みんなの議会

深川市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日

インフルエンザ予防接種助成事業

2020年12月9日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「インフルエンザ予防接種助成事業」について質問し、市民福祉部長 安田浩人、市立病院事務部長 吉田博昭が答弁しました。

質問者
辻本智 議員
答弁者
市民福祉部長 安田浩人、市立病院事務部長 吉田博昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 辻本智

それでは、3番目の質問に移ります。高齢者のインフルエンザ予防接種助成事業についてお伺いいたします。9月議会の補正予算で議決されました高齢者インフルエンザ予防接種費用助成事業でありますが、私はその補正予算の質疑の中で、ワクチンの供給は本当に大丈夫であろうか、接種事業を医療機関に委任するだけでは市民に混乱が生じるのではないかとの懸念を再質疑までさせていただいております。本事業は、現在も継続中ですが、事業を開始して間もない10月中頃より、複数の市民の方から「思ったように予約が取れない」、「医療機関から、年内は予約でいっぱいですと断られた」という相談が、高齢者に限らず、子供さんを持つ保護者の方からも複数件寄せられております。深川市のホームページ上では、現在でも高齢者インフルエンザ予防接種が無料である旨の告知が引き続きなされており、案内文の中ほどでは「ワクチン不足により接種できない方も多い状況です」の記載は文言としてありますが、ホームページの全体の構成に大きな変更はなく、12月末までの無料期間と対象者を今も明記しておりまして、市内の医療機関に問い合わせてくださいという案内文が掲載され、その下に、市内の個々の医療機関名と電話番号が今でも掲載されている状況であります。ただしその中で、ホームページ上は色が赤色になっているのですが、市立病院は11月13日をもって受付を終了したといった掲載があります。受付を終了したのは市立病院だけの掲載であります。仄聞したところによりますと、市立病院以外の複数の医療機関で既に予約は無理ですとお断りしていると、実際私も医療機関の方から複数お話をお伺いしております。一方、市民の方からは、先ほど私も紹介しましたが、10月号の広報ふかがわで告知以降も、事業の内容変更やその訂正がされないままでありますから、どこで接種できるのかという確認作業を個々の市民に委ねているという苦情が出ております。医療機関側からも、既に数十件の問合せがあるが、全てお断りしている状況である、あるいは今でも毎日のように問合せがあり困った状況であるというのもお聞きしているところであります。結果として、市民と医療機関双方が混乱している状況が今でも続いている。そして、告知では12月末をもって無料が終わりますというのがいまだにあるわけですから、聞くと、いっときよりも電話の件数は減っているということでありますが、実際は市民の中でその混乱は解決していないということであります。ワクチンの供給が昨年と同程度か、増えてもそう多くはないという情報は、既に早い段階で個々の納入業者から医療機関は情報としてもたらされているわけですから、医療機関の判断で、例年の患者の分を先に確保した医療機関もあるとお聞きしています。ここで質問の1点目、高齢者の予防接種の接種率はどの程度あるのか、補正予算の質疑のときにお話を伺っていますが、それが現段階でどういった接種状況であるのか。そして、必要な財源は十分措置されているのか、財源見通しについてお聞かせください。質問の2点目です。今ほどお話しさせていただきましたが、市のホームページ上では深川市立病院は予約受付を終了となっておりますが、この経緯とインフルエンザワクチン接種での取組状況を併せてお聞かせください。そして、受付終了になった経緯についてもお聞かせください。質問の3点目ですけれども、市民の方、あるいは事業者、医療機関が混乱しているわけですから、行政側の現状の丁寧な案内、情報の発信が必要と考えております。市のホームページ上の表現内容も含めて、検討すべきと考えておりますが、その点についてのお考えをお聞かせください。質問の4点目であります。現状では、12月いっぱいで予約受付が終わる医療機関が多いと思っております。仮にですけれども、そういった状況の中で、高齢者の無料対象の方が受けたいということで、条件が整って、年明け1月以降、予防接種の予約を取った場合、無料は12月いっぱいということになっておりますが、1月以降に高齢者で該当する方がインフルエンザの予防接種ができた場合の行政支援については継続すべきと考えておりますが、その点についてお聞かせください。

答弁 市民福祉部長 安田浩人(市民福祉部長は2021年3月まで)

インフルエンザ予防接種助成事業につきまして、4点の質問をいただきましたが、私からは1点目、3点目、4点目についてお答え申し上げます。初めに、質問の1点目、高齢者予防接種事業での接種率と見通し、財源についてであります。最初に、接種率につきましては、過去5年間の高齢者インフルエンザ予防接種では平均44.4%であり、今年度は新型コロナウイルスの感染拡大を受けまして、インフルエンザへの警戒も高まっていることや、接種費用を無料とすることで接種しやすい体制としたことから、ワクチンの接種を希望する人が増加すると予測しまして、接種率の目標を70%と設定して、接種者数を約6,000人と見込んだところでございます。ワクチンの接種状況につきましては、10月1日に予防接種を開始いたしましたけれども、開始から1週間程度で、市民からの相談をはじめ、市立病院より数日後には在庫不足が見込まれるとの情報が入りました。このことから、担当において、各医療機関におけるワクチンの在庫状況について、聞き取りによる確認を開始し、その後におきましても随時状況の把握に努めてきたところでございます。現在把握しております接種の状況といたしましては、11月分の各医療機関からの請求により確認できている接種者数は5,166人で、接種率は61.1%という状況でございます。さらに、医療機関に確認を行いました状況から、12月の接種者数を約290人と推測してございまして、合計で約5,450人、接種率はおよそ65%を見込んでいるところでございます。このことから、先ほどの目標70%と比較しまして、約5%の減と予測しているところでございます。予算の関係につきましては、ワクチンの委託料は1件当たり4,000円でございますので、10月分としましては1,515万2,000円の支払いを既に済ませている状況でございます。当委託料の予算は、先ほど申し上げました6,000人分の予算を確保しており、先ほどの目標値の前でございますので、必要な財源は確保されていると考えているところでございます。次に、質問の3点目、行政側の丁寧な案内、情報発信についてであります。インフルエンザワクチンの在庫等の状況について調査いたしました結果、どの医療機関におきましても、昨年度の実績相当分しかワクチンの注文はできないことや、予約分の入荷も遅れてきている状況であることを確認したところですが、市民へ在庫情報を周知することにつきましては、在庫のある医療機関に接種希望者が殺到するおそれがありまして、情報発信が難しい状況にありました。また、予防接種の開始前には、国から十分なワクチン製造予定量が確保されていると説明がなされておりましたけれども、実際にはワクチンが不足しており、接種できない市民が多くいる状況であることは、市から保健所を通じて北海道に報告していただき、ワクチンの流通が円滑に行われるよう要請を行ったところでございます。ワクチンの接種に関しましては、国や北海道の体制をはじめ、医療現場や薬の供給会社等関係する機関がそれぞれに関連してございまして、情報の収集等において、なかなか一自治体では難しい面がありますけれども、市民に向けましては、必要な情報の収集に努め、丁寧な情報の発信に努めることは必要であると考えてございます。最後に、質問の4点目、無料対象期間の延長についてであります。高齢者インフルエンザ予防接種の委託期間は、10月1日から12月31日までとしていましたが、委託期間の延長につきましては、ワクチンの追加入荷が見込めないことや予算執行上の関係などにより、難しいものと考えております。しかしながら、今後、委託医療機関におきまして、何らかの事情により、1月以降において接種を希望することになる場合につきましては、状況に応じて対応してまいりたいと考えております。

答弁 市立病院事務部長 吉田博昭(市立病院事務部長は2022年3月まで)

私からは質問の2点目、深川市立病院での予防接種が他の医療機関に先んじて受付終了に至った経緯についてお答え申し上げます。本年は、今冬の新型コロナウイルス感染症の感染拡大が想定され、またインフルエンザワクチンの需要が高まる可能性があることから、国も例年より1割程度ワクチンの供給量を増やすとしまして、さらには65歳以上の高齢者の方などに優先的に予防接種をするよう、厚生労働省より通知がなされていたところでございます。当院におけるインフルエンザ予防接種の状況については、例年は10月中旬頃から受付を開始しているところですが、本年は厚生労働省からの通知もあり、65歳以上の高齢者の方などに限り、10月1日より予防接種を開始することとし、一般の方につきましては、10月26日から接種を開始することで準備を進めてまいりました。周知につきましては、市の広報紙や病院ホームページで随時お知らせさせていただき、インフルエンザのワクチン入荷も10月1日の開始に向けまして、まずは800人分を確保したところでございます。その後、65歳以上を対象としたインフルエンザの予防接種を予定どおり10月1日より開始し、10月16日までの期間で1,001人の方に接種いただいたところですが、ワクチンの入荷状況により、受付をこの時点でやむなく一旦中止させていただきました。その後、ワクチンの入荷を待って、10月26日に再開したところですが、この時点におきましては、65歳以上の高齢者の方以外に、一般の方も対象として接種を開始したところでございます。再開した26日当時は、当院の想定を大幅に上回る204人もの方々がワクチンを接種され、ワクチンの在庫が枯渇したことから、再度ワクチンの再入荷まで受付を中止させていただき、以降の再開にあっては、ワクチンの再入荷の予定からおよそ2週間後の11月12日として、病院ホームページ等でお知らせさせていただき、再開後、当日は269人、また翌日の11月13日には138人の方々が当院で予防接種をされたところであります。また、この2日をもって、これを最後に当院での予防接種の受付は終了したところでございます。なお、この日は接種人数が多くなることを想定しておりましたので、受付場所を中央ホールに設置し、対応する職員も増員するとともに、3密とならないよう対応方法も変更し、予防接種を行う場所につきましても、インフルエンザワクチン専用の予防接種スペースを設け、専任スタッフを配置し、少しでも院内の滞在時間が短くなるよう対応させていただいたところでございます。当院においては、最終的にはこれまで1,800人ほどの方々がインフルエンザワクチンを接種したところですが、今後のワクチンの入荷も全く見込めないことから、例年より早い時期にインフルエンザ予防接種の受付を中止させていただいたところでございます。なお、今年度のワクチンの入荷量は、職員分なども含めまして、前年比26%増の2,480人分を確保したところですが、65歳以上の高齢者の方等の接種者が前年に比べおよそ1.5倍の1,477人に達したこともあり、結果的に接種希望者の方全員に対応することができず、早々にワクチンの在庫がなくなったという事態になったものでございます。ワクチンの入庫数量につきましては、各医療機関の前年度の使用数量割合から当年分の入庫数が決まるといったことが慣例となっておりまして、現状、各医療機関で購入数を決定することは困難な実態にもございます。事前に納入業者へは、さらなる入荷も依頼したところでございますが、結果的にはワクチンの追加での入荷には至らなかったものでございます。ワクチン接種の開始後より、多くの市民の方々からお問合せをいただき、都度、予防接種が可能な日程などをお知らせさせていただいたところですが、予防接種の受付終了後の現在も、日によっては1日10件程度お問合せをいただくことがございます。インフルエンザのワクチン接種を希望される方は、まだ多くいるものと捉えておりますけれども、ワクチン確保の見通しがないことなどを説明し、御理解いただいている現状にございます。

再質問 2番 辻本智

1点再質問させていただきます。今、安田部長及び市立病院吉田部長から答弁いただくと、大変現場でも努力されているのは分かりますけれども、実際は深川市が新型コロナウイルス感染症の対策の一環として、市民に周知して、事業主体は深川市で行政です。行政が市民に対して、65歳は無料ですと周知して行った。しかし、実際ワクチンの供給体制は、行政の力の及ばないところで、供給体制のルートがある。しかも、その情報は、必ずしも行政が状況としてつかまえられる中身ではなく限度がある。だけれども、深川市は施策として打ち出したということです。吉田部長は、今でも1日10件程度の問合せがあるのですと。1日10件程度の問合せが、市立病院が予約を停止した段階からあるとしたら、100人以上の方は潜在的なニーズとして、毎日同じ人が電話するというのはあまり想定できませんから、少なく見積もっても市民の中に100人以上の方のニーズがあるということが分かるわけです。また、民間の医療機関にも問合せがあるというのも私は聞いているわけです。そこで、改めて情報発信について再質問させていただきますが、安田部長は、まず情報の収集においては、なかなか自治体では難しいと言われましたが、市民にとって必要な情報の収集に努め、丁寧な情報の発信に努めるという答弁をしていても、今日の時点でもホームページは変わっていないわけです。なので、姿勢として示されるだけではなくて、もう12月に入って、年末までわずかである。幸いインフルエンザが流行していないから、まだ混乱していないのですけれども、どの点について丁寧な情報の発信に努めるのか、必要な情報というのは何を指すのかについて、部長が答弁した言葉ですので、必要な情報というのは何が必要だと所管としては判断しているのか。丁寧な情報の発信というのは、何についての情報を丁寧にすべきなのか、その形についてどういう形で丁寧に発信しようと考えておられるのか。これは大変厳しい再質問だと思いますが、市民が混乱していることを前提にして、年末までの限られた中で、どのような対応をするのか。あまり余裕がないと思いますので、もう一度お答えください。

答弁 市民福祉部長 安田浩人(市民福祉部長は2021年3月まで)

再質問にお答え申し上げます。御指摘のありますとおり、医療機関に電話が殺到する、市民の方から何か所も医療機関に電話をしているということでございます。接種を希望する市民の方や医療機関の方には御迷惑をおかけしたと考えてございまして、このことにつきまして、深くおわび申し上げる次第でございます。先ほどの情報発信につきましては、医療機関から混乱を招くというお話もあったことから、随時の情報提供ができなかったということでございます。私の答弁の中で丁寧な情報提供ということにつきましては、現在、12月31日までの接種期間となってございますけれども、医療機関に確認しますと、もう終了しているということでございますので、その辺も含めて、終了しているのであれば、きちんと終了しているということで表現して、市民の皆様には事業の進捗状況や問合せができるかどうかの情報の記載も含め、丁寧な情報提供に努めてまいりたいと考えてございます。

出典:深川市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる