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深川市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月12日

災害情報の発信と避難スイッチについて

2019年9月12日、深川市議会の一般質問で、田畑陽美議員が「災害情報の発信と避難スイッチについて」質問し、企画総務部長 吉村理明が答弁しました。

質問者
田畑陽美 議員
答弁者
企画総務部長 吉村理明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 田畑陽美

それでは、最後の質問に入らせていただきます。災害情報の発信と避難スイッチについて、先月8月に、九州北部を2012年、2017年に続き、記録的な豪雨が襲い、人的被害も発生するなど大きな被害となりました。今月に入りましても、豪雨により被害が起きております。また、平成30年7月西日本豪雨では、死者、行方不明者200人を超える近年まれに見る大きな惨事となりました。犠牲になられた方々に哀悼の意をあらわしますとともに、被災された方々には心からお見舞い申し上げます。一日も早い復旧、再建を心よりお祈り申し上げます。改めまして、政府は、平成30年7月の豪雨を受けて、中央防災会議、防災対策実行会議に豪雨による水害、土砂災害からの避難に関するワーキンググループを設置し、昨年の12月に報告書をまとめたようです。そこで、避難に対する基本姿勢、数多くの問題解決、方策など、避難するという行動に関して対策が提言されております。それら一つ一つ、とても大切な事柄ですが、私が注目したのは、この報告書の最後に「国民の皆様へ大事な命が失われる前に」と題した国民に向けたメッセージでした。一部引用させていただきます。「自然災害は、決して人ごとではありません。あなたやあなたの家族の命にかかわる問題です。気象現象は、今後さらに激甚化し、いつどこで災害が発生してもおかしくありません。行政が一人一人の状況に応じた避難情報を出すことは不可能です。自然の脅威が間近で迫っているとき、行政が一人一人を助けに行くことはできません。行政は万能ではありません。皆さんの命を行政に委ねないでください。避難するかしないかは、最後はあなたの判断です。皆さんの命は、皆さん自身で守ってください」と記述しています。差し迫った自然の脅威に対して、最後は自分で守るしかないということを強く感じました。そこで、お伺いいたします。1点目、避難するということに関して、最終的な判断をするのは自分です。大したことないだろうと捉えがちな人間の特性が命にかかわる。津波や豪雨などで警報や避難勧告が出ても軽視されて、避難の判断がおくれ、住民が亡くなる悲劇が繰り返されています。一人一人が自主的に避難を始める避難スイッチ、早期オン感覚を持っていかなくてはなりません。深川市の地域防災計画の中でも、市民及び事業所の基本的責務として、市民及び事業所は、みずからの身の安全はみずからが守ると記述されております。このことはしっかりと住民に広く周知することが重要です。無論、体の不自由な方や迅速に避難できない高齢者などは別となりますが、そうした住民の周知に関する取り組みが防災対策、避難対策において避難スイッチを含め、どのように取り組まれているのか、お伺いいたします。2点目、現在ある深川市のハザードマップの更新とその有効利用についてお伺いいたします。子供たちが避難するための防災教育は最も有効とされています。体系的に、子供から大人、高齢者に至る避難行動を啓発するための取り組みについてお伺いいたします。3点目、現在の避難情報の発令は、河川の水位を基準に組み立てられています。河川の水位がある一定の水位を超えたとき、避難準備、避難通告避難指示を出すようになっていますが、九州などの豪雨を見ると、雨がすさまじい勢いで降っているとき、そのときはまだ河川の水位が上がらなく、上流の雨の降り方で河川の水位が上がるようです。河川の水位だけを基準にすると、手おくれになりかねないのではないかと思いますが、本市の迅速な避難情報の提供の仕組みなど、今後どのようにしていくのか、お伺いいたします。

答弁 企画総務部長 吉村理明(企画総務部長は2020年3月まで)

防災情報の発信などに関しまして、3点質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。1点目の多発している水害への対策の中で、市民が自主的に避難を始める基準を決める避難スイッチを含めた避難対策の取り組みについてでございます。近年は、台風や低気圧の影響などにより、豪雨災害あるいは土砂災害による被害がいつ発生してもおかしくない状況と言えます。災害が発生した際には、自分自身の命は自分で守るという自助、自主防災組織や町内会など、地域コミュニティーで力を合わせる共助、さらには公的機関が個人や地域では解決できない災害の問題を解決する公助がありまして、これらは一つあればよいのではなく、全てが大切だと言われております。特に自助では、自分の身を守らなければ、他人や地域の安全を守ることができないことから、避難ルートの確認や防災備品を常備するほか、議員の質問にもございましたが、どのタイミングで避難を始めるのか、自分なりの避難スイッチを持つことが大切でございます。これら災害時の自助を初めとする防災意識の醸成につきましては、公共施設などへのポスターの掲示や市の広報紙あるいはホームページを活用し、周知に努めておりますが、あわせて非常時の持ち出し品の準備など、日ごろから災害に備えておくよう働きかけも行っているところでございます。今後も防災訓練や出前講座、消防署と連携した学習会など、さまざまな機会を通じまして、市民の防災意識の高揚に努めてまいりたいと考えております。次に2点目、ハザードマップの更新と小学校や地域への啓発活動による有効利用についてでございます。洪水ハザードマップにつきましては、河川管理者から提供されます最新の降雨データに基づく浸水想定区域や最寄りの避難所など、市民の人的被害を防ぐことに役立つ情報をわかりやすく記載することとして、本年度更新する計画でございます。さきに開催いたしました深川市防災会議において、ハザードマップ作成に向けた作業部会を設置し、現在、更新作業を進めているところでございます。この新たなハザードマップにつきましては、市内全戸配布を予定しておりますが、市広報にこの新しいハザードマップの内容を紹介する特集記事を掲載して、市民の活用がより進むようにしてまいりたいと考えております。さらに、町内会や小中学校などでも、防災講習会などの場を通しまして、子供から高齢者まで、このハザードマップの活用ができるよう、周知を図ってまいる考えでございます。次に3点目、迅速な避難情報の提供と今後の課題についてでございます。気象庁等では、今年度から水害、土砂災害などが発生するおそれがあるときに、住民のとるべき行動について5段階の警戒レベルを用いた防災気象情報の発表を行っております。本市では、その情報のほか、該当する河川の水位あるいは上流域の降雨の状況やダムの放流情報、また過去の災害の発生状況も踏まえまして検討し、危険が迫っていると判断した場合には、地域を指定して警戒レベルを付して避難勧告あるいは避難指示を出すこととしております。これら避難情報の提供の手段でございますけれども、深川市地域防災計画の中では、住民に対して行う情報伝達については、要配慮者にも配慮した、わかりやすく、確実な伝達ができるよう努めるとともに、多様な伝達手段の整備を図るものとしております。具体的には、確実に地域住民の方にお知らせするために、インターネット、Lアラート、緊急速報メール、電話、広報車など、九つの伝達手段の中から、それぞれ複数を組み合わせて現在実行しておりますけれども、今後とも、より確かな住民の皆さんへの情報の伝達に努めてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる