深川市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日
死亡に伴う各種手続における対応
2019年9月10日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「死亡に伴う各種手続における対応」について質問し、市民福祉部長 安田浩人が答弁しました。
- 質問者
- 松本雅祐 議員
- 答弁者
- 市民福祉部長 安田浩人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 松本雅祐
続きまして、5番目、死亡に伴う各種の手続におけるわかりやすい対応についてお伺いします。家族や親族など身近な方が亡くなると、ご遺族の方は葬儀などの対応で大変です。そして、葬儀等が終了した後、さまざまな手続が待っております。先日、親元を離れて暮らしていた方がお父さんを亡くし、高齢のお母さんを連れて深川市役所を訪れたそうであります。手続の煩雑さなどで大変苦労し、何とかならないでしょうかねとご要望をいただきました。ご遺族の方は、何から手をつければいいのかがわからないと、手続だけでさらに気が滅入ることもあると思います。葬儀後に遺族の方が手続をするために訪れるのが市民課であります。亡くなった際、7日以内に死亡届を提出し、火葬許可書を受け取り、火葬が終わると埋葬許可書が交付されます。その死亡届を役所に提出すると、その情報は戸籍や住民票に反映され、その後、国民健康保険や年金、税金、上下水道など、さまざまな手続が必要になってまいります。もし世帯主が亡くなった場合は、さらに世帯主の変更や公共料金の支払いの方法の変更、健康保険の資格喪失手続など、すぐに手続が必要なこともあり、役所に何度も書類を取りに行くこともあり、大変な時間と労力が必要となります。また、死亡届を提出すると個人の資産は瞬時に凍結され、預貯金口座からは現金を引き出せなくなり、引き出すための手続や書類の提出にも相当の苦労が必要であります。さらに、相続開始から3カ月以内でないと認められない相続放棄、期限が決められている手続でもあり、期限を超えてしまうことで個人の借金を背負わされてしまうケースもあります。このように、家族や親族が亡くなったときの遺族が行わなければならない手続は多様であります。私も以前、両親が埼玉の松戸に住んでおり、父が急死したときは、葬儀を終えた後、母親を連れて何度も市役所に行き、時間がかかったことを覚えております。少しでも遺族の負担軽減になるように、手続がスムーズに進む支援が必要だと思います。そこでお伺いします。死亡届を提出後に、各種手続について故人によって該当する項目が異なるため、関係課や提出書類などさまざまであります。ですから、遺族の方が、故人に関してさまざまな手続を判断し、担当課を訪れますが、遺族の方にとって葬儀後の手続を正確に把握することは難しく、何度も市役所に行き、手続の必要のない課を訪れることもあり、その都度確認するという事例も多くあります。そうした負担を軽減するため、福岡県の糸島市では「おくやみ案内」を開設しました。市の職員が独自にお悔やみ案内システムを構築し、市民課が死亡届を受け付け情報を入力すると、その後の手続に関係する課が、亡くなった方の情報を共有し、個人に必要な手続が一目でわかる一覧表が作成されます。市役所を訪れた遺族の方は、その一覧表が挟まれたバインダーを市民課で受け取り、担当する課をスムーズに回れます。また、ホームページでは「おくやみ早わかりガイド」も作成し、死亡に伴う各種の手続をわかりやすく説明し、おくやみ案内を利用する際にお持ちいただくものを案内し、2時間程度で全ての手続を終えることが可能になったと言われております。本市も、死亡に伴う手続に来庁された方には、必要な項目を書面にして渡しておりますが、その書面の言葉や表現を見てもとても難しいものであります。もっとわかりやすい表現に変える必要があると思います。また、死亡に伴う各種の手続に関して、本市のホームページ上でもお持ちいただくものを載せ、忘れたからまた取りに行くことがないよう丁寧で親切な対応が必要と考えます。以上のことも含め、どのような対応をされているのかお聞かせください。2点目、大分県中津市では、遺族が行う必要な手続と担当課を一覧表で案内する「おくやみコーナー」を開設しております。同市では、国民健康保険や介護保険など76種類の手続に対応しているそうです。そして、ご遺族に優しいのは、高齢者の方が各課を回って手続するのは難しく、大変なご苦労もあることから、「おくやみコーナー」に各課の職員が出向いて対応しているそうであります。本市も死亡届を市に提出した際に、遺族が行う手続を支援するため、「おくやみ案内コーナー」を深川市役所内に設置してはいかがでしょうか。市の考えをお聞かせください。
答弁 市民福祉部長 安田浩人(市民福祉部長は2021年3月まで)
死亡に伴う各種手続における対応につきまして2点の質問をいただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、1点目の本市の死亡に伴う手続の対応についてであります。本市におきましては、死亡の届け出がありました際には、一連の手続として火葬許可証の交付、市長からのお悔やみの言葉、深川市社会福祉協議会からの弔慰金をお渡しするとともに、新聞のお悔やみ欄掲載について受け付けを行っております。この死亡届につきましては、近年では遺族にかわり葬儀社などが手続を行う場合が多いことからも、遺族の方が葬儀終了後に行う届け出や手続について、必要な書類や持参するもの、担当窓口の連絡先を記載した一覧表を作成し、届け出の際にお渡ししているところでございます。また、市民課の窓口では、遺族の方が死亡後の手続に関する相談に来られた際には、この一覧表をもとに、該当するものを確認しながら、スムーズに手続が進むよう担当の窓口への案内や、添付書類として必要な戸籍等の証明書の発行を行うなどの対応をしているところでもございます。なお、現在お渡ししてございます一覧表につきましては、A4判の両面印刷の1枚のもので、戸籍証明書の交付請求時の留意事項を初め、医療保険や年金などの市民課での手続のほか、各課から依頼されました周知内容の全15項目を掲載しておりますが、委員からの質問にありますとおり、記載している内容が多く、文字のみの紙面でありますことから、指摘のございました難しく感じるなどの部分につきましては、改善すべきところがあると考えております。今後、一覧表には市役所に訪れたことがない方にも、手続の窓口がわかりやすくなるよう、庁舎内の案内図などを加えるなど文面にも工夫をして、わかりやすい内容に変更してまいりたいと考えてございます。さらに、市のホームページにつきましても、お悔やみ関係の各手続につきましては、現在掲載してございませんことから、一覧表の改善とともに検討してまいりたいと考えてございます。次に、2点目の「おくやみ案内コーナー」の設置についてであります。現在、死亡届け出を受け付けている市民課戸籍住民係の窓口では、住民票や戸籍などの証明書の交付申請の受付や、交付を行うカウンターとパスポート用の席及び戸籍の各種届け出の手続を行う席を設けてございます。提案のありました「おくやみ案内コーナー」の設置につきましては、先ほど申し上げました現在の窓口の配置や市民課の窓口のある1階ロビーの面積上の制限から、新たに受付を設けることは難しいこと、戸籍届け出用の席を兼用することには、新しい案内版の設置により、ほかの届け出をされる方が戸惑うおそれがあること、多くの手続がほかの部署への届け出であり、それぞれの担当課で管理してございますシステムや台帳で確認を行う必要がありまして、情報集約の面で市民課の窓口では対応できないことなどから、現状では難しいものと考えているところでございます。しかしながら、窓口のサービスにつきましては、常に市民に寄り添った対応が必要であると考えてございますので、各課との連携や情報の共有を十分に図りながら、可能なものは担当職員が市民課に出向くこと、各窓口への案内、困っている方への声かけをすることなど、絶えず市民の方に優しい窓口の対応に努めてまいりたいと考えてございます。