質問 5番 真貝政昭

事業主の協力なしには進まないものだと考えています。古平町の今年度の出生数は3名なのです。毎年の出生数を調べていますけれども、両手以上だったのが両手ではなくて片手以下の実態が進んで、古平の加工だとか漁業を支える働き手が町内では賄い切れない。近隣の町村からも同じような実態なので賄えない。外国人労働者なしにはこの町の産業は成り立たないという実態を踏まえて、ぜひ取り組んでいただききたい。付け加えて言うならば、一部の方たちの生活を垣間見るだけなのですけれども、我々は家庭菜園をやりますけれども彼らは玄関前でプランター栽培をやっているのです。家庭菜園をやるような畑が確保されていないというのがあります。日常生活で何かしらの趣味だとか、そういうものを町民と同じような環境を作ってあげるというのも一つの方策ではないかと考えていますので、一例ですけれども申し述べておきます。次に行きます。二つ目は夜間の救急搬送なのですけれども、古平町の入院ベッドがなくなってから久しくなります。元の本間町長時代に惠尚会が来ていただいて一時対応できましたけれども、途中から介護ベッドに変えてから救急搬送の対象の診療所ではなくなったし、救急搬送された場合、町外に搬送されるというのが日常的になりました。国の医療実態を見ますと、入院ベッドをこの古平で確保するのは極めて困難な状態になっている現在、夜間、町外に救急搬送された場合、足を持たない家庭、家族がいない場合は特にそうですけれども、病院の処置次第で帰りなさいと言われた場合タクシーで帰ってくることしかできない。これについてどうするのだと前任の町長に質問したら救急車で帰ってこいという答弁でした。実態も分からない、救急の常識も分からない答弁ということで、議論の継続が困難な状態になりました。前にも議会で事例を述べたことがあるのですけれども、昼間に救急搬送を依頼したところ、高齢の方でしたけれども町外に運ばれるのを拒んだというケースがありました。帰りの費用のことも含めて心配だということが想定された事例でしたけれども、夜間救急搬送された場合の交通費の手当について真剣に考えるべきではないかということで取り上げました。

答弁 町長 成田昭彦

夜間の救急搬送についてでございますけれども、一次医療として町立診療所海のまちクリニックの開設により安定した提供を行っているのかなと思っております。また、二次医療、救急医療につきましては、日中・夜間にかかわらず余市協会病院へ救急車での搬送を基本として対応しているところでございますけれども、今までも余市協会病院に対しては、救急患者の環境下における対応について考慮していただけるよう申入れているところでございます。今回の補正でもありましたけれども、協会病院での補助が2,500万円から3,500万円という形になってきておりまして、夜間の救急車における安心・安全のために必要に応じて安否確認を含めた入院治療の検討をこれからもお願いしてまいりたいと考えておりますので、現段階ではタクシーですとか、そういった補助制度は考えてございません。

質問 5番 真貝政昭

独り暮らしの高齢者にとっても、独り暮らしで家族が遠くで暮らしている方にとっても、救急搬送の夜間の対応については不安なことであることに変わりはありません。今私が申し述べたような不安というのはこれからも付きまとうわけですから、課題の一つとして持っていただきたいと思っています。次に行きます。海のまちクリニックへの患者送迎についてなのですけれども、沢江の高齢の方です。タクシーを頼んでもすぐに来られない、いつ来るか分からない、海のまちクリニックに行きたいけれども足が弱っていてどうしたらいいか悩む。他の高齢者の方ですけれども、余市の診療所が古平の患者の下に玄関先まで迎えに来て、余市の診療所に連れていって、診療が終わりますと玄関先で降ろしてくれる。海のまちクリニックよりも近いという感想を漏らしている方もいました。こういう町内の実態なのですけれども、他町村の診療所がやっているようなことを古平町がやれないわけがないのではないか。病院に行く場合は健康な方ではないのです。高齢者の場合、特に膝とか腰の痛みとかで整形外科を欲しがっている位の患者の実態を考えますと、歩いてこいだとか、ちょっと考えられないようなこともあり得るのです。実際に、玄関先まで迎えに来てくれて、終わったら降ろしてくれるということが実にありがたいと思う患者が増えるのは当然だと思います。今古平町の外来は約7,000万円の一般会計からの持ち出しをしていますけれども、安定的な患者を繋ぎ止めるためにも、サービス精神旺盛にして他の診療所並みに送迎を考えてもいいのではないかと思っているのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 成田昭彦

海のまちクリニックへの患者送迎についてでございますけれども、診療所への交通手段につきましては、議員おっしゃったタクシーの他に、コミュニティバスや乗合タクシーなどがあります。また、介護認定者などにつきましては介護保険サービスでの通院介助、あるいは有償ボランティアによる移動支援などもありますし、それらの方法で町民の通院が可能となっていると認識しておりますので、診療所で送迎するということは考えておりません。

質問 5番 真貝政昭

町民の声を伝えましたので、無碍に弾かないできちんと対応できるように今後もしていただきたいと思います。

出典:古平町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月17日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる