みんなの議会

深川市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日

地方財政計画の市町村役場機能緊急保全事業

2017年3月7日、深川市議会の一般質問で、田中昌幸議員が「地方財政計画の市町村役場機能緊急保全事業」について質問し、副市長 坂本光央が答弁しました。

質問者
田中昌幸 議員
答弁者
副市長 坂本光央

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 田中昌幸

2011年3月11日から間もなく6年、地震、津波、そして原発事故による未曽有の災害をもたらした東日本大震災から間もなく6年がたちます。あの日もきょうのような天候だったように記憶しております。犠牲となられた方は1万6,000人近くに及び、今なお2,500人以上が行方不明となっており、いまだに多くの方が避難生活を強いられています。さらに、昨年の熊本地震でも多くの方々が被災され、犠牲となられており、日本という国にいる限り、いついかなる災害が起きても不思議ではないことを肝に銘じなければなりません。改めて犠牲となられた方たちに心から哀悼の意をささげるとともに、被災に遭われた方たちにお見舞い申し上げたいと思います。さて、このような被災地の方々を尻目に、国も東京も大阪も、土地取引、汚染水、汚染土で意地汚い利権の奪い合い、責任の押しつけ合いが演じられています。一つ一つに関しては、余りにも腹立たしいので申し上げませんが、10億円、数十億円の土地をめぐっての政治家、官僚たちのかかわり、一方で、1区画980円で宅地を売りたくても、なかなか買い手がついてくれない地方都市にある深川にいて、つくづく都市と地方の格差のさらなる拡大を感じますし、これは子供たちにも当てはまると思います。ところが、今の総理大臣は相も変わらず、アベノミクスを吹かすの一辺倒。アベノミクスとは、本来強いところがもうかれば、その滴が弱いところにも滴るという、今ではもう誰も言わなくなったトリクルダウン理論を根拠とした経済政策で、アベノミクスを吹かせば吹かすほど、もうかるところとそうでないところ、大都市と地方、都会と田舎、金持ちとそうでない方、これらの格差がどんどん広がることなのに、そのことも忘れてしまったようです。この総理は、野党の指摘には逆ギレして、キレまくるばかりで言うことも聞こうとしないので、与党の方でもお友達でも誰でもいいので、この総理大臣に対して、失敗を素直に認め、方向を修正して、格差の拡大ではなく、縮小に向けた政策を早急に打つことを伝えてほしいものです。そして、今、地方自治体にとって必要なのは、地方創生などという地方同士を競い合わせる政策ではなく、持続安定的で、それぞれのまちが身の丈に合った自治を進めていける安定した財源確保としての地方交付税制度の拡充であり、そのことこそが地方から少子化対策を基軸とした人口減少を食いとめ、このまちに住んでよかった、これからも住み続けたい、そのようなまちづくりが実現できる手段となると考えます。地方財政計画では、財源的には、まだまだ十分とは言えないところですが、ようやく地方の意見を聞いた政策が出てきておりますので、その内容を取り上げながら、通告に従い一般質問を行います。1点目の地方財政計画の市町村役場機能緊急保全事業について。この質問については、昨日、小田議員からも質問されており、私からは1点目の一部と2点目は、小田議員への答弁で理解しましたので、割愛させていただき、残りの部分について質問させていただきます。まず、1点目の残りの部分でございますが、市の庁舎建てかえにつきましては、30億円近い巨額の予算確保と将来の深川市のまちづくりとともに、市民サービスの向上を図るため合意形成にも時間を要すことから、昨年の第3回定例会で一般質問させていただき、山下市長から答弁をいただきまして、その際の答弁で山下市長からは、庁舎の整備については早急に検討、研究に入りたい。年内には、市の内部に検討委員会を立ち上げ、今後の手順のほかに整備手法や財源、将来のまちづくりや防災拠点としての備えるべき機能をどのように盛り込むかなどについて基礎的な検討を進めること。本市と同様に財政事情が厳しいということから、庁舎の耐震化を後回しにしてきた自治体は、全国的にも空知管内でも多くの市や町の庁舎が耐震強度不足から補強や建てかえを必要としている状況にあるものの、財源確保に非常に苦慮していること。そのため、北海道市長会や空知地方総合開発期成会では、国、政府に対する要望事項の中に、毎年、災害時に防災拠点となって機能しなければいけない庁舎の建設に対する財政措置を拡大してほしいと毎年要望してきておりまして、ことしも7月には、市長自身がそうした団体の要請行動の一員として総務省に出向きまして、この点について強く要望してきた経過があること。今後もあらゆるチャンネルを通じ、国に対して庁舎整備に対する財政支援を強く求める考え、そして庁舎整備を進めていく問題については、市民の皆様の間でこの問題に関する理解と機運が高まってくるということが大変重要と考えるので、関連する各種作業の過程、プロセスは、ホームページや広報などを通じ、極力丁寧に頻度よく知らせるように努める考えなどを示されました。そして、2月には平成29年度地方財政計画が公表され、この内容については、昨日の小田議員への答弁で理解しております。このことは、ようやく国が重い腰を上げたと言え、役場庁舎の建てかえには、これまでお金を投入することをかたくななまでに拒絶していた国が、熊本地震での宇土市庁舎の状況を目の当たりにし、さらに山下市長を初め地方各団体が要望を重ねてきたご尽力の結果として、ついに条件つきとはいえ、本庁舎の建てかえ事業にも国の支援に道筋をつけたと考えております。このことについて、深川市にもこの制度を当てはめた場合、30億円の事業費としてどのような予算構造になるか、お伺いしたいと思います。2点目については割愛させていただき、3点目の質問に入りますが、庁舎の建てかえ議論を進める上で、庁舎をどこにするのかという議論が一番難しく、大きな課題となってくるものと考えます。山下市長が日ごろから発言されているコンパクトシティの考え方を取り入れれば、深川駅を中心とした中心市街地への移転、建てかえも視野に入れなければなりませんし、現地建てかえだとしても、この広い敷地のどの部分を活用するのかという課題もあり、あるいは「デ・アイ」との接続などについても課題となります。砂川市では、昨年10月から砂川市庁舎建設検討審議会が設置され、北海道大学准教授の小篠氏を会長に、公募委員6人と市内各種団体代表の20人で、ことし1月には4回目の審議が終了し、建てかえ位置の絞り込み決定、新庁舎の目指す機能などが決定されており、今回の市町村役場機能緊急保全事業に乗せていくため、2021年度完成予定だった期間を1年間短縮し、2020年度末に完成を目指すことも審議会で確認されているようです。深川市では、審議会の設置などはまだ進んでいませんが、これから4年間という期間は長いようで非常に短い期間とも言えます。ただ、建てかえを進めるということに当たっては、4年間では絶対に足りないという期間ではないとも考えます。この間、有利な財源の確保という点では、かなり今回の条件は好条件にあると考えますが、2020年度までという事業期間についての認識についてお伺いいたします。

答弁 副市長 坂本光央(副市長は2017年3月まで)

地方財政計画の市町村役場機能緊急保全事業についてお答えいたします。質問の1点目、事業費としてどのような予算構造になるかを含め、その見解についてということでございますけれども、約30億円の事業費という質問でも触れられましたが、これにつきましては、平成26年度に耐震診断を実施いたしまして、現地で建てかえをした場合に約29億円の費用が必要であるということをお示ししたことがもとになっていまして、これはあくまでも概算の数値でございますが、確定した事業費ではないことをご了解いただきたいと存じます。そこで、質問の市町村役場機能緊急保全事業を活用した場合の事業費の予算構造ということでございますけれども、昨日、この制度の概要についてお話しいたしましたが、本市の場合、まだ具体的な内容については一切詰めができておりませんので、そういったことを考えまして、深川市の人口や庁舎の規模について、同規模である砂川市が現在庁舎の建てかえの検討を進めており、その財源に係る資料については、ホームページで掲載されているということでございますので、これの例によりましてお答えさせていただきたいと思っております。砂川市では、総事業費を40億円とした場合の負担例といたしまして、地方債の対象額を34億円、対象外の経費として6億円を試算しております。そして、地方債の借入額34億円の充当率90%という制度でございますので、起債が30億6,000万円となります。一般財源につきましては、原則、基金の活用を基本とした負担額ということでございまして、前段申し上げました地方債の対象外経費の6億円と、充当率90%ですので、残り10%相当分が3億4,000万円となりまして、合わせた9億4,000万円が一般財源の負担ということになるものでございます。さらに、借り入れ利率を0.6%で、借り入れ期間30年、据え置き5年とした場合の利子が約3億2,000万円となっておりますので、これをもとにして、交付税の措置額を試算した結果といたしまして8億4,000万円という数字が示されております。そこで、砂川市の実質的な負担額については、総事業費の40億円に利子相当分の3億2,000万円を加えた43億2,000万円から交付税相当額の8億4,000万円を引いた34億8,000万円が砂川市における実質の負担額ということで示されているものでございます。この負担額につきましては、市町村役場機能緊急保全事業の制度が創設される前と比較いたしまして、負担額で約7億9,000万円軽減されるということでございます。また、地方債の償還につきまして、5年間の据え置き期間後の25年間でございますけれども、毎年約9,900万円の償還ということになっているものでございます。これまで庁舎の建てかえなどに対しましては、国の財政措置がされておらず、北海道市長会などにおきまして、国に対する要望事項として、災害時に防災拠点となって機能しなければならない庁舎の建設に対する財政措置を拡大してほしいと継続して要望した経過がございまして、今回の財政措置につきましては、その成果があったものと考えております。次に、2020年度までの事業期間についての質問でございます。平成32年ということですけれども、お尋ねのありました砂川市の例を見ますと、当初計画は28年度から33年度の6年間ということにされていたようでございます。その詳細を若干説明申し上げますと、現庁舎の現状だとか課題、建設候補地の選定と、新庁舎の規模、機能、役割、さらには新庁舎の建設場所といったことについての基本構想について、平成28年度1年間を使う。これについては、まとまり次第、パブリックコメントを行うという内容になっているようでございますが、さらに平成29年度については、具体的な窓口だとか、執務空間の配置という基本計画をまとめる期間にしていると。これもまとまり次第、パブリックコメントを行うということでございます。さらに、平成30年度、基本設計、31年度、実施設計、さらに32年度と33年度に建設工事を行うという6年の計画だったところでございますけれども、32年までのこういった制度、財政措置でございますから、これに間に合わせるように基本設計と実施設計を短縮し、さらに建設工事を1年6カ月にして、32年度末に建設工事が完成するような取り組みを砂川市は行っているとお聞きしているところでございます。深川市といたしましても、4年ということになりますので、スケジュールはかなり厳しいものがございますけれども、前段申し上げましたように、今回創設されました市町村役場機能緊急保全事業による財政措置が非常に有意義なものだと思っておりますので、短い事業期間ではございますけれども、こういったことについて十分念頭に置きながら、庁舎整備に係るさまざまな課題につきまして検討、取り進めてまいりたいと考えているところでございます。

出典:深川市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる