みんなの議会

富良野市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月12日

(仮称)総合こども園について

2012年6月12日、富良野市議会の一般質問で、今利一議員が「(仮称)総合こども園について」質問し、市長 能登芳昭が答弁しました。

質問者
今利一 議員
答弁者
市長 能登芳昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 今利一

-登壇-おはようございます。通告に従いまして順次質問してまいります。3.11 以降、あの日から社会のあり方、人々の心、そして私自身、多くのことが変化してきたような気がします。皆さん御存じかと思いますが、私は自分自身で農産物を販売しております。いままでは、作物ごとに栽培計画書と作付状況の届出を提出する、それだけでよかったものが、さらに厳しくなり、その内容を細かく説明することが多くなったことと、放射能検査を必ず出荷前に検査をする。作物を出荷先に送り、データを消費者に公表するといったことが、日常になってきました。いわゆる、いままでやってきた自主検査がもっと厳しくなりました。国あるいは行政の検査では信用できないとし、消費者がもっと正確な検査を求め始めたからであります。あの日から、社会の中でも、個人の心の中でも、何が正しいのかをめぐり、分断線が引かれ、寛容さがなくなって、険悪になったりしてきております。是か非か早く結論を出さなければならなくなるような場面、対応がお粗末で目を覆いたくなるような場面、しかし、何が正しいのか即座に答えを出すのは難しい現状であります。正しいかというのは、センサーで腑に落ちるかどうかだと思う次第です。間違えたら後で修正すればいい。みんなの声を聞く、そんな寛容さがあっていいと思います。いつか我々の世代は、何か一つだけを正しくて、そうした思い込み一つだけを突き進み、正しいかもしれないというものも含めて、排除した経緯にありました。つい最近もそんなことがありました。オウム真理教もそれであったように思います。自分の宗教だけしか受け入れることしかできない。受け入れないものは、毒殺してもかまわないとしサリンをまいた。人間は、間違えるものです。決めなければいけないから決めるが、決めたことが必ずしも正しいとは限らない。間違ってることも多々ある。そういうものだと思って対処すること。どんなときも、正しさについてを基本にし、物事を進める、これがベースになるのが、いいのではないだろうかと思います。誰しも間違いを指摘されたり、人の意見に説得されて自分の意見を変えたりするのは抵抗感を感じるものであります。それを乗り越えられるのは、自分の考え、相手の考えも完全に理解し、小さなプライドより真実を優先することのできる柔軟ですぐれた知識の持ち主でありたい。一つの正しさに縛られないためには、知り合いでも、本の中でも、信頼できる人を複数見つけ、この人ならどう考えるであろうかと考える。自分の中の社会にたくさんのオブザーバーを置くことだと思います。3.11 以降、あの日から早いもので、1 年と 3 カ月が過ぎ、少しばかりか考える余裕ができてきた。ひたすら金もうけのために走ってきた人生、これから何年生きるかわからない人生、もう少し足元を見ながらいきたい、と振り返る毎日であります。さて、今回の質問の総合こども園でありますが、父母の皆さん、そして、富良野市民の皆さんが思ったことが、この建設に関して腑に落ちないところがあると思ったからではないでしょうか。ではどんな部分が腑に落ちなかったのか。まず第一に、総合こども園に至った経緯、プロセスであります。そして、市長が平成 24 年度の執行方針に沿っていないからであります。平成 24 年度の執行方針の基本的な考え方の中に、市長は次のように述べております。私の市政信条は、市民の声を聞き市政に反映させる市民本意の開かれた市政運営であります。社会が大きく変貌する中で、すべてのニーズを行政のみで行うことは困難となり、市民対話と情報開示により、情報を共有する中から市民とともに知恵を出し合い、市民と行政が役割を分担し、支え合う自助、共助、公助による協働のまちづくりを進めなければならないとしております。加えて市長は、協働のまちづくりを担うのは人であります。まちづくりは人づくりと言っております。こうした基本的な考えから、今回のこども園の建設計画は、市長の信条から逸脱していると考えられ、私自身も容認できないところであります。第二に、地域懇談会であります。市長との懇談会と言いつつ、あれは懇談会ではなかったように思います。市の総合こども園の説明会であります。懇談会の中では、市民の皆さん、父母の皆さんは、胸をドキドキさせながら、ようやく言葉にして、勇気を振り絞り市長に対して質問をしていたような気がいたします。時には興奮するあまり、対話する雰囲気ではなかったような発言もありました。しかしこれは双方にあったような気がいたします。私も地域懇談会には、5 カ所ほど参加いたしました。各会場の説明の中で気になったことが、何点かあります。父母の一人が、場所的にあそこは交通量、防犯的にも危険だという問いに対して、市長は行政がやるんですよ、行政がやるんだから心配はない、との答弁でありました。市長、いま問われているのはそこなんです。そこが問われているんではないですか。行政がやる、国がやるから心配はない。いま、それが崩れたんだろうと。その最たるものが、原発事故だったんではないでしょうか。そして多くの人が苦しむ結果になったわけであります。3.11 以降、日本国民、道民、市民の多くの人が変化、変わったのはここなんではないでしょうか。一人一人が、ある事柄に対して責任を持つということであります。このことに対して、行政がどのように答えていくかが求められているのではないでしょうか。市長の体質の変化が求められているのではないでしょうか。私はそう思います。懇談会には、父母の会のメンバーが来ておりました。私が参加した会場では、地元の人たちの反対意見も多かったように思います。特に布礼別地区の懇談会では、市長みずからが、ここは反対集会の場ではないと発言する場面もあったくらい反対者が多いところもありました。一連の懇談会は、幅広い層の意見を聞くという点では、有用だったと思いますが、市と保護者という当事者間での納得のできる論議を進める場としては、適切とは言えるものではなかったのではないでしょうか。請願が採択されたことに対する合意形成のための対話集会ではなかったのか、にもかかわらず、市長の懇談会の説明では、場所ありきから出発した説明であった。これでは何のための集会だったのか。保護者、私自身も納得できないところであります。第三点目は、今後の進め方であります。そもそも、今回の事態を招いたのは、1 年以上もおくれをとっている開発をできるだけ早く進めなければならない市街地再開発事業と丁寧に関係者との利害調整を図り進めなければならない公共施設の移転統合という事業、この相反する二つの行政課題をいかに進めていくかが問題であります。以下、具体的に質問をしてまいります。質問第 1 点目、市民参加の部分であります。市民は、いつどの過程で市民参加ができるのか。総合こども園建設計画策定に当たってのプロセスと請願採択後の東 4 条街区に建設場所が決定した経緯について、お尋ねしたいと思います。質問の第 2 点目は、さきにも述べましたが、市長は市政執行方針の中で、市民対話、協働のまちづくりを基本的な市政執行のベースにしておりますが、今回の総合こども園建設経過に当たっては、市民の参加の手続が不十分である。その結果が、請願の 6,000 名以上という署名につながったんだろうと思うし、パブリックコメントが、今までにない数と聞いております。なぜそんなに急がなければならないのか。なぜ市民参加がないがしろにされるのか。市長の意見が拙速過ぎたのではないでしょうか。ことし開設された士別市立あいの実保育園は、2 年間にわたり検討委員会を開き、保護者説明会を開き、アンケートを実施し、329 名からの回答を得ております。しかし、これだけやっても中身を聞くと、80%のでき上がりとの回答です。とはいえ、父母の皆さんは納得しております。経緯は、富良野市と全く違うと言わざるを得ないのであります。こうした状況にない総合こども園の計画、市長が信条とする市民対話、協働のまちづくりをどのように反映させていくのかお伺いいたします。質問の 3 点目に、まちの活性化と 3 世代交流であります。そもそも、子育てをする環境と商店街の活性化を同次元で考えることに無理があるんではないかと思うのであります。しかし、市長は両立するとの考えで東 4 条街区に建設するといたしました。広報ふらののお知らせ版に選定のポイントとして 3 点挙げられております。1 点目は位置に関すること。2 点目、3 点目は、まちの活性化と世代間交流についてであります。一つ目は、東 4 条街区では、中央、麻町保育所の中間点に位置するため、両保護者の送迎による利便性の公平性が保たれる。2 点目は、東 4 条街区では、商業施設、高齢者施設、保育所施設の三つの施設が、建設されることで 3 世代交流によるふれあいとにぎわいを創出することが可能としております。3 点目は、新しく生まれ変わる東 4 条街区では、東 5条通を含めたまちぐるみで子供たちの無限の可能性を引き出し、まちが子供たちを育て、子供たちの発想をまちが育てるような相乗効果が期待でき、まちも子供たちもともに学び、ともに成長していける可能性の高い地域であるとしております。観光客が年間 68 万人訪れる観光施設であるフラノ・マルシェ、こども園が隣接するため、防犯カメラ、防犯フェンス、安全対策を講じなければいけない場所、また、世代間交流というがその施設があるというだけでは交流にはならないわけであります。どのようにまちの活性化、3 世代交流を図っていくのか。具体的にその手法について市長の考えをお尋ねしたいと思います。質問の 4 点目は、当初計画案と最終案の内容であります。園庭の面積は中央保育所が 1,350 平方メートル、麻町保育所が 1,200 平方メートル、これに対して総合こども園の園庭は 600 平方メートル、これまでも何度か質問が各地で繰り返され、この質問に答える形で園庭を屋上に持ってくるという計画です。交通の安全、防犯の対策、防犯カメラなど、当初計画していたものとは、違うものが出てきております。最終的な計画案は、どのようになるのか。最終案についてお伺いいたします。また、そもそもこうした考え方、不特定多数の集まる観光施設と保育所とが隣り合わせの考え方は、どこから生まれてきたのかお伺いいたします。先ほど少し説明いたしましたが、懇談会の中では、士別保育所が中心街に、中心地にあるという市側からの説明により、私たち市民連合も士別の保育所を見学してまいりました。私たちが見た保育所は閑静な住宅街にありました。2 時間ぐらいの滞在でしたが、車も通りは少なく、園庭が 1,600 平方メートル、駐車場スペースが 1,000平方メートルで車が 40 台とめられると聞きました。2 階建てではありましたが、2 階は一時保育、子育て支援センター「ゆら」でありました。私たちの認識では決して中心街ではなく、環境としては、麻町か中央保育所といった方がいいのではないかという理解であります。説明の中では、士別も中富良野も中心街という位置づけでありましたが、中心地であっても、中心街ではありません。懇談会の説明では、あたかも中心街のごとく、にぎわいの中にあるかのごとく、説明しておりました。多くの市民の皆さんは、勘違いするような説明がなされておりました。説明のあり方と中心街という意図的な説明の仕方は、誤解を招き真実を語らなければならないと思って述べておきたいというふうに思います。最後に市長懇談会とパブリックコメントの取り扱いについてであります。先ほども言いましたが、まちづくり会社が進めるネーブルタウン構想は、いままさに言うまでもなくできるだけ早く進めなければならない事業であります。そんな中心市街地活性化事業だから、我々市民連合も今年度予算を通した経緯にあります。しかし、市が行う事業は利害が関係することが多く、慎重にというか、丁寧に関係者と多くの議論をして建設しなければなりません。公共施設であるこども園は、十分に話されてないまま進んでおります。保育所統合の話も当事者には何の話もなく、いきなり総合こども園の話であります。保護者、父母の皆さん、関係者は、寝耳に水の話であります。だから富良野こどもの未来を守る会が結成されたんです。観光シーズンでもないのに、環境調査に 140 万円もかけることの意味がどれほどあったんでしょうか。私には理解できないところであります。できるだけ早く進めなければいけない事業と丁寧に進めなければならない事業、この二つの相反する行政課題を選択実行してきたのは市長であります。懇談会は、5 月の 14 日が最終日、その後、パブリックコメントが5 月の15 日から6 月の4 日までとされております。スケジュールでは今月中に候補地を決定し、事業の認可申請を道に提出すると聞いております。いままでの市長懇談会、パブリックコメントをこの短期間のうち、どのようにまとめ反映していくのか。考え方についてお伺いし、1 回目の質問といたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-おはようございます。今議員の御質問にお答えをいたします。総合こども園についての 1 点目、総合こども園建設計画策定に当たってのプロセスと請願採択後のプロセスについてでありますが、平成 23 年第 4 回定例会におきまして、日里議員の一般質問に対しまして、東 4 条街区における行政施設設置検討経過の中で選択肢の一つとして福祉施設について検討していることを御答弁させていただきました。市といたしましては、昨年 6 月 28 日にふらのまちづくり株式会社から行政施設設置の要請を受けて、行政施設としてどのような施設がよいのか、中心市街地活性化推進本部会議を 7 回、検討委員会を 6 回開催し検討を重ねその検討の結果として、市の子育て支援のための認可保育所の設置について可能であるか、ふらのまちづくり会社と敷地面積、交通、駐車場などを含めて協議を重ねた結果、配置が可能であるとの回答を受け、12 月 27 日の庁議において設置方針を決定するに至ったところであります。その後、2 月 14 日に平成 24 年度の当初予算案の概況説明に当たって、第 5 次総合計画による保育所の再編事業として、(仮称)総合こども園の建設について明らかにするとともに、市政執行方針でも表明をさせていただいたところであります。また、2 月 28 日から 3 月 1 日まで中央、麻町保育所父母の会、子ども子育て支援地域連絡協議会への説明会を開催いたしましたが、参加者より説明不足などの意見をいただいたところであります。さらに、平成 24 年第 1 回定例会におきましても、代表質問、一般質問の中で、それぞれ市民との対話、情報提供についての質問があり、地域懇談会をはじめ、各界各層の皆様と意見交換の場を設けていくと答弁をさせていただいたところであります。また、富良野こどもの未来を守る会から、3 月 8 日付けで市議会に提出された総合こども園(仮称)の建設見直しに関する請願は、3 月 21 日付けで採択をされ、議長から地方自治法第 125 条により、採択された請願の処理の経過及び結果について報告を求められたところであります。このことから市といたしましては、請願内容に沿って計画を一たん白紙に戻した上で、建設候補地として現中央保育所、現麻町保育所、東 4 条街区の 3 カ所を選択し、3 月 27 日から 5 月 14 日まで 15 会場での地域懇談会、16団体との意見交換を開催をし、延べ 951 人の参加をいただき、市民の皆さんに市の考え方を説明させていただくとともに、多くの意見をいただいたところであります。一方、4 月20 日には富良野商工会議所など5 団体から、中心市街地活性化事業の推進要請書の提出があり、総合こども園の計画推進を求められたところでございます。なお、3 月 21 日付の請願処理の経過及び結果につきましては、5 月 21 日付けで議長に速やかに文書で報告をさせていただいてるところでございます。次に 2 点目の協働のまちづくりの反映方策についてでありますが、平成 24 年度の市政執行方針で述べておりますが、市民対話は私のまちづくりの基本理念であり、市政への信条は、市民の声を聞き市政に反映させる市民本位の開かれた市政運営であります。そのため、補完性の原理を基本といたしました、ともに支え合う自助、共助、公助による協働のまちづくりを進めていかなければならないとこのように考えてるとこであります。総合こども園建設計画についても、15 会場での地域懇談会、16 団体との意見交換会を開催をし、市民の皆さんと真剣に丁寧な対話を重ねてきたと考えておるところであります。地域懇談会や意見交換会でいただいた意見などにつきましては、よりよい総合こども園の建設に向けて、必要性に十分配慮して、その都度施設整備及び環境整備に反映をさせてまいります。次に、3 点目のまちの活性化と 3 世代交流についてでありますが、かつて、地域社会が担ってきた子育ての支え合いの機能は低下をしてきたと言われ、この機能を新しい形で再構築をし再生することは、地域社会全体に大きく寄与いたします。まちの活性化は、経済活動だけでなく多くの人との交流によるにぎわいを図ることなどもまちの活性化の一つであると考えております。このようなことから、この東 4 条街区に総合こども園を建設することで、子どもたちが多くの人とふれあい、交流を図ることでにぎわいが生まれ、まちが子供たちを育て、子供たちがまちを育てるという理念が子供たちの情操、3 世代交流に結びつき、このことからまちが活性化するものと認識をしているところでございます。また、3 世代交流は核家族化、グローバル化してきている現代社会において、子供の成長に対して欠かせないものであり、特にお年寄りの知恵や培った技術を子供たちに伝えていくことは重要であると、このように認識をしております。施設の開放は、やみくもに開放するものではなく、幼児教育の中でカリキュラムを組みながら計画的に行うものであります。市といたしましては、10 年、20 年先を見据え、将来的に活性化を維持・確保し、さらに子供たちの将来を考慮したとき、総合こども園を建設することは必要であると、このように考えておるところであります。次に 4 点目の当初建設計画と地域懇談会で変更した部分についてありますが、地域懇談会などでは、市民の意見をしっかりと受け止め、そのときの意見として出されたのは、主に交通防犯、駐車場、園庭の狭さ、環境等について課題がございました。交通に関しましては、対面交通や歩道などの考え方について、これに対しては規制誘導や道路改良をし、対応してまいりたいと考えております。駐車場に関しましては、観光時の送迎時に想定されることから、駐車場の確保などについてで、これに対しては、専用区画の設置を図ることで対応してまいりたいと考えているとこであります。また、園庭に関しましては、園庭が狭いなどについてでありますが、先般、先進地であります士別市及び中富良野町を視察してまいりましたが、士別市におきましては昨年 2 保育所を統合して新施設でオープンしたところでありますが、建設場所については父母の会からの要望により中心街と言われる場所に建設をされ、運動会ができる園庭を確保できましたが、施設面積が小さく、プールについては確保できないことから、市民プールを活用することとなっているふうにお聞きをいたしております。また、中富良野町におきましては、運動会ができる園庭は確保しておらず、運動会は小学校のグラウンドを使用することとなっており、プールについては、屋上に確保している状況であります。両保育所とも屋上は有効活用しているところでございます。このことから市といたしましては、屋上に園庭を置くことも可能であり、また、建物を小さくして園庭を広げることも可能であります。これらを含めた必要性を十分配慮し、今後さらによりよい施設づくりに向け検討が必要と、このように考えているとこであります。また環境に関しましては、東 4 条街区での大気汚染などの質問があり、中央保育所、麻町保育所、東 4 条街区の 3 カ所で大気汚染環境測定調査を 5 月 10 日から 16 日まで行ったところで、その結果、良好な結果となっているとこであります。この点につきましては、地方自治法125 条による報告について詳しく検査報告をいたしているところであります。次に観光施設と隣り合わせについてでありますが、3月 21 日に富良野こどもの未来を守る会からの陳情に対し採択の経過から、請願内容に沿って改めて建設場所の検討を行い 3 カ所を選定をし、意見交換を行ってきたところであります。1 カ所の現中央保育所、2 カ所目の現麻町保育所でありますが、現況においての専用の駐車場は、中央保育所はゼロ台であります。麻町保育所は 13 台となっており、さらに地域からの苦情も聞いているところでございます。3 カ所目の東 4 条街区でありますが、本場所については、子供たちの保護者が居住する地域が郊外に集中しており、保護者の就職先においても中心部に多く就業しており、さらに中央保育所と麻町保育所の中間地点に位置するため、両保護者の送迎による地理的な利便性の公平性が保たてること。2 番目に市街地再開発事業により、商業居住施設、高齢者福祉施設、保育教育施設の三つの施設が建設されることで、3 世代交流によるふれあいとにぎわいを創出することが可能になること。三つ目に新しく生まれ変わる東 4 条街区では、東 5 条通も含めたまちぐるみ、地域ぐるみで子供たちの無限の可能性を引き出し、まちが子供たちを育て、子供たちの発想がまちを育てる、そのような相乗効果を期待するとともに、まちも子供もともに学び、ともに成長していける可能性の高い地域であることからでございます。次に 5 点目の懇談会とパブリックコメントについてであります。情報の提供と共有により、多くの市民の意見を聞く機会をふやし、市民のまちづくりへの参加を保障するとともに、多様化する市民からの意見の検討結果について、意見反映できない場合においても、その検討結果を市民にお知らせすることを規定した富良野市情報共有と市民参加のルール条例に基づき、3 月 27 日から 5 月 14 日まで、地域懇談会及び各界各層との意見交換会を開催し、多様な意見をいただき十分な話し合いを行ってきたところであります。その概要につきましては、先ほども御答弁させていただきましたが、5 月 21 日付けで、地方自治法第 125 条により議長に御報告をさせていただいているところであります。また、パブリックコメントにつきましても、5 月 15 日から 6 月 4 日まで実施をし、72 人からの意見の提出がございました。提出されました意見の概要は、環境、交通、駐車場、敷地面積、自然に関することなど請願内容とほぼ同様なもののほか、将来の人口減少や財政的なことを考えたまちづくりについての意見であります。提出された意見に対し回答するとともに、その内容について順次、ホームページに掲載をしてまいります。また、出された意見につきましては、必要性に十分配慮して、よりよい総合こども園づくりに反映してまいりたい、このように考えているところであります。これら地域懇談会、各界各層との意見交換会、パブリックコメントでの意見などを踏まえ、総合的な判断をしてまいりたいと、このように考えているところであります。以上です。

再質問 7番 今利一

それでは質問の順にしたがいまして順次再質問させていただきたいというふうに思っております。まず 1 点は、総合こども園の建設策定に当たってのプロセスについてお答えいただきましたけども、請願の採択後もそうなわけですけども、父母の会関係者、こども園に関係する人たちが、どこで市民参加というか、そういうふうなことが意見を述べられていけるのか、どこの部分がこうだよというふうなことが、市長の考えを教えていただきたいというふうに思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今議員の再質問にお答えをさしていただきたいと存じます。それぞれ保護者及び富良野こどもの未来を守る会の懇談会の中でも申し上げているとおりですね、それぞれ、このこども園に対する意見をどのような形でこの人たちと話し合いをしたのか、これからどのような考え方を持ってるのかと、こういう御質問にお聞きをいたしたわけでございますけども、私は 3 月の定例会でも今議員、岡本議員のそれぞれ御意見に対しましてもお答えをさせていただいてるわけでございますけども、一つは、私はそれぞれの各界各層の方々とお話をさせていただいた中で子供会の方々とも話し合いを持たせていただいて、それから富良野こどもの未来を守る会の方々とも、5 月 14 日に約 4 時間にわたって話し合いをさせていただいている。私は、そういう積み重ね、さらに地域懇談会におきましても、富良野こどもの未来を守る会の皆さん方は、15会場に必ず御出席をいただいて、十分なる御意見をお聞かせをいただいたと、このような段階を踏んでまいりまして、さらにパブリックコメントでも 72 人の中にはそれぞれいま申し上げました富良野こどもの未来を守る会の皆さん方も多数パブリックコメントの方に御参加をいただいて、それぞれ意見を拝聴している。こういう段階を踏んでいて、私どもといたしましては、それ以上のことをどうやってそれぞれ意見を聞くのか、私は改めて逆に今議員にお尋ねをしたい。ですから、情報交換する、あるいは情報提供する、懇談会をするというのはそれだけの趣旨をもって私は 3 月の議会で、それぞれの代表質問、一般質問の中でも、お答えをさせていただきました。それに沿って進めているわけでございますから、私はこれ以上のことを、さらに、現在のとこでは、それぞれの段階の各界各層とお話を進めてきたという内容については十分お話しをさせていただいたと、そのように考えているところでございます。また、いま申し上げた中でですね、正式な名称が富良野こどもの未来を守る会ということでございますので、会の名称については、改めてそのように御訂正をさしていただきたいと存じます。以上です。

再質問 7番 今利一

なぜそういうことをお聞きしたかというとですね、非常にこういった部分に関しては、プロセスが非常にあいまいだというふうに僕は思ってるんです。一つは、最近のことで言いますと、麓郷中学校が廃校になって来年度から小学校に統合されるというふうなことを新聞紙上に載りまして、その時はこういう結果に至ったということが、地域が父母の会も PTA も地域も全員が頭を揃えて一生懸命考えながら、こういうふうな方向がいいというふうな結論を出したんであります。そういう結論をなぜこども園のときはとれなかったのか、とらないのか、いうふうなことが第 1 点です。これと同じようなことが、緑町学童保育についても言えるんではないでしょうか。三つの選定場所を出した。パブリックコメントを出して、これによって決めたというふうなことであります。これも市民の意見は私は反映されてきているというふうに思うんです。もう一つは、麓郷、布礼別のあおぞら保育所が統合された経緯であります。布礼別保育所は非常に不満を持っておりましたけども、結局、麓郷にあおぞら保育所があそこの場所にいいんではないかというふうな、地元で100%ではなかったけども、地元の意見を尊重して市はやってくれたんです。そういうふうな経緯をなぜ組まないのか、なぜ組んでいけないのか、その辺をお聞きしたいというふうに思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今議員の再々質問にお答え申し上げたいと存じます。私は、先ほどから何回もお話しし、3 月の定例会あるいはまた、私が就任以来、必ず執行方針の中にも明記してお話をさせていただいておりますけども、市民対話と、あるいはその対話の状況をどう市政に反映していくかという、それは長い間の積み重ねの対話ということも必要でしょう。しかし、状況的においては、その前段の状況を十分踏まえた中での対話で、結論を出していかなければならない問題もあるわけです。いま先例を出されました麓郷の保育所の問題でありますけど、これ3年も4年も現実的にかかってるわけです。それはいろいろ地域の事情があります。麓郷、布礼別の方々の考え方が違うということも大きな要因であります。いま今議員は、そのようにお話していただいておりますけども、これは並み並みの努力で、行政も地域もそういう意見に到達するまでにどれだけの努力を払ったかということ。それは、地域性があるからできない問題があったわけです。ですから私は、その地域による、ものによっていろいろ長短の長さは確かにございます。しかし、いまお話しされている中で、さらに小中学校の統合の問題につきまして、決して行政ではこのような押しつけ的なことは一切やっていないわけであります。麓郷の地域の人が総意をもって、おそらく今議員も御相談あったというふうに感じておりますけども、総意をもって、過日、市の方に要請があったわけです。市が一切そういう状況の中で、地域を尊重するということでやってきた。これも地域性にあった状況であります。私はいまそういう話をしてるのと、もう一つはこども園の関係でございますけど、私はこども園については、富良野市第 5 次総合計画の中で、明確に皆さん方の賛同を得た状況であり、10 カ年計画の前期 5 カ年計画の中で再編整備事業ということで、私の公約にございましたけど市街地の中心市街地に設置をしたいという強い要望もございまして、私自身、それを選挙におきまして、それぞれ皆さん方が賛同を得て、現在に至っているのが一つあります。そういう前提を踏まえた場合、公約というものはこれは大きい、首長が出るときに公約をですね、勝手に掲げてそして、履行できないような状況の公約というのは、私はすべきでない。このように私自身も思っております。そういうこともあわせ持って考えて、今回のこども園については、私どもとしてはただいま答弁させていただいたとおり、内部では 7 回も、あるいは委員会毎に 7 回も 5 回も検討させて、そしてまちづくり会社に対しましても、本当に可能なのかどうかということを打ち合わせをさせていただいた状況を踏まえてやっている状況であります。また、内部的にはですね、2 月 28 日、3 月とそれぞれ保護者の皆さん方と話する前に、それぞれの保育所の保母に対してもその 1 月時点、2 月時点については、お話を十分させていただいておりますから、私どもといたしましては、そういう経緯の中で、全く知らない間にやったという理解はしてないわけでございまして、その点ひとつ、今議員におかれましても協議の中で進めてきたということは御理解を賜りたいと、このように思うとこでございます。

再質問 7番 今利一

この問題に関しては非常に堂々めぐりになって、これ以上質問ができないような格好でありますけども、私としては、先ほど例に挙げましたように麓郷保育所、それから学童保育、あおぞら保育所というように、ちゃんとした保護者の意見をどれほど総合こども園の中に取り入れることができたかと。庁舎で、あるいは他の関係者と話した経緯はわかります。だけど、その中に保護者がきちっと入って士別のような意見交換をされたんですか。私はされてないというふうに思っているんですけども、お答え願いたいというふうに思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

いま今議員から再々質問あったわけでございますけども、お答えをさせていただきたいと思います。総合こども園に関してそれぞれ保護者との懇談会を詰めたのかと、こういうお話でありますけども、私はいま前段で申し上げました中で、いまの現状の中で、決定はされてないんですよ。今議員の話聞いてるとどうもを決定をされたような聞こえ方、私いたすわけでございますけども、決定されてないんですよ。私は、そういう状況の中で、それぞれ保護者との話し合いをなぜしなかったかということでありますけども、私は、この総合こども園だけに関して、保護者とそれぞれ話し合いを持つという機会は、それが 2 月 28 日、3 月1 日に持たせていただいたわけであります。ですから、全然話をしてないで持たなかったという理由にはならないわけですね。さらにあわせまして、請願採択が出された後も、改めてそれぞれの団体、地域懇談会にも十分保護者の皆様も参画をしていただいている。こういう順序立てでございますから、私は、それぞれ対話の持ち方、説明の仕方については、私自身といたしましても、行政といたしましても、誠意をもって対応をさせていただいてると、このように考えているとこであります。

再質問 7番 今利一

最初に戻ってしまいますけども、市民参加がどこでどういう形で行われるかということがやっぱり問題なんですよ。そういうことを言いまして次の質問に移りたいというふうに思います。市長は、協働のまちづくりを担うのは、人であったり、まちづくりは人づくりだというふうに言っております。今回私は、地域懇談会を聞く限り、、僕は地域分断を図ってしまったんでないのかというふうに思っております。それはなぜかというと、布礼別ではこんなことがありました。そんなことを言うんだったら、布礼別に持ってこいと、いうふうなこと言っておりました。もう一つ、東山でもそうでありました。若い人たちが、これほど真剣になってまちづくりに参加して、そしてまちをよくしよう、子供の未来を守りたいというふうなことを考えております。でも市長、そこで市長の考えが押し通せば通すほど協働のまちづくりで言っている人づくりだとか、まちづくりは人をつくらなければないんだということに反していくんではないですか。その辺を聞きたいというふうに思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今議員の再質問にお答えをさしていただきますけども、私は協働のまちづくりというのは、行政全般によっていろんな角度から、やらなければならない問題があるというふうに認識をしております。部分的なとこだけ押さえて協働のまちづくりということにならないわけですね。ですから人づくりというのは、これは生まれてから、私は地域懇談会でも、あるいはそれぞれ各界各層の皆さん方と話したときに、0 歳から 18 歳までが、これは一つの子育ての大きな状況の中にあるというふうに御説明をさせていただきました。それぞれの年代に応じては、市としての行政をやらなけばならない問題、要望にこたえていかなければならない問題、これは 18 歳までは当然、行政が主体となってやっていかなければならない問題だと、このように考えております。そういう一貫性の中で保育所のあり方はどうなのかと、こういうとらえ方を私はすべきだと思います。また、いま現在少子高齢化の時代の少子時代でございますから、私はいま四つの幼稚園もございます。それから、私立の託児所もございます。ですから、これも一つの協働のまちづくりの中で相応にそれだけの状況づくりをして、協働でこれらの子供の育て方をしなければ、市だけがいいという状況にはならないわけであります。ですから、説明会の中においても、将来の子供の数が少なくなりますから、定員の問題についてもある程度の120 人程度の人員を、現在の定員から 40 から 50 減らした中でそれぞれ状況づくりをしていこうと。それが富良野の全体の私は協働のまちづくりの一つの人づくりの一環であるというふうに大きく考えれば、そういう状況になるだろうと、このように判断しているとこであります

再質問 7番 今利一

先ほども言いましたけども、市長が言ってるのは、協働のまちづくりを担うのは人であるんだよというふうに言ってるんです。そのまちづくりは、人をきちっと育てなければいけないというふうに言ってるんですよ。その人たちが、一生懸命このこども園を建設するに当たっては、こういう格好でつくってほしい、こういう形でやってほしいというお願い、いわゆる言葉として出ているんです。それをちゃんと受けとめてあげてください、受けとめなければならない。それは市長の基本方針、平成 24 年度の基本方針に訴えてるんですよ、書いてあるんですよ。だから私はこういうことを言ってるんですよ。もう一度お答え願いたいというふうに思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今議員の再々質問にお答えをさしていただきますけども、このこども園に限ってお答えをさせていただきますけど、人づくりという形の中でお話し合いをさせていただいた 0 歳から 18 歳までと、その間幼稚園あるいは保育所にかかる年代は逆に言えば、家庭教育の問題、家庭教育、学校教育、社会教育があるこの 3 区分の中で、家庭教育の補完的な役割をするのは、私はいまの現在の保育所のあり方というふうに思っています。主体はお父さん、お母さん。ですから、そういう状況の中で、働ける状況をつくるために、保育所というのは現在あるわけであります。ですから、これからのやはり状況の中におきましては、国の政策としてこれが選択制に変わっていくおそれがあるわけです。これらの問題については私も何回も、地域懇談会でも申し上げてきましたけども、ある会場におきましては、施設づくりよりも人づくりをやらならなければならない。幼児を預かる保育士の教育をしなければ、人づくりになっていかないと、このような御意見も私は非常に貴重な御意見だというふうに拝聴してきましたけども、私はそういう中で意見を聞いて、それを反映するというのは反映できないものが中にあるわけですよ。御答弁させていただいたとおりですね。そういう中にありましていま御質問あった中で、請願の中身というのは、先ほどから御答弁さしていただいております交通の問題、防犯の問題、駐車場の問題、それから園庭の狭さの問題、これはもうほとんど手段です。建設場所についての云々というのは、それがいま条件になって請願が出てきているように私は認識をしております。ですから、請願の主旨を十分判断をしながら、それぞれ懇談会、あるいは各階各層の皆さん方と十分ひざを交えながら話し合いをさせていただいたと。再三申し上げますけども、富良野こどもの未来を守る会の方々は、それぞれ全地域に御出席をいただいて、あるいはまた各階各層のそれぞれの団体の中にも御出席をいただいた経緯がございますから、私は十分それらの意見をお聞きをしているという状況でございますから、今議員のお話されている中身的なものについては、どうもかんにあわないというふうに私自身も感じております。私としてはそういうまちづくり、あるいは行政を行う上の基本理念については、私は間違った状況の中で行っていないと。これだけは、強く申し上げておきたいとこのように思います。

再質問 7番 今利一

父母の皆さんの話を聞いているだけではだめなんですね。それを反映していただきたいというふうに思っているんです。いま市長は反映できないものもあるというふうにおっしゃいました。その反映できないのは、場所のことなんですか。その辺をお答え願いたいというふうに思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今議員の再質問にお答えを申し上げたいと思います。反映できないという問題については例えば、いま申し上げました駐車場の問題だとか、あるいは防犯の問題だとか、大気汚染の問題だとか、それはある程度数値的なものについて、出せるものもありますし、出せないものもあります。あるいはいま駐車場の問題でも 40 台がいいのか、50台がいいのか、100 台がいいのか。こういった意見があっても反映できないものもあるわけです。この中央保育所は、駐車場が 1 台もないんです。ですから、反映できないものも現実的に生まれてくるかもしれないということで、お話をさせていただいてるところであります。以上です。

出典:富良野市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月12日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる