みんなの議会

深川市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月19日

市内の子供の摂食障害の現状について

2024年6月19日、深川市議会の一般質問で、新田旺議員が「市内の子供の摂食障害の現状について」質問し、教育部長 伊藤正志、市民福祉部長 米澤弘美が答弁しました。

質問者
新田旺 議員
答弁者
教育部長 伊藤正志、市民福祉部長 米澤弘美

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 新田旺

3点目の質問に移ります。市内の子供の摂食障害の現状についてです。摂食障害とは、家庭環境や日常の環境の変化によるストレスなどの原因により、拒食症や過食嘔吐などの障害になってしまうことです。調べてみますと、三、四年ほど前から10代の子供の摂食障害が急増し、現在の患者数も高止まりの状態になっているとのことでした。2019年から2020年にかけて摂食障害になった10代の患者数は1.5倍以上に急増しており、コロナ禍になってから友人とのコミュニケーションが取れないストレスや、近年、SNSなどの普及により、SNS上で目にしたスタイルのいい方の姿に憧れて、過度なダイエットなどが摂食障害の増加の原因になっているそうです。実際の患者のインタビュー動画を拝見したところ、ダイエットにより体重が減った満足感が悪い方向にエスカレートしてしまい、カロリーを取ることは悪だと思うようになり、拒食症になってしまったとのことです。本人は、骨が見えれば見えるほどうれしいと、当時思っていたそうです。やがて、歩行困難や自分で服を着ることができなくなるくらいまで体調が悪化し、病院を受診しましたが、改善するための治療をしているときに、今度はどれくらい食べていいか分からず、過食嘔吐になってしまうのです。いっぱい食べて苦しいときに、吐けば楽になった経験から、今度は食べ過ぎては吐くことを繰り返したそうです。現在は回復して、食事内容も改善に向かっているようですが、私はこの動画を拝見して、摂食障害は自分が想像しているよりもすごくつらいものだと感じました。その動画の患者は30代の女性で、15年もの間、摂食障害に悩まされていたそうです。このように、摂食障害はつらく、10代の子供たちに増えているという現状は、とても悲しいことです。深川市で安心して子育てできる取組の一つとして、摂食障害の子供をサポートする取組も行う必要があると私は思います。静岡県浜松市では、家族を対象とした摂食障害家族教室や、体験を分かち合う家族サロンなどを実施しており、摂食障害を抱える家族の支えになるような取組を行っております。このように、摂食障害の子供をサポートする取組は、令和6年度市政の方針に掲げられている、こどもまんなか社会の実現に向けた取組の一つにもなると私は考え、質問させていただきます。1点目に、市内の小中学校の児童生徒の摂食障害の対応についてお伺いします。2点目に、摂食障害に悩む家族のサポートを、深川市でも取り組むべきと考えますが、市の考えをお伺いします。

答弁 教育部長 伊藤正志

私からは、10代の摂食障害が増加している現状についての1点目、小中学校の児童生徒の摂食障害に対する対応についてお答えいたします。初めに、市内小中学校における摂食障害の現状につきましては、摂食障害に関する統計調査がないため正確な人数は把握しておりませんが、現在のところ、学校からの摂食障害と思われる児童生徒に関する報告はございません。次に、学校における摂食障害の対応につきましては、日頃から学校生活の中で、教職員が児童生徒の体調などの変化に気づいた際に声がけするなど、児童生徒の健康状態の把握、健康に課題がないか早期発見に努めており、その際に、摂食障害と疑われる場合には、文部科学省が策定しております食に関する指導の手引に基づき対応することになりますが、本手引では、摂食障害は心身の発育や生命の維持に重篤な影響を及ぼす場合もあるため、学校は家庭と連携の上、早めに医療機関の受診を勧めるなどの対応を行うよう示されております。このことから、教育委員会といたしましては、改めて摂食障害に関する対応を確認するよう学校に周知し、成長期にある児童生徒にとって、心身ともに健やかな成長に向けて努めてまいります。

答弁 市民福祉部長 米澤弘美(市民福祉部長は2025年3月まで)

私からは、2点目、摂食障害を抱える御家族のサポートについてお答えいたします。議員から提案のありました、静岡県浜松市が実施している家族を対象とした教室や家族サロンなどは、摂食障害を抱える家族への支援に大変有効な取組だと考えます。北海道では、保健福祉部精神保健福祉センターにおきまして、全ての道民の方を対象に、摂食障害の相談窓口や摂食障害を考える家族の会を設けて相談対応を実施しておりますが、本市のような規模の自治体では、精神保健福祉士などの人材配置の面からも、市独自での事業実施については困難な状況であります。したがいまして、市民から摂食障害に関する相談があった場合には、保健師や管理栄養士等による丁寧な支援対応を行うとともに、お話をお伺いした上で医療機関や保健所、精神保健福祉センターなど、適切な機関へつなげていくことも重要と考えております。また、正しい知識の普及も重要と考えておりますので、ホームページや健康教育などを活用し、市民への情報提供の充実に努めてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月19日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる