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深川市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月4日

子供の教育格差を解消するための支援

2019年7月4日、深川市議会の一般質問で、大前昭代議員が「子供の教育格差を解消するための支援」について質問し、教育部長 小林功欣が答弁しました。

質問者
大前昭代 議員
答弁者
教育部長 小林功欣

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 大前昭代

それでは、3点目の質問に入らせていただきます。3点目の質問でございますが、子供の教育格差を解消するための支援についてお伺いいたします。現在、深川市では、ひとり親世帯、母子父子家庭などに対して、就学支度資金、修学資金の貸付制度があり、子供が就学するために必要な資金、入学、もしくは就業施設への入所に必要な資金を貸し付けてくれる制度があります。また、生活保護を受けている方、前年度、または本年度において、一定の条件を満たし、低所得と認められた方、経済的理由によりお困りの方に対し、小中学生を対象とした学用品代や給食費などの援助が受けられる就学援助という制度もあります。しかし、お金がかかることとして、学校外教育である塾通いがありますが、例えば学校の授業の予習や復習のために学習塾へ通う場合の相場で、小学4年生から6年生で年間10万円から20万円、学校が長期休暇中の季節講習費の相場で2万円から4万円、教材費が平均1科目3冊で3,000円程度、高いところだと3万円というところもあるようです。また、2017年全国学力・学習状況調査によると、小学生の学習塾に通っている割合は、全国平均で45.8%、中学生になると61.4%だそうです。このような状況の中において、学習塾に行かなくても優秀な成績で、優秀な学校への進学を達成している方もいるでしょうが、文部科学省が実施した全国学力テストの結果で2017年の調べによると、親の年収別に小学校6年生の国語と算数の正解率で見てみたところ、親の年収が高い児童ほど、高い学力を持っているということ、国語よりも算数にその傾向がやや強いということ、最低の学力を持っているのは、親の年収の最低、すなわち年収が200万円未満の児童であり、最高の学力を持っているのは、親の年収の最高、すなわち年収が1,500万円以上の児童であり、その差は、国語でおよそ20点弱、算数で20点強という結果が出たそうです。前段でも述べたように、子供の学力というのは、本人の能力と努力にも依存するので、親の年収だけで必ずしも決まるものではないと思いますが、親の年収差によって、子供の学習環境に違いが生じることは容易に想像できるのではないでしょうか。北海道、特にこの地域では、余り当てはまりませんが、都会では裕福な家庭の子供は、小学校から塾に通い、名門私立中に入学して、在学中も塾に通って、名門校、名門大学に合格するというコースを歩める。一方で、低所得家庭の子供は、公立校でついていけない、自力ではなかなか成績が上がらないとなっていても、補習塾にも行けない現実がある。親の収入によって、塾などの学校外教育を受けることのできる家庭と、学校外教育を受けることができない家庭との間で、教育機会の不平等が生まれている。そんな現状の中、教育格差を減らすため、資金の貸付制度や学用品代、教育費などの援助が受けられるという就学援助だけでなく、小中学生を持つ各家庭における教育支出の現状把握や、それに伴う根本的な子供を育てるための支援体制が今後は必要になると考えます。ここで教育委員会で行っていることとして、質問の1点目、子供の教育支出の現状をどのように把握しているのでしょうかお伺いいたします。2点目、現在の支援制度における実施状況についてお伺いいたします。3点目、子育て教育支援は、市として一番大切な課題だと思いますが、さらなる支援体制の考え方についてお伺いいたします。

答弁 教育部長 小林功欣(教育部長は2020年3月まで)

子供の教育格差を解消するための支援についてお答え申し上げます。初めに、1点目の子供の教育支出の現状をどのように把握しているかについてですが、学校以外での補助学習であります学習塾に通う場合について、教育委員会として把握している内容でお答えさせていただきます。文部科学省が平成29年度に行った全国学力・学習状況調査によりますと、学習塾に通っている割合は、小学生では北海道平均で36.7%、深川市では30.6%、また中学生では北海道平均で50.2%、深川市では55.2%との結果になっています。また、塾へ通うためにかかる費用につきましては、これも文部科学省が隔年で実施しております子供の学習費調査における平成28年度の補助学習費によりますと、全国平均で小学校6年生では12万9,117円、中学3年生では36万9,515円となっております。市内の状況としましては、市内学習塾の一例として、授業料は小学6年生が月額8,640円、中学3年生が月額2万3,760円となっていますので、1年間通い続けた場合の費用は、小学生で約10万3,000円、中学生では約28万5,000円になる見込みであります。次に、2点目の現在の支援制度における実施状況についてでありますが、経済的な理由により就学が困難と認められる児童生徒を援助する制度としまして、就学援助制度がございます。平成30年度の本市における就学援助の申請状況は、総児童生徒数で811世帯、小学校721人、中学校428人、計1,149人のうち、申請がありましたのは158世帯、小学校129人、中学校89人で、このうち138世帯、小学校112人、中学校81人が認定となり、給食費を初め学用品費等の支給を実施したところであります。制度の周知につきましては、制度の内容や手続を記載した文書を、新入学児童の保護者に対しては1月下旬から2月上旬に実施する一日入学の際に、また在校生の保護者には3月上旬に学校を通じて配布しております。さらに、入学、進級後の申請忘れ対策として、4月中旬に全児童生徒の保護者に向けて、再度文書の配付を行っております。また、市のホームページや広報ふかがわにおいても、対象者や手続方法などについて掲載し、周知を図っているところであります。最後に、3点目の子育て教育のさらなる支援体制の考え方についてですが、本市の子育て教育支援策につきましては、授業内容や学習習慣の定着を目的に、学習サポートプログラム事業として実施しております放課後教室及びチャレンジ深川がございます。放課後教室は、平日の授業終了後に、授業内容の復習に取り組むもので、小学校は学年ごとに実施し、講師は退職教員や地域ボランティアの方々のご協力をいただき、また中学校については、3年生を対象に、講師は学習塾の協力を得て実施しております。また、チャレンジ深川につきましては、市内の小学校6校で夏休み及び冬休みの開始後の3日間、地域の方や高校生、大学生などのボランティアを講師として、前学期の復習を行うものであります。これらの事業につきましては、希望すれば、誰もが参加でき、また費用負担もないことから、学習費の負担軽減につながるものと考えております。また、今年度の放課後教室につきましては、小学校では昨年の4校から全小学校6校に拡大して実施されておりますし、中学校についても、会場をこれまでの校舎外の公共施設から校舎内に変更するなど、事業の充実を図ってきております。今後においても、これらの保護者の負担とならない事業を継続することで、児童生徒の学力向上と子育て教育支援に取り組んでまいります。

出典:深川市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月4日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる