古平町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月21日
地方創生加速化交付金の交付について
2016年6月21日、古平町議会の一般質問で、寶福勝哉議員が「地方創生加速化交付金の交付について」質問し、町長 本間順司が答弁しました。
- 質問者
- 寶福勝哉 議員
- 答弁者
- 町長 本間順司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 寶福勝哉
まず、1つ目なのですが、地方創生加速化交付金の交付について古平町が交付を受けていない状況についてなのですが、平成27年度補正予算で組まれました自治体の人口減少対策や雇用対策を後押しする、全国で総額1,000億規模で1市町村当たり最大で8,000万の補助が受けられ、100%の国費で賄う地方創生加速化交付金の交付対象事業の決定が内閣府より発表がありました。申請数は、全国で9割以上の自治体が申請しており、今回3,172の事業に906億円が交付されるとのことでした。近隣の町村では、神恵内、岩内、泊の広域の事業に対して神恵内村に7,100万、岩内町に3,000万、泊村に6,700万が交付される予定です。また、余市、仁木のワインツーリズムプロジェクトという事業においては、余市町に3,500万、仁木に1,800万、あとは積丹町で2つの事業に合わせて6,350万交付予定となっています。また、小樽市を含め後志の11町村の広域の事業に対しても6,276万交付されるなどなど含めて、小樽市を含め後志の20市町村中16市町村が何らかの交付を受けるとのことでした。先ほどもお伝えしたように、最大で8,000万の補助を受けられるこの交付金ですが、満額交付された自治体は少ないものの、全国平均で交付率が73%ということですので、約6,000万のお金が申請の通った自治体に100%国費で交付される予定です。このような結果の中で確認したいのが、このような使い勝手のよい交付金をなぜ古平町は交付されなかったのか、交付されない状況にあるのかの経緯、理由を教えていただきたいです。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
寶福議員の一般質問にお答えいたしたいと思います。使い勝手がいいかどうかは、これからの結果を見てみないとわかりませんけれども、本町でも加速化交付金の交付を受けるべく幾つか事業を検討したところでございます。結論から述べますと、適当な事業がなく申請を見送ったということでございます。その経緯と理由につきましては、それを説明する前に加速化交付金の採択要件を説明させていただきたいと思います。この交付金につきましては、昨年度策定したまち・ひと・しごと創生総合戦略に位置づけられた事業で、しかも将来的に行政からの補助金などに頼らず、自立して稼ぐ力を発揮できる自立性のある事業、民間と協働で行う官民協働の事業ということでございます。それから、関係する市町村が連携する地域間連携での事業、それから複数の政策を相互に関連づける政策間連携のある事業といった、主な4要素のうちの2つ以上の要素を満たす、より先駆的な事業が対象となるということの要件がつけられてございます。なかなか言葉で申し上げますと難しいわけでございますけれども、その中で検討した事業につきましては、1つとして積丹の町村連携による地域商社事業ということで、結局のところ申請しなかった理由をご説明申し上げますが、1つ目に検討した事業は議員の質問要旨にもありました神恵内、岩内、泊とのナマコ、ウニのブランド化事業でございます。この事業は、流通のプロによる地域商社を設立して新たな販路開拓とナマコの増養殖、それからかごによるウニの短期養殖で安定的供給体制を整備していくものでございます。地域商社を立ち上げて海外へ販売していくという自立性、生産者となる漁業者などとの官民協働、それから積丹半島の町村での共通課題を解決していく地域間連携といった、先ほど申し上げた交付金の採択要件を十分に満たす事業ではございましたけれども、地域商社の責任の所在がさまざま検討していく段階で明確ではなかったこと。それから、ナマコの出荷は古平では地方卸売市場であるため仲買人を介して流通しなければならず、なかなか計画した想定どおりに進まないと思われたこと。それから、さらには既に出荷ルートが決まっていることから、漁協等の理解を得にくい状況であったことから今回は参画を見送ったものであり、加速化交付金の申請も見送ったというところでございます。それから、もう一つ、検討した事業でございますけれども、後志総合振興局が中心となって進めている、しりべし「まち・ひと・しごと」マッチングプランについても検討したところでございまして、これは後志に冬季は道外から多くの若者が季節雇用等でやってきて夏場に帰っていくので、この季節雇用者を移住、定住させ、農業など夏場の人手不足の分野に結びつけて産業振興を図るといったものでございます。この事業計画の移住部分に本町が予定していた共同住宅の建設と住宅の補助制度、それから定住部分にも異業種交流、すなわち婚活パーティーを組み込むよう振興局と検討しましたけれども、個人給付に当たるような事業や振興局との共同開催でなければ対象外という制約がつきまして、結局のところは申請を見送ったというところでございます。なかなかご理解しにくいとは思いますけれども、このような状況で見送ったというところでございます。さまざま状況で管内全町村が申請したということでもございませんけれども、そういう古平と似たようなところもあるということをご理解願いたいと思います。今後の対応方針としましては、以上のようなことから加速化交付金は今回申請しなかったことであり、一応その申請は終了しましたけれども、地方創生推進交付金という名称で新たに今年度以降も交付金制度は残っておりますので、地域の課題を十分に検討しながら交付金採択のハードルはより高くなってはおりますけれども、実施事業の検討は進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解願いたいと思います。以上です。
質問 5番 寶福勝哉
今回の第1次分で906億円の決定ということだったのですけれども、残りの94億円、調べた時点6月15日だったのですけれども、募集等の具体的スケジュールはまだ出ていなかったようなのですけれども、第2次分、3次分の交付の予定はあるのか、それに向けての対応は進めているのでしょうか。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
加速化交付金の追加申請でございますけれども、これは6月10日で締め切ってございます。それから、推進交付金の申請につきましても6月10日でございますので、最初の申請は行ってはございません。
質問 5番 寶福勝哉
今のお話を聞くと、もうちょっと町の財政事情から考えてもこういうものって利用するべきだと思うのです。町のイベントとかであれば我々町民も手伝って盛り上げたりはできるのですけれども、国の補助金の申請等は僕らは手伝えませんし、本当に役場職員さんの努力でしかこういうのは得られないと思っていますので、今後しっかり対応していただきたいなと思います。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
我々もある程度事業を検討しながら、関係団体あるいは漁業者、それからある程度できそうだなと思う団体に話を持っていきながら検討してもらうということで進めてきておりましたけれども、やはりなかなかさまざまな要件を考えたときに難しい面があると。特にこの古平の場合は、余りそういう団体、そういうもののつながり、あるいは行動、そういうものは活発ではございません。議員ご承知のとおり、ほかの町村ではさまざまな団体が事業を進めておりますけれども、古平の場合は残念ながらそういう機運にはなってございませんので、もし議員さん方がよろしければ自分たちでいろんな団体をつくりながら町を盛り上げていただければなというふうに期待するところでございます。以上でございます。
質問 5番 寶福勝哉
続きまして、磯焼け対策についてなのですけれども、先日と、あときょうの朝も「NHKニュースおはよう北海道」において古平のウニ漁について放映されていました。番組では、磯焼けの影響によりウニの水揚げ量が10年前に比べ4割も減少している。餌となる昆布が不足して身入りの少ないウニが増加しているという紹介がされたところです。この磯焼けは、漁師の暮らしにとって深刻な影響を与えますし、町長のきょうの行政報告でも挙げられましたが、ウニの海中養殖事業も動いているとは思うのですけれども、根本的な磯焼け対策問題を町として今後どのような対策を講じていくのか、お考えをお伺いしたいです。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
大変この磯焼け対策につきましては数年前からいろいろと、それこそ関係機関が研究やら進めてきております。抜本的な対策はとられておりません。原因につきましても、いわゆる地球温暖化による水温の上昇だとか、それから水温が上がったことによるウニと昆布の関係の、お互いに食い合ってしまう、そういう悪循環が要因でもあるというふうなことも言われておりまして、なかなか難しい問題でございますので、この間の放送、それからけさの放送でございますけれども、今浅海の方々が実施しているウニの養殖、昆布をある程度とって、それをかごに入れながら養殖して、ウニがせっかく入ってきた昆布を食わないように、昆布を育てながらほかのところから持ってきた昆布でウニの養殖をすると、そういうことでだんだんと昆布の量をふやしていく研究を今実施しているところでございまして、これからどういうふうな形になっていくかわかりませんけれども、彼らの努力に期待しながら、我々が支援するものがあれば支援してまいりたいというふうに思っております。