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深川市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月5日

子育て世代の支援策として、インフルエンザ予防接種の助成

2019年7月5日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「子育て世代の支援策として、インフルエンザ予防接種の助成」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 松本雅祐

それでは、次の質問に移ります。子育て世代の支援策として、インフルエンザの予防接種の助成についてお伺いします。インフルエンザが猛威を振るうのは、毎年12月から翌年3月でありますが、インフルエンザの予防接種の助成につきましては、たくさんの子育て世代の方から要望をいただいております。私は先月、4人の子供を持つお母さんからお話を聞く機会がありました。「共働き6人家族で、4人の子供たちがインフルエンザの予防接種を受けるのは、費用が高いので、受けられません」と話をされておりました。インフルエンザは、毎年流行するウイルスです。子供がインフルエンザにかかってしまうと、高熱や頭痛などの症状があらわれ、乳幼児などでは肺炎、中耳炎の合併症になるおそれがあり、まれにインフルエンザ脳炎・脳症等が起こることがあります。ですから、保護者の方々は、子供がインフルエンザにかからないように予防接種を受けさせます。受けることで、インフルエンザにかかったとしても重症化を予防する効果があります。子供に対するインフルエンザの予防接種については、1歳以下の乳児へのワクチン接種は進められていないので、かからないように保護者や兄弟、祖父母の方が接種します。1歳以上6歳未満の幼児の場合、ワクチン接種により、約20%から30%の発症を阻止する効果があるという研究結果もあります。ただ、13歳未満の子供は、十分な免疫力をつけるため、2回の接種が有効であると考えられております。そして、中学校3年生や高校3年生にとっては、受験を迎える時期がインフルエンザ流行のピークに達します。家族の方は大変気を使います。手洗い、うがいはもちろん、家族がマスクをつけて、受験生をインフルエンザから守っております。子供たちに今までの勉強の成果を100%発揮できるように守ってあげたいとの思いからでもあります。子供のインフルエンザ予防接種は任意接種のため、その料金は各医療機関によってさまざまで、3,000円から5,000円かかるそうです。深川市では3,800円かかると聞いております。ですから、子育て世代のご家庭では、予防接種を受けた場合、家庭にとって高額な負担となるのです。以前も、ひとり親世帯の方が「受けさせたくても、家計の事情で受けさせてあげられない」との声を紹介しました。私が平成29年第4回定例会でインフルエンザの予防接種の助成について取り上げた際、答弁では、任意接種には5種類あり、インフルエンザの予防接種だけを助成するのは難しいとの答弁でありました。子育て世代にかかわる接種対象は、ロタウイルスワクチン、おたふく風邪ワクチン、A型肝炎ワクチン、髄膜炎菌ワクチン、インフルエンザワクチンの5種類です。接種については、受ける時期や回数がそれぞれ違います。ロタウイルスワクチンは、生後2カ月から3カ月に2回、5カ月までに3回の接種、おたふく風邪ワクチンは、1歳から1歳半に1回、5歳から7歳に1回の接種、A型肝炎ワクチンは、1歳から3回の接種、髄膜炎菌ワクチンは、2歳に1回の接種であります。それに比べインフルエンザ予防接種は、乳幼児から最長で高校3年生までが必要で、ほかの任意接種とは予防接種を受ける回数も多く、予防期間も長いため、経費がかかります。また、答弁の中では、副反応に関しても、国の補償がないので、副反応があった場合の補償ができないと言われましたが、インフルエンザワクチンの場合の副反応は、比較的頻度の高いのは、接種した部位の発赤(赤み)、腫脹(腫れ)、疼痛(痛み)などが挙げられますが、接種した10%から20%の割合で起こりますが、二、三日で消失します。また、全身性の反応として、発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などがありますが、これも接種の5%から10%の割合で起こりますが、2日から3日で消失します。まれに非常に重い副反応の報告がありますが、ワクチン接種との因果関係は必ずしも明らかではないと厚生労働省のホームページにも書いてあります。そして、副反応の対応についても、副反応が発症したときにすぐに診てもらえるように、いつも子供のかかりつけの病院で受けられるようにすることなどを周知することもできると思います。子供たちの健やかな成長と子育て世代への経済的負担をもたらすことは、子育て環境の充実を実感することになります。ですから、子供に対するインフルエンザ予防接種の助成を行っている自治体もふえております。そこで、お伺いします。1点目、インフルエンザ予防接種の費用助成を行っている自治体の状況をお聞かせください。その上で、実施されている自治体と本市が実施していないことに対して、本市の考えをお聞かせください。2点目、本市の「ふかがわ未来創造プラン」第五次深川市総合計画の中に、基本的なまちづくりの中で、深川市は若い世代が子供を生み育てやすい環境をつくりますと進めております。北海道の出生数は、前年度1,398人減の3万2,642人と12年連続で減少しております。また、深川市も4年前の平成27年には124人の赤ちゃんが誕生していましたが、昨年は72人と毎年減っております。子育て世代への支援を充実させ、実感できる施策を行うことが、少子化対策、人口減少に歯どめをかけていくことになると思います。本市も子育て世代の経済的な負担軽減のため、子供のインフルエンザ予防接種の料金の助成を行う措置を講ずるべきと考えますが、市の考えをお聞かせください。3点目、本市は、少子化対策などの観点から、中学生まで医療費を無償化にする子ども医療費助成を行っております。しかし、政府は、このような事業を行っている自治体に対し、安易な受診がふえ、医療費増大を招くとして、ペナルティー、罰則を科しておりました。自治体が運営する国民健康保険の国庫負担を減額するというものでありました。しかし、このペナルティーが未就学児までを対象とする助成に変わり、2018年度から減額をやめることになりました。その減額分が新たな財源として生まれ、2019年度以降も毎年、同規模の財源が浮き続けることになります。その浮いた財源は、少子化対策の充実に活用することができると思います。ですから、その財源をインフルエンザの予防接種の助成の一部の財源として活用することはできないでしょうか。本市は、この減額分を何に使用するのかについてお聞かせください。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

ただいまの子育て世代の支援策として、インフルエンザ予防接種の助成について、3点質問がありましたので、それぞれお答えいたします。まず、1点目のインフルエンザ予防接種について、助成を行っている自治体の状況についてのお尋ねがありましたが、身近な空知管内におきましては、管内、本市を含め10市ありますが、このうち4市が助成を一部行っております。また、14の町のうち11の町で、これは北空知の四つの町も含みますが、11の町が子供のインフルエンザ予防接種の一部、あるいは全額の助成を行っているところでございます。しかしながら、道内35の市がございますが、この35市につきましては、インフルエンザの助成を行っている市は、このうち9市でございまして、残り26市、すなわち我が深川も含むわけでありますが、26市は同様に定期接種のみの助成を行っているところでございます。市の予防接種に対します考え方としましては、やはり予防接種法に定められている定期予防接種についてのみ助成を行うことといたしてきておりまして、子供へのインフルエンザの予防接種は、法律に定められた定期接種ではなくて、希望者が各自で受けるいわゆる任意接種でございます。それぞれの保護者の判断で接種いただくものでございます。このことから、平成29年12月の第4回定例会一般質問で松本議員からの質問にお答えしておりますけれども、国が義務としていない任意接種について、助成を本市として拡大することは難しいとお答えいたしましたが、その考えは変わっておりませんで、先ほど申し上げましたように、道内35市のうち26市は、本市を含め行っておらないということでございますが、ほかのまちも恐らくは本市と同じような判断のもとで、予防接種の助成をしていないものかと考えているところでございます。それで、2点目に関連いたしますが、子育て世代の経済的な負担の軽減についての考えをただされておりますが、1点目で申し上げましたとおり、任意の予防接種について助成を拡大することは今考えておりませんで、ちなみに議員も言われましたが、任意接種には、おたふく風邪やロタウイルスなど、ほかの種類もございますので、その中でインフルエンザのみを助成の対象にすることは、なかなか公平性の観点からも踏み出すのが難しいものかと考えております。さらに、財政状況について考慮いたしましても、財源的な裏づけのないままに任意の予防接種に助成範囲を広げるのは、率直なところハードルが高いと考えているところでございます。なお、関連いたしまして、今年度から妊娠・出産応援交付金事業、いわゆるコウノトリ応援プランという事業を開始しておりまして、これからお子さんを産み、そして育てようとするご家庭に対して、13万6,000円を交付する事業でございまして、経済的支援の充実を図るのが目的でございます。インフルエンザ予防接種を直接支援するものではありませんけれども、それぞれのご家庭の子育てに関連する経済的な負担軽減の一助にも、コウノトリ応援プラン事業はなるものと考えております。続いて、最後に3点目でございます。子供の医療費助成についての浮き分についてどう使うつもりかというお尋ねがございました。国は、市町村が独自に子ども医療費などについて、無料化、あるいは現物給付方式によりまして、医療費の一部を助成する地方単独事業で取り組んでいる事業を行いました場合に、一部負担金が軽減されるわけでございますが、国庫の公平な配分という観点から、国保の国庫負担金について、これまで相応の減額調整措置を講じてきたところであります。議員も触れられましたように、この減額調整措置について、もちろんこれまでも全国知事会、全国市長会、全国町村会の3団体は、強く国の減額調整措置は少子化対策に逆行する内容のものであるということで、廃止を強く要望してきたところでございますが、今般、子ども医療費助成のうち、未就学児までを対象とする医療費助成については、国保の減額調整措置をしない措置を平成30年度から始めたというか、30年度からそういうふうに制度が変わったところでございまして、これは議員ご指摘のとおりでございます。そこで、本市における減額調整措置見直しの影響というか、効果については、平成29年度までは、制度上は調整交付金の減額措置を講じるということでございまして、本市の場合の減額調整措置として、約510万円ほどが影響を受けておりました。これが国保の都道府県単位化になりました平成30年度の国保事業の納付金算定上、減額調整措置を講じるという、名前が少し変わりましたが、性質は全然変わっておりません。この北海道から請求されることとなります額が350万円ということで、少なく払うことが可能になったということでございます。その差額としては160万円ほどがございます。この額は、まさに議員も言われましたように、今後、この先も同程度の額が浮くというか、軽減になるということでございます。質問にありましたように、この財源の使い道についてでありますが、本来国保の被保険者に対して使われるべき財源が削減されていたと考えるべきでございまして、国保事業の中で必要とされる経費に充てられるべきものというのが本来であろうかと考えておりますけれども、その使途、使い道については、国の文書によりまして、他の少子化対策の拡充に充てることが指導されてございます。しかし、まことに恐縮ながら、インフルエンザの予防接種への助成に充てることは困難と考えますけれども、その他のさまざまな少子化対策、子育て支援策に充てていくことは今後検討してまいりたいと考えております。

再質問 2番 松本雅祐

再質問させていただきます。まず、1点目の中で他の自治体が実施しているというところで、今、市長のほうからは26市が深川市と同じ判断で実施していないと言われておりましたけれども、管内では4市、また14町のうち11町が実施している、一部助成していることは、同じ環境の自治体の中で、そうやって子育て世代を応援するために実施しているまちがあるということでは、深川市と同じ判断ではなく、深川市がどうするか、子育て世代にどうやって対応するかということが重要だと思いますので、この辺をお聞きします。また、2点目、先ほど財源の裏づけがないという話をされておりましたけれども、今回、わかりやすくいうと160万円が浮いている。それは、私は先ほど言いましたけれども、一部として、ですから子供たちのインフルエンザ予防接種の一部、国保の子供たちに使って、それ以外の子供たちは、一財かもしれませんけれども、しっかりそれを使って、インフルエンザ予防接種の助成をすることを提案させていただきました。ですから、裏づけがないということではないのではないかと思いますので、2点について再質問させていただきます。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

再質問いただきましたので、お答えいたします。空知の10市のうち、インフルエンザ予防接種助成を行っておりますまちは、参考までに申し上げますと、赤平市、三笠市、砂川市、歌志内市でございます。深川市も一定の児童生徒数がございまして、助成に踏み込む場合には、財源がきちんとあるだろうかといったことを真剣に見きわめなければなりませんし、また先ほど申し上げたほかの予防接種との公平性の確保も決しておろそかにできない、考えを整理しなければいけない問題かと考えています。ですので、きょうこの時点でインフルエンザ予防接種に対し助成を行う考えはないとあえてもう一度申し上げますけれども、この手の情勢は大きく日々変わるものかと思っております。十分ほかの自治体等の動向も見きわめながら、必要に応じて、さらなる弾力的な対応について検討していく余地はあると申し上げて、答弁にしたいと思います。

出典:深川市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる