深川市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月7日
オリジナル婚姻届
2016年12月7日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「オリジナル婚姻届」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 松本雅祐 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 松本雅祐
12月3日から12月9日は障害者週間であります。障害者週間は、多くの方に障がい者の福祉について関心と理解を持ってもらうこと、障がい者の方が社会、経済、文化など、あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的として制定されました。本市におきましても、第3次深川市障がい者計画の中で障がい者の地域生活の推進と就労支援や雇用の促進を支援しており、障がい者の自立と社会参加の推進を進めております。このことは大変大切なことだと思っております。私は、先日、ある施設を訪問させていただきました。そこで障がいのある方とお話をする機会があり、その方は「私は毎朝、ある施設で清掃の仕事をしています。早くしないとお客さんが来るので、忙しいのですよ」と仕事に対して誇りを持ち、使命を抱き、生き生きと話されておりました。障がいのハンディを乗り越え、自分の人生を力強く、誇りと喜びを持って生きられているその姿に私は深く感動いたしました。障がいには、さまざまな症状があります。私は、障がいは個性ではないかと思っております。この個性を尊重し合う心、差別しない心を育むため、一人一人が困っている人を見かけたら声をかける、お互いに助け合う、支え合うなど、このような心を育むことが大切だと思います。本市も「ともに学び、ともに働き、ともに暮らす共生社会の実現」との目標があります。私も、障がい者を初め立場の弱い方々へ深い理解や思いやりを抱き、誰もが安心して暮らせる、仲よく暮らせるまちづくり、社会づくりの構築に向け、しっかり働いていく決意でありますので、よろしくお願いいたします。障害者週間を迎えて、一言決意を述べさせていただきました。通告に従い一般質問を行います。最初に、私の五つ目の質問でございますJR留萌本線につきましては、先ほど水上議員への答弁で理解しましたので、割愛させていただきます。1点目、オリジナル婚姻届についてお伺いします。結婚する男女の減少傾向が続いています。厚生労働省によれば、2015年度の婚姻件数は63万5,096組となり、戦後最少を更新したと発表されました。背景には、結婚観の多様化なども指摘されておりますが、国立社会保障・人口問題研究所が婚姻意思のある未婚を対象に結婚の障がいとなる理由を調べたところ、「結婚資金(挙式や新婚生活の準備のための費用)」との回答が男性で43.5%、女性では41.5%に上り、最多を占めました。また、「結婚のための住居」との答えも男性で19.3%、女性で15.3%に上り、結婚を望みながらも、経済的な理由から踏み出せない人がふえていることがわかりました。しかし、このような環境の中でも、よき伴侶とめぐり会い、人生をともに歩んでいくカップルが誕生しております。本市におきましても、平成27年度は83組のカップルが婚姻されたと市勢ハンドブックにも紹介されておりました。お二人で最初に提出するのが婚姻届で、人生の中で一番うれしく、幸せなときをスタートさせます。そのようなお二人にお祝いの意味を込めて、オリジナルの婚姻届を制作している自治体がふえております。婚姻届は、旧来どこの市町村も似たり寄ったりのものが多いのです。しかし、法務省民事局では、婚姻用紙の強度や様式、必要事項を満たしていれば、オリジナル婚姻届も認められると言っております。香川県まんのう町では、入籍のお祝いの気持ちを込めた色鮮やかなご当地婚姻届を作成し、カップルから好評を博しております。同町は、ヒマワリの産地として有名で、婚姻届にはヒマワリや日本最大のため池、満濃池など、町のシンボルをデザインしています。また、静岡県袋井市では、市の花、市の木をモチーフにしたオリジナルの婚姻届を作成するとともに、婚姻届が記念としてカップルの手元に残るよう、2人の記念用を別途用意したそうです。届け出用と記念用の婚姻届は、いずれも温かみのある色で、祝福の気持ちを込められたものを作成、市のキャラクターも描かれているそうです。記念用には、思い出の写真を添付できるようスペースを設けていて、市では記念撮影用の結婚メモリアルボードを市役所の1階や支所にも設置し、カメラやスマホを持参すれば、職員が撮影のサービスをするなど、お祝いに花を添えております。また、婚姻届の届け出先は、全国どこの市町村でも受理されます。そして、婚姻届を受理したという証明書が発行され、受理した市町村では、工夫を凝らし、結婚の記念になるよう、婚姻届受理書とともに婚姻証明書を発行するところもあるそうです。お伺いします。1点目、本市にもたくさんの魅力があります。キャラクターもおります。このような特徴を描き、ご結婚されるお二人にお祝いの気持ちを込めた深川市のオリジナルの婚姻届を作成してはいかがでしょうか。そのことにより、深川に愛着心が生まれ、深川市に住み続けたいという思いにつながっていくのではないでしょうか。それと同時に、結婚されたお二人の手元に残る記念用も作成してはいかがでしょうか。2点目、婚姻届は、全国どこの市町村にも提出できます。このことは深川市のことをアピールする新たなチャンスになると思います。全国の結婚を予定されているカップルに、深川市に婚姻届を提出していただいた際には特典を設けるなど、ホームページで紹介し、実際に本市に提出に来られたカップルには、本市の若いご夫婦への支援策や妊娠・出産・子育て支援などを伝え、住みよい魅力ある深川市をアピールすることができます。このことは深川市への移住・定住の新たなアピールになると思いますが、いかがでしょうか。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
オリジナル婚姻届についてのお尋ねにお答えいたします。最初に、1点目の深川市独自の婚姻届の作成を考えてはどうかという点であります。議員も触れられましたが、最近は民間企業が発行する結婚情報誌の付録としてつくられた婚姻届や、先進地と言われております苫小牧市のように、自治体と企業が共同して作成したご当地キャラクターや、観光資源をモチーフとしたカラフルな婚姻届が実際に目にされるようになってきている現状があります。ただ、ちなみに我がまちのことし1月から11月までの間に本市に提出された婚姻届は46件で、前年よりは少し下回っているわけでありますが、この46件のうち4件が、民間企業が作成したオリジナルな婚姻届を使用したものということでありました。また、議員も触れられましたが、戸籍の届け出を管轄いたします旭川法務局の婚姻届の様式についての見解、国の見解ということになるわけでありますが、届出書に記載すべき事項がきちんと網羅されており、サイズや印字内容が正しければ、色彩やデザインは問わないというのが公式見解ということであります。しかし、実際に提出された届出書の中には、背景に写真やイラストを使用しているために、コピーして記載事項証明を作成しようというときに、文字が読み取れないといったようなケースもあるために、実際我が市の市民課窓口では、記載内容の確認に加えて、受理する前に事前に法務局へ実際に受け付けていいのかどうかといった確認作業が必要というケースも実際に生じているところであります。また、オリジナルの婚姻届を作成する費用としては、既に実際にそういうことに取り組んでいる苫小牧市に伺いましたところ、オリジナルなものの作成費用として、初年度100万円、次年度以降、毎年20万円の経費を要しているという情報提供でありました。ということで、ご提案がありました深川市オリジナルの婚姻届、それから再々言われたようにお二人の手元に残る記念用の婚姻届の作成ということにつきましては、作成経費などさまざまな課題もありますので、本市として、今後こういったことを導入することに伴う社会経済的な効果、どの程度実際に上がりそうかといった効果なども含めまして、よくよく研究してまいりたいと考えているところであります。それが1点目のお答えということになります。次に、2点目、婚姻届を提出された方に何か特典などを設けて、移住・定住の新たなツールというか、手段にしてはといった趣旨のお尋ねについてでございます。ご承知のように、本市の移住・定住施策につきましては、今年度創設されました国の地方創生推進交付金を活用して、庁内に専任の移住支援員2人を配置する中で、移住・定住サポートセンターというものを開設するなど、事業の拡充ということに努めているところでございます。このサポートセンターでは、どちらかというとシニア世代をターゲットにしている面がございましたが、これまでのそういったシニア世代中心から、もっと現役の若い世代の移住・定住の促進を目指したいと考えております。ですので、今回、議員がご提案されましたような若い夫婦、当然婚姻届を新たに出すとなれば、若い方々ということになりますが、そうした若い夫婦層を対象にした何らかのアクションといいましょうか、何らかの措置ということにつきましては、今ほど申し上げたサポートセンターの今後の取り組みの方向性とも一致いたしていると理解いたしております。しかしながら、本市における婚姻届の提出状況を見ますと、夫婦ともに深川市外の方が本市に婚姻届を提出されたというケースは、平成25年が3件、26年が10件、昨年27年は1件でありまして、ゼロではないけれども、そう多くないという現実がございます。また、ご提案ありました何か特典を設けて、それをインセンティブにしてということにつきましては、内容によっては、深川市民で婚姻届を出された方との公平性といったことをどのように確保するかといった問題も生じるおそれがなきにしもあらずということもあります。ですので、市外の方の届け出受理を通じた移住への効果をもたらすような取り組みといった提案を具体的に進めるためにも、1点目で質問があり、お答えしたように、例えばオリジナル婚姻届の作成といった、市外の人が本市にわざわざ来て届け出をすることをいざなうような取り組みといったものが前提となって、2点目の質問のようなことにつながっていくものと考えます。ですので、1点目で述べられたことと一体的な取り組みということ、そういう事業に伴うといいましょうか、一体的な事業の創出といったことの可能性について、今後よく研究してまいりたいということでございまして、総論的にいうと、直ちにはできないけれども、可能性をよく見きわめていきたいということでお答えにさせていただきます。