みんなの議会

富良野市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月16日

オーガニックアカデミーについて

2008年6月16日、富良野市議会の一般質問で、横山久仁雄議員が「オーガニックアカデミーについて」質問し、市長 能登芳昭が答弁しました。

質問者
横山久仁雄 議員
答弁者
市長 能登芳昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 横山久仁雄

-登壇-今日、我が国は、食料をめぐって、大きく揺れ動いていることは、御承知のとおりであります。地球温暖化が深刻になり、これまで食糧としてきた農産物がバイオ燃料の原料に回されたり、一方では、干ばつによる不作によって、世界規模での食料の不足と値上がり、あるいは、輸入食品の農薬による食中毒の多発、牛肉のBSE問題など、安心、食の安心安全が脅かされて、脅かされている事件が相次いでいるのであります。人が生きていくこと、生きていくために欠くことのできないものは、衣食住と言われますが、多くの国民は、安心して安全な食を必要な量だけ確保することは困難になっている現状にあります。国民にとっては日常の問題であります。その原因の多くは、政府はこれまで進めてきた農業政策にあると思うのであります。我が国の食料自給率は40%を割り込み、39%まで落ち込んでいるのであります。自給率を高める政策がいま何よりも、急がなければならないと思うのであります。自動車や電化製品が雪崩を打って輸出される一方で、食料は国外からの農産物の輸入にたより、農業を疲弊をさせてきた当然の結果であります。その結果、農業者は生産意欲を失い、あるいは大規模農業者、大規模農業に追われ、次々と農村から去っていったのであります。自給率の低下は、そうした意味では当然の帰結であります。私たちの祖先が額に汗しながら、営々として開墾をしてきた農地から、最初に、若者が去り、次いで機械力の乏しい小規模農業者が去り、今や地方の農村部は、限界集落という言葉さえ生まれているのであります。耕作放棄地がふえ、里山は荒れ、地方の農村部の深刻な姿が浮き彫りになっているのであります。これまで本市は、農業と観光を基幹産業と位置づけたまちづくりを進めてまいりましたが、今後も、そうしたまちづくりは変わることはないと思うところであります。このように考えるとき、本市の農業を今後どのように守り育てるのかは、単に農業者のための政策にとどまらず、まちづくり政策の重要課題であります。本市の農産物に、どのような付加価値をつけるのか、何が付加価値となりうるのか、農産物の加工による、まちおこしができないのかなど、真剣に、取り組まなければならないと思うのであります。農産物に対する消費者のニーズは多様化していってると言われますが、一方の生産者の側に、そうした消費者にこたえる多様な生産物はまだ、用意されていないのではないかと思うのであります。その意味では、有機栽培による農産物は、有機であるということが付加価値となり得るのではないかと思うのであります。もちろん、これまでの農業生産の方法を否定するものではなく、在来の農法、あるいは有機の農法、減農薬の農法、無農薬の農法など、多様な農業を育て、生産方法の選択肢をふやすことが、富良野の農業は、これまで以上に足、足腰の強いものとしていくための手段として位置づけるべきだと思うのであります。美しい自然に囲まれた北の国富良野のイメージを、富35良野ブランドとして積極的に活用し、富良野農産物の付加価値を高めるべきであると思うのであります。そこで私は、さきに通告をいたしました地域再生計画に基づくオーガニックアカデミーの事業について質問してまいります。さて市長は、今年度の市政執行方針の基本的な考え方の6点目として、平成20年4月に開校が予定されていたジャパンバイオファームによるオーガニックアカデミーの事業について、市、地域、業者が連携することで、地域の活性化と地域振興に努めてまいりますとしています。そこには、オーガニックアカデミーの事業によって地域振興が図られ、本市の経済を活性化させることができ、そのことを通じて市長が思い描く農村観光都市形成実現にも大きく寄与する事業と位置づけてこられました。その意味では市長にとって、本事業は、富良野市のまちづくり、ひいては本市の将来を大きく左右する事業と位置づけられた事業であります。そして、ことしは同事業の成功のかぎを握る開校初年度でありました。しかし、私が知る限りでは、現在の進行状況は、必ずしも予定どおりに進行していないのではないかと思うのであります。そこで、改めてこの事業を取り組んだ経過と目的に照らし、今日どのようになっているのか、今後どのように進めようとされるのかお伺いをしてまいります。そもそも本事業は、平成19年3月の樹海東小学校と樹海西小学校の統合によって廃校となった樹海東小学校の跡地利用計画として、利活用する団体の一般公募を行い、応募された団体の中から、市長が最も適当と認める団体としてジャパンバイオファームを採択した事業であります。その際、ジャパンバイオファームは跡地利用計画のプレゼンテーションの中で、廃校となった学校施設をオーガニックアカデミー、いわゆる有機農業学校施設として活用し、本市の産業振興、地域振興、雇用の場の確保などに貢献するとしていることは、承知をしているところであります。私は選定した本市としては、そうした位置づけだけでは不十分であり、オーガニックアカデミーを活用して本市の産業クラスター形成の起爆剤と位置づけた行政の展開を図り、本市のまちづくりに積極的に活用すべきであることを、あると考えているところであります。そこでお伺いいたしますが、ジャパンバイオファームが開設するオーガニックアカデミー事業、事業計画が、本市のまちづくりにどのように活用できると評価し、地域や産業の振興に寄与する事業計画であるという評価をされて業者決定がなされたのか、審査の議論も、経過も含めてお伺いをいたします。次に、業者選定後、ジャパンバイオファームは、校舎の教室の一部の間仕切りを取り壊すなどアカデミー事業の使用目的に合わせて改修工事をされたと思いますが、改修の目的はどのようなことであったのか、お伺いをいたします。次に、入校式がこの4月に挙行され、2カ月が経過をいたしました。現在、改修の目的に沿った施設の利用がなされているのかどうか、お伺いをいたします。次に、市長は行政執行方針の中で、オーガニックアカデミー事業に、富良野農業の振興…、観光…、富良野農業の振興、観光の振興、地域の振興、経済の活性化など、期待を含めて多くの行政効果を求めております。私も、ジャパンバイオファームのプレゼンテーションを見る限りでは、オーガニックアカデミー事業計画には、有機農業の手法のみならず、生産された農産物や畜産物の加工、流通、さらには観光農園、修学旅行生の受け入れまで言及をされており、本市の産業クラスター実現の起爆剤になり得る事業ではないかと期待をしてまいりました。市長は、経過のそれぞれが、どのようにかかわって行政効果があらわれていくと考えているのか、あるいは行政効果を期待をしているのか、具体的に市長の考えを御説明いただきたいと思います。また、これまでの一年間、教育委員会所管で事業計画の管理がされてきました。しかし、オーガニックアカデミーの事業計画は、有機農法の教育、実習だけでなく、さきに述べてきましたように、本市の経済の活性化を初め、農業や観光、地域振興のほか、加工、流通まで多岐に及んでいることを考えるならば、農政、商工観光行政、地域振興の比較など、その行政目的の実現と、行政効果を高めるためには、多岐にわたる行政対応が必要であります。事業計画の管理は、これまでどおりの教育委員会所管とするだけでは不十分であり、私はむしろ、市長部局を初めとして、全庁挙げて事業管理、事業執行とすることが必要と考えます。市長の考え方をお伺いをいたします。次に、オーガニックアカデミーの受講生の確保についてお伺いをいたします。ジャパンバイオファームのプレゼンテーションにおける事業計画では、受講生は、初年度20名程度を見込んでいたようでありますが、4月の開校式では、わずかに2名と聞いております。期待する行政効果を考えるとき、計画と実際の受講生確保に、なぜこれほどの乖離が生じたのか、理解に苦しむところであります。これでは、行政目的が達成されないのではないかと危惧するものであります。受講生が、当初の計画どおりに確保できなかった要因36はどこにあると考えているのか、お伺いをいたします。また、今後の運営に支障が出るのではないか、行政目的が達成できるのかなど、期待する行政効果が、得られるのか危惧されているところであります。また、事業計画も未だ作成されていないと聞き及んでいるところであります。アカデミーということからすれば、単なる実習場ではなく、教育研究の要素が多く求められることは当然であります。カリキュラムに沿った系統だった授業でなければならないと思うのであります。運営内容の把握が、不十分ではないのかと思われるところであります。そこでお伺いいたしますが、この2カ月間、どのような事業が何回行われているのか、カリキュラムは作成されているのか、今後、受講生確保は、確保対策はどのようにされるのか、教える側の体制はどのようになるのかお伺いいたします。次に、地域再生計画との整合性についてお伺いをいたします。地域再生法に基づく樹海東小学校の跡地利用計画は、内閣府の認可を受けた事業であります。廃校となった樹海小学校の学校土地を、民間が…、活用することによって…、民間が活用し、地域の再生を図ることを目的としたものであります。とりわけ西達布、東山地区の地域再生に役立てようと策定された…、策定され、認可をされたものであります。同計画は、ジャパンバイオファームのオーガニックアカデミー構想というプレゼンテーションに基づき作成されたものであり、地域再生に廃校跡地を活用することによって、それまでの学校改修などの補助金の返還が免除されるのであります。再生計画は、受講生の人数、施設の改修計画、資金計画など、実施を予定している内容などが具体的に記載をされています。いま、それらの計画が予定どおりに進行していかないのではないかと、危惧しているものでありますが、再生計画とアカデミー構想の進捗状況との乖離が、大き過ぎやしないのか、そうした中で、返還免除のことはどのようになるのか心配をされるところであります。ちなみに、返還免除された額については、4,700万と聞いております。再生計画とアカデミー構想の進行との整合性に、大きな乖離が生じた場合、その返還をしなければならないという、このことに心配はないのかお伺いをして、私の一回目の質問を終わります。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-横山議員の御質問にお答えをいたします。1件目、オーガニックアカデミーについての1点目、選定経過と進捗状況についてお答えをいたします。学校統合により閉校する樹海東小学校の利活用につきまして、地域協議を重ね、庁内に樹海東小学校跡地利活用推進本部会議を設置いたしまして、東山地区から要望がありました、地域経済の活性化、雇用の確保、教育文化の振興を重点に、利活用の募集要項を定め、広く公募をいたしました。その結果2社から応募があり、株式会社ジャパンバイオファームのオーガニックアカデミー構想に決定をいたしたところでございます。選定理由につきましては、地域経済の活性化、雇用の確保、さらには基幹産業の農業の振興などの面から選定をされたところでございます。オーガニックアカデミーは、農業の基本となる土づくりを初め、土壌分析、施肥設計、栽培技術などを学習する施設であり、人材の育成と農業技術の普及により、安全安心で、高品質が農産物を生産きょう…、供給する環境づくりの場となるものと考えております。次に、事業計画に沿った施設の改修についてでございますが、校舎では、職員室を事務室に、教室を研修室や実習室などに改修しており、校舎以外では、郷土資料室の資料整理と展示改善を行っております。旧体育館を倉庫などに利用しているところでございます。また、旧教員住宅は社員住宅として使用をしているところでございます。初年度でもあり、運営費を最小限にとどめることから、大幅な施設の改修は行わず、既存施設を使用しているところでございます。次に、開校後の現状についてでございますけども、4月6日に開校し、北海道大学を卒業した2名が入校をいたしました。研修生は実習農家に寄宿して研修しており、校舎内で定期的に農作物栽培の基礎学習、土壌診断、施肥設計などの講義を受講いたしているところでございます。また、社員2名が常駐をしております。また、地域にあっては本年2月18日、オーガニックアカデミーを支援する、支援、協力する組織といたしまして、ふらのオーガニックアカデミー協議会が発足し、事業に取り組んでいる状況でございます。2点目の行政効果についてでございますが、地域再生計画で認定いたしましたオーガニックアカデミー構想につきましては、有機農業の知識及び技術向上と、普及に向けた技術指導者の育成、新規就農者の育成と支援などを目的としているところから、地域や関係機関、団体の理解と支援を得ながら、地域農業の振興及び新規就農者の育成が図られるよう、実績を積み重ねていくことが重要であると考えているところでございます。37また現在西達布地区には、株式会社ジャパンバイオファームの社員が常駐し、地域農業者の協力をいただきながら、土壌分析や施肥設計を通して有機肥料に取り組んでおりますので、定住化による地域振興が図られるとともに、体験観光の基礎づくりにも寄与するものと考えておるところでございます。しかし、これらの取り組みはスタートしたばかりでございますので、長い目で見守り、育てていくことが必要であると認識をしているところでございます。また、市の体制といたしましては、東山地域の振興や、事業の円滑な推進を図るため、旧樹海東小学校跡地利活用庁内連絡会議を設置しておりますので、地域再生計画の進行管理及び施設利用につきましては、教育委員会、農業観光関係につきましては経済部、地域振興については東山支所と、役割を明確にして全庁的に対応をしているところでございます。3点目の受講生の確保についてでございますが、受講生が計画により少ないという状況につきましては、開校に向けたカリキュラムの整備や講師体制、及び長期研修生の宿泊施設の確保について、一部に準備の不足や取り組みのおくれがあったことにより、広く、受講生の募集ができなかったことが要因であると、お聞きをいたしております。また、アカデミー運営に支障が出ないか、行政効果が得られるのかということにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、これらの取り組みはスタートしたばかりでありますので、長い目で見守り、育てていくことが必要であると考えているところであります。次に、運営内容の把握につきましては、土壌分析、施肥設計、微生物培養などの有機…、有機栽培の基礎、苗土や堆肥などの土づくり、パソコンを利用した農業簿記や農業経営などのカリキュラム利用…、カリキュラムが用意されているところでございます。今後の受講生確保につきましては、本年度は今後、短期研修コースへの受講生募集をすることになっております。また、来年度に向けては、研修カリキュラムと講師体制の整備、充実及び宿泊施設の確保を図りながら、ホームページを公開するとともに、農業を通じてのPR活動や、農業情報誌などへの発信を積極的に行い、受講者の…、受講生の確保してことになっているところでございます。4点目の地域再生計画との整合性についてでございますが、本計画は地域再生法に基づいて、廃校となった学校施設を民間事業者が活用できる手法として、オーガニックアカデミー構想の事業内容が食農体験施設として認定を受けたものであります。安全、安心な農産物の安定生産と技術の育成などを目的として…、した事業で、地域の経済活性化と、雇用創出を図ることを目的とした5年計画でございます。これまでも、地域には3回にわたりオーガニックアカデミーの事業内容の説明会を開催し、地域の方々に理解をいただくとともに、さらに4月から、株式会社ジャパンバイオファームの社員が家族とともに定住し、西達布市街町内会に加入し、地域と一体となって推進を図っているところでございます。本年度は、オーガニックアカデミーの初年度であり、地域に理解され、協力いただけることを第一に考えながら、農業を中心とした教育とその実践の拠点として、地域にしっかり根づくことに重点を置いて取り組んでまいります。以上です。

質問 7番 横山久仁雄

先ほどの市長の御答弁の中で、まず選定経過の関係について、お伺いをしたいと思います。選定経過については2社の応募があって、オーガニック…、バイオファームに決めたと、こういうことであります。そこに農業ということでですね、農業振興に役に立つということの一言で終わっている訳ですが、それらについてですね、先ほど私が申し上げました、そのオーガニックアカデミーの充実を図る中で、富良野の産業全体の育成という、あるいは創造というところにつながっていく…、つなげていくことはできないのかと、そういう意味での産業クラスターというのが数年前にですね、当時の市長がですね、異業種間交流だとか、あるいは研究だとか進めてきた経緯があります。現在はどのようになっているのかですね、非常に不安、不安というか心配をしているところです。そういった意味では、このことが、このアカデミー構想が、そういう農業生産物を媒介にしてというか、中心にしてですね、そして産業クラスターの起爆剤になり得るのではないのかというふうに思っているわけであります。そのためにバイオファームを誘致をし、アカデミー構想に基づいた地域再生ということが計画をされたのではないのかなというふうに思いますし、そうあってほしいという考え方もあります。そこら辺についてですね、市長の考え方をお伺いをしたいというふうに思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

横山議員の御質問にお答えを申し上げたいと思います。ただいまオーガニックアカデミーに関する御質問の中で、私は、東山の現況を考えてみるときに、このオーガ38ニックアカデミーを選定した大きな要因といたしましては、東山地区全体が一つの農業地帯である。現在、約1,200くらいの人口を有しておりますけども、合併した当時から見れば6,000人いたわけですから、4,800人ぐらい減少していると、こういう現況でございます。今後、東山地域をどう住んで、生活をできるような体制づくりを考えるかということになれば、やはりあそこは、農業を主体としたものにしていく必要性があると、こういうような基本的な考え方を持っているわけでございますので、こういう観点から、一つには農業の研修場の…、研修する場として、そして、指導者の育成ができる場にしていく必要性があるだろうと、それによって、地域に与える有機栽培の中でですね、非常にこれからの安全安心という農業作物の関係を考えますと、やはり、法律も昨年できたと、こういう現況の中で、少なくともやはり、それらの状況づくりをする中で、行政としてもかかわりを持っていく必要性があるだろうと、こういう観点もございまして、将来の状況を考えると、東山地域においては、これらの総合的な農業行政における一つの手段として活用できる状況にあると、このように判断をさせていただいたとこでございます。さらにまた、雇用の関係でございますけども、現在、2名の社員が常駐しておりますけども、これからそれぞれ受講者の確保をしていくことによって、それらの人たちが研修を終えた後に、現在の場所に残る、あるいは、新規就農を目指す人も出てくる可能性もあるというような状況もございますので、それらを含めますと、やはり、定住性のできる可能性もあるのかなと、そういうことも念頭に置きながら、雇用の確保の状況づくりをしていく。そういうものの場として、これらを活用できるのではないだろうかと、このように考えたところでございますし、さらに地域社会においては、そういう計画をして、これからやっていく上においては、西達布、あるいは東山全地域に与える影響というものは、かなり強いものがものが出てくるんだと、そういうことが有機農法の形の中で、年数はかかりますけども、という実績を積み重ねることによって、理解をしていただく、地域がそういう状況づくりをしていただく。こういうことが、このオーガニックアカデミーを選定をした大きな理由の視点ということで御理解をいただきたいと、このように考えているところでございます。

質問 7番 横山久仁雄

私はですね、先ほど申し上げましたように産業クラスターという考え方に立つとですね、これが加工まで手がける。あるいは、それらの販売方法、既存の農産物と有機農産物というかですね、オーガニックアカデミーが提唱する農産物とのこの差別化、あるいは区別をした、区分をした販売方法だとかですね、あるいは、それらを使っての加工食品。こういったものがですね、一方でまた、つくることができないのか。そうすることによって、それの販売ルート、システムをつくっていく、そこにまた一つの雇用が生まれですね、あるいは農産物の有機農産物の付加価値がついていく、こういうことによってですね、クラスターのブドウの房が拡がっていくと、そこにまた新たな産業が生まれてくるというですね、そういった構想をですね、お持ちでないのかと、そういったことが、このジャパンバイオファームを誘致をしたとき…、誘致というかですね、ここに決定したときのコンセプトではなかったんだろうかと。そうやって考えたときに、まちづくりの根底の部分で一つの考え方ができるのではないか。それをしていくとすれば、全庁を挙げてというのは、ただ連携をとってということではなくて、本当にそれを育てていくというですね、確たる確信をもって自信を持ってそれを育てることを職員が一丸となってやっていくような、そういう支援の仕方っていうかですね、そういうことを考えるべきではないのかと。単にこれは農業者のある東山や西達布だけの問題ではなくて、富良野全体のまちづくりの一つのコアとして、使えるというか、積極的に活用すべきだというふうに私は思うんであります。そういった意味でですね、市長の考え方の、おおよその考え方はわかりますけども、そういった決意はできないのか、お伺いをしたいと思います。それと、この学校跡地の基本方針がですね、あったと思いますが、その方針に基づいて、これを選定されたというふうに思いますが、改めてですね、その基本方針について、お伺いをしておきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

横山議員の再質問にお答えをいたしたいと思います。まず、基本方針を何だったのかと、こういうことでございますので、お答えをまずさしていただきたいと思います。一つは、富良野市の産業振興に資する利活用であると。二つ目には、地域の雇用を生む利活用計画である。三つ目に地域社会に貢献する利活用計画であること。四つ目に住民サービスと福祉向上に資する利活用計画であることが、四つの基本計画の中身で、方針でございます。また、横山議員御指摘ございました、市として、全市的な取り組み的なものの決意はないのかと、こういう御39質問だと思いますけども、現在、農業のあり方というのは、かなり変革はしてまいりました。本市においても大変農業の実態というものが、変わってまいりました。水田から大きく転換して蔬菜に代わりました。こういう時代の流れと、それぞれ農業所得、あるいは国の施策を総合的に判断し、実施している状況を考えますと、本市の場合、いまやはり国内においても国外においても、安全安心というものが十分消費者の中で、浸透はされているような状況でございますので、私もこの有機農法の状況が、実態がさらに、実績を積む状況がなければ、説明ができないということもございますが、こういうこと含めながらですね、地域で、理解をしていただくようなものはまず、私は、先決の問題であると考えておりますので、東山からスタートする。そういう場の機会を作って、それが実績を積むことによって、富良野の農業に影響を与えるような状況がこれから私は大いに期待をしている。こういう前提で、この振興を図っていきたいと、このように考えているところでございます。

質問 7番 横山久仁雄

いま、市長が言われました、最後に言われました地域の理解というところ何ですが、別に言葉尻を捉えて、どうのこうのと言うつもりはありませんが、そこに一番やっぱり僕は心配している問題が、あるのではないかというふうに思うんです。先ほど言いましたように、東山や西達布地区だけの問題ではなくてね、あるいは、農業者だけの問題ではなくて、富良野のまちづくりということの一つのコアだということをですね、考えたときに、地域の人たちの理解というよりも、むしろ行政の側が、こういうふうに活用することによって、あるいはこのことを充実させることによって、こういうふうにまちづくりができるんですと、いうものの、単なる農業者の所得をどう保障するかとかですね、そういうことだけではない、他の別な産業も起きてくる。観光にしてもですね、ここのアカデミー事業の中には、観光農園であるとか、あるいは加工のところまで言及している訳ですから、そうすると、加工の業者が育っていく、あるいは観光の施設の活用がもっと進んでいく。そういった、そして一方では、富良野の自然景観というのが、観光者に受け入れられていく、そこで作られた農産物ということはですね、大きな付加価値を生むのではないのか、そのためには、そのことを通じて、富良野のまちづくりをしっかりしたものにしていくということが必要なんではないのかと。ですから、単なると農産物の収穫を上げるとか、そのことだけではないということをですね、まず、私たち自身がしっかり捉える必要があるのではないのかと、そうして地域の皆さんが、それに一緒になって、参加をしていくということにつながるのではないかと、そのための私たちの側に、そういったですね、理解をきちんとできるように、していくべきではないのかと。私は先ほど、前段でも言いましたけれども、在来農法が、どうのこうのということではないですね。選択肢をふやすことによって、足腰の強い農業をつくろうと、そのことが富良野市のこれからのまちづくりにぜひ必要なことではないのかと、そして、農業のまちと言っているわけですから、農業と観光のまちと言っているわけですから、農業と観光をどう、有機的につなぐのか、そのための一つのコアとしてですね、それを活用して行くということが、本当に市民に理解をされないと、農業方法だけが理解をされても、私は、だめなんだろうと、この事業については、成功しない。行政目的が達成できないのではないかというふうに思いますが、いかがですか。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

横山議員の再質問にお答えをさせていただきます。私は今、横山議員が述べられた基本的にはですね、当然そういう方向に進めていかなければならないという考え方は同感であります。その中で、現実的に見た場合ですね、どの程度どういう方向づけができるかと、ということが、一つの行政としても、課題にとらえているところでございます。この問題につきましては、それぞれ取捨選択といいますか、農業の方法については、農業者が、それぞれ選択をして実施すると、こういう状況になっておりますから、それらの、選択をする過程の普及をどうこれから、やるべきかということは、行政の大きな取り組みの一つになっていくと、私はそのように考えているところでございます。ですから、いまお話のありました将来の農業ばかりでなく、農業における付加価値をどう高めることによって、農業とさらに観光が融合する、そういうまちづくり都市づくりを将来はやはり、つくっていくということについては、横山議員の御指摘のとおりでございますので、私も考え方としては、そういう基本的なものを持っておりますけれども、その過程の中で、ただいま御説明したことを踏まえながら、やっていかなければならないのではないかとこのように考えているところでございます。

質問 7番 横山久仁雄

それから次に改修の問題について、質問をしてまいります。40改修の関係につきましては、現在まだ十分に進んでいないということであります。計画ではですね、プレゼンテーションをされたときの当初の計画では、19年度で2,000万の初期投資を予定をしておりました。その中には、研修者の宿泊施設、あるいは入浴施設、厨房等の整備と、こういうことが載っております。これは19年度です。20年度には、そうした設備を使っての受講生の確保ということになってたと思うんです。5年間の間に1億8,000万でしたっけ、初期投資を見込んでいたようでありますが、そういったですね施設の整備というのは、過日、私も現地に行って見てきましたけれども、わずかに今まで二つに分かれていた教室を、壁を、一部壁を取り払って一つの教室というかですね、一つのフロアにしたという工事がなされておりますけれども、宿泊とか、そういった研修生を確保しても、宿泊する場所も実は作られていないという実態にあるわけです。今後ですね、ことしの9月からは、計画によると、加工までしていくんだということでありますから、そうすると9月からスタート、もし加工についてもスタートするとすれば、加工するための施設の整備、あるいは改修、そういったものが必要になってくるのかなというふうに思います。また、観光農園だとか修学旅行生の受け入れだとかということになるとですね、もっとこの後ですね、今すぐするのかどうか別にしても、この後、まだ改修等の費用もかかってくるのだろうというふうに思います。ただこれらについては、市が支援をするというようなものではありませんので、当然、これはプレゼンテーションをした業者が、やらなければいけないことにありますけれども、その辺についてはどのようにお聞きになっているのかですね、修学旅行生の、これからされるであろう観光農園だとか、あるいは修学旅行生等の受け入れに伴う改修というのは、考えなくていいのかですね、その辺のところについても、お伺いをしておきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

横山議員の再質問にお答えをいたします。地域再生計画の中で、四つの基本的なもので、裁定認定を行ったところであります。現状におきましては、過日、社長とお会いをいたしまして、今後の動向等をお聞きをいたしたところでございます。来年度からの事業計画、あるいは資本的なものを含めて、10月ぐらいまでに御提案をさしていただくというようなお話がございました。現在、そういう研修生の受け入れの場所がないということでございますので、これは、かん…、緊急的な状況づくりとして、お話をさしていただいた中には公的な施設の利用も可能でございますので、そういうものも含めた中で、今後、調整をして、そして、受講生の受け入れ的なものも考えていく必要性があると、このように今、考えているところでございます。

質問 7番 横山久仁雄

そういった意味ではですね、この、先ほど市長が長い目で見てという話でありましたけれども、これらの事業振興というかですね、そういった意味では、そう長く見ているわけにはいかないと、受講生を決めたけれども、その人の住む場所がないということであってはですね、今、2人ということでありますけれども、この2人については、先ほど市長の答弁では、他の農業者のところから通っている。農業者のところに、農業者のところにいるんだということでしたね。ですからそういった意味では、現在はいいのかもしれませんが、例えば来年20名…、予定どおりですね20名の受講生を確保した場合に、この人たちの住むところ、しかもこの時点…、計画では全国各地から集めると。こういうお話でした。そうすると当然、通学をする…。通学というかですね、受講をするために居住する場所が必要になってくる。ひいてはそのことが地域振興に役に立つんだと、こういう話から言えば、この宿泊棟の整備というのは、そう長く待ってはいられないんだろうと思うんであります。そういった意味でも、しっかりそこのところのチェックをしていただきたいと、先ほど申し上げました、観光農園だとか、修学旅行の関係のですね、この改修というのは、今後その辺についてはですね不要なのかどうか、改めて、ちょっと聞き漏らしたかもしれません。改めて御答弁いただきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

横山議員の御質問にお答えをいたします。先ほどお答えさしていただきましたのは、ことしの10月か11月にですね…、までに来年度以降の事業計画、あるいは資金的なものも含めてですね、協議をしていただくようになっているところでございます。先ほどお話ありましたとおり、受講の中身については長期であるのか短期でやるのか、あるいは、その受講の内容については変更があるかもしれないと、こういうお話でございます。ですから、今後短期的なものを重点にやる。そこで、41その短期的なものから長期的なものに変えていくと、このようなお話もお聞きしておりますので、そういう状況を見きわめながら、市もですね、状況づくりの中で判断をしていかなければならないと、このように考えているところでございます。

質問 7番 横山久仁雄

次に、受講生の確保というところで質問をしてまいりたいと思います。受講生を確保するに当たってですね、さまざまな要素が、その受験の動機というかですね、受講する動機になるんだろうと、受講者にはですね、そういうことになるんだろうというふうに思うんです。そのときに、例えば住むべき施設の問題であるとか、あるいは、事業計画の中身の問題であるとか、そういったものが出てくるんでだろうというふうに思うんです。そういったことをいろいろ推し量りながら、応募する方は、受講の応募になるんだろうというふうに思うんです。そうしたときに、今ことしの場合に限って言えば、住むべき施設であるとか、あるいはカリキュラムがなかったとか、あるいはその事業計画が不透明だった。こういったことが、そのPR不足にとどまらず、そういったことが十分に、なされてこなかったことが大きな原因ではないのかなというふうに思っているところであります。そうしたときに、いまこれからですね、再募集というようなことが起きるのかどうかですね、先ほど市長が言われた短期の受講生っていうかですね、それはですね、計画の中でも30名とか、50名とかってなってますが、これらだって、そういう意味では本当に確保できるのかという、非常に心配をするところであります。今後どのように確保するための、手立てを、対策を立てられるのかですね、その辺のところを単なる業者にだけ任せておいていいのかなっていう心配をするわけですが、それとあわせてですね、今度、授業を教える側の、教授をする側の確保はどのようになっていくのか、その辺のところもあわせてお伺いしておきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

横山議員の再質問にお答えをさしていただきます。今後の研修の中身については、先ほども御答弁させていただきましたけども、短期的なコースをやるということで確認をされております。短期的なものについては6日間、新規就農の短期コースとしては6日間。また農業者とか、あるいはその他のもので、2日間コースを予定しているというものを、これから7月に向けて実施していきたいとこのような意向が示されたわけでございます。また、そういう状況の中でですね、受講生の宿泊の関係ということでございますから、今御指摘のございました早急に云々ということであれば、現在、産業…、産業研修センターですか、山部のところにある、40人の、あの活用ですね考えてみてはというような話も、今出てきているところでございまして、そういう状況づくりをしながら基盤をつくっていくという形に私はなろうかなと、こういう感じでございます。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

基本的にジャパンバイオの小祝社長さんが、有機農法の関係全般にわたって実施する、講義を実施するいうことでございますけども、初期の、新規あるいは農業に取り組んでいきたいという新しい若者が出てきた場合の対応だとか、そういうことを考えますと、本市に農業指導士というのが…、7名の方が農業指導士という資格を持って現在おります。そういう方々の御協力を得る、あるいは、道の、現在、富良野にあります出先の機関ともですね、そういう方たちと連携をとれるような状況の中でですね、一部講師の確保については考えていきたい。こういうようなお話もございましたので、それらについては、市としても御協力をしていかなければならないのかなと、そういう感じがいたしてるところでございます。

質問 7番 横山久仁雄

これ…、簡単に言いますと、有機農法っていうことから言えばですね、在来の農業の人がたくさんおりますけれども、有機農法という分野で、農業を営んできた、あるいはそのことをしっかり熟知している人でなければ、なかなか、ただ、種を蒔いて刈り取ればいいという問題ではないんでね、非常に難しい問題ではないのかなと、それが果たして、指導を、受講生を指導していくということが可能なのかどうかという、非常に疑問に思います。ただ先ほど言われたのは、これは事業主はジャパンバイオファームですから、ですから、ジャパンバイオファームがどのようにするのかというのは、小祝社長さんの構想の中で、出てくるのでしょうけれども、しかし、それらに対しても改めて、行政としてしっかりチェックをしていただきたい。そして、それらもあわせてですね、本当にこのオーガニックアカデミーが看板だけで倒れることのないような、看板倒れすることのないような、実は看板はオーガニックだけども、実際にやっているのは在来農法で、同じようなですね、在来農法でやっている42んだみたいな、あるいはそのことをちょっと形を変えただけだみたいな話になっちゃうとね、先ほど言った、その有機農法としての、有機農法の農産物という付加価値がはげてしまうということからすれば、本当にあのスタートをしっかりやっていただきたい。そして富良野の農産物が、こういう安心、安全農産物だという一方で、一つのブランド化ができるのではないかというふうに思います。そういった意味でもそこのチェック体制はしっかりとやっていただきたいというふうに思います。それから、もう一つは、先ほど、市長答弁の中にもありました新規就農者という言葉が2、3度ありましたけれども、今、学校法人では農地を持つということはできないと思いますが、これはもう前の臨時議会の…、昨年の臨時議会の中でもいろいろ議論になったところであります。そういった意味ではその農地を、実習する農地をどうするのか、その辺のところについては、どういう検討の結果、どういうふうになってきたのか、その辺のところも合わせてお聞きをしておきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

横山議員の再質問にお答えをさしていただきたいと思います。1点目の、私は先ほど答弁した農業士を活用することをお話しましたけども、全部それが、講師となってやるということではございませんので、その得意、得意の有機農法外でですね、当然農業に従事する全般的なものともありますから、そういう場合の活用として、農業士の活用も必要ではないかと、こういうことで選択の使用…、選択の方法がですね、幅広くやるために、先ほど御答弁をさせていただいたいうことで理解を賜りたいと思います。私は今、横山議員が…、あの話ございました、土地を、どうこれから実習地を獲得していくかということで、お話をさしていただきました。農業生産法人を現地でつくって、そして、それで取得をするというような方向が、この間、小祝社長の方からお話がございましたので、そういう方向で進めていく状況になるだろうと、このように考えているところでございます。

質問 7番 横山久仁雄

時間がないですので、最後の質問にさせていただきたいと思います。再生計画との整合性の問題でありますけれども、これは、先ほど冒頭の質問でいたしましたが、この進捗状況の中ではですね非常に心配される。本当にこのことがですね、地域再生計画の中の…、計画としてですね、進行していくのかと、そのときに、これだけ大きな乖離が続いた場合ですね、この再生計画によって、免除になっていた…。なっていたというか、なっているですね、学校補助の、この返還という問題が生じてこないのか、非常に心配をするところでありますが、その辺のことについて、お伺いをしておきたいと思います。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

横山議員の御質問にお答えを申し上げます。整合性と…、非常に御心配をしていただいて、私もそういう状況は、絶対必要だと、そういうふうに考えております。そこで、地域再生計画に合うかあわないか、あるいは、再構築をする。先ほど私は、10月から11月ぐらいまでに来年度以降の計画を出してもらうと、こういうお話を御答弁させていただいた経緯がございますので、そういう状況を踏まえて、これからバイオ…、ジャパンバイオファームの関係につきましては、それぞれ協議をしていかなければならないとこのようにも考えているところでございます。また、御心配をしていただいております、学校の返還金の問題ということで、先ほど一般質問の中でお話ありましたけども、国の方もですね、再生計画の中では、規制緩和がだいぶなってきておりますので、時限の中ででなく、延長した中でも、かなり対象を外されないという状況もあるようでございますので、そういう中身でスパンの期限という形の中で、広めた形の中で、考えていく必要があるのかなとこういうことで考えているところでございます。

出典:富良野市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月16日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる