みんなの議会

深川市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月20日

郷土学習

2022年6月20日、深川市議会の一般質問で、宮澤孝司議員が「郷土学習」について質問し、教育部長 荒井幸治が答弁しました。

質問者
宮澤孝司 議員
答弁者
教育部長 荒井幸治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 宮澤孝司

次の質問に入ります。郷土学習についてお伺いします。今ほど小田議員の質問にもありましたが、今年は深川市開村130年の年でもあり、歴史を振り返る時期でもあると思っております。今年度の予算として、縄文遺跡を活用した地域振興プロジェクトがあります。稲見山には、昭和31年に国の史跡に指定された音江環状列石、これはストーンサークルとも言いますけれども、その周辺の環境整備と誘客事業の開催などPR活動に取り組むことにより、コロナ禍における地域振興につなげるとした事業であります。私が初めてストーンサークルに行ったのは、深川中学校1年生の遠足で、当時はまだ向陽橋がない時代であり、学校から深川橋を渡り、ストーンサークルまでを往復したと記憶しております。ストーンサークルについて学習したのは、小学校の授業であり、私は深川小学校ですが、当時、市内の小学校では同じ副読本を使い、郷土について学習していたものと思います。記憶にある方も多いと思いますが、緑色のふかがわという本であり、当時は1人に1冊配付されるものではなく、先輩たちが使った本を翌年我々が、我々が使った本を次の学年が使う、少し汚れた本が郷土の授業のときに使われていたと記憶しております。本の内容ですが、人物では蝦夷地の探検家、松浦武四郎、史跡ではストーンサークル、石狩川流域に多くのアイヌ集落が点在していたこと、上川道路の工事などが当時の学習として記憶に残っているところであります。私は、この授業が深川の歴史について、唯一の歴史教育であったと思っており、郷土深川についての授業はあまり多いものではなかったと記憶しております。近年、小学校の授業で、深川市内のお店の話を聞き取材するために小学生が商店街を訪れます。これも郷土深川を知る学習であり、現在の副読本には商店街の様々な店の様子も掲載されているようです。ここで1点目でありますが、現在、市内小中学校における郷土深川に関する授業の取組について伺います。次に、郷土学習というか、郷土を知るということでは郷土かるたがあります。ゲームがデジタル化する中、かるたは古くからあるカードゲームの一つと考えます。郷土かるたの始まりは、群馬県の上毛かるたであり、終戦後、日本の将来を担う子供たちが郷土郡馬を知り、郷土を愛するようになってもらいたいとのことからであり、中に詠まれているのは歴史上の人物や名所・名物などであり、広く一般の方から募り、編集委員会が決めたものであるそうです。また、当時かるたを売って得た収益は、生活に困っている方や不幸な人たちを助けるために使われたとあります。その頃のかるたからですが、「なにぬねの」の「に」は「日本で最初の富岡製糸」、今は世界遺産の富岡製糸場であります。ほかに作家の田山花袋や教育者の新島襄などの人物のことが描かれております。上毛かるたは、群馬県のかるたであり、地域としては県内が対象であります。ほかに市町村、地区、学校区などの各種範囲を対象地域とした様々な郷土かるたが存在し、数は130ほどであり、多くのかるた大会も開かれるなど、県民の活動、生活や郷土意識に大きな影響を与え、一つの文化と言える状況であるそうです。また、郷土かるたは、全国的にも広がっており、海外を含めますと約180の郷土かるたがあるそうであります。北海道では、旭川市、函館市、北海道、北海道方言編の4種類の郷土かるたがあるようです。あさひかわカルタを少し紹介しますと、「あ」は「あさひかわ音頭ではじまる夏まつり」で始まり、「う」は「渦深く伝説埋もれ神居古潭」、「き」は「球場にその名を残すスタルヒン」、「む」は「むかし軍都いま平和都市旭川」などがあり、我々にもなじみのある歴史、史跡や人物が対象となっておりますが、中でも「の」は「飲む程に歌いたくなる三・六街」のかるたもあり、少し大人向けのかるたと思いますが、子供たちの郷土を知る上での郷土かるたの提案をするところであります。広く市民と深川に関係する方々から内容を募るなど、また深川、一已、納内、音江、多度志各地区にこだわった内容の文を地区ごとに集めるなど様々であります。現在、生きがい文化センター内の郷土資料館では、深川のアイヌ語地名パネル展が開かれており、深川の地名の多くがアイヌ語から来ていることを知っておりましたが、正しく正確に覚えているものは少なく、改めて見てみますと、なるほどと思うものばかりです。メムについては分かっておりましたが、一已はアイヌ語でもイチヤンというのですが、サケの産卵場を意味するということで、多度志はタトゥシナイ、これはシラカバの木が群生するところ、音江は、以前音江法華であり、オトゥイェポク、川尻・下の・ところであるそうで、このような題材もかるたに使えると思っています。以前、絵手紙の市民サークルの方々による郷土かるたを描いた展示会が行われており、拝見する機会がありました。深川を思う気持ちが伝わり、このような形で子供たちが郷土に触れ、知っていただくことは重要な機会だと思っております。2点目としまして、デジタル化が進む現代でありますが、歴史ある日本の文化であるかるた、これは超アナログでありますけれども、以前はお正月といえば、地域や家庭でかるたをしたものであります。お正月の行事が減る中、深川独自のかるたを作り、子供たちが郷土を愛し学ぶ上で、楽しみながら深川の歴史や文化を知ることができる郷土かるたの作成について考えを伺います。

答弁 教育部長 荒井幸治(教育部長は2023年3月まで)

郷土学習につきまして、2点の質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。最初に、1点目の小中学校での郷土に関する授業での取組についてでございます。郷土学習の具体的な内容につきましては、質問にもございました小学校3・4年生用の社会科の副読本ふかがわを児童1人に1冊配付し、郷土深川の自然や産業、歴史など地域の事象を具体的に学んでおります。また、学校によりましては、地域の方を講師とした豆腐作りや、郷土資料館などの施設を活用し、郷土学習を進めております。このほか、特色ある教育活動としまして、米どころふるさと深川を心に思い続けられるよう、小学校5年生の共通カリキュラムとしまして、田植、稲刈りなどの稲作を体験する農業体験学習を実施しております。中学校におきましては、市内の農業の状況や様々なデータを通しまして、本市の基幹産業である農業への理解を深めてもらえるよう、平成30年度から農政課と連携しまして、深川市の農業概況という資料を作成しており、中学2年生の社会科で活用しております。また、小中学校ともに総合的な学習の時間を中心に、キャリア教育といたしまして、職場体験やまちの産業や観光など、ふるさとのよさを知る調べ学習など、地域内の自然や施設などの学習資源を活用し、人々との交流などを通して、ふるさとを愛する心が育まれる教育活動を展開しております。次に、2点目の郷土かるたの作成についてお答えいたします。質問は、郷土学習を深めるための郷土かるたを作成してはどうかという、これまでにない新しい御提言でございますが、1点目で答弁した内容のとおり、市内の小中学校では郷土学習を行っており、今後も継続した取組を行うこととしております。また、今年度は新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金を活用して取り組んでおります、縄文遺跡を活用した地域振興プロジェクトの一環といたしまして、新しい文化財パンフレットを作成中でございまして、郷土を学ぶ新たな資料として活用を予定しておりますので、質問にございました郷土かるたの作成については考えていないところでございます。

出典:深川市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月20日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる