深川市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月7日
新型コロナウイルス感染症対応
2022年3月7日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「新型コロナウイルス感染症対応」について質問し、市民福祉部長 伊藤美恵子、企画総務部長 三浦浩二が答弁しました。
- 質問者
- 辻本智 議員
- 答弁者
- 市民福祉部長 伊藤美恵子、企画総務部長 三浦浩二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 辻本智
通告に従い一般質問を行います。初めに、新型コロナウイルス感染症への対応についてお聞きいたします。昨年末からのオミクロン株による第6波流行は、全体としてはピークアウトの兆しが見られるものの、検査対象の陽性率は依然として高く、感染経路が不明である発生も継続しております。また、市内にある高齢者施設での集団感染につきましては、感染経路の抑え込みと利用者の安全確保に法人全体として努力を傾注していますが、深刻な状況を脱するまでには、いましばらく時間を要するとお聞きしているところです。オミクロン株の感染力は極めて強く、防御に当たり、おおむねだとか、この程度ならとの考えは通用せず、変異株ウイルスは人為的行為の僅かな隙間を擦り抜けてしまうことが報告されております。深川市は、市内事業者と市民向けの無料検査キットを用意し、市民自らが感染を防ぐ取組を後押しする施策に取り組まれております。私の周囲でも、このキットを申し込んだ方がおられ、無償の検査キットを活用することにより、安心した、仕事に出かけられるとの声をいただいております。その一方で、新型コロナウイルスへの感染リスクは日常であり、自分が陽性者、濃厚接触者になるのではとの不安を感じる場面に繰り返し遭遇することから、万が一のために自費で購入する方もおられます。昨年来、厚生労働省から福祉・子育て関連施設に検査キットの配付があり、また文部科学省からも学校現場向けに送付されております。そこで、質問の1点目、深川市と教育委員会が保管するそれぞれの抗原検査キットの活用状況について、問合せ件数を含めてお聞かせください。また、キットの使用期限についてもお示しください。あわせまして、市民と市内事業者向けの無料キットの活用についてでありますが、市のホームページでは、現在の備蓄がなくなるまで申込み期間を延長しますとの周知がなされております。市民の間では不安も出ていることから、検査キットの補充の考えと見通しについてお聞かせください。質問の2点目、市役所庁舎内での感染対策についてお聞きいたします。これまでの議会議論でも、感染症に対応した業務継続計画についての質疑が行われていますが、今年に入り、市職員の感染事例が出ております。深川市感染拡大予防の基本方針は、公共施設管理上の一般的な指針を示してはいますが、それぞれの公共施設は利用目的が異なり、建物の構造にも違いがあります。これまでも施設ごとの感染対策マニュアルが必要であると提案もさせていただいておりますが、市役所本庁舎管理のマニュアル整備はどのようになっているのか、改めてお伺いさせていただきます。実例を幾つか挙げますが、まず市民が多く来庁される正面玄関入り口右側には、従来、ノズルを握るタイプの消毒機器が一つ置かれていました。「いました」というのは、この質問を準備する中で速やかな対応がされたと私は承知しております。スーパーなどでも手をかざすタイプ、もしくは足踏み式の非接触型の機器が主流であり、値段もそう高価なものではありません。また、1階のトイレは来庁者と職員が共用になっておりますし、それ以外も含めてトイレ出入口に手洗いの洗剤はあっても、消毒機器は置かれておりません。新型コロナウイルスは、口からの飛沫だけではなく、排せつ時の飛沫も感染源として考えられていることから、用を足した後の消毒は必要となっております。このように、多数の人の動線に係る交差、要所での消毒機器の設置については、庁舎管理の具体的マニュアルで明記することが必要なのではないでしょうか。もう一点、新庁舎建築期間中の感染症対策について、特別な対応が必要になるものと考えます。特に換気対策ですが、現状で市役所北側の窓は工事現場の防護シートで覆われております。私も会議等で使用した折、大変気になっておりましたが、採光にも支障がありますし、窓を開けても必要な外気が取り込まれるのか大変気がかりであります。先頃、役場クラスターが発生したオホーツク管内小清水町では、感染者の多くが空気の滞留しやすいプレハブ庁舎で働いていたことが原因のようでありますが、ただし、町長が取材に応じている内容によりますと、時間を決めて換気していたが、空間の狭さから空気が循環しにくく、換気が行き届かなかった可能性があると報道されているところであります。厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症対策として、単なる時間当たりの窓の開口回数ではなく、1人当たり1時間当たり30立方メートルの換気量という具体的な目安を公表しており、専門家からは部屋面積の2倍の空気を1時間に屋外から導入することが必要であるという見解も出されております。そのためには、一定規模の構造物では機械換気、いわゆる強制換気が必要と指摘されているところであります。ここで質問の2点目、市役所庁舎での消毒機器の配置、またトイレなど共有部分の消毒清掃はどのように工夫されているのでしょうか。加えて、新庁舎建築期間中のこれから夏場に向けた換気対策について、どのような対応が検討されているのかお示しください。また、この機会に建築の技術部門だけではなく、健康分野の技術者である保健師もしくは市立病院の医療技術者のアドバイスを求めたマニュアルを整備すべきと提案いたしますが、現状と今後の対応についてお聞かせください。質問の3点目、これは提案となりますが、工事期間中の庁舎内業務の分散について検討してはいかがかということであります。今、感染症対策では、人と人との接触、密度、換気の対策が有効とされておりますが、もともと古い設計の現庁舎において有効な対策を取ることにはある程度限界があると考えられます。特にこれから夏場に向かい、職員の健康に留意し職場環境を改善しなくてはならない時期と、新型コロナウイルス感染症の流行が重なってしまうことも想定しなくてはなりません。もう一点、市内の宴会施設を有効活用することでの事業者支援の意味合いがございます。これは民間事業者にも呼びかけることが必要と思いますが、市の職員が交代制などでの業務の駐在場所として、あるいは、私たち議員もそうでありますが、会議、打合せで市内の施設を活用することは、昼食の利便性を考えると、地元経済への波及効果が一定程度見込まれると考えられます。新型コロナウイルス感染症への対策と、新庁舎建築期間の不便さの改善策、市内事業者の支援の観点からも、新庁舎建築期間中における限定した業務内容にはなるかもしれませんが、業務の市内分散の検討について提案いたします。このことに対する考えをお聞かせください。
答弁 市民福祉部長 伊藤美恵子(市民福祉部長は2022年3月まで)
新型コロナウイルス感染症対応について、3点の質問をいただきましたが、私からは1点目の抗原検査キットの活用状況等についてお答え申し上げます。抗原検査キットは、昨年9月に厚生労働省や文部科学省から市直営の子ども発達相談センターや深川市療育センター及び教育委員会に対し小中学校職員向けに配付され、それぞれの所管で保管しておりました180個を、使用期限が迫っていたこともあり、市内事業所及び市民向けの抗原検査キット配付事業に活用させていただいております。抗原検査キットに関する問合せ件数について、集計はしておりませんが、配付の対象となるのかどうかなど多数の問合せをいただき、対応しているところでございます。小中学校職員を対象に配付された検査キットの使用期限につきましては、令和4年1月末までとなっておりましたので、使用期限が近づいている検査キットから配付を始めましたが、市内における感染拡大もあったため、急遽所管の予算を流用し、新たに購入した340個と合わせて配付事業を進めているところでございます。検査キットの配付状況としましては、2月末までに個人への配付86個、事業所への配付につきましては、27事業所へ337個の配付を行っており、合計で423個を配付したところでございます。今後につきましては、市内の新型コロナウイルスの感染状況の動向を踏まえ、検査キットの補充を行い、引き続き配付できる体制についても検討してまいりたいと考えております。
答弁 企画総務部長 三浦浩二(企画総務部長は2022年3月まで)
私からは2点目と3点目の質問にお答え申し上げます。初めに、2点目の市役所新庁舎建築期間中の動線区分や庁舎内消毒などについてでございますが、現在、庁舎の北側において新庁舎の建設工事を行っておりますので、市役所や健康福祉センターにお越しになる方には大変御不便をおかけしている状況で、確かに健康福祉センターを御利用の方は、市役所庁舎の正面あるいは職員玄関から入出されている方もいらっしゃると承知しているところであります。そういった状況を考えますと、議員御指摘のとおり、手指消毒機器の数が十分用意されているとは言えないと思われますので、市民の動線を考慮に入れながら、できるだけ早期に対応してまいりたいと考えております。なお、正面玄関の握るタイプの消毒機器につきましては、御指摘を受けまして、利用しやすい機器に変更したところでございます。また、トイレなどの共用部分の消毒清掃についてのお尋ねがございましたが、庁舎のトイレは清掃管理業務の委託の中に含まれておりまして、業者により毎日1回の清掃を行っているほか、定期的な除菌も行っていただいているところでございます。次に、庁舎内の換気につきましては、庁内の電子掲示板も活用し、職員へ定期的な換気を行うよう周知し取り組んでいるところでありますが、一部の部署におきましては、新庁舎建設に伴い、窓のすぐ先にある足場や防音シートにより十分な換気効果が得られていないことも懸念されております。したがいまして、夏場に向けては、今後の感染状況等を踏まえ、施工者とも協議しながら防音シートを外すなど、換気効果を高める対策を検討してまいりたいと考えております。そして、市役所本庁舎管理のマニュアルを整備してはどうかとの御提言でございますが、本市におきましては、深川市公共施設の管理運営における新型コロナウイルス感染拡大予防の基本方針を令和2年4月に策定しておりまして、この基本方針では、会場に入る前後に手洗い、手指消毒を徹底すること、施設の利用中においては小まめに室内を換気することなどを定めております。市役所庁舎においても、この基本方針を準用した取扱いを行ってまいりたいと考えておりますけれども、前段申し上げました消毒機器の配置など、具体的な取扱いについては、保健師のアドバイスを受けながら取り進めてまいりたいと考えております。次に、3点目の新庁舎建築期間における業務の市内分散についてでございますが、職員が1か所に固まらずに勤務することは、新型コロナウイルス感染症の感染リスクの分散や軽減につながる効果が期待できるものと理解しております。しかし、現在の職員の業務の多くは、パソコンの使用が不可欠でありまして、庁舎を離れて勤務するためには、パソコンに必要なシステムやネットワークを使う環境を整備する必要がありますので、現在のところ、市庁舎以外での対応は困難な状況でありますけれども、議員からの御提言、アイデアにつきましては、他市町村において、このような事例があるかなどを含めて研究してまいりたいと考えております。