深川市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月8日
市の指定有形文化財、史跡
2022年12月8日、深川市議会の一般質問で、小田雅一議員が「市の指定有形文化財、史跡」について質問し、教育長 吉村理明が答弁しました。
- 質問者
- 小田雅一 議員
- 答弁者
- 教育長 吉村理明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 小田雅一
次に、指定有形文化財、史跡についてであります。文化財、史跡は、地域住民にとっては、ふるさとが歩んできた歴史であり、私たちが生きる地域には途絶えることのない歴史が続いており、その積み重ねの上に私たちが生活を営んでおります。地域を考えるときに、地域の歴史は当たり前のように大切な存在で、それを表す文化財、史跡もまた大切な存在であります。今や地域の文化財、史跡は観光資源として活用するなど、ただその歴史的価値を持って保存されるだけの時代ではなくなりました。しかし、近年の過疎化、少子高齢化などに伴い、文化財を保存し、継承する担い手が不足し、文化財が大きな危機に直面していることから、文化財を地域で支えていく体制が重要であると言われております。深川市においても、昭和46年には芽生神社本殿が、52年には旧鷲田農場事務所と屯田兵屋が指定有形文化財として指定され、深川市の歴史を知る上で貴重な文化財となっております。また、史跡においては、国指定の音江環状列石があり、平成28年には音江環状列石をテーマとしたシンポジウムが開催され、環状列石の歴史や価値をはじめ、今後の活用などについての貴重なお話を伺うなど、改めて、文化財、史跡の保存の大切さを知ったところでありました。さらに、音江環状列石については、今年度、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源に、縄文遺跡を活用した地域振興プロジェクトとして大規模な整備などが進められていると伺っており、来春に現地を訪問することを今から楽しみにしているところであります。そこで、2点について伺います。1点目は、指定有形文化財、史跡の管理状況について伺います。2点目は、経年劣化により指定有形文化財の修繕が必要になった場合、市としてどう保護していく考えなのかを伺います。
答弁 教育長 吉村理明(教育長は2024年3月まで)
市の指定有形文化財、史跡について2点の質問がございましたので、順次お答え申し上げます。1点目の指定有形文化財、史跡の管理状況についてでございますけれども、国及び本市が指定しております全ての有形文化財や史跡につきましては、職員による定期及び随時の点検を行っておりまして、修繕箇所の早期発見など、適切な管理に努めているところでございます。また、有形文化財の3棟のうち、市所有の旧鷲田農場事務所及び屯田兵屋の清掃等の日常的な管理につきましては、それぞれ委託により対応しておりまして、また、芽生神社の本殿につきましては同神社が所有となりますことから、その管理費用の一部として、有形文化財指定交付金として年額4万5,000円を交付いたしまして、文化財としての本殿の適切な維持管理に努めていただいているところでございます。次に、史跡につきましては、国指定史跡が一つ、市指定史跡が五つございますけれども、音江環状列石と納内の先住民族の竪穴式住居跡につきましては、史跡の保存や見学に支障がないよう、掃除、草刈り等を業務委託しているところでございます。丸山にある監的壕につきましては、地域の御協力を得ながら定期的な周辺の草刈りなどを実施しております。このほか、音江法華駅逓所跡、屯田歩兵第一大隊本部跡、深川水稲発祥の地につきましては、職員が看板や石柱などの巡回点検を実施しているところでございます。また、今年度は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用いたしまして、縄文遺跡を活用した地域振興プロジェクトとして、音江環状列石の整備を中心とした事業を行っておりまして、音江環状列石のPR用チラシの作成、配布を行ったほか、環状列石までの通路の階段を80メートル増設するとともに、国道12号沿いに見やすい大型の案内看板の設置工事を10月末に完了したところでございます。さらに10月と11月には、音江環状列石を含めた市内の文化財をめぐる札幌市発着のバスツアーを実施いたしまして、歴史に興味のある約40人の方の御参加をいただき、好評をいただいたところでございます。このほか、積雪時期になりますけれども、環状列石の保全を目的とした樹木伐採工事とPR資料としての文化財ハンドブックの更新を予定しておりまして、今後も継続して適切な管理とPRに努めてまいりたいと考えているところでございます。次に、2点目の市指定有形文化財の修繕の考え方についてでございますけれども、市指定有形文化財は、先ほど申し上げましたとおり、日頃より適切な維持管理に努めているところではございますが、全てが木造建築物でありますことから、経年による劣化は避けられないものでございます。そのため、これまでも劣化した部分につきましては、その都度、その状況に応じた修繕を行ってきておりますけれども、有形文化財の修繕には特殊な施工が伴い、多額な費用が必要となる場合もございますことから、今後とも所有者を含めた地域の方々、それから文化財保護委員、専門家などとともに、適切な修繕方法や財源確保策といったものを協議・検討しながら対応してまいりたいと考えております。