みんなの議会

深川市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日

デジタル遺品

2025年3月5日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「デジタル遺品」について質問し、市民福祉部長 米澤弘美が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
市民福祉部長 米澤弘美

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 松本雅祐

続きまして3番目、デジタル遺品のトラブルを防ぐエンディングノートの作成についてお伺いします。今やスマートフォンは生活の必需品であります。モバイル会社研究所の調査によりますと、携帯電話所有者のうちスマートフォンの比率は、2010年は約4%でしたが、2024年の時点では97%まで普及したそうであります。高機能化により便利になる一方、これまでになかった問題も起きていると警鐘を鳴らしております。誰もが使うスマートフォンですが、持ち主の方が突然亡くなられ、故人の方が契約し利用していたサービス内容を家族が把握するには、パソコンやスマートフォンに保存された情報を確認することが重要になります。しかし、故人しか知らないIDやパスワードでロックがかかっていることが多く、把握できないのであります。そのため、遺族の方が知らない負担が発生する場合があると言われております。例えば、契約時には無料だったにもかかわらず、数か月後には料金が発生するサービスや、毎月定額で支払うサブスクリプションなどは解約しない限り払い続けることになります。また、ネット証券などサービス内容によっては、解除に契約者が死亡した事実や相続人であることを証明する書類が必要になります。そして、近年、実店舗がないネット事業者もあり、郵送での書類の受渡しに想定以上の時間がかかり、手続の完了まで長くかかるケースもあるそうです。国民生活センターへの相談者は高齢者の方が多いようですが、年齢を問わず起こり得る問題だと思います。国民生活センターは、このような思いもよらぬ費用負担を回避するには日常の備えが重要であり、パスワードなどを紙に記入して大切に保管する工夫も必要だと言っております。こうしたデジタル遺品の管理をめぐるトラブルが目立っており、国民生活センターは昨年11月、デジタル終活を発表し、万が一の場合に備えた対策を行うよう呼びかけております。また、こうしたトラブルを防ぐために、エンディングノートに情報を残しておくことも有効であると言われております。そこで、お伺いします。1点目、本市のデジタル遺品に関するトラブルの状況と対応についてお聞かせください。2点目、万が一、自分自身に何かあったときの備えとして、御家族が様々な判断や手続を進める際に必要な情報を残すために、エンディングノートは大変重要な役割を果たすと考えます。市民の皆様へデジタル遺品に関するトラブル防止のためにも、エンディングノートを活用することを周知し、そのエンディングノートを市が作成してはいかがでしょうか。ちなみに、このエンディングノートは、法務省が無償公開しておりますので、このエンディングノートも積極的に活用してはいかがでしょうか。市の考えをお聞かせください。

答弁 市民福祉部長 米澤弘美(市民福祉部長は2025年3月まで)

デジタル遺品についての質問に、順次お答えいたします。1点目、デジタル遺品に関するトラブルの状況と対応についてでありますが、デジタル遺品のトラブルについて、市への相談や深川地域消費者センターにおいての相談や報告はなく、対応も生じていないところであります。2点目のデジタル遺品に関するトラブル防止のためのエンディングノートの作成についてでありますが、エンディングノートにデジタルデータのIDやパスワードを記載しておくことは、家族や大切な人に情報を伝達する手段の一つとして有用と思われます。しかし、ノートを活用していく上では、情報が変わった際に書き換える必要があること、家族や大切な人にノートを残していることを伝えておかなければ有用なものとはならないといった実態もあるようです。エンディングノートは、様々な種類のものが販売されており、法務省などでは無料で利用できるものがホームページに掲載されています。現在、市で独自にエンディングノートを作成することは考えておりませんが、市民の方が活用できるようエンディングノートの普及に努めており、終活の備えとして、市ホームページにエンディングノートの活用についての掲載をするとともに、法務省のエンディングノートを紹介しております。また、今年度、北空知地域医療介護確保推進協議会の在宅医療・介護を考える北空知地域住民フォーラムにおいて、自分自身や家族に訪れる人生の最期をどう迎え、どう送るかを考える機会として、終活と切っても切れないお金の話をテーマに講演会を開催いたしました。講演会では、縁起でもない話は縁起でもないと言えるうちにと前もって話をしておくことが必要であることが伝えられました。市としましても、終活の準備は、家族や大切な人と話せるうちに進めることを推進するとともに、エンディングノートについて相談があった際は、デジタルデータなどの問題も含め、相談対応に努めたいと考えております。

再質問 13番 松本雅祐

1点再質問させていただきます。今ほど部長の答弁の中で、深川市のホームページにも法務省のエンディングノートを紹介しているとのことでしたが、エンディングノートの活用ということでの文章は掲載されているのですけれども、それはそれでよいのですが、私が今回提起したように、デジタル遺品に関するトラブルはこれから多分増えてくると思うのです。そう考えたときに、このようなデジタル遺品に関するトラブルを起こさないためにも、ホームページの紹介の文章に、IDやパスワードでロックがかかっていることが多いため、エンディングノートを活用してはいかがですかという文言を入れていただくと、もっともっと広がっていくのではないかと思いますので、その辺を文章に加えていただくことは可能かどうか、お聞かせください。

答弁 市民福祉部長 米澤弘美(市民福祉部長は2025年3月まで)

再質問にお答えいたします。ホームページはエンディングノートの紹介が主な内容となっておりましたので、デジタル遺品トラブル防止のためにも、またエンディングノートの利用促進にもつながると考えますので、議員の御意見を踏まえまして内容の修正をさせていただき、周知に努めてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる