古平町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月30日
古平川の堤防のかさ上げの件
2015年9月30日、古平町議会の一般質問で、真貝政昭議員が「古平川の堤防のかさ上げの件」について質問し、町長 本間順司が答弁しました。
- 質問者
- 真貝政昭 議員
- 答弁者
- 町長 本間順司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 真貝政昭
それでは、まず1点目の洪水対策です。大きく分けて2つあります。1つは、古平川の堤防のかさ上げの件なのですけれども、特に沢江側の質的改善工事で、建設以来、昭和30年代に堤防が建設されてから約30センチ沈下しているということで、質的改善工事を行うと同時にかさ上げ工事が行われました。大体目測で60センチくらいかさ上げしているようです。あわせて、対岸の側も同じ程度の長さでかさ上げが行われました。国道までの古平橋までの約100メーター以上にわたる区間ですけれども、従来のままの堤防高さになっております。平成22年の増水時には、沢江側についてはひたひたと堤防の上に忍び寄る程度の増水でしたけれども、BG側の堤防につきましては明らかに越水の跡が見られまして、BGのグラウンド、そして今の和みの近辺への浸水と、そういう被害になっております。それで、道に対して同じようにかさ上げを継続するべきではないかという申し入れを私のほうでしてきたのですけれども、担当のほうとしては流下阻害工事をやることによってしのげるという見解を続けているのですけれども、どう見てもそれではおさまらないような、そういう時期に環境的になってきているということを考えれば、その継続でせめて国道までのかさ上げ工事を続行してやるべきではないかという、そういう見方をしています。町としても道に対して求めるべきではないかと思っているもので、町長の見解を伺います。次に、大きな2点目なのですが、平成22年の洪水経験で沢江側の大規模な浸水被害、それから中学校付近の浸水被害、それから冷水川の対岸の浜一側、泉沢樋門の近辺です。あそこら辺の浸水被害は、原因がそれぞれ別だというふうに私は見ました。沢江については、古平大橋上流部から越流した部分が大規模でありまして、これがなければ最小限の被害で済んだというふうに見ているのです。それから、BG近辺のグラウンド近辺です。ここについては、ふ化場の近辺の樋門の閉鎖がおくれたということ、それから先ほども言いましたけれども、堤防を越流した増水によって浸水が被害を増したというふうに見ています。それから、泉沢の近辺については、ポンプが稼働しなかったということが最大の原因で、これさえ順調にいっていれば浸水被害は防げたのではないかというふうに見ています。それで、その後この経験から、これらの樋門のあたりがどの程度で浸水被害に至るかということを見てきたのですけれども、大体古平川の水位が2メートルにも達しないのにポンプアップが必要になるということがわかりました。昨年の8月ですと、担当課から聞きましたら2回、泉沢近辺でポンプアップが行われているというふうに聞きました。それで、当時のこの2回のポンプアップの1回だけを見たのですけれども、担当者1人と、それから消防の関係者が紅と泉沢双方でポンプアップの指揮をとっていたという状況を見ています。それで、沢江にしても、ふ化場にしても、泉沢の近辺にしても、大体川の水位が2メーターに満たないあたりでポンプアップが必要だというふうになりますと、今までの対応では間に合わない。町の体制というものをもう一度見直して、近辺の住民の人たちが安心していられるような体制をもう一度考え直す必要があるのではないかというふうに思っています。その点について町長のお考えをお聞きしたい。それから、泉沢のほうに至る水路に集まる水なのですけれども、関口の沢川から樋門、樋管を通して川水が流れくるという状況が完全にストップできない状態であるということと、それから平成22年の洪水時に仮置きの土のうを積んでいますけれども、5年たった現在もそのままであるということからすると、堤防の強化工事というのは早く終わってしまうべきであると。近辺の元気プラザの住民にとっても、これは早くやるべきでないかと思っております。それと、泉沢に通じる水については、完全にこれを遮断する必要がありますので、水門の改善、樋管の改善工事が必要でないかというふうに考えました。それから、今後の役場の体制を考えますと、町外にたくさんの職員の方が住むような事態が続けられておりますけれども、勤務時間中はいざ知らず、引けた後の対応としては、こういう増水時に対しての対応というのは間に合わない事態というのが当然考えられるのではないかというふうに思っています。それと、国全体の流れですけれども、緊急に対応できない状態に対しては、遊水池などを考える時期ではないかということが叫ばれ始めてきています。特に沢江、それから紅、それから泉沢の近辺ではそういうことが考えられますので、町として道に対してポンプアップの強力なものを望んでいるようですけれども、なかなか実現しないというのを考えますと、遊水池をつくって時間的な余裕を持って対応できるような、そういう仕掛けが必要ではないかというふうに考えたものですので、町長の見解をお伺いします。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
真貝議員の質問にお答えいたします。まず、第1点目の堤防のかさ上げの件でございます。議員ご指摘のとおり、右岸の沢江側につきましては沢江ポンプ場付近から下流、左岸、浜町側についてはBGグラウンド付近から下流の堤防が低くなっております。このことにつきましては、去る9月14日に余市出張所の担当者が現地に来ておりましたので、かさ上げにつきましてその必要性を訴えたところでございます。それから、2番目につきましては、各排水ポンプの稼働につきましては、気象情報の把握とこれまでの経験を踏まえて、早目の稼働準備をしているところでございます。また、平成25年度から設置の防災対策係を中心として消防と役場が協力しながら現場監視を行うとともに、ポンプの稼働は民間事業者の協力を得ながら行っているところでございます。排水ポンプの増強の必要性につきましては以前から認識しておりまして、道に対しましても設置の要望をしているところでございまして、強力に実現されるよう努めてまいりたいというふうに思っております。それから、職員の関係で遊水池の整備ということでございますけれども、設備規模とその建設費を把握することだけでも相当な費用がかかるのではないかなというふうに思います。これを町が単独で整備するというふうになれば、かなりの財政負担が伴うのではないかなというふうに考えておりまして、なかなかそこまでは、思いはあるのですけれども、実現的には無理かなというふうに思っております。それから、元気プラザ裏の関口の沢川の樋管と堤防の整備につきましては、本当に長い間放置しておりまして申しわけございませんでした。新年度でもって樋管のつけかえと周辺堤防のかさ上げを考えていこうというところを今考えているところでございます。以上です。
質問 3番 真貝政昭
ポンプアップの強力なものを道にお願いしているという、それはそれで続けていくべきだと思います。それと同時に、遊水池についても、ポンプアップを強力なものにかえたにしても、やはりその構想というのは必要でないかというふうに思っているのです。とにかく時間との勝負なので、ある程度の余裕を持たせるためにも遊水池というのは有効でないかと。それで、町単独でという考え方もありましょうけれども、冷水川は道の管理のもとの川ですから、遊水池もポンプとあわせて道にやってもらうと、町でできないのであれば、やはり道の分野でないかというふうに思うものですから、強力に進めるべきではないかというふうに思います。それと、もう一つは、道がまだ動く前段の現時点では、現在のポンプアップの能力ではとても安心して見ていられるような状況ではありませんので、間に合わせの対応として複数のポンプを配備するとか、そういうような仕掛けが必要ではないかというふうに思っているのですが、その点についてはどうでしょうか。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
遊水池の関係につきましては、以前にも私直接道のほうに、土現のほうに要望したことがあるのですけれども、道自体の財政が厳しいというようなことで、道の言い方とすれば、やはり町でやるべきだみたいなことも言われたものですから、お互いに財政が縛りとなって難しい問題だというふうに認識しているところでございます。今後も機会あるごとに要望はしてまいりますけれども、実現にはかなり紆余曲折が想定されます。
質問 3番 真貝政昭
2点目の少子化対策です。今回の議会で乳幼児医療費を実施している市町村に対して国がペナルティーを行ってきたことについて考え直すと、そういう国の方針転換が一応は示されました。それで、各自治体も少子化対策の重要な柱だとしてやってきて、北海道でも随分と独自の事業を展開してきて、それに負けて国のほうで折れたという形です。市町村のレベルでこういう形で少子化対策を強力に進めていくと国もいろんな面で認めて折れていくというのがありますので、ぜひともその方向を強めていただきたいなと思っているのです。それで、古平の人口減少問題がクローズアップされていますけれども、せめて高校終わるまでくらいは古平町の守備範囲ということで、全面的に経済的な支援を中心に強めていくべきではないかというふうに思っているのです。特に子供が1人いるよりは2人、3人いたほうが、町内での消費活動というのは格段に違いますし、いろんな面で活性化できますので、それと同時に、教育の問題では成田教育長も大分悩んでおられますけれども、学力の面でも経済的な面が影響しているというのはもう出ていますので、経済的な支援を強力にバックアップして、そしてこの町での少子化対策を進めていくということが非常に重要だというふうに考えますので、町長の見解を伺います。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
まさに今それこそ地方創生、総合戦略の最重要課題でございまして、本町でも以前からそういう子供の対策としまして、ばらまき施策ではなくして安心して子育てできる経済的支援として、この4月からも子供の医療費の高校生までの拡大ということでございまして、子供医療費を実質無料化にすることによりまして疾病の早期診断と早期治療を促進し、子供の保健の向上と福祉の増進が図られております。管内においても、18歳までの拡大は本町のほかに黒松内町と蘭越町、寿都町の4町しか実施してございません。ある程度突出した形になってございますけれども、現在まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定に向けて子育て、教育、健康、高齢者部会において総合戦略にのせる具体的な事業選定のために住民アンケート結果の分析や町民の意見聴取を行い、調査しているところでございます。先日の議会全員協議会でもお示ししましたけれども、調査中の事業の中には出産、子育て、それから教育への経済支援事業も含まれてございます。そんな中で、今これからそういう少子化対策を具体的に進めていく段階でございますので、その点につきまして今後のあるべき姿、方向性を探ってまいりたいというふうに思っております。現在出産、子育て支援分野でやっておりますのは、出産祝金の支給、それから幼児センター保育料の軽減、ファミリーサポート事業、乳幼児の一時預かりを個人間で実施するやつでございますけれども、そういう事業、それから不妊治療費の助成、それから高校通学費助成の助成率を上げる、それから公園トイレの整備等々でございます。それから、教育分野につきましては、英語、コンピューター教育の充実、それと質の高いスポーツ、芸術活動への支援ということで、プロの指導者による提供をしていただくというようなことでやってございます。現在まで実施済みの事業につきましては、先ほど申し上げましたとおり、子供医療費の助成事業、それから高等学校生徒遠距離通学費補助金、それから古平町奨学金補助金、学力向上対策補助金というふうに実施してございます。住宅対策にしましては、今公営住宅の長寿命化計画に基づいて進めているところでございますので、抜本的な少子化対策ということで今取り組んでいる最中でございまして、それらを踏まえましてこれから対策を練っていきたいというふうに思っております。◎会議時間の延長
質問 3番 真貝政昭
通告の中から漏れていた部分で、介護施設整備にあわせてというくだりと、それから町営住宅の更新のスピードアップという点が最初の質問で抜けていました。若干触れて町長から答弁いただいたのですけれども、介護関係の施設が古平町で計画されておりますけれども、最近の古平町内の現状を見ますと介護職で働く労働者がふえていくという、そういう見通しを持ちますと、収入の点から考えますと、先ほど言いましたように子育て支援というものを経済的に支援していかなければならないというのを強く感じる次第です。国の政策がなかなかこういう職種の方たちの収入を上げてくれない状況にありますので、ますます必要になってくると見ています。それと、若い人をこの町に呼び寄せるという点でもそれが必要になりますけれども、古平町内の住宅事情は極めておくれていると思います。民間の建設に対して補助金を出す施策を去年から始めていますけれども、町営住宅、町が先導を切って町営住宅の更新を図っていくべきではないかと。特に最近の若い人たちは住まいに対して都会的なものを求めているようですし、ここの町に定着してもらうためには、住環境をよくするという点からも古平町に対して求められているものがあるのではないかと。町長が答弁されたように、今更新がされておりますけれども、数の点から考えますとこのペースではちょっと間に合わないと、介護施設を誘致するのでも、職員を呼び寄せるのでも、町営住宅の更新のスピードアップを図るべきではないかというふうに考えているのですけれども、その点についてさらに町長の見解を伺います。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
先ほど公営住宅の話を申し上げましたけれども、公営住宅ともなればある程度入居に制約があるというようなことで、民間アパートの建設を促進するというようなことでああいう施策をとっているわけでございますけれども、なかなか乗ってくれる業者がいないというようなことで苦慮しているところでございます。将来的にというより、現時点でも介護職員が不足しているということでございますので、この間安倍総理は介護職の関係の政策を3本の矢の中に入れてやっていくというような話もございましたけれども、介護施設をふやすというような政策も入ってございます。そうなれば、ますます介護職員が不足するというようなことでございまして、将来的には介護職員の引っ張り合いというようなことにもなりかねない、そんな状況をはらんでいるところでございまして、我々もそういう施設をつくるにしましても早目に対策を練っていかなければならないのだろうということで、先般もある程度課長会議においてそういう指示をしているところでございまして、今後その対策を練ってまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解願いたいと思います。