古平町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月18日
掖済会後の診療所について
2014年12月18日、古平町議会の一般質問で、真貝政昭議員が「掖済会後の診療所について」質問し、町長 本間順司が答弁しました。
- 質問者
- 真貝政昭 議員
- 答弁者
- 町長 本間順司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 真貝政昭
まず、掖済会後の診療所について伺います。先般の議会で、入院ベッドがなくてもよいのではないかという趣旨の意見が議員の中から提案されて、いよいよ万事休すになると、そういう選択肢もあり得るのかなと、そういう答弁があったように思います。それで、町のほうで有床の診療医療を目指すと言っているのに、議会側はそれに全員賛同かなという思いでいたのですけれども、そういう前提で札幌の地域医療に熱心な施設を見学もしたりしていたのですけれども、こういう意見が出てくるというのはちょっと驚きだったのです。それで、通告要旨には、入院ベッドを持つ診療所の維持継続は、古平で子育てし、安心して暮らせる絶対条件だと考えます。これが私の認識なのですけれども、ベッドを持たない診療所を想定しますと、まずお医者さんと看護師さんは通いの状況になるのは確実です。それと、診療所経営を見ますと、月曜日から大体金曜日まで、土日は休みで、平日も水曜日あたりに午前診療だけで、かなり半端な診療体制になるという状況です。ほとんど無医村状態になるというのが容易に想像できます。それで、以前にこういう意見も出ました。救急車があるから、病院がなくてもいい時代ではないかという発言もありました、この議会で。考えてみますと、蓮実医院が掖済会にかわったときに、体調を崩された高齢者が先生の到着を待つ前に亡くなられたという、そういう衝撃的なスタートから始まりました。そのことが非常に関心を呼んで、古平町でお医者さんに常駐してもらうと。さらに、入院ベッドを再開してもらうということで古平町の医療行政は進んできたのです。それを後退させるわけにはいかないのではないかと。絶対有床ということを貫き通すべきではないかというふうに私は考えるわけです。町長のお考えを聞きたい。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
真貝議員の一般質問にお答えいたします。議員ご承知のとおり、ことしの5月に町民が望む町の実現に向けて古平町総合計画の目的を達成すべく、医療環境の整備及び医療サービスの向上を図るため、古平町地域医療推進方針を策定して、6月6日の議員全員協議会で当該の方針内容を説明したとおりでございます。その中で、住民が必要とする医療の確保、それから議員おっしゃるとおり、安心して医療を受けることができる環境づくり、それから安心して産み育てることができる環境づくり、古平町の地域医療の確保の4つの柱のもとで、身近なかかりつけ医機能の充実、あるいは回復期機能を主とした病床機能の存続など住みなれたまちでの医療環境の整備、あるいは福祉と連携した医療提供体制の構築などに取り組むべく推進方針を定めて、先般報告したところでございます。これが実現に向けて、それこそ先ほどから申し上げているとおり、医療法人に対して誘致活動を行ってきているところでございます。現時点で具体的な内容を報告できないこと、先ほどもご了承いただきたいというふうに思いましたけれども、こういうお医者さんの確保が非常に難しい現状においては、複数の医師を必要とする有床診療にこだわり過ぎて、医療法人への誘致活動が足かせとなって医療そのもの自体が確保できなくなる、そういう事態だけは避けなければならないというふうに思っているところでございまして、いろいろ交渉していく中でさまざまなやりとりが行われているところでございます。ですから、先ほども申し上げましたとおり、ある程度こちらのほうでもお医者さんを確保しながら、できるだけ有床にしていただけるように話を進めているところでございますけれども、何せ今までお願いしてきたそういう法人でも、有床はなというような印象のところが多かったということでございまして、頭を悩ませているところでございます。
質問 8番 真貝政昭
消防のほうに聞きましたら、ことしの救急出動は200件を既に超えたそうです。予想としては、高齢者が多くなってきますと、ますますこの件数はふえていくだろうと、そういう予想を立てていらっしゃいました。大体200のうち3分の1が古平の診療所が受けているということで、かなり救急については地元の病院、なかなかスタッフの充実さからいえば十分ではないと言われている今の診療所でさえ3分の1を受け入れていると、こういう状態にあります。それで、例えば今般のように暴風だとかそういう状況になりますと、有床でない状態ですと、お医者さんも看護師さんも全くいない状況ですから、交通どめとかに遭いましたら、全てのそういう急患に対して対応できないような状況が生まれると、こういう事態になるわけです。これが常に起こり得る状況になってしまうと。それから、救急搬送の搬送先なのですけれども、仮に古平町で無医村の状況がありますと、余市で済むのかといったら、そうはいかないというのです。場合によっては小樽、札幌に運ぶということになりますと、高齢者の多いこの地域ですと、軽い肺炎でも、高齢世帯が札幌まで見舞いに行かなければならないという事態がこれから起こり得るということです。だから、経済的にもかなり、有床でないという状況は町民に負担を持たせていくことになりますから、単なる医療的なものだけはなく、家族を含めた経済的な問題にも発展しかねないと、そういう状態ですので、かなり有床というのは難しいと言われるにしても、ぜひとも最後まで有床で頑張ってやってほしいなと、そういう思いでいっぱいなのですけれども、改めて町長のお考えをお聞きします。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
それは、議員おっしゃらなくても、私もその考えは当たり前だというふうに思っております。ただ、先ほど言ったように、余りそれにこだわり過ぎて、それこそ病院そのものがなくなってしまわないとも限らない状況があれば、ある程度譲歩しなければならない部面もあるのかなというふうには思っておりますけれども、我々としましては、それこそ6月に方針を示したとおり、基本的に有床でということで取り進めておりますけれども、万やむを得ない場合も考えられるときにはそういう方向にいかざるを得ない場合もあるということでご理解願えればということでございまして、家族の経済的なことも言われましたけれども、まずは病院、診療所を確保するということが先決だというふうに思っているところでございます。
質問 8番 真貝政昭
こういう医療情勢をつくっているという不備な状況は、岩間議員も政権側の地方議員ですけれども、こういう状態には首をかしげている状態ですので、これを国政的にまず変えていくという努力が必要かなと思うのですけれども、ぜひとも議員側から有床でなくてもいいというような意見が出たら、それはおやめくださいと言えるような町政運営でぜひあってほしいなと願う次第です。次に、2番目の休耕地の活用ですけれども、音威子府村の牧草によるバイオマス発電事業が注目されています。それで、本町でも、国営草地、もともとは山林だったのを切り倒してああいう状態にして、使っていないのだからもとに戻せという主張をしていたのですけれども、優良農地をもとの山林に変えるということは不可能だということで、それは納得したのです。しかし、あの国営草地も、市街地の休耕地がかなり広まっています。農協側も農家側も、それから町側も、先行き全く方針が立てられない状況にあるということで、音威子府村の事業を初めバイオマス発電事業というものに注目すべきでないかというふうに思ったのです。牧草だとか、家庭で飾れるような花でないような、雑草のようなものを植えて、そしてこういう事業に活用できる。さらに、雇用の確保につながるという、そういう事業として注目されている。音威子府村の事業は北海道が進めている事業にのっかっているらしいですので、ぜひとも古平でもこの事業に注目をして、研究を進めてみてはどうかと。それによって休耕地の活用方法に活路が見出されるのではないかという、そういう考えで今回質問に出したわけですけれども、町長のお考えを伺います。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
議員おっしゃるとおり、音威子府村のそれを調べてみましたけれども、この分野で先行するドイツのユンデ村に音威子府村の職員が現地視察に行ったり、それからドイツから専門家を招いて講演を行ったりということでございまして、事業の可能性について現在調査を行っているというところでございます。2015年、来年の2月までにその調査結果をまとめて、事業化を判断するという予定だそうでございます。ですから、我が町においても、このような先進的な取り組みをしている、今注目されているところ、これが実現されれば、実際稼働しているプラントなど視察をして、事業規模あるいは投資コストなど、本町の国有草地を初め低地にある休耕地の再利用につながる事業かどうか調査してみたいというふうに思います。ただ、休耕地面積は7.6ヘクタールしかないのです。国有草地、牧場ですけれども、これは278ヘクタールほどありますけれども、草地につきましては、将来的には山づくりというような関係で山林ということも視野に入れているところでございますけれども、そんなところで音威子府村の調査の結果、あるいは実現した場合の姿を一度見て、我々も考えていきたいなというふうに思っております。
質問 8番 真貝政昭
次に、3点目の保育所の充実です。それで、古平町では、先ほど来町長が述べられているように、介護施設の建設に向けて今進めていますけれども、新たなそういう職場ができますと、若い世代が働く場を設けるわけですから、当然この古平でも、そういう若い人たちのための環境づくりが必要になってくるだろうと思います。それで、私の子供も含めて若い人たちがともに働いていく上で、都市部でも関心を呼んでいるのが保育所の充実なのです。特にゼロ歳児、未満児、ここら辺の充実が重要になっていくだろうと思うのです。それで、古平町の幼児センターの実態も聞きましたけれども、古平の大きな職場といったら福祉会がありますけれども、直接聞いてみました、若い人たちの保育の環境はどうですかということで。とにかく古平は住宅難であると。本当はここに住みたいのだけれども、余市方面に住まざるを得ない状況だと。子供ができると、ともにこちらのほうで共働きの状況になっていますから通いになりますけれども、事前に古平の幼児センターの状況を伺って、無理だとわかって、余市方面に子供を預ける。したがって、どちらかが中途半端な労働時間で続けざるを得ないような状況が生まれていると、こういうお話でした。町内に住んでいる方も、自分の子供が成人しますと、一人で自立できる住宅がないために余市方面に住宅を求めるという、そういう要望を私以前から伺っていますけれども、とにかく住宅難ということで、若い人たちが余市方面に住まざるを得ない状況がまずあるということと、それと共働きを進めていく上でゼロ歳児の保育状況が満杯状態であると。それは、余市方面、小樽方面も全く同じのようです。ですから、全体的にゼロ歳児保育が不十分であるというのが大体感触としてわかりました。古平では、にぎやかに新地方面で活用されていますけれども、今後の古平の福祉施設の充実だとかそういう点を考えますと、仮にゼロ歳、未満児を中心にした、そういう重点的な施設でもいいですけれども、何らかの形で保育所の増設というのは考えていくべきでないかと。一緒に福祉施設の充実だとか医療の充実を考えていきながら、そういう保育所の充実も考えていくべきではないかというふうに思うのですけれども、町長のお考えを伺いたい。
答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)
今真貝議員おっしゃるとおり、ある程度介護施設等々ができれば若い方々も入ってくるということで、結果保育所が不足する場合も考えられますけれども、現時点ではある程度充足しているというふうに思っております。それこそ先ほどの子育ての議案でありましたとおり、ある程度家庭的な保育というようなことも考えられるということで、やってくれる方があれば、そういうものも活用したいなと。そのための条例制定ということでございました。ですから、ある程度介護施設あるいは病院、そういうものの施設ができていく段階においてそういうものも考えていかなければならないということは十分承知してございます。古平に住宅がないというようなことでございます。それは、私も同感でございまして、それこそ民間アパートの募集をしたけれども、条件的に合わなくてなかったというようなことでございまして、それの見直しも今行って、やってくださるところがあれば、それこそ住宅政策も進めていきたいなというふうには思っておりますけれども、いずれ若者がふえていく段階で保育所の増設もいずれは考えていかなければならないのでないかなとは思ってございます。
質問 8番 真貝政昭
新聞報道でも若年層の極めて急激な減少というのが地域で心配されているような状況で、新聞報道されているとおりですよね。そういう中で、だからこそそういう面での施策というのを充実させると。フットワークよく対応できるような対策が、特に古平においては必要だというふうに考えますので、ぜひとも力を入れていただきたいなと思う次第です。終わります。