深川市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月20日
養豚事業
2017年6月20日、深川市議会の一般質問で、小田雅一議員が「養豚事業」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 小田雅一 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 小田雅一
次に、養豚事業についてでありますが、本年より深川振興公社で取り組んでいたアグリサポート事業が深川未来ファームへ移行することとなり、4月より養豚事業も移行するということであります。本年で7年目を迎える養豚事業では、お米で育てた豚を「ふかがわポーク」と名づけ、加工品や精肉など、さまざまな形で販売するとともに、市内外に広くPRして、知名度の向上を図り、市の特産品として定着させることで、事業の安定化を目指していくものと仄聞しております。これまでの取り組みとしましては、平成24年度は、買いつけた子豚40頭の放牧を納内町で行い、加工品の試作を行うとともに、その後、肥育頭数を徐々にふやし、26年度からはハムやベーコンなどの加工品の一般販売を道の駅で開始されております。平成27年度には、肥育頭数を、開始当初の約2倍にふやしたため、広い敷地が必要となり、音江町へ放牧場を移設し、加工品のふかがわポークは、グルメイベントの食材として、また、ふるさと納税の返礼品に加えたところ、商品が品切れになるほど好評を得ているところであります。1年を通して、ふかがわポークを安定的に供給できるよう、冬期間の肥育を簡易ハウスで行うなどの実証実験を平成27年度に行い、10頭全頭が冬期間も問題なく順調に成長することが検証され、28年度からは冬期間を含めて100頭の肥育を計画し、安定的な通年販売を目指してこられております。これが今までの経過であります。そこで、3点について伺います。1点目は、平成28年度の飼育実績と、ふかがわポークの販売状況についてお伺いいたします。2点目は、平成29年度より養豚事業が深川未来ファームへ移行され、加工品や精肉の販売先は深川未来ファームとなりますが、深川市として、今までどおりイベントでの販売、ふるさと納税の返礼品などに利用されますが、改めて深川未来ファームから購入するということでいいのでしょうか。また年間飼育頭数についても、今後深川市と協議していくことになるのかお伺いいたします。3点目は、今までも申し上げていることでありますが、養豚事業も経営的に採算がとれなければならないと考えております。今までの深川振興公社での取り組みにおいては、公費を投入して、生産販売していたわけでありますが、今までどおりに子豚を購入し、養豚事業の売り上げをもって、人件費や諸経費を賄うのは厳しいと言えます。繁殖から肥育までの一貫経営を目指すことが重要と考えます。養豚事業で赤字が出たとしても、所得補償はできないものと思います。事業開始当初から担当している従業員の方が広報ふかがわでこう述べております。「養豚農家を目指して経験を積んでいきますが、将来は自分で育てた豚を自分で加工し、料理まで提供できるような農業経営を目指します」と前向きな言葉があります。これからの養豚事業について、深川市としての考えを伺います。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
養豚事業についてお答えいたします。まず、1点目、平成28年度の飼養実績と、ふかがわポークの販売状況についてのお尋ねであります。飼養頭数につきましては、音江の放牧場におきまして、生後65日での子豚100頭を導入しまして、残念ながら死亡4頭、病気で全廃棄処分となったものが1頭、これらを除く95頭をホクレンへ出荷しておりまして、そのうち43頭を買い戻して、ハムやソーセージなどの加工品の原料、あるいはイベントで使用する精肉として、利用したところでございます。また、加工品や精肉の販売状況につきましては、道の駅で店頭販売いたしました分が売上額約315万円、ふるさと納税の返礼やイベント用などとして販売しました分が約101万円となっております。合計では、前年、平成27年よりも約10%多い売り上げが約416万円、加工品の数量では、前年より28%多い約7,300パックの販売実績となったところでございます。2点目に、加工品や精肉の販売元が深川未来ファームとなるわけですが、市の特産品として利用する場合の扱い、年間飼養頭数は、市と協議していくことになるのかといったお尋ねがございました。ご案内のようにアグリサポート事業は、ことしの4月より深川未来ファームが包括的に継承いたしておりますので、養豚事業及び食肉加工につきましても、深川未来ファームが事業を運営することになったところであります。このため4月以降、本市がイベント用やふるさと納税の返礼品として、これらを利用する場合は、深川未来ファームと取引することになっております。また、深川未来ファームに対しましては、市の財政から運営支援ということで助成を行っておりますことから、養豚事業につきましても、市としまして、これまで同様、年間の飼養頭数をどうするかを含めて、計画段階から深川未来ファームと協議を行いながら、もろもろ取り進めてまいりたいと考えております。それから、3点目に、養豚の一貫経営を目指すことに対する考え方についてお尋ねがありました。養豚事業につきましては、農閑期の雇用と特産品の創出を目的に、アグリサポート事業における新規就農希望者の研修プログラムとして、平成24年度から開始したところであります。議員が言われましたように、現状におきましては、人件費や施設維持費、その他諸経費を賄うことができずにおります。こうしたことから脱却するための収支改善を図り、持続可能な事業経営を行っていくためには、養豚事業の全体的な見直しが必要だろうと認識しているところであります。このため、市といたしましては、深川未来ファームともよく協議を行いながら、これまで掲げてきております繁殖から肥育までの一貫経営、今以上に飼養頭数、飼養規模を拡大するといったことを視野に入れた生産体系の見直しや、他方で飼料などの生産資材のコスト低減策、精肉販売も含めた多様な販売による販路の拡大、生産や販売に携わる専門スタッフの確保あるいは要請といったことなど、あらゆる角度から改善方策を検討いたしまして、採算性を十分重視しながら、経営が成り立つように今後事業展開を図ってまいりたいと考えてございます。なかなか容易な道ではないと思いますが、努力してまいりたいと考えております。