みんなの議会

深川市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日

市内公立高校の存続

2020年12月9日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「市内公立高校の存続」について質問し、教育長 吉村理明が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
教育長 吉村理明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 松本雅祐

続きまして、5点目、市内公立高校の存続についてお伺いします。公立高校の存続については、北海道教育委員会が毎年示す高校配置計画の内容が大きく影響されます。配置計画は、高校進学希望者数に見合った定員を確保するとともに、教育水準の維持向上を図る観点から、中学校卒業者数や生徒の動向、学校の規模、学校・学科の配置状況、欠員状況などを勘案し、地域の実情などを考慮しながら策定されます。平成30年に北海道教育委員会が発表した31年から33年、令和3年までの高校配置計画で、深川東高等学校は、当時1学年3学科ありましたが、流通経済科と情報処理科の商業2科2学級を統合する案が示されておりました。そして、本年4月、深川東高等学校は、計画に示された二つの学科が総合ビジネス科の1学級に学科転換され、1学年3学級から1学年2学級へと1学級減少となりました。また、平成30年の深川西高等学校では、入学者数の定員が160人でしたが、入学者数が79人で、欠員が81人でありました。北海道教育委員会は、深川西高等学校の新1年生が79人の2学級になったことを機に、翌年から入学の窓口募集を4間口から2間口にするとの計画を示しました。あまりにも唐突な発表であり、北海道教育委員会に対して山下市長、早川当時教育長、両高校のPTA会長の連名で北海道教育委員会に要望書を提出し、その結果、募集窓口は3間口となり、今も維持されております。しかし、北海道教育委員会は、令和6年度から9年度までの見通しで、深川市内において再編を含めた早急な定員調整の検討が必要と示されており、理由は市内両校の入学者数が定員数を満たしていないので、再編、いわば統合が必要との見通しが示されています。一方で、北海道教育委員会からは、これからの高校づくりに関する指針の中で「人口減少社会への対応と地方創生の観点からも、地域における教育機会の維持向上が重要である」と示され「地域の特性や実情、高校に対する地域の期待も十分に踏まえ、配置計画を進めていきたいと考えています」と発表しております。ですから、存続に向けて、小中学校の校長先生や保護者の方や学校関係者が集っての懇談会を積極的に開催し、また両校の卒業生や同窓生、地元の企業・団体の方々との意見交換をするなど、幅広い声をお聞きし、地域の意見を北海道教育委員会に伝えていくことが大変重要であると考えます。また、本市は、これまで2校の存続については重要な課題として位置づけており、平成26年度からは、公立高等学校の魅力ある学校づくり事業として、研修、資格取得の支援、通学交通助成支援を行い、令和元年度からは部活に対する支援を対象に追加し拡充するなど、2校存続に向け支援しております。そこで、お伺いします。1点目、存続に向けた本年度の取組についてお聞かせください。2点目、本年11月17日に深川西高校・深川東高校の魅力づくりに向けた検討会が開催されました。その検討会では、来年度に向けた新たな魅力づくりの支援策などの提案はあったのかも含め、検討会の内容と魅力づくり事業の今後の取組についてお聞かせください。3点目、北海道教育委員会が公表している高校配置計画は、先ほども言いましたが、2校存続に向けては大変厳しい計画となっております。2校存続に向けた本市の考えについてお聞かせください。

答弁 教育長 吉村理明(教育長は2024年3月まで)

市内公立高校の存続について、3点の質問をいただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、1点目の本年度の取組でございます。市内公立高校2校の存続に向けた本年度の取組といたしましては、小中学校と公立高校における現状についての意見交換、お互いの把握、そして交流事業の実施など、様々な連携を図ることを目的に、公立高校及び市内小中学校の校長と市教育委員会で構成しております市内公立高校と市内小中学校との連絡会議を10月20日に開催いたしまして、情報の交換などを行ったところでございます。また、この連絡会議の構成員に小中高各学校のPTA会長や北空知4町及び雨竜町の教育委員会などを加えました深川西高校・深川東高校の魅力づくりに向けた検討会を11月17日に開催いたしまして、魅力ある学校づくりの事業をはじめ、高校の存続に向けた御意見をいただいたところでございます。加えて、広く市民の皆様にも市内公立高校2校の取組を知っていただくために、広報ふかがわ9月号に特集記事を掲載するとともに、その記事を北空知4町及び雨竜町の教育委員会の協力をいただきまして、各町の中学生の保護者全員に配付いただき、関係町においても周知を図っていただいたところでございます。また、これらとは別に、市内中学校におきましては、市内公立高校2校に限定いたしました高校の説明会を生徒及び保護者向けに開催いたしまして、高校側から直接2校の学校の魅力を伝えるとともに、本市の魅力ある学校づくり事業についても説明させていただいたところでございます。このほか、例年であれば、深川東高校と市内小学生による青空園芸教室や、深川西高校、クラーク記念国際高校及び深川中学校の美術部が、深川小学校の玄関にハロウィンの装飾を行うサプライズアートなどの学校間の連携事業を行って、高校と小中学校児童生徒との交流を行っているところでございますけれども、本年度は残念ながら、新型コロナウイルス感染症の関係で実施を見合わせたところでございます。次に、2点目、深川市公立高等学校の魅力ある学校づくり事業の今後の取組についてでございます。この事業につきましては、平成26年度から市内公立高校2校の魅力づくりに向けた様々な支援を行っておりまして、当初は生徒の研修費用、資格取得試験の受験料等に対する支援でございましたが、高校の魅力づくりに向けた検討会の議論を踏まえまして、公立高校2校からの要望もお聞きする中で、助成対象項目を徐々に拡充いたしまして、28年度には通学費の助成、29年度には学校のPR事業、昨年度は部活動に対する費用を支援の枠に追加してきているものでございます。本年11月17日に開催いたしました深川西高校・深川東高校の魅力づくりに向けた検討会におきましては、PTAから、生徒自身が市外の高校を希望した場合に、親が市内公立高校を薦めることについて、なかなか難しい現状があるという報告をいただきましたほか、本事業の魅力ある高校づくり事業の周知不足がまだあるといった御意見もいただいたところでございます。また、新たな支援策についての具体的な御意見はいただけませんでしたけれども、本市といたしましては、今年度実施を予定しております保護者アンケートの結果を基に、公立高校2校と協議を行いながら、2校の存続に向けた効果的な新たな事業をしっかりと模索していきたいと考えているところでございます。次に、3点目の北海道教育委員会の公立高校配置計画に対する考えについてでございます。公立高等学校配置計画は、北海道教育委員会が毎年9月に、翌年度以降の3年間の具体的な計画と、その後の3年間の見通しを示す計画として策定しているものでございます。本年9月に策定されました令和3年度から5年度までの計画では、市内の公立高校は、5年度までは変更ないものの、先ほど議員も質問の中でおっしゃられておりましたけれども、6年度からの見通しでは、深川市内において欠員の状況や望ましい学校規模を下回る学校があることを考慮し、再編を含めた早急な定員調整の検討が必要とされておりますことから、市内公立高校の2校存続については、なかなか厳しい状況にあるものと認識しているところでございます。ただ、本市といたしましては、高校の魅力づくりに向けた検討会などの会議及び広報活動を通しまして、各校の魅力をお伝えすることで、一人でも多くの入学者を確保できるよう、より一層地域及び関係者と一緒に取組を強めるとともに、北海道教育委員会に対しましても、これまでも申し上げてきておりますけれども、生徒数に応じた再編によらない北海道の地域性に合った高校の在り方のデザインをしっかりと描くよう、引き続き要望するとともに、それぞれ特色ある取組を行っております市内二つの公立高校の存続に向けて、より一層取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

再質問 8番 松本雅祐

1点再質問させていただきます。今の教育長の答弁のとおり、生徒の数に限って編成するのは私も反対でございます。その上で、私が先ほど言いましたけれども、一方で、北海道教育委員会も地域の声を十分に踏まえて、計画をつくると言われております。そう考えますと、今、説明がありました保護者、また学校関係者との意見交換会をされながら、取組をされております。私は質問の中でも言いましたが、両校の卒業生、特に通ってすぐのメンバーとか、こういうことがあったら、もっと高校に人が来るのではないだろうかとか、そういう意見を集約するのも大切ですので、両校の卒業生や同窓生、また地元企業・団体、深川市から2校がなくなると考えたときに、経済的な影響、また地域振興に関して大きな打撃になるというところで、まちぐるみで進めていかなくてはいけないと思います。同窓生、卒業生、また地元企業・団体との意見交換会を踏まえて、その声をしっかり北海道教育委員会に伝えていくことが重要であると思います。そういう部分では、教育長を中心にそのような会合を設けていただきたいと思いますが、その辺の考えについてお聞かせください。

答弁 教育長 吉村理明(教育長は2024年3月まで)

再質問いただきました。お答え申し上げます。卒業生の声につきまして、特に深川西高校の場合は、卒業生がカタリ場という形で、在校生に対してお話をさせていただく機会などを設けさせていただいておりますので、その部分で卒業生の皆さんから魅力などを伝えていけると考えております。ただ、本市におきましても、学校関係者以外の方々からの意見も重要と認識しておりまして、昨年度からは深川商工会議所に検討会へ参加いただいているところでございます。今後、さらに多くの立場の皆さんからの御意見ということでございますけれども、その中では様々な方向の御意見も出てくると考えられますので、今後検討させていただきたいと考えております。

出典:深川市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる