みんなの議会

深川市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日

子供たちの文化芸術鑑賞等の機会

2025年3月5日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「子供たちの文化芸術鑑賞等の機会」について質問し、教育部長 伊藤正志が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
教育部長 伊藤正志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 松本雅祐

それでは、通告に従い一般質問を行います。まず最初に、1番目、子供たちの文化芸術鑑賞等の機会についてお伺いします。子供たちが質の高い文化芸術などに直接触れる機会は、子供たちの成長にとってとても有意義なものになります。文化庁でも、国が選定したプロの文化芸術団体や芸術家が小中学校などに赴き、舞踏や演劇などの巡回公演を行う学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業を実施しております。この事業は2002年度から始まり、文化庁の2023年度の調査によりますと、巡回公演を鑑賞した児童生徒の9割が楽しかったと評価しております。アンケートでは、今後も自分で劇場や美術館に行って文化芸術を見たり聞いたりしたいかとの問いに、7割が当てはまる、今後も見たいとの回答があり、文化芸術鑑賞に興味を持つ子供たちの感性の育成に役立っております。こうした学校の巡回公演を通して、子供たちがより関心を持ち、劇場でプロの舞台公演等に行きたいと思っても、チケット代が高額で手が出せない場合があります。そうした子供たちが無料で舞台公演を鑑賞できるよう、文化庁は2021年度から、新たに劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験推進事業を開始しました。支援の内容は、対象が18歳以下の子供たちで、ミュージカルやオーケストラ、バレエなどのチケット代が全額無料になりました。また、今年度からは、保護者など同伴者のチケット代を半額にする助成も始まりました。実際にこの事業を利用してオペラの舞台を鑑賞した16歳の子供からは、鬼気迫る熱演で衝撃を受けたとの感想や、オーケストラの演奏を鑑賞した17歳の子供は、すばらしい演奏に感動したと大変喜ばれていたそうであります。また、不登校などにより学校巡回公演に参加できない児童生徒も、この事業を活用することで舞台鑑賞の機会を確保でき、実際、不登校の子供たちが外出できるようになったケースもあると言われております。このように、子供たちが芸術や音楽堂における本格的な実演芸術を鑑賞、体験することにより、子供たちの豊かな人間性の涵養が図られるとともに、将来の文化芸術の担い手や観客育成に資するものではないかと考えております。しかし、この劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験推進事業のことはあまり知られていないと思います。本市は、児童生徒の方が吹奏楽などで活躍され、また市民の方による文化芸術活動なども活発に行われております。各種コンクール等で優秀な成績を収められており、この事業を通して、さらに子供たちがプロの演奏や舞台を鑑賞することで感性をより育むことにつながりますし、多くの子供たちに触れてもらいたいと考えております。そこで、お伺いします。1点目、義務教育の段階から本物の芸術に触れることは豊かな人間性を育むことになると思います。本市の児童生徒への文化芸術鑑賞の取組についてお聞かせください。2点目、劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験推進事業は2021年から始まりましたが、その当時は、ちょうど新型コロナウイルス感染症が流行し始めた時期であり、舞台芸術などを鑑賞する機会がなかったと思います。現在は劇場や音楽堂で様々な実演芸術が行われており、全ての子供たちがひとしく文化芸術に触れられるようになり、この事業を推進していくことは大切であると思います。本市の劇場・音楽堂における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業の周知を含め、状況についてお聞かせください。

答弁 教育部長 伊藤正志

子供たちの文化芸術鑑賞等の機会について、2点の質問をいただきましたので、順次お答えいたします。まずは1点目、子供たちの文化芸術鑑賞の取組についてでありますが、本市の小中学校におきましては、児童生徒の豊かな心を育むため、生の演劇や音楽などの舞台を鑑賞する機会といたしまして、小学校低学年、高学年、中学校の3学年を一つのグループといたしまして、毎年1グループずつ芸術鑑賞事業を実施しております。令和6年度におきましては、小学校高学年を対象に、わくわくジャズコンサートといたしまして、ジャズ演奏を聴く機会を設けておりますが、これまでも演劇、三味線の演奏など学校の要望に応じて様々な演目の芸術鑑賞の機会を提供しているところです。このほか、文化交流ホールの指定管理者でありますNPO法人深川市舞台芸術交流協会が、教育委員会からの委託事業であるアウトリーチ事業を文化庁の補助金なども活用しながら、全ての小中学校で実施しております。アウトリーチ事業は、音楽や舞踏などの分野の芸術家を各学校の要望を踏まえて派遣するもので、間近で演奏や公演を鑑賞するとともに、芸術家の方から直接楽器演奏などを指導していただくなど芸術鑑賞と貴重な体験の機会を児童生徒に提供しているところでございます。続きまして、2点目、2021年に始まった劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業の周知を含めた状況についてでございますが、劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業は、議員の質問にありましたとおり、18歳以下の子供たちが自ら観賞したい公演を選び、実際に劇場・音楽堂等に足を運んで本格的な実演芸術を無料で鑑賞でき、同伴者も半額で鑑賞することができる文化庁の補助事業で、本市もその制度は承知しているものでございます。対象は、あらかじめ文化庁が採択した全国各地の公演で、そのうち令和6年度に北海道内で採択された公演は22事業で、札幌市や函館市、中標津町など全て深川市外での開催となっております。対象となる公演の周知を含めた状況についてでございますが、本市では市外に足を運ばなくても著名な芸術家によるコンサート等を開催しておりまして、その際は、市内小中学生は無料、または安価で鑑賞できるよう努めております。また、これまでも市外における公演などの周知については、事業実施者からの依頼に基づき関係各所にて行っております。加えまして、制度の対象となる公演が年間数百件を数え、全て深川市以外で開催される公演であることから、周知は行っておりません。以上のことから、議員がお尋ねの制度の周知につきましては、その方法を含め、今後、研究が必要と考えているところでございます。

出典:深川市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる