深川市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月6日
担当所管を超えた連携
2025年3月6日、深川市議会の一般質問で、田畑陽美議員が「担当所管を超えた連携」について質問し、市長 田中昌幸が答弁しました。
- 質問者
- 田畑陽美 議員
- 答弁者
- 市長 田中昌幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 田畑陽美
次の質問に入らせていただきます。担当所管を超えた連携についてお伺いいたします。新庁舎での業務が開始されてから1年4か月経過しております。庁舎機能の集約化やユニバーサルデザインの徹底などにより、市民に親しまれやすい、利用しやすい庁舎と見通しのよい執務空間、市民が多く訪れる窓口カウンターは対面配置となっております。また、執務室は将来の組織変更にも柔軟に対応するため、間仕切りのないオープンフロアとなっているので、市民の皆様からの多様な要望に応える際、以前よりも担当所管同士の横の連携が取りやすくなったのではないかと感じております。実際、市民の方からも、あちこち行かなくても対応してくれた、一つの窓口で済んでよかったなどの声を多く聞くようになりました。もちろん、それぞれの所管において担当業務が定められており、職員はその定めに従い、責任を持って業務を遂行していると思いますので、何でも簡単に横の連携とならないことは承知しておりますが、実際の業務においては、一つの所管のみにとどまらず、各課にまたがるような公共課題も多くあると思います。それらの課題を解決するため、所管の枠を超えてワーキングチームの体制を組むなどして各所管相互の連携を推進している自治体も増えてきているようです。これからは横の連携が取れた柔軟な組織づくりも必要になってくるのかもしれません。問題解決に向けては、それぞれの自治体でいろいろな取組が行われているようですが、本市ではタスクフォースを設置した取組を行ったとお伺いしました。様々な課題が内外問わず発生しておりますが、そこには時間をかけて解決すればよいものと緊急性を要するものとが混在しています。その中で、タスクフォースの目的は、組織に関する課題の中で緊急性の高いものをいち早く解決し、よりよい方向に導くために構成される組織なので、課題を達成した時点で解散となるものです。タスクフォースには課題解決という明確な目的があるため、目的に向けて能力や時間、資金などを注ぎ込むことが可能です。また、短時間での処理が中心となり、一定期間にエネルギーが集中するため、高い成果が期待できると言われています。そのほか、課題が明確になっているため、問題の解決に適したメンバーを集めることも可能になり、解決のためには何のスキルが必要か、どのような人が適しているかといった人材が想定しやすいというメリットもあるようです。ただ、編成されてから解散するまでの期間が短いため、内容や実績をほかに生かすことが難しく、そこで獲得した新たな知識や情報をタスクフォースの解散とともに消滅させずに、どう残すかが課題になってくるのかもしれません。タスクフォースへの参加は、具体的な課題への対応、議論を進める際のやり方と姿勢など通常の研修では味わえない緊張感とスピード感の中で、成長する機会となり、若手職員や中堅職員が自身のスキル向上を図る強い動機づけになることも期待できると言われています。そこで、お伺いさせていただきます。本市では、子育て世代の中堅、若手職員で構成するタスクフォースを設置した取組を行っていたようですが、その内容と結果についてお伺いいたします。
答弁 市長 田中昌幸
担当所管を超えた連携について、お尋ねのタスクフォースの取組内容及び結果について答弁いたします。今回設置いたしました若手職員を中心としたタスクフォースにつきましては、本定例会の2日目において提案させていただきました深川市こども子育て条例の制定に向けて、なお、本条例につきましては今議会で審議をお願いしておりますので、手法の部分のみをお答えさせていただきます。施策を総合的、効果的に推進するために、他の所管の職員と協力して効果的な解決策を見つけることにより、今後の政策推進に寄与することを目的として、課を横断した職員で設置いたしました。また、この条例につきましては、子供や子育て支援に関する基本的な考え方を示すものでありますことから、その当事者である子供や若者が条例制定のプロセスに関わることが重要と考え、タスクフォースが中心となり、中高生を対象としたタウンミーティングを開催し、その意見を踏まえて条例素案の作成までを任務としたところであります。条例素案につきましてはタスクフォースからの提出がありまして、深川市子ども・子育て審議会や庁内の課長職で構成している深川市子ども・子育て支援事業庁内推進委員会での議論、パブリックコメントを経て本定例会において提案させていただいたものであります。このほかにも、庁内におけるデジタルトランスフォーメーションを推進するため、DXリーダーを各所管から希望者も含めて選出し、それぞれの所管で抱えるDXに関する課題を整理するとともに、情報を共有することで、課題解決や新たな取組に向けた検討が進められております。これらの手法は、市としてこれまでにない取組でありまして、所管を超えた業務を進めることは、他所管における情報やノウハウが広い視点で集積され、田畑議員も御指摘されておりましたが、その課題解決がスピーディーに行える等の効果がございます。一方、今回のタスクフォースのように比較的短い期間で結果が求められる事業につきましては、それぞれの職員が本来業務を行いながら参加することから、本人のみならず、職場のバックアップも必要になってまいります。今回の取組においては、参加した職員の視野を広げ、モチベーションの向上にもつながり、一定の成果があったものと感じており、今後におきましても、行政課題の解決に向けて所管を超えた取組も有効な手法の一つと認識いたしましたので、政策課題に応じて取り入れてまいりたいと考えております。