みんなの議会

深川市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月15日

地元農産物の利用促進

2020年9月15日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「地元農産物の利用促進」について質問し、経済・地域振興部長 宮森栄治が答弁しました。

質問者
辻本智 議員
答弁者
経済・地域振興部長 宮森栄治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 辻本智

それでは、次の質問に移ります。地元農産物の利用促進についてお聞きいたします。同様の質問を平成28年第2回定例会でも行っておりまして、このときは、食育の視点から、市内保育所での地元食材利用について質問させていただいております。また、この間の地方創生臨時対策交付金に係る補正予算質疑の中でも、米などの現物配付とあわせ、病院や保育所など福祉関連施設での給食提供にかかわる地元食材活用支援の仕組みを検討すべきと提案もさせていただいたところであります。補正予算審議は限られたものですから、今回、同じ内容で一般質問を行います。平成25年に当時の深川市議会経済建設常任委員会で、四国の愛媛県今治市を視察させていただきました。今治市では、1988年に食料の安全性と安定供給体制を確立する都市宣言を市議会で採択し、学校給食の米、パン、大豆も全て地元産に切りかえています。その後、2005年には、今治市食と農のまちづくり条例が制定されております。幼少期から子育ての中で地元の食材を口にする仕組み、学校教育のプログラム整備と市内にある直売所の整備が行政主導で行われており、そのような中で育った子供たちが、大人になってからも地元産の農産物を買い支え、食べ支える、あるいは食品パッケージの裏に記載された産地、食品添加物などを確認する習慣を身につけている、こういった割合が、男女ともに極めて高いといった追跡データも紹介され、大変納得した記憶があります。このように、地元農産物を地元で還流する仕組みが、全国的にはさまざまな場所で行われております。それは、病院食での食材供給もありますし、民間福祉施設の配食サービスでも取り組まれております。5年前の一般質問の答弁では、先ほど申し上げましたけれども、市内の市立と法人立保育所と幼稚園に関しての質問でしたが、地元食材の活用に関する行政としての指針は特段設けていないとされておりまして、食育推進計画の配布を行っているが、周知・情報共有については、今後、取り組んでいくとのことでした。今回、改めて給食で地元食材を積極的に利用している保育園の方とお話し、米を初めジャガイモ、タマネギ、キュウリ、リンゴなど、多様な農産物を市内の生産者あるいは道の駅などからも購入しているとのことで、こうした場合、やはり量販店と比較すると、価格の差が大変気になりますともお話しされていました。地元の給食に地元の食材を活用することに対する後押しや支援があれば、地産地消はさらに進みますし、また、生産者にとっても意欲が湧いてまいります。ここで質問の1点目です。第3次深川市食育推進計画及び第8次深川市農業振興計画の中で、地元農産物の利用促進に係る考え方は、どのように整理されているのか改めてお示しください。2点目、深川市立病院を初め、市内の保育所と指定管理者制度での運営を行っているエフパシオなど、公共施設での米を初めとする地元農産物の利用状況についてお聞かせください。また、指定管理者との業務仕様書では、利用食材での地元産地についての考え方が明示された内容となっているのかについてお聞かせください。3点目です。今回のコロナ関連対策の中の地方創生臨時交付金の総務省が示す具体例の中に、地元の農産物・加工品の販路拡大が推奨されています。将来に向かって地元食材の利用が継続した取り組みになるような仕組みの構築について、ぜひとも検討すべきと考えます。また、地元産品の消費拡大についてのさまざまな計画の中で、指標を策定することも必要ではないでしょうか、考えをお聞かせください。

答弁 経済・地域振興部長 宮森栄治(経済・地域振興部長は2023年3月まで)

地元農産物の利用促進について、お答えいたします。初めに、1点目の第3次深川市食育推進計画と第8次深川市農業振興計画における地元農産物活用の位置づけについてでございます。平成30年3月に策定した第3次深川市食育推進計画では、計画目標に、「本市ならではの食育の実践を市民協働で推進しよう」と掲げまして、食育を推進する四つの基本方針に基づき、分野ごとに取り組みを推進するとしているものであります。その方針の一つに、「地域に根差した食関連産業への理解と支援」があり、その中の、「地産地消の理解を深め実践する」の主な取り組みとして、地産地消の推進や地場産農産物の活用促進を位置づけているものでございます。具体的な取り組み目標といたしましては、保育所におけるリンゴ狩り等を通して、自然の恵みを知る機会を設けることですとか、スローフードフェスタやこめッち新米フェスタなどのイベントを通して地産地消を促進する。また、学校給食におきましては、地場産農産物を積極的に使用するなどとしているものでございます。また、本年8月に策定いたしました第8次深川市農業振興計画におきましては、深川市農業の主要課題に掲げた「食の安全・安心への関心の高まりと農村の活性化」の中で、地産地消や食育の推進について位置づけしているところであり、今後5年間をかけて、具体的な取り組みを進めることとしているものでございます。次に、2点目の市内保育所と幼稚園、市立病院、エフパシオ等の給食提供施設での米など、地元産使用食材の調達状況について、各担当所管に聞き取りをした内容を申し上げますと、市内の保育所や幼稚園については、それぞれの運営方針に従い対応しており、その中で、保育所で使用している米につきましては、地元の生産者や業者から購入していると伺っております。なお、地元業者から購入しているお米が深川産であるかどうかの確認までは取れていない状況でございます。また、深川市立病院とエフパシオについては、100%深川産米が使用されているということでございます。次に、指定管理者との業務仕様書にかかわってのお尋ねにつきましては、指定管理者の募集要項におきまして、食事の提供等に関して、極力地元食材の活用に努めることを明示しているところでございます。次に、最後の3点目の地元食材の購入と利用率向上に向けた行政支援についてでありますが、第3次深川市食育推進計画と第8次農業振興計画におきましては、地元農産物の活用に関する指標は設けておりませんけれども、地産地消の取り組みを推進する上で、該当する所管と仕入れ先情報を共有するなどして、地元食材の活用促進に努めてまいりたいと考えております。また、これまで進めてきているスローフードフェスタ、ふかがわ新そばフェスタ、こめッち新米フェスタ等のイベントへの行政支援を継続し、地産地消や農産物の消費拡大を図ってまいりたいと思っております。なお、議員からご提言がありましたことにつきましては、複数の所管が関係する内容と考えられますので、今後、情報共有し研究させていただきたいと思っております。

再質問 9番 辻本智

1点、再質問させていただきます。ただいまの答弁で、市内のさまざまな各種イベント等で、地元食材あるいは農産物の魅力発信に努められていると理解できました。また、市立病院を初め市が関連する施設での給食提供食材に関しましては、米などは地元産であると大変心強い説明だったと思います。ただ1点、私が先ほど紹介しました地元の保育園の方のお話ですが、お米に限らず、地元食材を積極的に使うことに対して何らかの行政支援や後押しがあると非常にやりやすいとのことでありました。最後の答弁の中で、各所管にまたがることなので、行政としては今後、研究したいという説明でしたが、市民の願いは大変シンプルであります。市内のさまざまな場所で地元食材を活用できるような後押しができないだろうかというのが、私が聞いている範囲の中での声です。行政が取り組むとなると、さまざまな所管にまたがるという部分がどのような複雑さといいますか、困難になるのかというのを、もう少しかみ砕いて説明いただきたいと思います。

答弁 経済・地域振興部長 宮森栄治(経済・地域振興部長は2023年3月まで)

再質問いただきました。3点目の部分にかかわる内容と思いますけれども、地産地消のために地元農産物を無償で提供したり、もしくは安価で提供する仕組みづくりが必要ではないかといったご提言と受けとめていますけれども、そういった支援を行う場合の受け手としましては、議員から質問いただいた平成28年のときは、保育所というある程度特定された範囲だったのですが、今回の質問に当たっては、保育所のほか幼稚園、学校、病院、指定管理者、場合によっては市内の飲食店といったものも含まれる可能性があるということで、大変広く捉えることができると受けとめております。そうなりますと、我々行政側としても1カ所では済まない、経済・地域振興部を含めて福祉や病院、教育ということで、複数の部署にまたがることになるものですから、今後、そういった関係する所管とともに情報共有を図りながら、議員からご提言いただいた内容を具現化するための対応が可能かについて考えさせていただきたいと思っております。

出典:深川市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月15日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる