深川市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日
令和3年産主食用米の生産の目安と行政支援
2020年12月9日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「令和3年産主食用米の生産の目安と行政支援」について質問し、経済・地域振興部長 宮森栄治が答弁しました。
- 質問者
- 辻本智 議員
- 答弁者
- 経済・地域振興部長 宮森栄治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 辻本智
通告に従い、一般質問を行います。初めに、令和3年度産主食用米生産の目安設定と行政支援についてお伺いいたします。本市の基幹産業であります農業にあっては、本年度の主要作物全般が豊作であり、かつ品質も大変優れた内容であったことは、昨日の山下市長の一般行政報告でも述べられているところであります。同様に、近隣の農業者、生産者の皆さんからも、大変うれしい1年だったとの声も聞かれております。ただ、新型コロナウイルス感染症の影響から、販売環境が極めて厳しい状況であり、米穀安定供給確保支援機構の直近の調査では、コロナ禍による販売不振と主産地の豊作で、需給は非常に緩む見方が続いているとの報道が昨日出されております。身近な農業者の方々からお話をお伺いしますと、米については、来年度の作付面積、品目をどうするかで悩まれているという声も耳にしております。ここで質問の1点目、米の需給環境ですが、本年11月に農林水産省から来年度に向けた適正生産量の提示がありましたが、その概要と、北海道としての基本的な考え方についてお示しください。質問の2点目です。米生産数量目標に対する取組は、地域農業再生協議会で行われると承知しております。そこで、深川市地域農業再生協議会での取組状況と行政の関わり、今後の見通しについてお聞かせください。質問の3点目、米をはじめとする地元産農作物を地元で流通し、地元で消費するという、いわゆる地域内経済循環を可能とする仕組みづくりについてお聞きいたします。同様の内容は、9月の定例会で、市内の保育所、福祉施設等での給食に地元食材の提供ができるような行政支援が考えられないかという提案をさせていただいております。この地域内経済循環は、ここ数年、様々な研究論文、調査、実践がなされております。いわゆる地域住民の所得はどこで消費されているのか。地域の外から稼いだ外貨を地域の中で循環、消費することにより、地域経済の活性化が期待できるとする考え方であります。身近な例では、下川町の地元木材を活用したエネルギー施策が注目されておりますが、実は農林水産省も、地元農産物を活用した地域内経済の推進を同省のホームページ上で公開して、推進しております。現実の取組には様々な課題があると思いますが、まずは本市特産の米を活用した地域内経済循環を推進する立場から、市内で提供される米については、深川産の良質米を事業者それぞれが活用しやすくする仕組みづくりを行政が後押しして、検討・研究すべきと提案いたします。考えをお聞かせください。
答弁 経済・地域振興部長 宮森栄治(経済・地域振興部長は2023年3月まで)
令和3年産主食用米の生産の目安と行政支援についてお答えいたします。初めに、1点目の主食用米の需給均等に向けた2021年産適正生産量の概要と北海道の基本的な考え方についてでございます。2021年産の適正生産量につきましては、農林水産省が本年11月に一部内容を見直し公表しました、米穀の需給及び価格の安定に関する基本方針におきまして、本年7月から来年6月までの主食用米等の供給量を、本年産の10月15日現在の作況指数99と民間在庫量を踏まえ923万トンとし、また需要量につきましては、過去の実績や新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、711万トンから716万トンまでとしており、さらに供給量から需要量を差し引いた207万トンから212万トンを、来年6月末現在の民間在庫量として見通しているものでございます。一方で、来年7月から再来年6月までの需給見通しにおきましては、900万トンから905万トンとしており、先ほど申し上げました民間在庫量を差し引いた693万トンを、令和3年産の主食用米等の生産量としているものであり、これを今年の主食用米生産見込量723万トンと比較いたしますと、30万トンの減産が必要となるものでございます。次に、北海道の基本的な考え方につきましては、北海道農業再生協議会水田部会が示した中では、近年、作付実績が生産の目安を下回っている主食用米を中心に、需要が見込まれます業務用米ですとか、加工用米などの非主食用米も含めた水稲作付の維持・確保により、水田をフル活用しながら、北海道米に対する様々な要望に応えていくことを通じて、日本一の米どころ北海道の実現に向けた取組を推進していくこととしております。これを受けて、市町村ごとに設置しております地域協議会に対しましては、道協議会が示す全道の生産の目安の範囲内で、地域協議会ごとに作付意向に基づいた最大限の配分がなされるものと承知しております。次に、2点目の深川市地域農業再生協議会の取組内容等についてでございます。本市の地域協議会につきましては、経営所得安定対策の推進及びこれを円滑に実施するための連携体制の構築、戦略作物の生産振興や地域農業の振興を図ることなどを目的として設置されているものでございまして、本市も構成員の立場で様々な協議に参加しているところでございます。地域協議会におきましては、今年10月下旬に生産者に対しまして、令和3年産水稲の作付意向調査を実施し、その結果は北海道を通じ、道協議会に報告しているところでございますが、今後、道協議会から地域協議会に対し、3年産の目安が提示され次第、速やかに生産者個々に配分の提示を行いまして、翌年の営農計画に円滑に反映されるよう取り進めていくものと伺っております。最後に、3点目の地元産農産物を活用した地域内経済循環を可能とする仕組みづくりの見解についてでございます。米の地域内経済循環につきましては、米に対する理解や消費拡大を進める上で非常に重要なことと考えております。現在、本市における米の消費拡大の取組といたしましては、関係団体が実施しております販売PR事業等に対して支援を行っているところでございますが、今後につきましても、これらの取組を継続して推進するほか、新型コロナウイルス感染症の影響により、特に需要が減少している最近の状況を踏まえ、JAきたそらちやふかがわまい生産組合など関係団体と一体となって、より一層の消費拡大につながる取組を検討してまいりたいと思っております。