深川市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日
災害時及び被災後を見据えた施策について
2021年3月9日、深川市議会の一般質問で、大前昭代議員が「災害時及び被災後を見据えた施策について」質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 大前昭代 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 大前昭代
続いて、災害時及び被災後を見据えた施策について質問させていただきます。今定例会で複数の方が触れられていましたが、東日本大震災から3月11日で10年です。先月、2月13日、その東日本大震災をほうふつとさせるほどの、日本では1年8か月ぶりとなるマグニチュード7.3、震度6強の地震が福島県沖で発生し、北海道から近畿、中国地方にかけての広い範囲で揺れを観測しました。この地震は、東日本大震災の余震とのことでしたが、翌日、テレビに映し出された避難所の映像と、コメントされていた方々のお話を聞いて、改めて、昨年完成し全戸に配布された深川市防災ガイドブック、ハザードマップを読み返してみました。とても見やすく、内容も、ふだんから住民同士コミュニケーションを取り、いざというときに助け合う、避難路を平時から確認しておくなどのことや、家庭での簡易水防工法や避難の心得、避難方法、非常時の持ち出し品リストなど、災害時に役に立つであろうと思われる事柄が細部にわたってイラストなども加え、丁寧で分かりやすく、大変よいものができたと思っておりました。でも、見直しながらふと思ったのは、一時避難で自宅に問題なく戻れる場合はよいのでしょうが、もし大きな災害に見舞われ、自宅を失うなどした場合、被害を目の当たりにして、あれとこれの申請をして、あの支援を申し込んでなど、てきぱき動ける人はそういないと思います。ですから、防災ガイドブックに添付されていたハザードマップのように、被災したときは、避難所での過ごし方や避難所でできること、また被災後、災害終息後に罹災証明書や被災証明など申請が必要なもの、また被災した市民が受けられる支援や免除の種類、申請や申込みの際に必要なものなどを明記した一覧、例えば災害支援ポケットブックのような、持ち歩いても邪魔にならないサイズで分かりやすいものがあったらよいのではと思いました。昨日に近沢議員が、本日と令和2年第2回定例会で松本議員が、避難所の備品や運営マニュアルなどについて質問されており、また近年の災害発生状況や発生の時期、避難所が開設された事例などについては、辻本議員が令和2年第2回定例会で質問されておりますが、今回、私自身も、福島県沖で発生した地震後に映し出された感染症対策をしながらの避難所の映像を見て、想像していたよりもはるかに複雑な手順や人手を要するものなのだと認識させられました。避難所に行くと、まず手指消毒、検温、住所・氏名を記入、体調の悪い人とそうでない人に区分けされた避難スペースへ移動・誘導といった流れで、手際よく動く職員の方たちが映像に映し出されておりました。受け入れる側の体制も、役割・作業の順序や流れ、スペースの区分けなど、あらかじめシミュレーションし、管理運営に至るまで、しっかりとしたマニュアルが必要だと感じました。避難してきた人たちは、一刻も早く避難所で自分の休めるスペースへと移動したいでしょうし、1人ずつ避難してくるとも限りません。そのようなときに、スムーズに一連の流れをこなすためには、やはりマニュアル化された動きの確認と、地域の町内の方々やボランティアの方々の協力も必要になると思いました。深川市が避難所を設置する際のテントや備品などは、少しずつ充実していると聞きましたが、ハード面だけではなく、ソフト面の充実、構築も考えなければならないと強く感じました。ふだんから住民同士がコミュニケーションを取り、いざというときの避難の際に助け合うと防災ガイドブックにあったように、行政側も危機管理の下、ふだんから各町内の方々や、災害時などの際にボランティアとして、避難所などでお手伝いしてくださる方などを募り、避難所開設から運営までを話し合い、情報を共有し、備えるべきと思います。ここで伺います。質問の1点目、先日の近沢議員、本日の松本議員が避難所運営や備品などについて質問されていましたが、私は受入れ体制、例えば人員配置や役割分担、配置場所ごとの動きや作業の流れなど具体的にマニュアル化されたものはあるのか伺います。2点目、今後もインフルエンザやノロウイルスなど、あらゆる感染症対策として、避難所入り口での手指消毒や検温、住所・氏名の記入など、変わらぬ対応が求められると思いますが、一避難所に対し、職員の人数、プラスアルファなど、具体的な必要人員や体制は考えられているのか。また人員体制の中に各町内の方やボランティアの存在は考えられているのか伺います。3点目、深川市で現在、災害が起きた際に受けられる支援や免除などが分かりやすく一覧になったものはあるのか。また今後、災害支援ポケットブックのようなものを作ることへの考えについて伺います。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
質問にお答えする前に、私も一言だけ触れたいと存じますが、平成23年3月11日の東日本大震災の発生から10年が経過いたします。先日も、当時の津波に巻き込まれたと見られる御遺体の身元が特定されたという報道がございましたが、これまで2万人を超える方が亡くなり、あるいは行方不明になったということでございまして、この大災害の記憶は決して今も、そしてこの先も色あせることはないものと感じている次第であります。そのような中、議員も再々触れられましたが、2月13日、福島県沖を震源とする地震が発生いたしまして、各地に大きな被害が生じたところでございます。この場をお借りしまして、被災された方々に心からお見舞いを申し上げますとともに、また改めて復旧・復興への思いを強くいたしたところでございます。では、災害時及び被災後を見据えた施策ということで、3点の質問がありましたので、お答えいたします。1点目の避難者を受け入れる際の受付場所等における作業マニュアルについてのお尋ねであります。本市では、避難所における自主防災組織、あるいは町内会などの地域住民による避難所運営のために避難所運営マニュアルというものを作成いたしまして、これを自主防災組織や各町内会長さんなどに配付いたしているところでございます。この運営マニュアルには、それぞれ活動する情報班、避難誘導救援班、そして救護給食班の三つの班の役割分担などを記載いたしておりますが、残念ながら避難者の受付場所や、またそれぞれの場所での作業手順をまとめたマニュアルというものにはなっていないところでございます。このため、それぞれの担当場所ごとの必要な作業マニュアルにつきましては、このたびの感染症対策も踏まえて、今後、地域の意見も取り入れつつ、作成作業を行ってまいりたいと考えているところでございます。そして、2点目の避難所に配置する職員数及びボランティアなどの人的体制につきましては、先ほど少し触れましたが、この避難所運営マニュアルにおいて、自主防災組織、町内会、市職員、そしてボランティア等で組織する運営委員会を中心に避難所の運営に当たるといたしております。実際に避難所を開設するときには、その前段、運営委員会役員と市職員による施設の安全確認から避難所の運営が始まりますが、避難所と市の災害対策本部との連絡調整などもありますことから、避難所に配置いたします市の職員数につきましては、今のところ少なくとも2人以上と考えているところでございます。そして、3点目の災害時の支援や免除等の一覧及び災害に関するポケットブックのようなものについて質問がありました。災害時における罹災証明等の各種申請の際に必要な印鑑、免許証、健康保険証などについては、既に各戸配布しております深川市防災ガイドブックの中にある非常時の持ち出し品のリストに掲載もいたしておりますが、現在、災害後の支援、あるいは様々な義務の免除等に関する情報を一覧として一まとめにしたものは作成いたしてございません。一方で、国においては、昨年11月、被災者の生活再建への取組を支援するため、被災者支援に関する各種制度の概要という、かなり内容にボリュームのある資料を作成しておりますので、当面、政府が発表したこれらの資料に盛られております情報あるいは内容を参考にして、分かりやすく資料を整えて、例えば本市のホームページ等で紹介するなどいたしまして、議員が言及されました各種支援制度の周知に努めることとしたいと考えております。また、防災情報を網羅した携行可能なポケットブックといったものの作成につきましても、先々他のまちの状況などもお聞きしながら、しっかり調査・研究を行ってまいりたいと考えているところでございます。