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深川市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月7日

環境省の地域経済循環分析ツールの活用とカーボンニュートラル宣言

2022年3月7日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「環境省の地域経済循環分析ツールの活用とカーボンニュートラル宣言」について質問し、建設水道部次長 渡辺浩敏が答弁しました。

質問者
辻本智 議員
答弁者
建設水道部次長 渡辺浩敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 辻本智

最後の質問を行います。環境省から出されております地域経済循環の分析ツール活用と自治体カーボンニュートラル宣言に関連してお聞きいたします。昨年の第4回定例会では、本市のCO2排出量推計と自治体の実行計画策定に関して質問させていただきました。そのときは、テーマが広がり過ぎるためお示しすることができなかった内容に、地域循環共生圏の考えがありますので、今回、地域SDGsに向けた課題という視点から質問させていただきます。2月4日の新聞報道で、北海道は、温室効果ガス削減量について、2013年度比35%減という従来の目標を、国に合わせて48%減に引き上げる方針を固めたとありまして、その上乗せ分は森林によるCO2吸収量や再生可能エネルギーの導入で対応すると考えられる、このような報道がございました。国の第5次環境基本計画の中に、地域環境共生圏の概念が示され、その実現のためのツールとして地域経済循環分析の活用を行うことが提案されております。このツールは、環境省のホームページから入ることができ、そこに自治体名を入力すると、従来の公式的なデータ、いわゆる国勢調査、工業統計、経済センサス、産業連関表、市町村別の決算状況調べなどのデータがプログラムによって自動計算され、各種の指標が示される内容となっております。深川市の地域経済循環分析は、私も打ち出しましたが、81ページと膨大なため、その全てをここでお示しすることにはなりませんが、何点かお聞きいたします。質問の1点目、地域循環共生圏の考え方と地域経済循環分析ツールの概要について、改めてお伺いいたします。質問の2点目、この分析から見えてくる本市の生産、分配、支出などの特徴について、特に住民の生活を支えている産業はどのようなものになっているのかについて、見解をお伺いいたします。質問の3点目、深川市としてのCO2排出量削減に向けた取組に関連してお伺いいたします。経済産業省は、炭素税、CO2の排出量取引、吸収する森林面積を所有する自治体との排出量取引、いわゆるクレジット取引の検討会を立ち上げ、令和3年4月より本格的な課題の洗い出しを加速させております。本市面積の半分が森林であり、雨竜川には北海道企業局が管理する水力発電所があります。令和4年度、市政の方針の中では、カーボンニュートラルに向けた取組の検討とありますことから、地方公共団体として、二酸化炭素排出実質ゼロ表明に関する何らかの対応を想定されているものと受け止めさせていただいております。市内の再生可能エネルギーの普及状況と、自治体二酸化炭素排出ゼロ表明に向けた本市の検討内容についてお伺いいたします。

答弁 建設水道部次長 渡辺浩敏

環境省の地域経済循環分析ツールの活用とカーボンニュートラル宣言について、3点質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、1点目の地域循環共生圏と地域経済循環分析ツールの概要についてお答え申し上げます。環境省では、2018年に閣議決定された第5次環境基本計画において、今後の目指すべき社会像として地域循環共生圏を掲げ、これは、市町村を含む各地域が、地域に存在する資源を生かして自立・分散型の社会を形成すると同時に、構成する地域間で補完し支え合うという考え方でございます。さらに、環境省では、地域経済循環分析自動作成ツールをホームページに公開し、誰でも使え、そのツールから任意の自治体を選択すると、地域ごとの産業関連表と地域経済計算を中心とした複合的な分析を自動で行うことが可能となっており、これにより、地域内の所得、お金の流れがどのようになっているかなどを知ることができます。次に、2点目、深川市の地域経済循環分析から見えてくる本市の生産、分配、支出等の特徴についてお答え申し上げます。議員の質問にもありましたとおり、地域経済循環分析ツールによる結果は、様々な視点からの分析により多岐にわたりますことから、この場で全てを申し上げることはできませんが、深川市において地域企業、事業所などが財・サービスの生産販売を行い、所得を稼ぐ生産段階の特徴としましては、市全体の生産額で最も大きな産業は、本市の基幹産業の農業であります。続いて、医療や介護、社会福祉などの施設をはじめとする保健衛生・社会事業、以下、建設業、公務などといった分析結果が出ております。次に、生産で稼いだ所得が家計・企業に分配され、住民が所得として受け取る分配の段階の特徴としては、国からの交付金などが分配の段階で所得として流入しており、地域内全体の所得としては、生産段階で得た金額より増額となっている状況であります。さらに、分配された所得を用いて、消費や投資等として支出する段階では、地域における消費の出入りは、観光や市内での買物等により地域内に所得が流入しておりますが、投資の出入りは地域外の産業に流出しており、また、燃料や電気等における地域のエネルギー収支はマイナス26億円と、エネルギーの生産について地域外に依存している状況がございます。これらの分析結果について、関係する所管と情報を共有し、全容の把握に努めるとともに、活用の方策について検討してまいります。3点目、市内の再生可能エネルギー普及状況と自治体二酸化炭素排出ゼロ表明に向けた本市の検討についてお答え申し上げます。市の取組としまして、これまでに公共施設等における太陽光パネルの導入や、建築中の新庁舎における地中熱の利用など、再生可能エネルギーの普及促進に努めております。市内全体での再生可能エネルギーの普及状況につきましては、本市における設置件数は、市に届出が必要のない設備もあり、実数の把握は難しいものと考えておりますが、経済産業省により、市町村ごとの再生可能エネルギーの固定価格買取制度における発電設備の件数が公表されておりまして、令和3年9月末時点で、深川市の太陽光発電は173件となっております。また、平成29年度の環境省による調査の結果に基づきました再生可能エネルギー情報提供システムでは、市町村ごとの導入実績が公表されておりまして、太陽光発電は2,607.52キロワットの設備の導入実績がございます。なお、これら太陽光発電設備による発電量は年間約230万キロワットアワーと試算しておりますので、電力量としては一般家庭1戸当たり年間2,760キロワットアワーで計算しますと、約830世帯と推計しております。また、北海道企業局では、鷹泊ダムの水力発電所を運営しており、令和2年度の発電実績は2,971万1,350キロワットアワーで、一般家庭約1万800世帯分の電力が発電されております。これらの状況を踏まえ、地域のエネルギー状況や二酸化炭素排出量などの分析を進めつつ、自治体二酸化炭素排出ゼロ表明、いわゆるゼロカーボンシティ宣言に向けては、令和4年度より先進地の取組状況を調査し、施策の推進方向を検討する中で対応を考えてまいります。

出典:深川市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月7日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる