富良野市議会 平成21年第2回定例会 2009年6月16日
地域再生計画とオーガニックアカデミーについて
2009年6月16日、富良野市議会の一般質問で、横山久仁雄議員が「地域再生計画とオーガニックアカデミーについて」質問し、市長 能登芳昭が答弁しました。
- 質問者
- 横山久仁雄 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 横山久仁雄
-登壇-私は、さきに内閣府より認可された事業であります、本市の東山、西達布地区の地域再生計画と、それを相互に補完し合うことを期待している、オーガニックアカデミー事業について、さきに通告いたしました順に沿って、質問をいたしてまいります。このことについては、昨年の第2回定例会でも一般質問に取り上げ、市長の考え方と、今後の進め方について議論をしてきたところであります。昨年4月から開校されたオーガニックアカデミーの船出は、受講者の応募状況、講義カリキュラム、実習圃場の未確保、事業内容にあわせた施設改修、そのための初期資本の投下など、どれをとってもジャパンバイオファームみずからが描いてきた計画からほど遠い進捗状況であり、まさに惨たんたる状況での船出であったことは御承知のとおりでありました。入校生からの授業料と現地での農産物とその加工品の直売販売による、直売所販売による収益事業しか持たず、他の収益事業のない同事業体は、入校生が計画どおりに確保できなかったことから、はた目にはアカデミー事業の継続そのものが危機的状況にあるとうつっているのであります。加えて、アカデミー事業がうまく軌道に乗るか乗らないか、市長がこれまで多くの市民に語りかけてきた、農村観光都市形成構想とかかわるだけに、さきに総理府から認可された、地域再生計画の成否を決定づけることは今さら言うまでもないことであります。しかし市長はこれまで、私の質問に対し、アカデミー事業はスタートしたばかりであり、長い目で見守って育てていきたいと答弁されております。私は事の初めは、何事もスタートが肝心であり、初めよければ結果よし。仕事は段取り八分と思っております。また市長がこれまで、樹海東小学校の跡地利用に…利活用に、ジャパンバイオファームのオーガニックアカデミー構想を採択した理由として、地域経済の活性化、雇用の確保、基幹産業である農業の振興を挙げ、期待する行政効果については、有機農業の知識及び技術の向上、普及に向けた技術指導者の育成、新規就農者の育成と支援に資すると答弁をされております。実習だけでなく、新規就農者の育成まで事業の視野に入れるのならば、そのための農場の確保は、事業のための絶対条件であります。そのため市長は、現地に農業生産法人を立ち上げると、聞いていると答弁をされました。今回は、これまでに市長が答弁をされたことを踏まえながら、その後の進捗状況と、現状について質問をいたしてまいります。まず第1点目は、農業生産法人の立ち上げについて。その後、設立されたのかどうか。設立の主要な目的である、農業実習農地の取得はできたのか。その後の状況についてお伺いをいたします。第1点目は、昨年度の入校生は20名の計画に対し、わずかに2名という状況でありました。このことについて市長の当時の答弁では、取り組みが短期間であり不十分であった結果であり、今後ホームページの活用などにより、有効性が確保されていくと考えているとされました。その後、1年を経過した今年度の長期短期の入校生の確保はどのようになっているのか。私が聞くところでは、今年度も昨年同様、ごくごく少数と聞いております。もはや募集活動が短期間では…短期間という言葉では、通用しないのであります。その実情と原因と対策はどのように考えておられるのかお伺いをいたします。3点目に、アカデミー事業全体の当初計画と現状との乖離、ずれについてであります。公募の際に、ジャパンバイオファームが提案し、本市の事業採択を決定つけたオーガニックアカデミー構想の、当初計画と現状では、大きな乖離があると私は思っております。このことは、今後のアカデミー事業の継続を困難にするのではないかと危惧するものであります。特に、アカデミー事業と直売事業のほか、収益事業もたないことを考えるとき、そのための施設改修は重要な課題であります。長、短期含め入校生の数、施設の入校生の数、施設設備の回収状況、それらに要するジャパンバイオファームがこれまでに実効された資金投下はどのようになっているのか。学校跡地を無償貸与してでも本市の行政目的を実現するために、期待している行政効果を得るためにも、計画に対する現状を市民の前に明らかにすべきであります。それぞれの、当初計画と現状とのずれはどのようになっているのかお伺いをいたします。4点目に、ジャパンバイオファームによるアカデミー事業の今後の見通しについてお伺いをいたします。この事業主体は言うまでもなく民間事業者であるジャパンバイオファームであります。これまで、行政の担当者も市長も、民間の事業であり、行政が立ち入るには限界がある。経営の内容にまで立ち入ることはできない。したがって採算については、事業主が判断することであるとしてまいりました。しかし、先ほど申し上げましたが、学校跡地の利活用は言うまでもなく市民の財産の利活用であり、行政目的や期待する行政効果の実現を目指すことは、行政の責任者として当然であり、公有財産の管理責任者として、目的と期待した効果に照らした事業効果が得られるよう事業者に求めることは市民に対する当然の責任であり、市民はジャパンバイオファームのアカデミー事業に、無条件で市民の財産を無償貸与したのではないのであります。市長は市民のために利活用する事業者を公募し、公募に応じた事業者中から、ジャパンバイオファームが提起したアカデミー事業採択した行政責任があります。以上述べてきたことからも、学校跡地の利活用の事業を業者の力量にだけゆだねられるべきものではありません。アカデミー事業の現状は、計画とあわせた採算から見る限り、その継続性が保障されるのか、市民にとっては大きな不安があるのであります。そのような観点から、今後の事業継続の見通しについて、以下の点を市長にお伺いをいたします。今年度はもちろんでありますが、次年度も含めて、オーガニックアカデミーの受講生、入校生の確保の見通しについてどのように認識をされているのか。次に、さきにも申し上げましたが、オーガニックアカデミーは受講料や農産物やその加工品の直売店による事業収益しかもたない計画でありますが、今後の採算性の見通しをどのように認識をされているのか。これもさきに申し上げましたが、施設整備には多額の初期投資が必要でありますが、計画どおりの事業収益を上げ事業が継続されるためには、施設の整備が必要と思いますが、その見通しについてどのように認識をされているのか。次に、市長はこれまで、私のアカデミー事業の進捗についての不安に対して、長い目で見守り育てることは大切と答弁されてきました。さきにも申し上げましたように現状は不安材料が多過ぎると思うのであります。この後述べますように、地域再生計画との整合性の問題、地域経済の疲弊、さらには、行政目的にある地域経済の活性化、雇用の確保農業振興からも、そう長い間を気長に待ち続けることはできないと思うのであります。市長の言われる長い目で見守り育てるとは、具体的にどのくらいの期間が必要と想定されているのかお伺いいたします。5点目に、地域再生計画の整合性についてお伺いをいたします。私が冒頭に述べましたように、市長は、ジャパンバイオファームによるオーガニックアカデミー事業、本市の地域経済の活性化、雇用の確保農業振興に資する事業と位置づけ、事業採択をされました。しかし現状は、さきにも述べてまいりましたように、必ずしも当初計画どおりに進行しているとは言えない状況であります。加えて、今後の事業振興の見通しは、私が知る限りでは不安材料が多過ぎ楽観できるものとなっていないと思うところであります。総理府により認可された東山西達布地区再生計画は、5カ年の事業であります。その一方で、オーガニックアカデミー事業の計画が予定どおりに進捗し、期待通りの行政効果が得られることが、地域再生実現の前提条件であります。地域の再生とアカデミー事業の成功は、表と裏の関係にあると言っても過言ではないと思うのであります。つまり再生計画の成否は、アカデミー事業の成否にかかわっているのではないかと思うのであります。アカデミー事業の現状を見るとき、地域再生計画が当初の予定どおりに、目標達成できるのか、大きな不安を払拭できないのであります。地域再生計画の見直しの必要について、市長の認識をお伺いをいたします。今回の質問を終えるにあたり最後に申し上げますが、私は、地域経済の活性化、雇用の確保、基幹産業である農業の振興を目指し、廃校となった樹海東小学校の校舎を含めた跡地活用に、オーガニックアカデミー事業を採択された、市長の発想はよしとするものであります。しかし、採択をした責任者として、採択後の業者が事業振興に対する管理や、市民の財産である市有財産管理者として、責任の、責任遂行のあり方について、さらには地域再生計画との重要な関連性について、市長初め担当職員に危機感が不十分であることを危惧するわけであります。以上を申し上げて私の1回目の質問を終わります。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-横山議員の御質問にお答えをいたします。地域再生計画とオーガニックアカデミーについての1点目、農業実習農地の取得のための農業生産法人の設立についてでありますが、これまでも、東山地域の支援農業者で組織される、ふらのオーガニックアカデミー協議会等とともに、有機農業の推進に向け、有機農業に取り組む農業者が安心して作付けができるよう、農産物の生産のための農地の確保や、地域における栽培技術の確立を図りながら、販売先の確保に取り組んできているところでございます。そのような中にあって、農業生産法人の設立に向け、農業委員会や農林課、さらには、北海道農業会議にも出向き、その手法について教示をいただきながら、今後…今般、オーガニックアカデミーを運営する株式会社ジャパンバイオファームが、去る6月1日、現地法人として、合同会社北翔園を設立いたしました。その構成員は、株式会社ジャパンバイオファームから2名と、地元農業者1名の3名となっております。現在、農地を取得するために、農業委員会へ農地法の許可申請の手続中でありますので、許可後、農業生産法人として活動できる状況となっております。次に、2点目の本年度の長期、短期の入校生につきましては、現在、短期の研修生については、若干名とお聞きをしているところでございます。現在、農業生産法人の許可申請とあわせ、農地の確保に取り組んでおりますので、確保され次第精力的に研修生の募集を行うことになっております。次に、3点目の当初計画と現状についてでございますけども、研修生の数につきましては、平成20年度の短期研修生は21名、また、長期研修生が2名の実績となっており、平成21年度につきましては、先ほど御答弁さしていただいたとおりでございます。また、資金投資の状況につきましては、計画した経費の支出はありましたが、収入は、予定した研修生が確保されなかったことから、減少となっている状況でございます。次に、設備投資につきましては、農地が確保され次第、計画的に堆肥場、ビニールハウスによる栽培を行うこととなっております。次に、4点目のアカデミー事業の今後の見通しについてでありますが、研修生の確保につきましては、アカデミーの農地の確保に見通しがついたことから、計画的に推進すると考えております。また、現在ホームページの公開による研修生の募集を行っておりますが、7月からは、地元に根ざす取り組みの一環として、地元の研修会を実施し、オーガニックアカデミーの取り組みを、広く地域で理解をしていただく事業を進めることとなっております。次に、今後の見通しについてでありますが、オーガニックアカデミーは、農業実践の拠点として、地域にしっかりと根づくことに重点を置きながら、現在、手順を踏んで現地法人や、農地取得など地域農業の振興に向け、確固たる基盤づくりに取り組んでおり、地域の活性化のために、見守り育てていくことが必要と認識をいたしているところでございます。次に、5点目の再生計画との整合性についてでありますが、地域再生計画の目的は補助金で整備された公立学校の廃校校舎等の転用の弾力化を基本に、地域の雇用と拡大、定住者の確保、交流人口の拡大による地域経済の活性化、さらには基幹産業である農業の振興であります。また、平成20年度第2回定例会でお答えをしておりますように、地域再生計画で認定したオーガニックアカデミー構想は、有機農業の知識及び技術向上と普及に向けた技術指導者の育成、新規就農者の育成と支援などを目的にしていることから、地域や関係機関、団体の理解と支援を得ながら、地域農業の振興及び新規就農者の育成が図られるよう、実績を積み重ねていくことが重要であると考えているところでございます。さらに、地元農業者で組織しているふらのオーガニックアカデミー協議会とともに連携をしながら、一つ一つ積み上げ一年一年前進し、実績をつくり、その輪の広がりに期待をいたしているところでございますので、事業推進と地域振興策に向け、今後も協力してまいりたいと、このように考えているところであります。以上であります。
質問 7番 横山久仁雄
まず1点目の入校生の現状についてでありますが、今の答弁で聞く限りですね、あ、その前に、1点目の農業法人の設立についてであります。現在その手続中ということになるわけですけども、手続をするのには、一つはですね、農地が確定をするというかですね、おおよその目途がつかなければですね、農業委員会に申請をすることはできないんではないのかなというふうに思う。賃貸であるか取得であるかは別にしてもですね。おおよそここを賃貸あるいは取得というようなものがなければ、申請ができない。つまり、農業経営をしていくときの計画がきちんとなければですね、農業委員会に申請をしても、認可をされないのではないのかなというふうに思いますが、その辺のところはどのようになっているのかですね。いま、この設立の準備をしているという話ですから、もう既にですね、農業者はもう、この春から作付けをしているわけですね。言うまでもなく北海道の農業は、二期作、二毛作できるわけではありませんから、一回植え付けをしたらですね、秋まで、その収穫の時期までですね、農地をいじることはないというふうに思うんです。そうしたときに、本当にいま、その農地の取得をできるような、あるいは賃貸できるよなですね、法人を立ち上げたんで、いったいどうなっているのかというふうに思うんです。そういったですね、実習場の確保ということからいえばですね、じゃ、この冬の間いったい何をしてたのかなというふうに思うんです。行政としてどのように指導されてきたのかですね、強制力はないまでも、少なくとも先ほど申し上げましたように、富良野市の再生計画とも農業振興とも大きくかかわってくる、まちづくりに大きくかかわってくることですから、そのために無償貸与したわけですから。そうするとですね、その行政目的に照らして、行政効果が上がるようにしてもらわなければならないということは、強く求めていかなければならなかったんではないのか。この冬の間いったい何をされていたのかなというふうに思うんです。そういった経過からいってですね、この農地の取得、あるいは賃貸に対する目途。それは取得になるのか賃貸になるのかも含めてですね、その辺のところについてもう少し説明をいただきたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
横山議員の再質問にお答えをさしていただきたいと思います。お話しの中からですね、冬期間何をやっていたのかとこういう御指摘もあったわけでございますけども、私は、この法人組織をつくるということは、現地の農家の方々の御協力を得なければ、この生産法人というのはできないのであります。ここ去年からですね、それぞれ、先ほど御答弁さしていただきました、アカデミー協議会というかた、この協議会はですね、西達布地区の農家の方が本当に大変御協力を得た形の中で、いま協力体制をとっていただく状況づくりが出てまいりました。私はこの団体に、非常に敬意と感謝を申し上げているとこでございますけども、やはり地域で、それだけこれからの農業に対する意気込みというのが、十分地域においてあるわけですね。そういう状況から含めましてですね、この協議会を中心となった中で、この農業生産法人が取得できる形というのは、いま、御質問あったとおりですね、見込みのないのに手続するわけはないわけでございますから、当然そういう予定地というものを明確にして、そして、いま手続を進めさしていただいてると。こういう中身でございますので、その点、改めて御理解を賜りたいと、このように思うところであります。それから、それに伴う行政として、どういうかかわりを持ってどうなんだと。このような御指摘もあったわけでございますけども、これは当然、行政も、それぞれ役割分担を教育委員会、経済部、それから東山支所、これらの行政機関の中で十分連携をとりながら、それぞれ地域と十分協議をしながら今日に至っている。こういう状況もございますので、あわせて、市の職員もそれらに従事する状況の中でですね、積極的に協力体制をとっていただいたと、このように感じておりますので、これもあわせて御理解を賜りたいと、このように思うところでございます。
質問 7番 横山久仁雄
先ほど答弁の中ではですね、今、これまでの間ですね、この冬の間農地の取得やなんかについてですね、いろいろ現地の方々とも協議をし協力を仰ぎながら進めてきたと、こういう答弁でありました。しかしですね、この事業を、当初の採択をするに当たってですね、その目的の一つに、ジャパンバイオの方はもっていたかどうかは分かりませんが、市長のこの前からの答弁から言えばですね、新規就農という言葉が入ってきてるんですね。単なるアカデミー事業だけではなくて、新規就農まで含めた行政目的を持っているわけです。で、持っていたんですね、そして事業採択をしたんですよ。その時点でもう既に土地やあるいは農業者の協力は、もう農政課を中心にしながらですね、それに向けて一方では、もう走っていなければいけなかったんではないですか。で、いま設立を準備する段階になってから協力を求めたりですね、あるいは、土地を物色をしたりと。こういうことってのは全く後手に回っていやしないのか。ですから先ほど最後に言いましたけれども、そういったですね、進行管理に対する危機感の欠如ではないのかということを私は申し上げたわけです。つまり、本当にこのことがですね、市長の描いていたこととそれから担当職員が描いていたことと、きちっと重なり合っていたんだろうか。そして、そのことを実現すべく、オーガニックアカデミーに対してきちんと要請をし、それに対するオーガニックアカデミーの行動を促してきたのかどうか、ここのところを私は一番心配をするんです。三者別々に動いてやしなかったのかなというふうに思うんです。ですからそういった意味で、農業法人の立ち上げっていうのは、こんなにおくれてるってのは、これからの事業に大きな支障を来すんではないのか、今年の実習さえままならなくなってしまっているんではないのか。そこに、わずか二人しか、一人か二人ですよね、今回も。受講生が、入校生が確保できなかった大きな要因があるのではないのか、こんなふうに思うんです。その辺についてですね、市長の考え方をお答えをいただきたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
横山議員の再々質問にお答えを申し上げたいと存じます。確かにいま、御指摘いただきました認定をうけて、即それぞれ農地取得なり、あるいは、農業の生産ができる体制が当然、そのような状況になっているのは当然でないかと、こういう御指摘があったわけでございますけども。私は、それぞれ西達布地域においてですね、あるいは、富良野全体の農業の中で、有機農法に対するそれぞれ理解度というものが、まだ大変そういう理解度からいくと乏しい。生産性の問題だとか、あるいは、科学的の問題だとかたくさん要件があったと思いますけども。全体的にそういう状況の中で、再生という形の中で認定をさせていただいた。しかし、現実的にですね、それぞれの地域に入ってお話をした状況の中では、なかなか、それぞれ農地を取得する、あるいは貸与する、こういう形というのは残念ながら、その時点ではできなかったというのが御指摘のとおりであります。ですから、私どもといたしましては、そういう状況を1日でも早く解決しなければなりませんし、もう一つは今前段で申し上げましたとおり、地域にそういうような状況の理解者をたくさんふやしていかなければならない。そして理解者の中からそういう形の中でですね、支援はできる体制づくりがどうなのかと。こういうこともあわせながらですね、現在に至っているわけでございまして、私も御指摘のとおりはそのとおり受けとめますけども、しかし、地域においてこれからですね、先ほどから御質問いただいている、地域再生をするということは、西達布地区ひいては東山全体がですね、どう、このバイオファームのですね、形にかかわりをもって協力をいただいていくかということに私はかかっているだろうと。ですからここが、スタートする上においてもですね、地域との一体感を持ってやることがですね、必ず、それらの理解を得られてですね、波及効果、あるいは強いてはですね、一年一年、そういう状況づくりの協力者が出てくると。このように、いま、私は判断をいたしているところでございますので、それぞれ農業委員会の手続等につきましても、十分庁内の連携を図りながら、いま、進めているという状況でございますから。当然、6月の農業委員会の方にお諮りをさしていただいて、先ほど御質問あったとおり、それじゃ今年も全くだめでないかと、こういう御質問のように受けとめましたけども、これから作れる作物の状況も、それぞれ地元の貸与先とも十分連携を図りながら、そして地元の、それぞれ、合同会社北翔園の設立に参加いただいた組合員の方もいらっしゃいますから、そういう方々と当然連携をともにながらやっていく形の中で、生徒、研修生の募集もあわせて行いたいと、こういう状況でございますので、その点ですね、十分これからも軌道に乗るような状況づくりの中で進めてまいりたいと、このように考えておりますので御理解を賜りたいと、このように思うところでございます。
質問 7番 横山久仁雄
いまの市長の答弁については聞いておきますが、この事業の採択をされたのは、もう採択をされてから計画段階から、そして実際に開校に至り今日に至るまで、3年間の経過があったわけですね。この間に先ほどから何回も申し上げますが、新規就農者まで、市長は視野に入れていたわけですね。そうする、新規就農者というのは農業に従事をしているということは絶対条件でありますよね。その新規就農者を育成をしていくんだと、いったときに当然農場の確保というのは実習だけではなくて、新規就農者のための農場確保というのは、必要条件だったと思うんです。このことが、3年たった今日になって、まだその協力は得られていないという、得られなかったということについては、私には、言いわけにしか聞こえません。さらに、もう一つお伺いをいたしますが、この土地の確保についてですね一定の目途が立ったんだろうというふうに思いますが、個人名までは結構ですが、あの学校の周辺にその土地を確保することができたのかどうかですね。つまり、実習にですね、多くの、実習のための、実習場に向かうための時間が、多くを費やすようであっては困るのではないかというふうに思うんです。そういった意味ではですね、そこまできちんと計画の中に、計画段階でですね、十分協議をされ、そして確保されているのか、現在めどのたった場所というのは、個人名までは結構ですけども、そういった心配はないのかお伺いをしておきたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
横山議員の再々質問にお答えをさしていただきたいと思いますけども、質問の中でですね、新規就農者という御指摘があったわけでございますけども、当然研修をやる中でですね、それぞれ、有機農法のあり方というものを今後の新規就農する、あるいは農業に従事する、している方々にですね、これからの、あるいは土壌分析を含めたですね、そういうものを知識として得るという、それが一つの就農の手段ではございませんけども、学習とする場としてですね、活用していただくことということで、私は考えていた状況でございまして、新規就農が手段ですよという形ではないということで、まず御理解を賜りたいと思います。それから、いまお話あった中でですね、土地の場所ということでございますけども、これはいま農業委員会の方にかけておりますから、それが不適地になるか、あるいは全体がどうのこうのという問題も農業委員会でまだ論議されておりませんので、今月の下旬の農業委員会ということでございますので、これをいまこの場でですね、お答えをするというのはちょっと避けさせていただきたいと、このように思うところでございます。
質問 7番 横山久仁雄
市長の答弁でありました、この法人のですね、構成員の中に地元農業者1名と、ジャパンバイオからの2名。つまりジャパンバイオ2名を除外すればですね、現地の方は一人しかいない。この方が、その土地の提供者というかですね、そういうことになるのか。私の聞く限りではですね、ほかの農業者が本当はここに入る、入るというかですね、加わってもらうはずだったんだけども、実は、しり込みをしてしまったというようなことも、ちらっと聞いてますけども、そういったことについてですね、そういう心配ないのか、今後の進める上でですね、ネックにならないのか、お伺いしておきたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
横山議員の再々質問にお答えをさしていただいてますけども、地元の、このバイオファームの関係の生産法人にですね、まだたくさんいたと、しり込みして参加しなかったんでないかと、こういう御質問だというふうに受け止めます。生産法人のですね、資格取得というのは人数が多い少ないというのは、私は余り、それで評価するという形にはならないと思います。あくまでも、生産法人になるための要件を充たしてれば、それで十分達成されるわけでございますから。ただ、いま横山議員の御指摘のとおりですね、私はさっきからお話ししているとおり、地域でですね、これを支えるためのアカデミー協議会というのができてるわけですね。この人たちの協力がですね、私はかなり現実的にですね、私のところにも来て、熱意を、熱弁をふるっていただきました。ですからその地域でですね、そういう状況づくりをしていただけるということがですね、これから西達布地域でですね、それらの指導者、リーダーがですね、そういう状況づくりをしていただくことが普及につながっていく。あるいは、実践的にも研修的にも参加がいただける状況づくりができたと、このように私は理解をいたしておりますので、これらについても一つ、いま御質問があったことも含めてですね、もう少し狭義でなく広義な中でですね、御理解をいただきたいなと。こんな感じをいたすところでございます。
質問 7番 横山久仁雄
次に2点目に入りたいと思います。今年度の長期短期の入校生の問題についてであります。先ほどの答弁でも若干名という話でしたけれども、私の聞く限りでは1名か2名というお話しか聞いておりません。そこのところをですね、はっきり答弁いただきたい。若干名っていう形で、そういうことでですね、言葉を濁すのではなくて、実際に何名というのはもう確定しているわけですから、それはきちんと公表いただきたい。それからもう一つはですね、市長答弁では、ことしも精力的に研修生の募集を行うと、土地を確保され次第、精力的に行うとこういう話でありました。土地が確保され次第ということは、先ほど言ったように、現地法人、あ、生産法人としてのですね、この認可がおりて、そして、農業委員会含めてですね、これの認可がおりて生産法人の資格を有して、そして農地を確保してと。こういうことになればですね、これからまだ相当期間が必要なんだろうと、1ヵ月や2ヵ月はかかるのかなというふうに思うんですが、そうするとですね、それから、受講生の募集を精力的に行うと。こういうことなのか。それから、同時にですね、去年も、去年度もありましたが、途中で短期受講生の募集をですね、行っていきますと、こういうことでありました。しかし、この短期受講生についても、去年も先ほど申し上げましたように惨たんたる状況の中で、必ずしもその受講料がですね、収入と計上できるようなですね、状況になっていかなかった。こういうことからいうと、市長の、先ほど力強く精力的に取り組むことになっているんだ、という話をされましたけれども、どうも、私は、それをそのまま、うのみするわけにはいかないというふうに思うんですが、市長のお考えを、改めて答弁をいただきたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
横山議員の再質問にお答えを申し上げたいと存じます。入校研修の、入校の関係でございます。昨年は、先ほどからお話ございましたとおり、実績は短期研修で21名というふうにでてまいりました。私は、この講習の状況の中でですね、受けた方のお話しも一部お聞きしておりますけども、非常に、受けた方については勉強になったという評価がでております。それが実践してこれから実施する中でですね、どういう形で成果が出てくるということは、1年後、2年後あとになるだろうと思いますけども。私は、いま御質問あったとおりですね、採算性をとれる状況にするためには、時間的にはまだかかるというふうに認識をいたしております。ですから、先ほども御答弁さしていただきましたとおりですね、東山地域にもそういう状況の中で、研修に参加できる意志、強い意志を持っている方々については、東山なり、あるいは山部なり、富良野についてもですね、これを地域に広めていく状況づくりが、なにも全国という形でなくてですね。そういう形も、そういう方向も、必要ではないかということで検討をされているようでございすので、私もそれ以上についてはですね、そのような方向の研修も必要であろうと、そういう認識をいたしております。そういう状況の中でですね、先ほど答弁さしていただきました。いま、横山議員からの御指摘もございました。これから受け取って2カ月から3カ月くらいおくれるんではないかと、こういう、それから募集しても人数は集まらんでないかと、こういうお話でございますけども、私は短期研修の中でですね、研修の中身というのは、実践を伴うもの、あるいは実践を伴わないものもございますから、一概に全部研修をあわせて実地をさせるという状況にもならないんでないかと、このように思いますので、それぞれ募集の中身については、それぞれ経過をした中での募集の状況を定めていくんでないかと。このようにも感じておりますので、いま御指摘を受けたものについて、含めてですね、これらについても、それぞれバイオの方にですね、ジャパンバイオの方に、私からもそのような状況づくりをするようなお話しも進めてまいりたいと、このように考えておりますので、ただいま答弁さしたような方向を含めて、募集になるのかなという感じがいたしておりますので、御理解を賜りたいと、このように思うところでございます。
質問 7番 横山久仁雄
いま市長が言われましたように、採算の問題についてですね、今日言って明日すぐ採算がとれるような、そういう事業っていうのは必ずしもそういうものではないということについては、私も十分認識をしております。しかし、資本投下をですね、する以上ですね、最終的にはその投下した資本に見合うだけの、資本投下に見合うだけの収益ということがですね、なければ、投下をする時点ではですね、負債を背負いながら資本投下をしなければいけない。期間が短かければ短かいほど、資本投下をした回収の期間が短ければ短いほどですね、経営としては、健全経営がなされていくとこういうことになるわけですよね。そうするとですね、採算を取れるようにしていくことが目下ですね、最大の関心事ではないのかと。つまり私が申し上げたいのは、民間事業者であるがゆえにですね、採算がいつまでもとれなければ、撤退をしてしまわないのかという心配があるんです。だとすればですね、本当にこの事業がずっと継続されていくのかどうか。そこがみんな心配をするとこなんです。ですから、そういった意味ではですね、そんなに長く待てないでしょうと。少なくとも3年間の間ですね、計画を立てから今日まで3年間の間、それぞれ市民はじっと見てきたわけであります。そうすると、本当にこの事業が継続されていくのかどうか。ひいては、地域再生計画に大きな支障が出てこないのかと。こういう心配をするわけであります。ですから、そういったですね、関連性から考えても、このことについてそれほど長い時間待ってるわけにはいかないでしょうと、地域再生計画についても、これ5年間ですから、それほど長く待っているわけにはいかないでしょう。そのことを考えたときに、担当者の方々も、本当にこれをどうしようとされているのかですね。そこのところが心配をするところであります。資本投下についてでありますけれども、当初計画でですね、1年目はこれだけの資本投下をしていきます。2年目はこれだけの資本投下をしていきますと。そして、売店からの収益がこれだけあります、いうふうに、事業量収益はこれだけありますというふうな採算の収支計画も含めてですね、だされているというふうに思っております。この計画によりますと、5年間で1億5,000万ですか。資本投下がされるというふうに計画は提出をされたというふうに思っておりますが、これについてですね、これとの乖離は一体どのようになっているのかですね。つまり、先ほど申し上げましたように、このアカデミー事業、ジャパンバイオファームのアカデミー事業についてはですね、直売の収益と授業料収益を中心にした、収益事業は、それを中心にしているものです。つまり、授業料収益がなされていない。そして資本投下をされないでですね、いま、まだ売店ももちろんできておりません。あるいは、売店に並べるための加工するべき設備もされていません。それで、一体売店からの収益というのは、2年目からはもう既にその収益を計上しているはずであります。そうすると、それらは一体どうなっていくんだろう。ですから先ほど言ったように、今日言って明日実現できるものではありませんけれども、少なくともその計画に向けてですね、着々と進んでなければいけないことではないのか。そうしないといつまでも収益は上がらないし採算は取れない。この悪循環になってるんではないのかなというふうに思うんですが、資金調達も含めたですね、実現性は可能なのかどうかということについて、お伺いをしておきたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
横山議員の再質問にお答えをさしていただきたいと存じます。収支資金、投資の問題でございますけども、昨年の10月に変更が出てまいりました。前段お話しさしていただいているよりですね、なかなか研修での収入含めたですね、中でやるということは、かなり難しいという状況でですね、変更が出てまいりました。その変更がですね、今後のバイオファームの中でですね、投資を、いまの現況ではかなり抑えた投資の状況になっていくだろうというふうに、いま判断をさしております。その要因にはやはり、今の現状で受講生の研修だけでですね、収入の主力をなすということはなかなか難しい。その中でですね、私は変更後の中身でですね、今後やはり、そういう農地を取得して、あるいは貸与する形の中でですね、生産性を高めるということが、大きな一つの意義にもなってくるだろうというふうに考えております。昨年、わずかな敷地内、あるいは、5戸の農家の方々に、試験栽培をさしていただいた状況を見ますと、かなり、作った方の、利用した方のお話を聞きますと、効果的にいま現在使っている化学肥料等と遜色はないと。むしろ製品的には良い状況もあったと。こういうお話も聞いておりますから、そういう形の中でですね、農家個々がそれぞれ選択をする。選択をした中で安全安心を、そういう状況づくりの中で、安心で安心な作物をですね、提供できる地域になるということが、これから大きな西達布地区あるいは東山全体のですね、一つの手法にもつながっていくのかなと。こういうことがですね、地域でも大きな一つの農家の、これから収入を上げていく状況の中に、影響も与えていくものになっていくのかなと。こんな感じがいたしておりますので、それらを含めてですね、変更をした中で主力的にそういう体制が整えていく中でですね、御質問の加工部門あるいは売店部門ものは、次に出てくるのかなと。こういう状況でございますので、その点も十分これから協議をしながら、進めていかなければならないのかなと、そういう感じがいたしておるところでございます。
質問 7番 横山久仁雄
それでは時間がありませんので最後にですね、再生計画との整合性についてですね、先ほど申し上げましたようにこのアカデミー事業は、再生計画の主要な根幹をなしているところだというふうに思うんです。そういった意味では再生計画は、総理府から認可されてる計画については、5年間でこの目的を達成していきたいというふうになっているわけであります。そうすると、この5年間のうち、もう既に昨年から始まってるわけですから、1年過ぎてきたわけですが、この目標達成に向けてですね、果たしてきちんと樹立をはかりながら進めていくことが可能なのかどうか。私は、再生計画そのものをですね、見直していかなければいけないのかなというふうに思いますが、市長のお考えを改めてお伺いをしたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
横山議員の再生計画との整合性についてという御質問にお答えをさしていただきたいと思います。1点目は、私は先ほど変更計画ということで、内閣府の方に協議をあげているという状況もございます。そういう中で御承認が、当然再生計画の中で、実効性ができないものについてはやはり、それを変えていかなければならないという要件がございますから、そういう状況づくりの中で、変更計画をたてていかなければならない。それから、整合性につきましてはですね、当然、いま御指摘のあったとおり、いまの現在の段階では、当初の契約についてはなかなか私も難しいと、そういう判断をいたしております。そういう状況ですから、これから変更計画の中で、それらをどう、当初の計画に準ずる形を、もちろん検討していかなければなりませんけども、少なからずですね、そういう状況からできない場合については、もう少し、スパン的な状況を含めてですね、考えて、せっかく地域再生計画というものを議会で御承認をいただいた形の中で進めているわけですから、私は、そういう意向も十分踏まえながらですね、できるだけ早い時期にそういう体制づくりができるように、努力をしてまいりたいと、このように考えているところでございます。