深川市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日
日本共産党は約1年かけて、子供、保護者、教員、フリースクール関係者、研究者から聞き取りを行い、今年5月24日に不登校について
2025年6月17日、深川市議会の一般質問で、松原やす子議員が「日本共産党は約1年かけて、子供、保護者、教員、フリースクール関係者、研究者から聞き取りを行い、今年5月24日に不登校について」質問し、教育部長 伊藤正志が答弁しました。
- 質問者
- 松原やす子 議員
- 答弁者
- 教育部長 伊藤正志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 松原やす子
3点目の質問に入ります。不登校についてであります。全国での不登校の児童生徒はこの10年で3倍に急増し、35万人近くになっています。北海道では、2023年度の不登校児童数は1万4,361人と10年で3.5倍に増加していると言われております。日本共産党は約1年かけて、子供、保護者、教員、フリースクール関係者、研究者から聞き取りを行い、今年5月24日に不登校についての提言を発表しています。「子どもの権利を尊重し、子どもも親も安心できる支援を」「過度の競争と管理をやめ、子どもを人間として大切にする学校を」、この提言は行き渋りや不登校で悩んでいる子供や保護者への温かい支援策、子供が通いたくなるような学校の改革の二つの柱で整理しております。この中で、子供たちは学校や社会の中で傷ついており、休むことが絶対に必要と指摘。子供たちが安心して休息するには、保護者への支援を手厚くする必要があると強調し、そして子供の居場所、学びの場の条件整備が欠かせないと強調しております。私は、この子供の居場所について、5月21日付の北海道新聞の道で「不登校の子供、アバターに仮想空間、君の学びや」を読みましたが、北海道教育委員会が6月から不登校の児童生徒を対象に仮想空間、メタバースを使った支援を始める。今年は12市町村が参加し、児童生徒約40人の利用を見込んでいるとありました。教員経験のある知人に話しますと、「子供の居場所は多いほうがいいと思う。ただ、仮想空間に依存してしまうリスクはあると思うが」と言われました。北海道新報道では、メタバースを導入している場所として、京都府や高知県を紹介しておりましたが、調べますと帯広教育委員会が2023年から実施していることが分かりましたし、帯広市が実施しているものに対しては登録者の数も増えているということでした。そこで、伺います。1点目、深川市の不登校児童生徒数の状況はどうなっているのか。2点目、深川市として不登校の児童生徒の居場所の一つとしてメタバースの利用を考えているのか。
答弁 教育部長 伊藤正志
不登校について、2点の質問をいただきましたので、順次お答えいたします。何らかの要因により学校に行けなくなることは、誰にでも起こり得ることであり、深川市教育委員会ではそのような児童生徒一人一人に寄り添った支援を行っており、様々な学びの場や居場所につながることができるよう取り組んでおります。その上で、1点目の深川市の不登校児童生徒数の状況につきましては、毎年文部科学省が実施する児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査において、不登校とは、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくてもできない状況にあるため、年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と定義しており、このような状況にある児童生徒数の直近3年の状況は、令和4年度は小学生13人、中学生20人、5年度は小学生20人、中学生28人、6年度は小学生10人、中学生37人となっております。小学生は年度により増減の変動がありますが、中学生は増加傾向にありますものの、長期間にわたって全く学校に行けないような児童生徒は極めて少ない状況であります。次に、2点目の不登校の児童生徒の居場所の一つとして、メタバースの利用を考えているかでありますが、北海道教育委員会では、不登校児童生徒への教育機会の確保を図ることを目的とする実証事業として、インターネット上の仮想空間に、名称は仮称となっていますが、メタバースde居場所を本年6月から令和8年3月までの期間で開設する旨を発表いたしました。この仮想空間では、児童生徒が分身となるアバターを動かし、AIドリルを活用した個別学習、ソーシャルスキルトレーニング、教育相談、カウンセリングなどを受けることができるものです。メタバースde居場所を利用できる自治体は、原則として、教育支援センター等が設置されておらず、相談・指導等を受けられない地域としており、本市においては、深川市教育支援センターしらかば教室や、中学校においてはサテライト教室などを設置しているほか、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーによる相談体制も整えておりますことから、現時点ではメタバースde居場所の利用の予定はありませんが、子供の居場所の一つとして、北海道教育委員会や他市の動向を注視してまいりたいと考えております。