みんなの議会

古平町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月17日

小水力発電について

2017年3月17日、古平町議会の一般質問で、工藤澄男議員が「小水力発電について」質問し、町長 本間順司が答弁しました。

質問者
工藤澄男 議員
答弁者
町長 本間順司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 工藤澄男

まず初めに、小水力発電についてということで町長にお話ししたい。福島の原発事故以来、全国的に水力、風力、地熱、太陽光などの自然エネルギーに関心が高まっております。古平町でも太陽光パネルが建設されておりますが、私は河川を利用した小水力発電をつくることを提案したいと思います。道内6市18 町で 32 カ所が稼働しています。将来のことを考えますと安全な電力と思いますが、町は前向きに考えてみてはいかがでしょうか、町の考えをお聞きします。

答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)

工藤議員の一般質問にお答えいたします。小水力発電の設置ということで町の考えはということでございますけれども、議員ご提案のとおり、河川や農業用水、それから浄水場などの水流を利用した小水力発電が広まってきていることにつきましては、新聞でも承知してございます。とりわけ札幌市では、1984 年から藻岩浄水場で発電を開始し、今後は豊平区の平岸配水池や南区の白川浄水場でも発電開始を計画しているとのことでございます。その普及動向につきましては、今後注視してまいりたいというふうに考えております。それから、小水力発電でございますけれども、ある程度ホームページ等々では全国の小水力利用推進協議会のホームページがございまして、これまでは大中型中心の水力市場で、小水力の市場はなかったというふうに書いてございました。近い将来大きな市場の伸びが期待できるものとしております。反面、再生可能エネルギー、太陽光だとか風力との比較は、設置地点が限られていると、それから落差と流量がある場所に限定されるということでございまして、水の使用については利害関係がつきまとうので、風や太陽光にはそういう関係はございませんけれども、法的手続が複雑、煩雑で面倒である。特に河川法だとかの規制がございますので、太陽光や風力に比べ法的な規制が多くの申請を必要とするために、そういう面では短所もあるのではないかというふうに記載されておりました。経済産業省では、2030年度の再生可能エネルギーの導入量を全体で2013 年度の約2倍の電力量を見込んでおります。中でも太陽光につきましては約7倍、風力につきましても約4倍の再生可能エネルギーの導入を見通しております。このようなことから、議員ご提案の小水力発電につきましては近々ではなく将来に向けた検討課題の一つであると認識しておりますので、そのように持っていければいいかなというふうに思っております

質問 9番 工藤澄男

固定価格買い取り制度というのができまして、それによって小水力発電をやる自治体がまたさらにふえるだろうという予想があります。そして、今太陽光の話がありましたけれども、太陽光は今価格の値下げによりましてメリットがだんだん少なくきているというのが実情でございます。そして、北大の大学院の教授の話によりますと、小水力は有望な再生可能エネルギーで、数千人の町村であれば小水力で全ての電力を賄うことができるとはっきり断言している面もあります。私これ今すぐやってくださいとかというのではないのですけれども、きょうこういうふうに皆さんおりますので、こういうものもこれから取り上げて、少しでも古平のためになるようにというのを皆さんの頭の中に入れていてほしいと、そう思っております。実際に私もまだしっかり調べておりません。各町村で果たして自治体がやっているところがどの程度あるのかというのもまだはっきりわかりません。そして、例えば水車のような発電所のやり方、それから水の流れを利用した水流によるやり方と、いろいろ方法は私なりに知っております。しかし、今まであったのはほとんど大型の水力発電所ばかりだったのです。それで、北電のほうでも原子力、泊原発ができてからは水力だとかそういうものをだんだん減らしてきていたのが現実なのです。しかし、福島でああいう事故が起きて、いまだに皆さん帰れないでいるような事情があれば、やはりこういう安全な電力というものが必要になると思うのですけれども、どうでしょう。

答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)

今後整備するにしましても、国の農業・農村整備事業というのがございまして、それの事業で整備した小水力発電が全国で26 カ所整備済みだということを伺ってございます。最大出力が 100 キロワットから1,000 キロワット未満だというようなことでございまして、その経費でございますけれども、施設の経費でございますけれども、1キロワットでおおむね100 万円ということでございますので、100 キロワットだと1億円ぐらいかかるだろうと。本町の使用電力、全電力どのくらいかかるかわかりませんけれども、そういうものの一助になれればいいのかなというふうに私も思いますけれども、これにつきましては今後検討してまいりたいというふうに考えております。

質問 9番 工藤澄男

将来的に安全で安心な電力というものを町民なり、もちろん町職員、町議もそうですけれども、さらに町民にも安心してできる小水力発電というものに力を入れていってほしいなというのが私の願望でございます。あとは、他町村の問題でどの程度やっているかというと、どの程度の自治体がやっているかというのは私もはっきりまだ今のところ把握していませんけれども、民間と自治体が合併してやっているのが富良野だとかありますので、そういうところもあるということで、古平町でもいろんなことを考えて、一番問題は水利権だとか、そういういろんな難しい問題がたくさんあるのは承知の上でこういう質問しているのですけれども、富良野のようなところもあるということで、もしあれであれば、例えばこういうのに乗っかってくれるような、そういう業者さんといいますか、そういう方がいればなお一層早く進めるものと思いますので、これからの課題として取り組んでいただきたいと思います。それから、次なのですけれども、町立の合同墓についてということで質問いたします。前に一度町立の合同墓建設を話し合ったことがありました。その後複数の方から町で町の合同墓をつくらないのかというお話がありました。身寄りのない方やお墓を建てたいが、子供が地方にいるために迷っている人、それから墓を建てる余裕がない人など、皆さん最後は骨を埋めたいと思う場所は古平だと、こう言っているのです。そういう人たちのために安心して眠れる場所を町としてぜひつくってほしいと。町の考えをお聞かせください。

答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)

合同墓につきましては、これまでも数回質問が参っておりますけれども、その後2つのお寺において合同墓を建立することが決まってございます。宝海寺さんでは町の新墓地の中に、それから正隆寺さんでは寺の敷地内にそれぞれ合同墓を建立するということになってございます。禅源寺さんでは、もともと相談に応じて納骨堂の利用が可能というふうに聞いてございます。これによりまして、町内のかなりの件数がそれぞれの合同墓に合葬されるということが可能となったものと思いますけれども、ただ永代供養等の希望もなく、何も残したくないため、お骨だけをおさめる場所が欲しいという、今議員おっしゃいましたとおり、そういう要望は本町に限らず年々増加傾向にあるということは理解してございます。建立に当たっては、全国的にも多種多様な方式があることや維持管理も長年にわたって続くことから、他の市町村の例も見ながら、火葬場の建設にあわせてさらに検討を重ねてまいりたいというふうに考えております。

質問 9番 工藤澄男

実際に私の知る限りでは、お墓がないということと、あと誰も見る人がいないということでわざわざ美国のお寺に預ける人が何人かおりました。それから、実際にもうその墓を捨てて地方へ行ってしまったという人もありますし、町長の施政方針の中ででも火葬場の建てかえ工事で町民の最後の儀式を自分の町で終われるようにと書いてあります。自分の町で最後を終わったら、最後はやっぱり自分の町でゆっくり眠りたいというのがそういう人方の気持ちでないかと思うのです。それで、お寺に預ける場合は、どの程度お金かかるかわかりませんけれども、やっぱりお金がかかる問題もあると思います。生活の面で大変で、そしてどうしても身寄りとか、誰も面倒見てくれる人がいないという人なんかは、例えば町でやるのであったら安いお金で、そしてゆっくり古平で休んでもらえるというような考えでぜひこれを実行していただきたいなと思うのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)

いわゆる終活といいますか、自分が亡くなった後のこと、さまざまな考え方がございます。全然お寺とかそういうもの関係なくして、自分の好きなようにやるというような方も今出てきていますし、それからファミリーヒストリー、NHKでやっていますけれども、過去の自分の歴史を振り返って、改めて自分の墓を大事にしようという考え方も出てきてございます。今多種多様、本当に先ほど申し上げましたとおり考え方が多種多様でございますので、それらもさまざま勘案しながらこれから考えていきたいなというふうに思っております。合同墓をつくるということはやぶさかではございませんけれども、いろんな時代の流れによって変わってきているのだなというのを実感しながら、今そういう方法についても考えていきたいなというふうに思っております。

質問 9番 工藤澄男

私の経験で、遺言により美国のお寺にお骨を預けてくださいという方もおりました。もし古平町に合同墓があれば、その方も古平に長く住んでいたはずですので、恐らくそういうところへ入るという気持ちがあったのではないかと思うのです。これからそういう高齢者がふえたり、それから先に子供さんが亡くなって、年寄りだけになったりとか、それからひとり暮らしで身寄りがないとかいう人は結構古平にもいますので、なるべく前向きに早目にぜひ検討していただきたいと思います。

出典:古平町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月17日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる