深川市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月4日
プレコンセプションケア
2024年9月4日、深川市議会の一般質問で、大前昭代議員が「プレコンセプションケア」について質問し、市民福祉部長 米澤弘美が答弁しました。
- 質問者
- 大前昭代 議員
- 答弁者
- 市民福祉部長 米澤弘美
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 大前昭代
昨日、山本議員が今のお米の品薄状態の話を、生産者の立場からお話されていましたが、昨日の朝から今日の朝もテレビ等で、米が品薄というニュースがずっと流れていましたので、私も少し触れさせていただきたいと思います。私はあまりお米を消費するタイプではないのですが、でも消費者ということで、お米がない、スーパーの棚からお米が消えたというのは本州だけの話かと思っていました。ですが、いろいろなニュースが流れる中、深川市内の店舗を回ってみると本当にどのスーパーの棚からもお米がなくなっていたことにびっくりし、今の自分の中で、本当なのだなと実感したところであります。調べてみますと、もともと新米が出回る前の8月は品薄になる時期であること、コロナ禍で落ち込んでいた人流、観光客であったり、皆さんがいろいろなところに出かけ歩くといったことが回復したこと、インバウンドの増加、さらに様々な食品が値上がりする中、価格が安定した米を買う消費者が増えたこと、そして皆さん御存じのように南海トラフ地震の臨時情報の発出や、まだのろのろと動いておりますけれども台風10号など、次々に発生する台風で消費者間での買い込みに拍車がかかったことなど、様々な要因で品薄状態となり、米が店舗の棚から消えるという状況をつくったのだそうです。それでも実りの秋を迎え、道内各地で稲刈りが始まったというニュースを先月末頃からテレビや新聞で取り上げられておりました。それに併せて、収穫が本格化する2024年度の新米価格が主要産地で前年と比べて2割から4割の大幅な引上げとなったとの報道も目にしました。これらは、さきに述べたように生産コストの上昇に加え極端な需要逼迫を反映しており、他の産地においても値上がりが決定的になったとしております。おいしい新米は高値で店頭に並びそうだなと思っておりますが、店頭からお米が消えた中において、購入する消費者にとって高値は厳しい状況とも言えるかもしれませんが、それでも日本人としてお米は大事な主食であり、新米が出そろうことは喜ばしく、早く食したいというのも本音だと思います。そのような中、旧ツイッター、今はXと言いますけれども、そこで面白いものが載っていたので少し紹介させていただきます。「私、農水省。北海道ちゃん、本州がお米不足なの。収穫、1日早く頑張れる?」「私、北海道。10日ぐらい、早く頑張りたい」「ありがとう、北海道ちゃん」という投稿が載っておりました。現状をコミカルにかわいらしく表し、載せてくださっている方もいて、でも内心は不安なのだろうと思いながら見ていたところであります。どうぞ農業関係者の皆さん、収穫よろしくお願いします。私自身、収穫をとても楽しみにしている消費者の一人として気持ちをお伝えし、通告に従い一般質問を行わせていただきます。最初に、プレコンセプションケアについて伺います。コンセプションは受胎、つまりおなかの中に新しい命を授かることを言います。プレコンセプションケアとは、将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康と向き合うことで、より健康になること、元気な赤ちゃんを授かるチャンスを増やすこと、さらに女性や将来の家族がより健康な生活が送れることを目指す取組です。また、プレコンセプションケアは妊娠を計画している女性だけではなく、全ての妊娠可能年齢の女性にとって大切なケアです。自分を管理して健康な生活習慣を身につけること、それは単に健康を維持するだけではなく、よりすてきな人生を送ることにつながることだと国立成育医療研究センターのホームページに書かれていました。また「このセンターでは特に、現在ご病気をお持ちの方や、小児期にご病気をお持ちだった方からの将来の妊娠・出産についてのご相談、なかなか妊娠しないカップル、妊娠してもこれまでに思うような結果が得られなかったカップルのご相談に力を入れています。」と書かれており「また、これまでに妊娠に関する情報が十分ではなかったご病気の妊娠・出産に関する情報を集め、すべての方に妊娠前に知っておいていただきたい最新の情報を、発信していきたいと思います。」とも書かれてありました。プレコンセプションケアとはどのようなケアかというと、具体的には、禁煙する、受動喫煙を避ける、アルコールを控える、適正体重を維持する、バランスのよい食事を心がける、葉酸を積極的に摂取する。葉酸はビタミンB群の一種で、タンパク質やDNAの構成に必要な栄養素です。そして、ストレスをため込まない、積極的に体を動かす、歯のケアをする、感染症をチェックし必要なワクチンの接種をする、自分と家族の健康状態について知るという内容でした。つまり、プレコンセプションケアとは若い世代のためのヘルスケアであり、現在の体の状態を把握し将来の妊娠や体の変化に備えて自分たちの健康に向き合うことで、海外ではアメリカ疾病管理予防センターや世界保健機構がプレコンセプションケアを提唱しています。日本産科婦人科学会が公表する2020年最新データによると、2020年の不妊治療実績件数は44万9,900件と公表されており、全国には子供が欲しいと努力されている方が大勢いるということです。プレコンセプションケアは、その前段階から自分たちの生活や健康と向き合うことで、女性やカップルがより健康になり、元気な赤ちゃんを授かるチャンスを増やし、将来の家族がより健康な生活を送れる準備をすることだと私は理解しています。何度も同じことを言うようですが、自分たちの生活や健康と向き合い、将来健康的な生活を送る準備は、赤ちゃんを授かるためではなく、自分の生涯健康維持にも関わる大切なこととして取り組むべきではないかと思っています。もちろん、妊娠・出産をライフプランとして考える若い世代の方たちのためにも、妊娠に関する情報として全ての方に妊娠前に知っておいていただきたい最新の情報を発信していくことも含め、行政として支援すべきではないかと考えます。ここで、質問の1点目です。現在、本市としても様々な健康に関する相談窓口や教室などを行っていますが、その中でプレコンセプションケアに係る取組について伺います。質問の2点目、アメリカ疾病管理予防センターや世界保健機構がプレコンセプションケアを提唱していることに触れましたが、こども家庭庁の健やか親子21のホームページには、プレコンセプションケアのくくりで、成育基本法に基づく成育医療等基本方針において、安心・安全で健やかな妊娠・出産・産後の健康管理の支援をするため、プレコンセプションケアの実施など需要に的確に対応した切れ目のない支援体制を構築することとされており、同基本方針ではプレコンセプションケアは、女性やカップルを対象として将来の妊娠のための健康を促す取組と定義されています。また、厚生労働省では令和3年度にプレコンセプションケア等に係る有識者ヒアリングを実施し、女性健康支援センター事業、健康教育事業等の国庫補助金事業を4年度より性と健康の相談センター事業に組み替え、男女問わず将来の妊娠・出産などのため、健康管理への支援といったプレコンセプションケアの取組を総合的に推進することとしていますが、本市が捉えているプレコンセプションケアの考えと取組の推進について伺います。
答弁 市民福祉部長 米澤弘美(市民福祉部長は2025年3月まで)
プレコンセプションケアにつきまして、順次お答えいたします。プレコンセプションケアにつきましては、妊娠前の女性とカップルに、医学的、行動学的、社会的な保健介入を行うこととWHOで定義されております。本市における、将来の妊娠を考え若い世代が自分たちの生活や健康に向き合う取組といたしましては、中学校3年生を対象に赤ちゃんふれあい教室を実施しております。内容としましては助産師による妊娠・出産に関する講話や、妊婦体験ジャケットを着用し身体変化や負担を感じていただく妊婦疑似体験、乳児期の赤ちゃんとお母さんに協力いただき生徒が直接赤ちゃんと触れ合うなどの体験を通じ、中学生が命や性について知り、自分と人を大切にする行動が取れることを目的に実施しているものであります。このほかにも、子宮頸がんワクチン接種の推進や子宮がん検診の実施、日頃の相談支援など様々な機会を通して若い世代からの健康づくりに対する啓発活動を行っているところであります。次に2点目、本市が捉えているプレコンセプションケアの考えと取組の推進についてでありますが、プレコンセプションケアにおける健康管理の内容につきましては、全てのライフステージにも通じる健康維持の重要な要素ですので、市として積極的に取り組むべき課題であると捉えております。現時点においてプレコンセプションケアに特化した事業は行っておりませんが、若いうちから健康管理の必要性などについての市民周知や相談体制の拡充など、本市での取組について検討してまいりたいと考えております。