深川市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月5日
学校健診
2018年12月5日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「学校健診」について質問し、教育部長 荒井清光が答弁しました。
- 質問者
- 辻本智 議員
- 答弁者
- 教育部長 荒井清光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 辻本智
それでは、次の質問に移ります。学校健診についてお伺いいたします。ニュース等で格差社会と言われて久しいわけでありますが、最近、ある方から薦められて、「健康格差」というタイトルの本を手にいたしました。内容は、健康の維持、あるいは疾病にかかわる要因に社会的な背景といいますか、その方、あるいは家族が置かれた経済状況が複合的に深くかかわっているという視点での取材ルポであります。一昨年、経済同友会が子どもの貧困・機会格差についての提言を発表しておりますが、この中では子供の貧困を放置することは、国全体での所得減少、税・社会保障料収入の減少、社会保障給付費の増加といった社会的損失を招く、経済界からもこのような見解が出されております。また、文部科学省の平成29年度学校保健統計によりますと、肥満傾向児の出現率は、おおむね減少傾向ではありますが、10歳男子で9.99%、15歳男子で11.57%となっており、また虫歯をお持ちのお子さんの割合は、小学校で47.06%となっております。また、裸眼視力1.0未満が増加傾向にあり、これは全国平均ですけれども、小学校で32.46%、中学校では56.33%と過去最高になっており、高校では62.3%との結果が示されております。さらに、北海道としても、「北海道子どもの生活実態調査」が保健福祉部・こども未来推進局から公表されておりますが、過去1年間で子供を受診したほうがよいと思ったが、受診させなかった経験を持つ保護者の割合が平均で17.8%といった結果が出されております。子供の健康状態は、特に幼児期には保護者のコントロールが大きく作用することになりますから、改善するためには、保護者の意識とその家族が置かれている状況まで踏まえた対応が求められております。ここで質問の1点目、学校保健安全法に基づき、市内小中学校で行われている定期健診の概要についてお示しください。次に、2点目ですが、健診結果から本市児童生徒の健康状態はどうであるのか、特に生活習慣と関連が見られる肥満、虫歯、視力等の傾向についてお聞かせください。3点目、これまでも述べさせていただきましたが、学齢期での健康状態が改善されなければ、成人になってから重症化するおそれ、またお子さんの人生にとって進学、就職での条件面で何かしらの制約を伴うことになりかねません。本市は子ども医療費給付事業に取り組み、中学校卒業までの医療費の自己負担をなくしております。この事業をさらに有効なものとするために必要な検討を加えるべきであると考え、学校現場と市の健康推進、医療機関が必要な連携をとって、保護者の家庭を丸ごと支える仕組みを検討すべきと提案いたします。お考えをお聞かせください。
答弁 教育部長 荒井清光(教育部長は2019年3月まで)
学校健診につきまして3点質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、1点目の市内小中学校での健康診断の概要についてであります。児童生徒の健康診断につきましては、学校保健安全法の規定により、毎学年、定期的に行わなければならないとされ、その検査項目には、身長及び体重等の11項目が定められておりますので、本市におきましても、これに従って各小中学校の全児童生徒を対象に実施しております。検査項目のうち、学校医及び学校歯科医が判定すべき項目については、深川医師会及び深川歯科医会と協定を締結し、内科及び歯科健診を行っているほか、心電図検査及び尿検査については、市立病院と委託契約を締結し実施しております。次に、2点目の健診結果における肥満、虫歯、視力等の状況と傾向についてでありますが、平成29年度の本市小中学生の定期健康診断の結果によりますと、肥満傾向の者の割合が0.3%、虫歯は、処置完了の者も含む所有者でございますが、55.8%、裸眼視力1.0未満の者は37.9%となってございます。この結果につきましては、文部科学省が抽出調査として実施した学校保健統計調査とは調査方法が異なりますけれども、単純に比較しますと、本市におきましては、肥満傾向児の出現率は少なく、虫歯所有者についてはやや多い状況と受けとめているところでございます。次に、3点目の子供と保護者を支える学校と行政、医療機関との連携体制構築についてであります。本市では、関係団体の連絡を密にし、学校保健の進展を図るため、従前より学校医を初めとする医療関係者と学校関係者、そして健康増進や地域保健を所管する市の所管課等とが連携しまして、深川市学校保健会を組織し、児童生徒の健康保持・増進のための事業を行ってきてございます。また、学校におきましては、児童生徒の既往歴や健康状態について、毎学年、家庭に問い合わせて、保健調査票にまとめることや、家庭への定期健診結果の通知、学校での様子から児童生徒の医療機関への受診を促すことなどの学校から家庭への連携や、緊急を要する場合には、学校から直接医療機関を受診させるなど、学校医への相談等も含め、対応に努めてきております。今後におきましても、学校と家庭との連携を主に、学校医を含む学校保健会の組織、他の機関とも連携しながら、児童生徒の健康保持・増進に努めてまいりたいと考えてございます。