みんなの議会

深川市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月8日

障がい者のスポーツ参加と支援

2021年12月8日、深川市議会の一般質問で、大前昭代議員が「障がい者のスポーツ参加と支援」について質問し、教育部長 荒井幸治、市民福祉部長 伊藤美恵子が答弁しました。

質問者
大前昭代 議員
答弁者
教育部長 荒井幸治、市民福祉部長 伊藤美恵子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 大前昭代

次の質問に移らせていただきます。障がい者のスポーツ参加と支援について伺います。先月、深川市の本年上半期スポーツ合宿数が、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ前年同期比で1.7倍に増加したという新聞記事を目にしました。新型コロナウイルス感染拡大前の過去最多だった2019年の団体宿泊合宿数には及ばないものの、本年度から行っている合宿誘致促進助成金などが功を奏し、回復の兆しが見えているようです。今年は、昨年から延期されていた東京オリンピック・パラリンピックも開催され、本市にも道内外の多くのチームが合宿され、新型コロナウイルス感染も落ち着きを見せていることに対して、私自身大変よかったと思っています。東京パラリンピック2020に、日本は史上最多254人の選手団を送り込み、競技初日に競泳女子で14歳の山田美幸選手が日本人最年少メダリストとなる2位に食い込み、多くの選手が表彰台に続き、金13個、銀15個、銅23個の結果を残しました。大会に参加した多くの選手は、大会が掲げる障がい者と健常者の区別がない多様性を認め合う共生社会の実現のために、パラがきっかけになればと訴えていました。スポーツ都市宣言をしている深川市で、障がいのある方たちが参加できるスポーツ大会やスポーツチームやチームに対する支援など、あまり耳にしたことはありませんが、そういった取組などあるのでしょうか。全道組織でも陸上競技、アーチェリー、バドミントンなど、各種大会が開催されているようですが、本市においての障がいのある方たちがスポーツに参加し、また障がいがありながらもアスリートとしてスポーツにいそしむことのできる環境があるのでしょうか。平成元年に札幌市で開催された第25回全国身体障害者スポーツ大会、はまなす大会を契機として、道内における障がい者スポーツは一層盛んになり、8年に札幌市で開催された第5回全国知的障害者スポーツ大会、ゆうあいピック北海道大会の翌年4月に知的障がい者スポーツの振興も併せ持つ組織、北海道障がい者スポーツ協会が組織されています。この協会の事業のあらましとして「北海道で開催された二つの全国大会が多大な影響を与え、平成13年から身体障がい者と知的障がい者の全国大会が統一され、全国障害者スポーツ大会として開催されていますが、本協会の事業である北海道障がい者スポーツ大会は、全国に先駆けて、平成9年の大会から身体障がい者と知的障がい者の競技を合同開催するという先進的な取組を行っています。」とありました。そして「障がい者スポーツの原点はリハビリテーションですが、近年ではパラリンピックに代表されるように、競技スポーツとして認知されており、共生社会の形成に向け、障がいのある人もない人も、若者も高齢者も、全ての人々が参加できるスポーツ環境づくりが求められています。」とも記されていました。もちろんスポーツ参加は本人の自由意思、自主参加の下、行われるべきで、ある新聞記事の投稿欄に「リハビリのために半ば強制的に卓球をさせられ、地獄の日々だった。二度と卓球はしたくないと思った。」という記事も見たことがあるので、スポーツも向き、不向きがあり、好き嫌いもあるでしょうから、スポーツをすれば皆ハッピーとはならない。でも、やりたい人がいるなら、環境整備や支援する体制を整えることも大切で、考える必要もあると思います。障がい者スポーツ合宿誘致も、深川市における障がいのある方たちへのスポーツ支援体制も、もっと見える形で積極的に行われるとよいと思っています。ここで質問の1点目です。スポーツ合宿誘致に関して、障がい者スポーツ団体へのアプローチも同じように行われていると思いますが、深川市における障がい者スポーツ団体の合宿実績と対応を伺います。2点目、深川市の中で障がいのある方たちで組織するスポーツチームなどの団体はあるのか。また、各種スポーツ大会への参加状況を伺います。質問の3点目、深川市の障がい者スポーツに関する支援体制はどのようになっているのか伺います。

答弁 教育部長 荒井幸治(教育部長は2023年3月まで)

障がい者のスポーツ参加と支援につきまして質問いただきましたが、私からは1点目の深川市における障がい者スポーツ団体の合宿実績と対応についてお答えいたします。本市における障がい者スポーツ団体の合宿につきましては、平成22年に当時の日本身体障害者陸上競技連盟の車椅子マラソンブロックの3泊4日の合宿受入れから始まりまして、以降、陸上の短距離や走り幅跳びなどの立位ブロックやジュニアの育成ブロックなど、競技ブロックごとに合宿を行っていただいております。過去3年間の合宿の実績を申し上げますと、平成30年度はパラ陸上競技連盟の車椅子ブロックと若手の育成ブロックの合宿が34人で延べ327泊、令和元年度は車椅子ブロックの合宿が15人で延べ90泊で行われております。令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、パラ陸上競技連盟の合宿は行われておりませんが、冬季パラリンピックのクロスカントリースキーの金メダリストであります新田佳浩選手が、世界選手権参加に向けた旭岳で行われました全日本チームの合宿に参加するまでの調整目的ということで、エフパシオで2泊の合宿をしていただいております。また、令和3年は、東京オリンピックの走り幅跳びなどに出場いたしました山本篤選手、小須田潤太選手、前川楓選手のほか、パラリンピック陸上競技選手ら6人で延べ85泊の合宿を行っておりまして、温水プールやエフパシオでのトレーニングのほか、市内で行われました陸上記録会への参加など、実践的な調整も行われまして、その様子はパラリンピック開催中に合わせてテレビ放映もされ、大きな話題となったところでございます。次に、障がい者スポーツの合宿対応について申し上げます。本市の合宿サービスの一つであります合宿期間中のレンタカーの貸出しにつきましては、市内のレンタカー会社と車種に応じまして、1日当たりの単価契約を結んで対応しておりまして、チームの人数に応じて車種を手配していますほか、車椅子ブロックの合宿の場合は、車椅子に乗ったまま車両に乗り降りできる福祉車両の貸出しも行っております。このほか、競技用の車椅子は非常に高価なものでございますので、輸送の際に破損しないよう、運送を宅配業者に委ねたり、車椅子が走りやすいように担当職員がロードコースをチェックし、砂利などの障害物の除去など、細心の注意を持って対応しております。また、障がい者スポーツに限ったことではございませんが、特に暑さが厳しかったこの夏は、熱を帯びた体を冷やすためのアイシング用のおけを手配するなど、細かなリクエストにも対応しておりまして、トレーニング環境も含めまして、日本パラ陸上競技連盟の方々からも高い評価をいただいているところでございます。このほか、施設整備に関しましては、各施設の大規模改修に合わせて、便器を和式から洋式に変更したほか、市民球場の多目的トイレをオストメイト対応トイレに改修するなど、障がいの有無にかかわらず、誰もが気軽にスポーツ施設を利用していただけるよう努めているところでございます。

答弁 市民福祉部長 伊藤美恵子(市民福祉部長は2022年3月まで)

私からは質問の2点目と3点目について、関連がございますので、一括してお答えいたします。最初に、市内に障がい者で組織するスポーツチームやクラブなどの団体はあるのかにつきましては、詳しくは把握しておりませんが、障がい者のみで構成された団体・チームはないものと承知しております。また、個人で参加されている方がいるのかについても、把握していないものでございます。次に、市の障がい者スポーツに関する支援体制についてですが、市内には昭和38年に設立されました深川身体障害者福祉協会という団体があり、会員数は30人ほどで構成され、身体障がいのある方が相互に連絡を緊密にし、親睦を深めるとともに、福祉の増進を図ることを目的に活動しております。しかしながら、近年においては、会員の高齢化や身体状態の悪化などにより、活動に参加できる方は少なくなってきているとお聞きしております。同福祉協会としては、毎年開催される北海道障がい者スポーツ大会に参加する際に、市が参加旅費の一部を助成し、支援を行っているところです。北海道障がい者スポーツ大会については、道内各地で多数の競技が開催されますが、同福祉協会として参加している競技は、陸上競技になります。令和2年度の大会は、新型コロナウイルスの感染拡大等の影響により中止となりましたが、元年度は網走市で開催され、選手として8人、役員や応援団として15人の計23人で参加されております。また、現在は諸事情により実施されておりませんが、一昨年までは身体、知的、精神障がい者の関係団体や事業所、関係者の交流と連携を図ることを目的として、実行委員会を組織して、深川市障がい者スポーツ大会が総合体育館を会場に開催されておりました。市といたしましては、実行委員会に参画し、運営に携わり、運営費の一部として交付金を交付し、支援を行っていたものであります。同福祉協会は歴史のある団体でありますので、市としましても様々な場面におきまして、相談や大会参加などについてのお手伝いをさせていただいておりますことから、今後の活動などについても引き続き支援してまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる