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深川市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月18日

鳥獣害防止対策

2021年6月18日、深川市議会の一般質問で、小田雅一議員が「鳥獣害防止対策」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
小田雅一 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 小田雅一

それでは、次の質問に移ります。鳥獣害防止対策について伺います。鳥獣害の被害、特にエゾシカによる農作物への被害が平成20年頃より発生し、特に中山間地において被害が出始めたことにより、音江地区に電牧柵が設置されたものと記憶しております。年々エゾシカの増加により、農作物の被害はもとより、森林にも大きな被害をもたらしておりました。当時から猟友会のハンターの協力をいただいて駆除を行い、加えて農家によって、くくりわなを仕掛け、駆除してきたところであります。また、近年、アライグマによる被害も多くなってきており、町なかにも出没しているとお聞きしています。アライグマはペットとして飼われるようになった時期がありましたが、飼えなくなり、自然に放してしまったり、飼育されていた場所から逃げ出して、野生になってしまった可能性が高いと言われております。もともとは人間の身勝手な行いにより、害獣となってしまったアライグマですが、人間の生活や生態系に様々な悪影響を及ぼすので、適切なアライグマ対策を行い、被害を減らしていく必要があります。そこで、3点について伺います。1点目、深川市のエゾシカ、アライグマの対策ですが、これまでの電牧柵の設置状況及びくくりわな等の導入、講習会等の開催の取組状況について伺います。2点目、平成30年度から令和2年度までのエゾシカ、アライグマによる農産物の被害状況とその駆除頭数について伺います。3点目、最近、メム地区の石狩川沿いにおきましても、エゾシカの被害が見受けられるようになってきております。電牧柵を設置するまではないものと考えておりますが、今後の状況によって、地域の協議が必要となった場合に、エゾシカの被害状況におけるコストと効果の面から見た取組メニューについて、所管としての考えを伺います。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

鳥獣害防止対策についてお答えいたします。まず、1点目の市内でのエゾシカ、アライグマ対策の取組についてお尋ねがございました。これまで本市におきましては、委嘱いたしましたハンターとの連携、あるいはきたそらち鳥獣害防止対策協議会との連携によりまして、エゾシカやアライグマの捕獲、そして駆除対策を推進してきております。エゾシカの対策につきましては、ハンターへの依頼によります猟銃での捕獲、そして生産者等によりますくくりわなでの捕獲のほかに、ハンターと連携しての囲いわなを活用しての捕獲対策があり、そのほかに電牧柵設置による防除対策があるわけであります。アライグマにつきましては、箱わなによる捕獲対策を推進している状況でございます。質問の電牧柵の設置状況、くくりわな等の導入状況についてでございますが、電牧柵につきましては、平成19年度から27年度にかけまして、市内総延長で301キロメートル設置いたしておりまして、またくくりわなにつきましては、22年度から23年度にかけて173基導入しております。また、箱わなにつきましては、一部破損により廃棄したものもございますけれども、平成22年度から現在にかけまして、177基導入している状況でございます。また、深川市も構成員となっておりますきたそらち鳥獣害防止対策協議会において、捕獲者を対象とした箱わなの講習会を毎年3月に開催しておりますほか、平成31年4月からは、捕獲いたしました有害鳥獣の処理を行うため、御承知のように市内に有害鳥獣処理施設を整備いたしまして、そこに捕獲された有害鳥獣の搬入、受入れを行っている状況でございます。そして、2点目に、エゾシカ、アライグマの農作物への被害状況、そして駆除頭数についてお答えいたします。農作物の被害につきましては、エゾシカについては、水稲や小麦、ソバなどへの食害や踏み荒らし、またアライグマにつきましては、野菜、果樹などへの食害の被害が発生いたしております。そこで、過去3年の農作物被害状況について申し上げますと、平成30年度におきましては、エゾシカによるものが35ヘクタールで、金額でいうと683万円ほどの被害、アライグマによるものが11ヘクタールで28万円、元年度については、エゾシカによるものが66ヘクタールで671万円、アライグマについては1ヘクタールで10万円、そして2年度につきましては、エゾシカが137ヘクタール、金額では1,004万円、アライグマについては2ヘクタールで89万円の被害となっております。また、駆除の頭数でありますが、平成30年度はエゾシカが146頭、アライグマ83頭、令和元年度につきましてはエゾシカが185頭、アライグマが259頭、そして2年度に至って、最高の駆除頭数となっておりますけれども、エゾシカが450頭、アライグマが468頭と非常に数が増えてきているところでございます。次に、3点目の被害が発生した場合の防止対策の考え方と取組メニューについてお尋ねがありました。エゾシカによる被害防止対策につきましては、これまで実施してきておりましたハンターによる捕獲やくくりわななどの捕獲対策のほか、電牧柵による防除対策などが考えられるわけであります。こうした捕獲対策について、議員が指摘された被害の現場であるメム地区は、河川敷地に関係する場所でありますことから、銃による捕獲は一定の制約が考えられます。防除対策については、電牧柵設置が考えられるわけでありますが、これについても多額の費用を要することや、設置場所の草刈りなど、要するに維持管理がどうしても必要となりますので、これらに取り組むとなりますと、地域全体の合意を得て進めていくことが必要になるものと思われます。このため、今後、市としましては、先ほど申し上げました、きたそらち鳥獣害防止対策協議会と連携いたしまして、まずはエゾシカの生息状況を確認するとともに、改めて被害状況の調査を実施する。その上でコストや効果などを踏まえて、どのような対策が可能か、また河川管理者や地域の皆さんとの協議もしっかり念頭に入れながら、どのような対策が効果的であるのか、検討してまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる