深川市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月7日
地方分権改革・提案募集方式
2018年12月7日、深川市議会の一般質問で、宮澤孝司議員が「地方分権改革・提案募集方式」について質問し、企画総務部長 吉村理明が答弁しました。
- 質問者
- 宮澤孝司 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 吉村理明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 宮澤孝司
それでは、最後の質問に入ります。地方分権改革・提案募集方式について伺います。地方分権改革は、地域に即した住民サービスの提供、行財政の効率化を進める手法であり、提案募集方式は、地域が実際に直面する課題を解決するため、地方の発意で国の制度等を変えることができる手法であります。国は、第一次地方分権改革として、平成7年に地方分権推進法、平成11年に地方分権一括法を成立しております。また、平成18年、地方分権改革推進法成立から第二次地方分権改革とし、26年より提案募集方式を導入しております。提案募集方式の概要としましては、地方公共団体への権限の移譲、地方に対する規制緩和について、具体的な支障事例や制度改正による効果とあわせて、国に提案し、国の窓口である内閣府が実現に向けて関係省庁と調整を図り、重要と考える提案については、地方分権改革有識者会議や提案募集検討専門部会で調査、審議しており、多くが実現や対応に結びついております。人口減少、少子高齢化による地域格差、国が行う一律の行政に合わない地域も生じ、個性ある地域づくりが求められております。法令等により解決が難しい地域課題について、制度等に関する提案を行い、課題解決が可能になるものであります。これまでの地方からの提案に対する対応状況は、平成26年では535件のうち341件、63.7%が実現や対応となっており、27年では228件のうち166件、72.8%、28年では196件のうち150件、76.5%、29年では207件のうち186件、89.9%となっており、結果、高い割合で実現しております。事例としましては、ことし第1回定例会で提案されました深川市都市公園の一部を改正する条例議案も、国に準じた改正でありますが、これは平成27年度に岐阜県より、都市公園における公園施設の敷地面積に係る基準の弾力化の提案がなされており、従来は都市公園の中の運動施設の敷地面積は、都市公園の敷地面積の100分の50以下との規定であり、バリアフリー化ができない、記者室やドーピングコントロール室等が新設できずに、国際大会等の誘致条件に対応できないとのことであります。見直しに当たり、公園施設の敷地面積の割合の上限、100分の50以下を弾力的にする方向に向け、地域のニーズを踏まえた運動施設の整備促進を図り、地域活性化につなげるとの趣旨の提案であります。その結果、平成29年6月、都市公園条例の改正となり、敷地面積に関する割合は各自治体の条例で定めるものとなっております。また、他の事例では、愛知県豊田市が提案募集方式を国へのチャレンジ提案として、職員個人を含め提案を広く募集し、4年連続提案しており、平成29年度は提案した4件全てが実現しております。また、第七次地方分権一括法で改正された法律10本のうち、1本が豊田市からの提案であります。今回は、本市での提案事項には触れませんが、今後は機会を見て、課題提案していきたいと考えます。ただ課題提案するだけでなく、提案についても協力してまいりたいと思います。このように多くの地方自治体が内閣府の提案募集方式に取り組むことにより、地域の課題解決や住民サービス向上に結びつけております。本市としての取り組み等に関する考えを伺います。
答弁 企画総務部長 吉村理明(企画総務部長は2020年3月まで)
地方分権改革・提案募集方式についての質問にお答え申し上げます。地方分権改革・提案募集方式は、議員も触れられておりますが、国は、地方の発意に根差した地方分権改革の取り組みを推進するとして、平成26年度から地方公共団体からの提案を広く募る提案募集方式を導入したものでございます。この制度における提案の対象は、地方公共団体への事務・権限の移譲と地方に対する規制緩和に関するものでございまして、地方公共団体から提案する際の留意事項といたしましては、制度改正の効果や具体的な支障事例を明示する必要があるほか、既に閣議決定において改革の取り組み方針が定められている事項については、その取り組みの方向性を十分踏まえて提案することとされております。また、提案募集の年間スケジュールは、事前相談の受け付けが2月ごろに開始され、5月ごろに提案の受け付けを終了し、国の対応方針の決定は12月ごろとされているところであります。これまでに提案された市区町村数を申し上げますと、平成26年から29年度までの4年間で全国で223団体、これは全国の市区町村数の12.8%という状況でございます。本市におきましては、平成26年に国が制度を導入して以降、法律等が支障になって、事業展開が困難となっている案件はこれまでございませんでしたので、この制度を活用した提案は行っておりませんが、今後におきましては、職員が提案募集方式の制度の理解を深めることに努めてまいりますが、その上で市政運営において支障事例が発生した場合や各方面から要望などがあったときには、その内容について十分研究、検討し、国へ事前相談するなどの手順を踏みまして、提案を行ってまいりたいと考えております。